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水上(みなかみ)温泉

 水上温泉は、群馬県利根郡みなかみ町にある温泉。谷川岳南麓一帯を水上温泉郷と呼び、その根幹を成す中心温泉地です。
 上越線のJR水上駅近く、利根川上流の渓流沿いの崖に所狭しと大小の宿泊施設が点在しています。その合間を縫って諏訪峡や水上峡があり、紅葉シーズンには多くの観光客で賑わいます。温泉街をゆっくりと走るトテ馬車は水上温泉を代表する風物詩となっています。
 永禄年間に海翁和尚が利根川の崖から立ち上る煙を発見したのが草創と伝えれ、水上温泉が有名になったのは、若山牧水の「みなかみ紀行」であり、この頃には既に20ないし30の宿が構えていたと記されています。
 清水トンネルが開通するまでは、一帯は隔絶された深山幽谷の温泉地として知られていました。しかしながら、温泉情緒と雄大な渓谷美の自然が調和した温泉として多くの文人に愛され、牧水以外にも太宰治、北原白秋、与謝野晶子など多くの文人墨客が訪れたといいます。
 1931年(昭和6年)に国鉄の上越線が開通すると首都圏の奥座敷として注目を浴び、以後は急行「ゆけむり」・特急「谷川」の運行、国道の整備や関越自動車道との接続などにより、団体旅行客を多数収容できる群馬県下有数の行楽温泉地として発展しました。
 <泉質> カルシウム - 硫酸塩泉

法師温泉

 弘法大師が発見したと言われた事からついた法師温泉。上越国境の山峡にたたずむ明治時代に建てられた木造建築の一軒宿。
 湯はややぬるめの石こう泉。4つある湯船の底にはこぶし大の石が敷き詰められ、そのすき間から湯がブクブクと湧き出ている。湯船には丸太が渡してあり、ここに頭や足をのせて、湯の中に寝そべりくつろぐ事ができる。




法師温泉「長寿館」の宿泊予約
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