いまだに新耐震(1981年6月以降に確認申請を取った建物)前の古い木造住宅は日本中にある。
能登半島地震、熊本地震、令和6年能登半島地震においても阪神・淡路大震災と全く同じで、死者のほとんどは古い木造住宅の1階で亡くなった。
つまり、対策は古い木造住宅に住んでいるなら戸建てでも木造アパートでも今すぐ、2階で寝よう、ということしかない。
本当の教訓、伝えるべきはこれ。
参考)2階で寝よう!
https://www.耐震.top/
Yahoo!より、
「必要なのは災害の記憶、風化させないこと」兵庫・斎藤知事 県庁で地震発生時刻に黙?
1/17(金) 9:09配信
産経新聞
https://news.yahoo.co.jp/articles/573b3b2734cc6425cd20e25722c301034d3ae1bd
記事より、
阪神大震災から30年となった17日、兵庫県の斎藤元彦知事は県庁(神戸市中央区)で発生時刻の午前5時46分に合わせて黙?(もくとう)、震災犠牲者の冥福を祈った。
斎藤知事は県幹部らへの訓示で、災害はいつどこで起こるか分からないとし、「必要なのは災害の記憶や30年の歩みを決して風化させないことだ」と強調。「誰もが安全で安心して暮らすことができる社会の実現に向けて全力で取り組んでいきましょう」と呼び掛けた。
コメント
災害の記憶を風化させないことの重要性が繰り返し語られていますが、実際にその教訓が具体的に伝わっているかは疑問が残ります。阪神・淡路大震災、熊本地震、能登半島地震、そして令和6年能登半島地震においても、死者の多くは古い木造住宅の1階で発生しているという事実があります。1981年6月以前に建築確認を受けた旧耐震基準の木造住宅がいまだに多く存在し、これらが地震時の犠牲者を生む主な原因です。
こうした現実を踏まえた上で、伝えるべき教訓は極めて明確です。「古い木造住宅に住んでいるなら、寝る場所は必ず2階にする」という単純かつ効果的な対策が命を守る鍵となります。このメッセージは、耐震補強や新しい住宅への移行といった長期的な対策を補完する、即効性のある行動指針です。
災害の記憶を風化させないとは、犠牲者の冥福を祈るだけでなく、過去の災害から得た教訓を具体的に伝え、実際の行動に結びつけることが重要です。地震大国である日本では、このシンプルなメッセージを広めることで、多くの命を救うことが可能になるでしょう。
Comment (English)
The importance of preserving the memory of disasters is often emphasized, but it is questionable whether the crucial lessons are being effectively conveyed. In the Hanshin-Awaji Great Earthquake, Kumamoto Earthquake, Noto Peninsula Earthquakes, and the 2024 Noto Peninsula Earthquake, a significant majority of fatalities occurred in the first floors of old wooden houses. These houses, built before the new seismic standards introduced in June 1981, remain widespread across Japan and continue to pose a severe risk.
Given this reality, the essential takeaway is simple: "If you live in an old wooden house, always sleep on the second floor." This straightforward and practical advice can save lives, complementing long-term solutions such as seismic retrofitting or relocating to safer housing.
Preserving disaster memories is not just about commemorating the victims but also about translating lessons learned into actionable guidance. In Japan, a nation prone to earthquakes, spreading this simple message can make a profound difference in protecting lives.
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