事務所が「石田純一氏は、アビガンの副作用で血液サラサラの治療を受けている」と説明したと言う?
今朝のヤフーニュースで報知新聞は、石田純一氏の容体の長引く入院状況に関して下記のような「メド立たず」の記事を配信しています。
入院3週間・石田純一退院のメド立たず…関係者「まだ決まっていません」
5/6(水) 6:00報知新聞社配信
新型コロナウイルス陽性で都内の病院に入院中の俳優・石田純一(66)について退院のメドがたっていないことが5日、分かった。
入院して3週間となり、 事務所担当者は「平熱で食事もしっかり取っています」としながらも「アビガンの副作用で血管が詰まりやすくなるので、サラサラになる薬を処方してもらっています。 脳溢血(いっけつ)や脳梗塞(こうそく)になりかねないので慎重に治療をしています」と説明。PCR検査で2度陰性が出れば退院となるが「(入院後は)まだPCR検査は受けていないです」としている。
この報道によると、 事務所担当者が、「アビガンの副作用で血管が詰まりやすくなるので、サラサラになる薬を処方してもらっています」と説明したと記されています。
しかしながら、新型コロナは、もともと血管を詰まらせる症状があると言われている
今までの感染者の症状に関する情報では、新型コロナによって血栓関係に持病を抱えている人は注意が必要と言われています。
また、海外では、血流が悪くなり足指に「しもやけ」のような症状が出るとか、その為に足を切断した事例も紹介されています。
これを裏付けるように、感染医療専門家の 忽那賢志氏の新型コロナの分析記事「 症状、予防、経過と治療… 新型コロナウイルス感染症とは? 現時点で分かっていること」 の記事の 説明でも 新型コロナは血管を詰まらせる症状が出る場合がある と指摘されています。
症状、予防、経過と治療… 新型コロナウイルス感染症とは? 現時点で分かっていること(5月1日時点) 忽那賢志(感染症専門医。国際感染症センターに勤務)
新型コロナウイルス感染症について現時点で分かっていることについてまとめています(記事の内容は2020年4月25日時点での情報です)。
新型コロナウイルス感染症のその他の症状
新型コロナウイルス感染症患者の一部で 脳梗塞を発症する事例 が報告されています(DOI: 10.1056/NEJMc2009787)。
新型コロナ患者では 凝固系の異常(血液が固まりやすくなる病態)や血管内皮障害が起こる ことが分かっており、これにより 深部静脈血栓症や脳梗塞などが起こる ものと推測されています。
また 新型コロナウイルスは 心血管系にも影響を及ぼし、急性冠症候群(ACS)、心筋炎、不整脈(心房細動など)を引き起こす ことがあります。
以上のように、もともと新型コロナ感染により血管を詰まらせる症状が出ることが多いことも判明しています。
従って、この事務担当者が、「 アビガンの副作用によって血管が詰まる症状がでた」かのごとく言い切るのは、いくら素人とは言え、果たして適切な発言と言えるでしょうか?
アビガンの投与を首を長くして待っている患者や、アビガンの治療薬承認を新型コロナの脅威を払拭する起爆剤として期待している方々に対して逆なでする如くの軽率な発言と言わざるを得ないと考えます。
この報道もこの記事で一体何を言いたいのかと、いささか疑問に思えてなりません。
この時期、責任ある立場の関係者は、公の場で確証ない無責任な発言は誤った認識をまき散らすことを自覚すべきではないでしょうか?
下記の新型肺炎・コロナ関連記事もご覧いただければ幸いです。
新型肺炎
- 米国、非常事態でレムデシビル異例の超速承認、遅い日本の承認作業!
- アビガンの副作用、誤解を招くテレビ報道の表記と説明不足!
- アッコの番組でトンデモナイ「来年オリンピック通常開催0%」発言!
- コロナで亡くなられた方はアビガン投与が受けられたのかと、ふと思う
- アビガンの投与が受けられる病院で助かった報が続く、病院選びが大事?
- 非常事態認識乏しい日本のコロナ治療薬審査機構、救える命救えない!
- 稼働率5割のPCR検査に与野党議員が厚労省に強力推進の要請!
- 早まる正式承認に備えアビガンの増産に拍車、巨大需要に応える準備着々!
- アビガンのコロナ治療に効果ありの投稿多数、正式承認早まるか?
- 人工呼吸器の不足解消、大規模助成金投入による参入促進が急務!
- アメリカ、抗体検査承認を急ぎ大規模実施に意気込み!早期発見が第一!
- コロナの蔓延でも縛りに拘る厚労省、治療薬承認と検査の遅れの根源か?
- アビガンが足りない!世界の感染者数の増加に間に合わない、生産急げ!
- コロナは早期発見が最も重要!その為の抗体検査キット開発を急げ!
- 首相のアビガン情報で投与希望者が増え承認早まる可能性大!
- コロナ感染は早期発見が特効薬、抗体検査の全国実施が日本を救う!
- 塩野義導入予定のコロナ抗体検査キットの早期波及が日本を救う!
- 30か国から臨床の為のアビガン要請、各国協力で承認早め世界に光明を!(8)
- アビガン正式承認待たずドイツ大量購入決定、人命第一が優先した決断!(7)
- 感染者急増で一刻も早いコロナ治療薬が待たれる中遅い承認手続き(6)
- 白木氏緊急寄稿「アビガンのコロナ治療薬見解」は承認を促す(5)
- アビガンのコロナ治療薬承認間近に!世界を救う救世主に!(4)
- 新型肺炎で激震の株式市場に燭光、「アビガン」が世界を救う!(3)
- コロナで暴落の株式市場、イデコ、つみたてNISA開始の好機到来!
- 新型肺炎に怯える株式相場、既存薬治験状況の朗報が待たれる!(2)3/5
- 新型肺炎におののき暴落続ける株式相場の行方は?(1)3/2
【このカテゴリーの最新記事】
- no image
- no image
- no image
- no image
- no image
- no image
- no image
- no image