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鹿沢(かざわ)温泉

 湯の丸山の中腹に位置する鹿沢温泉は、湯治湯として発展していきましが、大正7年の火事で温泉街は壊滅し、その後引湯管を整備して、旅館は一軒を残して現在の新鹿沢温泉の場所に移転しました。
温泉は鹿沢温泉と、新鹿沢温泉の2つに分かれ、両者は距離も離れています。この2つは区別される場合と一緒に扱われる場合があります。両者とも上信越高原国立公園の区域内に位置します。
 鹿沢温泉は標高1500mの高所にあり、日本秘湯を守る会にも属する一軒宿の紅葉館があります。
 新鹿沢温泉は標高1300mの高所にあり、鹿沢温泉からの引湯で、旅館やホテルが多数あります。
 開湯伝説は元禄年間に、鹿が傷を癒している所を発見したとされており、温泉名もこれに因んでいます。
 また、鹿沢温泉は「雪山賛歌」の発祥の地であります。当時京大山岳部の学生であった、南極越冬隊初代隊長の西堀栄三郎が、雪によって旅館に足止めをされた際に、退屈しのぎに作成したといいます。
 周辺には鹿沢スノーエリアなどのスキー場も多い。天然記念物の「レンゲツツジ群落」も近くに有ります。
 <泉質> マグネシウム・ナトリウム - 炭酸水素塩泉

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