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沢渡(さわたり)温泉

 沢渡温泉は、群馬県の北部山間に位置し、一度入浴すると肌がツルツルになることから「一浴玉の肌」と伝わる美人の湯。 
 湯治で草津を訪れ、その強酸性の湯に肌を痛めた湯治客が、沢渡の湯でその肌を癒したとされ”草津の治し湯・仕上げ湯”とも言われています。
 歴史に名高い、源氏木曾義仲、源頼朝も、この沢渡の出湯で疲れを癒したと伝えられています。
以後、武士のみでなく、高野長英(蘭学者)、福田宗禎(医者)、若山牧水(文学者・歌人)ら多くの文人墨客にも愛されてきました。
 しかしその最盛期、昭和20年、大火災に見舞われ温泉地はほぼ壊滅状態に。
昭和34年に復興し、今もなお当時と変わぬ、湯と豊かな自然を守り続けています。  
今も、この泉質を知る人は、遠方からわざわざこの湯に浸かりに来ると言います。
 治療に温泉を利用した沢渡温泉病院もあります。
 <泉質> カルシウム・ナトリウム一硫酸塩・塩化物温泉
 <効能> 切り傷・やけど・神経痛・リュウマチ・運動麻痺・慢性消化器病・痔・
        冷え性・糖尿病・婦人病・病後回復期・水虫 等

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