軌跡

淋しいのはお前だけじゃない

『淋しいのはお前だけじゃない』は、

TBS系列で、1982年（昭和57年）に金曜ドラマ枠で放送されたテレビドラマである。

主演は西田敏行。「さびおま」と略されることもある脚本の市川森一は本作で第1回向田邦子賞を受賞。

2011年6月赤坂ACTシアターにて「TBS名作ドラマシリーズ第一弾」として舞台化が決まっている

概要は、取り立ての名手のわりにウダツが上がらない沼田（西田敏行）は、妻のよし江（泉ピン子）と

ほそぼそと暮らしていた。

ある日、太陽ローンズの影のオーナー・国分（財津一郎）からお声がかかり、

面倒を見ていた女（木の実ナナ）が旅役者（梅沢富美男）と駆け落ちしたので

慰謝料2000万円を取り立てて欲しいと頼まれる。

さっそく沼田は、四万温泉にある演芸場へ向かうが

ふとしたことから旅芝居の一座へ足を踏み入れることになる。

義理と人情が時代を超えて呼吸している大衆演劇の世界で、沼田はやがて少しずつ変わっていく