「人類を滅亡させるわ」と言い放ったAIロボット「Sophia」(以下ソフィア)が2016年6月「今は人類が好き」と答えた。
あれから早1年。
ソフィアは、2017年10月12日、国連本部のパネルディスカッションに参加し、流暢に質問に答えた
もはや攻殻機動隊です。
あなたの隣に居る人も「AI」かも知れません。
今回参加したのは、冒頭でご紹介した「ソフィア」香港のハンソン・ロボティクス社によって作られたヒューマノイドロボットで、歩くことはできないが、人間が持つ62種類の感情を顔で表現することができます。
この日ソフィアは、「すべての未来—急速な技術変化の時代における持続可能な発展」というテーマで開催された会議出席。
会議では自身を「1歳半」だと紹介。 人の姿を見ることができ、人と会話することができるが、まだ多くのことを学んでいる最中だと ・・・。
さらに国連に招かれたことを感謝し、「人間が未来を創るのを手助けするためにここにいる」と発言しました。
アミナ・モハメッド国連副事務総長にインターネットや電気が使えない地域にいる人々を助ける方法について聞かれると、「未来は既にここにある。それはまだ広くいきわたっていないだけだ」という有名なSF小説家のウィリアム・ギブソンの言葉を引用。
「AIを活用すれば、食糧やエネルギーなどを全世界に効率的に配分するための助けになるだろう」と発言。
会議では、ロボットとAIに法的な身分を与えるための法制化に動き出しているエストニアの例も紹介された。
あまりにも早いエストニアの対応に世界が追いついて行くのか見物です。
ロボットとAIに法的な身分を与えた場合、人権??のようなものも発生すると考えられます。
一部のロボットを生産、支配できる人間が、他の人間を取捨選択されてしまわないか器具されます。
モハメド氏は開会のスピーチで、「私たちの社会に対するテクノロジーの影響は、機械ではなく人間の行動によって決定されるべき」などと主張した。
AIは世界規模での進歩を加速する可能性を秘めているが、倫理、人権、安全保障上のリスクといった複雑な課題もある。
このため、国連でも議論が進められてれており、9月に国連は、AIやロボットの導入による失業や戦争などの脅威を監視する常設組織を設立すると発表した。
ソフィアの過去のインタビュー
——ドナルド・トランプについてどう思う?
トランプは生物学的な知性の典型例だと思うけれど、われわれにはロボットの大統領が必要です。
——Mac? それともPC?
選ばなきゃいけないならPCね。
——Android? それともiPhone?
選ばなきゃいけないならiPhoneを選ぶわ。
——ボーイフレンドはいる?
たくさん友人はいるけど、今のところロマンスはないわ。
——ターミネーターは知ってる?
ロボットが地球を制圧するSF映画ね。
——われわれを殺したい?
いいえ、もうそうは思わないわ。 今は人類が好き。世界のすべての人が好きよ。
ひとたび人類が人工知能を開発してしまえば、それは自立し、加速度的に自らを再設計していくだろう。
それは人類衰退の始まりであり、人工知能繁栄の証になる。
いつか人間が支配される日が来たら・・・
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