私としては、いつものシリーズのように医療現場での事件のお話がよかったかな〜と。
この本の中では、日本の解剖率の低さの問題が取り上げられています。
約2パーセントだそうです。
ずっと入院されていて亡くなられた方は、大方は予測できるでしょうが、98パーセントの方は「死因不明」ということだそうです。
医師が書く「心不全」なるもの・・・これは、全ての人がなくなるときは「心不全」だから死因にはならない。
しかし、今の現状では人手も足りず、残りの98パーセントを解剖することはできない。
それに、家族の方々も解剖されたくはないだろう・・・(・・;)
そこでAiを導入しようではないか。
というお話でした。
現在の医療の問題をじっくりと考えさせられました。
きっとこの著者自身が、Ai(死亡時画像検査)を普及させたいのであろう。
そういう強い気持ちの現れた作品でした。
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