マサチューセッツ総合病院の研究チームは、子宮や卵管の働きを抑制するホルモンをメスのネコに注射するという、従来の不妊手術に代わる安全で効果的な方法を開発したという。
人間がペットとしてネコを飼育や野良ネコの不妊手術を行う際には膨大なコストや時間がかかる。
また、不妊手術を受けていない野良ネコを放置すると、野良ネコの個体数を管理することが難しくなるという問題もあったが注射で避妊ができれば費用や増えすぎた野良ネコの対処には殺処分といった倫理的な面を抑えることができる。
副作用が気になるところだが、注射を受けたすべてのメスのネコに注射による副作用は現れなかったという。
まだ、臨床研究段階だが、専門家によると「さらに多くのネコを対象とした大規模な研究を行い、注射による避妊治療が長期的に持続することが確認できた場合、獣医師はネコの不妊手術のための外科的な専門知識が必要なくなるかもしれません」と話している。
2023年06月22日
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