@GOODYSON PARK, LIVERPOOL,U.K“ UNBRO CUP ”
ボクはリバプールにいた
THE BEATLESが産まれた街 リバプール
音楽好きのぼくには 一度は訪れたかった街
やっとその想いは叶った
っがしかし 今回のもう1つの目的は
日本が「正式に」初めてサッカーの王国と闘う
「日本 vs ブラジル」を観に
ロンドンから列車で2時間 約300Kmを移動してきたのだった
前年の 「1994 FIFA WORLD CUP USA」で
PK戦の末にイタリアを破り優勝したブラジルは
その翌年の1995年
ワールドカップメンバーを ほぼ揃えての
イングランド、ブラジル、スウェーデン、日本という
4カ国対抗戦の大会で参加していた
ブラジルと日本は
1989年の7月23日に ブラジルのリオデジャネイロで
一度対戦はしているが
リオでのセレソン(ブラジル代表のことを敬意を込めてそう呼ぶ)の
ゲームなのに 2,100名の観衆で分かるとおり
練習マッチ程度だった
(* ちなみにゲームは 後にヴェルディー川崎や
鹿島アントラーズで活躍する若きビスマルクのゴールで
1−0でブラジルが勝利している
他にもロマーリオ、ベベット、ドゥンガなどが中心で
今でいうユースチームだった)
事実上の 正式な対戦は このゲームだった
そして Jリーグが開幕しバブリーなJリーグには
そんなセレソンの選手を 幾人も雇えていて
このチームの5人は、Jリーガーだった
ジョルジーニョ、ロナウド、ジーニョ、サンパイオ、カフー
アウダイール、ロベカル、レオナルド、ジウマール
コンセイソン そして現在のブラジルの監督ドゥンガなどなど
早々たるメンバーであり世界1のチームだった
10番のジュニーニョと
世界1の左サイドバックのロベルト・カルロスは
このとき22才
FWのロナウドは18才だった
一方日本は そのアメリカW杯を例のドーハの悲劇で
間一髪 出場を逃していた
いまもあの 1993年の最終予選前に
左サイドバックのレギュラーだった 都並さんが
骨折してなければ・・・と思うことがある
あの最終予選の最終戦 イラクの同点ゴールの起点となる
最後のショートコーナーは
「彼」の定位置からだった
あのアメリカ大会に出ていたかもしれないという感覚で言えば
その大会で優勝したブラジルとの対戦は
当時もっとも強い日本代表と言われた同チームが
世界1位とどれほどの差があるのか?
ぜひ見なくてはいけないモノだった
残念ながら この大会にはラモスは怪我で選ばれてない
その4日前には ロンドンのウエンブリースタジアムで
これまた 日本サッカー史上初対戦の
イングランド戦を見ていた
結果は1−2
先制されたあと
カズのコーナーキックから井原のバックヘッドが決まり同点も
後半の後半に
DF柱谷哲二のハンドが見つかり
ウエンブリーでイングランドにドローゲームのハズだったが
PKを決められ 1−2の敗退
しかしその盤と翌日
英国のサッカーメディアは、日本を絶賛していた
ロンドンのシャフツベリーロード沿いのホテルで
ギネスビールを飲みながら テレビでは
懐かしい名古屋グランパスに在籍していた
リネカーが解説していた
その後ロンドンで 2〜3日を過ごしながら
6月6日 リバプールへ電車移動
現在 世界1位のチームと
その世界大会に出れなかった 我が国の代表のゲームを
ずっと好きだった ビートルズを産んだ街で観た
リバプールは とても小さく とても端にあり
マージー河が横たわり 田舎の街だった
ランチに食べたカレーは
まるで中華丼に近かった
リバプール駅前から 19番のバスに乗って
グッディソン・パークへ
エバートンのホームスタジアムだ
その少し通りを挟んだ奥には
リバプールのホームスタジアムもある
バスは、ほんの20分ほどで付き
バスの乗り場を案内して 一緒に乗っていた
ヒゲがステキなおじさんに 感謝の意を伝えたら
真っ赤になって照れていた
ボクはかれに
「あなたに会えた事が この旅をとても素敵にした。
出来れば今日のゲームで日本を応援してほしい」と
伝えた
バスの中にいた10名ほどの
人の良さそうな田舎のイングランド人は
笑顔を魅せて手をふってくれた
丘の上にある2つの世界的に著名な
ビッククラブのホームスタジアムを中心とした
グッディソン・パーク
レンガの小さい建物がいっぱい連なる中
とつぜん 真っ四角に立っていた
グッズ売り場に行き
「日本から来たのか?」「そうだ」などとの
予想通りのやり取りの後
選手が入るエントランスを教えてくれた
そこへ行くと
数名のブラジル陣と 数名の日本人が
フェンスにもたれ 選手バスを待っていた
6/3のウエンブリーでは偶然出待ちのタイミングと重なり
日本代表選手バスを見送ったものの
リバプールでは入りのタイミング
しかも ローカルなのでガードもゆるく
到着した選手バスから 目の前を
世界1のセレソンが降りてゆき スタジアムに入っていった
バスから選手がひとり降りるたびに
ブラジル人は 名前をコールし 歓声をあげる
しかしジウマールなど 日本でプレイしてる’選手も含め
馴染みない選手がいる時は ぼくが名前をコールしてあげ
ブラジル人が続く、、、という変なシーンもあった
選手が入り切ったあと スタジアムに入ろうと
エントランスを探すも 分からない
それもそのはず
ウエンブリーでもそうだったが
サポーターの入るエントランスは
大人ひとりが ようやく入れるほどの狭い入口が
複数並んでいる
警備上の問題なのだろう
スタジアムでは2階席に誘導される
自由席だったぼくら日本人は、個別に来てても
ウルトラスと同じブロックに肩固められてた
サッカー専用スタジアム
素晴らしかった
日本とは まったく違う環境
羨ましいところ
選手が’入場してくる
セレソンは いつものように選手同士で
手をつないで出て来る
日本はカズを先頭に
サントスでウイングとして活躍した
カズの、初めてのブラジル戦
当然のように 高鳴る
出来れば
日本に帰化してくれたラモスもここで
闘わせてあげたかった
あの著名なブラジル国家が演奏され
かなりアップテンポの「君が代」が演奏される
しかも 2回も!
きっと短いってことで アレンジしてしまったのだろう
試合は序盤 様子見のブラジルに対し
キックオフから全力の日本代表
北澤がカズが セレソンの選手を交わせば
イングランド人がどよめいた
ラモスのいない中盤は、山口素弘が1ボランチで
前に北澤豪と森島をが
いまでいうインナーハーフ的に配された352
カズ 中山
北澤 森島
相馬 山口 名良橋
小村 井原 田坂
小島
GKはこの日 イングランド人の大のお気に入りとなった
この日が代表デビュー戦の小嶋
スタンドはほぼ満員
母国イングランド戦で 良いサッカーをした日本と
1年前のアメリカW杯で 優勝したブラジルをみようと
当日券が 飛ぶ様にうれたらしい
そのため キックオフは15分遅れた
現地では、20;15キックオフだったが
日本では 早朝の04:15キックオフとなった
ゲームの流れで 惜しかったり チャンスだったりに
ときに立ち上がるぼくら日本人たちは
座ってみてるイングランド人に 「座ってみろ!」
と怒鳴られること数回
しかし彼等は、どちらにも良いプレイには大拍手
サッカーを黙って注意深くみてる
結果は0−3での敗退も 実質は 0−10のゲーム
この日もっとも歓声を浴びたのは GK小嶋だった
彼の好セーブがなくては まさに0−10だった
18才でオランダのPSVにいたロナウドは まだまだだったが
22才のロベカルとジュニーニョは
すでに中心選手だった
日本でいうと 武藤と柴崎と同じ年である
ロベカルは、2ゴール
横浜フリューゲスス在籍のジーニョには
ミドルで3点目を献上した
エバートンのホームスタジアムから
斜め前方に リバプールのホームスタジアムを見つつ
バスでその丘を降りて行きながら リバプールの駅前に戻る
その後 パブで飲む気力もないままに
シャワーヘッドのない、大きなバスタブに
ライオンの’口から膨大なお湯が出るホテルにもどった
そのエレベーターで 他の3人の日本人と部屋にあがりつつ
先にボクらがおりると
連れが一言「いまの人 金田喜稔さんだよ」
あの、日本人でも海外の選手をドルブルで抜けるんだ!と
誇らしかった憧れの名ドリブラーで元日本代表選手と
同じエレベーターだったことすら
気付かないほどだった
おそらくもう2人は
解説の松本育夫さんとアナウンサーの船越さんだったはず
それほど ブラジルと初めて闘った衝撃を忘れられない
その後 福田がカズのアシストで
初めてブラジルからゴールを決めたゲームを
国立競技場で見たり 過去4回見てる中で
あの リバプールでは呆然となる衝撃だった
パブで「Take Awwy」してきた
ハンバーガーを 連れとホテルの部屋で食べながら
窓の外を眺めれば 雨があがり オレンジ色の街灯で
濡れたレンガが光る建物たちが並んでいた
リバプール
また行くだろう
でも ショッピングモールでカレーは食べない
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