というのはなんとなく理解していた。
当たり前といえば当たり前の話ではある。
20代までは不健康な美女やズボラな美女が存在している。
ところが30代を過ぎると、ちょっとでも手入れを怠るとすごく汚く見える。
毛玉の服、少しくたびれた服、くしゃくしゃな服でも若ければかわいい。
ところがアラフォーは許されない。
体調が悪いと顔つきに疲れが出るし
顔色が悪いとぐっと老けて見えて、気軽に「今日どうしたの？」と声をかけるのも気を使う程度に。
歯がぼろぼろで口が異常に臭い美女なんてのもあまり聞かないし、
やっぱり健康と清潔があってこそ「美しい」と思うのだ。
私はもともと胃弱でお酒も弱いのにキムチ、からあげ、ピザをアテに甘いお酒をがぶがぶ飲んで、胃が痛くなっては後悔してということを繰り返してた。健康に良くないとはいえ、いうて食品だし？そんなに悪いわけない。
そう思ってた。
たまになら良いよね？と自分に言い聞かせて
私は無意識のうちに「たまに」の頻度が増えていた。
人は自分に甘いから、それほど悪いと思っていなくても、好きなものだけ食べているとバランスは偏っている。
そんな中で私は人生で最もひどい肌荒れを経験した。
漢方の本を読みあさっていた時「きれいな肌は健康か血から」「きれいな血は健康な胃から」と書いてあり、いまは寝る前のストレッチを欠かさないし、油っこいものやお酒をお休みしている。
昔は誘惑に勝てなかった私。
鶏肉は良質なタンパク源だし、から揚げを毎日食べたからといって何がどう悪くなるというのか？
そうやって都合よく考えて目の前の快楽を選んでいた。
でも今は
目の前のから揚げを食べるより鏡を見たときに嬉しくなるような肌を手に入れるほうが何倍も嬉しい事に気づいて、健康に気をつけることが習慣になった。
肌が本当に荒れてボロボロになってしまって、毎日泣きたかった。
から揚げを食べて幸せになるより
美肌を褒められて幸せになる人生を選ぶのだ。
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