高山喜廣はプロレスの試合により首から下の感覚がない状態となってしまった。
これは自分自身で相手にかけた技でかけた方がリングから落ちてしまったということではあるのだが、それでもリングに落ちたら死ぬほどの大けがを負うようなリングで試合をすることが適切なのかという話がある。
今のプロレスの技は回復できないほどの大けがを負う可能性があるということは忘れてはいけない。
よほどの禁じ手をルール化しない限りはプロレスでの死亡事故や大けがといった事故は無くならないのが今のプロレス界の現状だ。
Yahoo!より、
高山善廣は頸髄完全損傷「回復の見込みなし」、親友の鈴木みのる涙
9/4(月) 14:29配信 デイリースポーツ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170904-00000071-dal-fight
記事より、
試合中に首に大けがを負い長期欠場中のプロレスラー高山善廣(50)=高山堂=の現状についての会見が4日、都内の後楽園ホール展示会場で行われ、頸髄(ずい)完全損傷で回復の見込みはないと診断されたことが発表・・・
高山は5月4日のDDT大阪・豊中大会で回転エビ固めを賭けた際に頭から落ちて動けなくなり、大阪府内の病院に救急搬送され、同月8日に手術を受けた。当初の診断名は頸髄損傷および変形性頸椎(けいつい)症と発表されていた・・・
高山のマネジャー石原真氏が出席。石原氏は高山の現状を「意識はあるが、首から下の感覚がなく、人工呼吸器をつけて呼吸をする状況でした。現在、自分で呼吸できるようになり、ICU(集中治療室)からHCU(準集中治療室)に移り、8月中旬に関東の病院に転院しました。自分で呼吸のできる状況です。ただ、肩から下の感覚が戻っておりません。お医者様からは『回復の見込みは現状ない』と言われております。本人も絶望を口にしている状況でしたが、少しでも望みを持って、リハビリを行っております」と説明・・・
5月の試合での話だ。
この事実は9月まで隠されていたということ。
この意味は大きい。手術はすでに5月8日に行われており、その時点で絶望的だったはずだが、隠ぺいされていたのだ。
問題の試合については、
スポーツ報知より、
プロレスラー、高山善廣が試合後に救急搬送…頸髄損傷および変形性頚椎症
2017年5月5日13時26分 スポーツ報知
http://www.hochi.co.jp/sports/etc/20170505-OHT1T50072.html
記事より、
高山は4日の豊中大会で6人タッグマッチに出場。回転エビ固めを行ったときに頭から落ち、そのまま動けなくなり救急搬送されたという。高山は2004年8月の試合後に脳梗塞を発症し2年間、欠場し復帰を果たした。・・・
頭から落ちてしまったというのが大きなけがの原因のようだ。
落ちてしまうことで大けがになるようなプロレスのリングというのは、安全性に大きな欠陥があると言わざるを得ない。
ルールをよほど厳格にしない限り、また、プロレスのリング、会場の改善を行わない限りは同じことが繰り返されるだろう。
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