やはり、自民党が嫌われた。
その結果、都民ファーストが選ばれたという形
にはなっています。
果たして、本当にいい仕事ができる都政に変わるのかな?
日本経済新聞 電子版
2017/7/3 1:09
日本経済新聞 電子版
強引な政権、世論が嫌気 御厨貴東大名誉教授
御厨貴・東大名誉教授の話 都民ファーストの会の大勝は、小池百合子都知事への積極的支持だけが要因とは考えられない。
小池氏の政策には賛否両論がある。国政での自民党の批判票が相当程度、向かったととらえるべきだ。小池氏には出来過ぎの結果だ。次の都議選では議席を減らさざるを得ないだろう。
安倍政権は安倍晋三首相の1強状態のもと、強気の政権運営を続けてきた。「野党には対案がない」として与党の政策を押し切り、世論も前の民主党政権よりはましだとの思いで容認してきた。
しかし「共謀罪」の趣旨を盛り込んだ改正組織犯罪処罰法や「加計学園」問題などを巡る通常国会終盤の対応は世論も受け入れがたいほど、政権の強引な体質が如実に表れた。都議選の選挙結果は、政権には打撃だ。
政策で政権浮揚をはかるには弾が尽きた感がある。憲法改正も、首相が思い描くような日程で進めるのは困難になったとみていい。首相が事態を打開するには早期の内閣改造か衆院解散しかないだろう。それでも効果は未知数だ。
首相にとって、唯一の救いは民進党が政権選択の受け皿になり得ていないことだ。自民党内にもすぐに首相に取って代わる存在がいない。とはいえ首相はこれから、針の穴を通すような厳しい政権運営を迫られる。じり貧かもしれない。
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