NTT-Xにて、MSIの15.6型モバイルワークステーションノート (CPU i5-6300HQ/DDR4 8GB MEMORY/1TB HDD/OS Windows10PRO) WS60 6QH-079JP が会員割引クーポンで30,000円引かれて、119,800円と特価になっています。本体重量が1.9キロと軽いとはいえませんが、搭載液晶はsRGBカバー率100%の15.6型のFHD(1920×1080)でアンチグレアパネルと優れたものだけでなく、グラフィックコントローラにNVIDIA Quadro M600Mを使っているので、スペックを考えれば決して重くはないモデルです。OSはWindows 10 Pro 64bit、CPUには Intel Core i5 6300HQ(2.3/3.2GHz)、メインメモリは8GB標準ですが、最大32G(スロットは2つ)まで拡張可能です。USB3.0も3ポート搭載で、通常、同様のスペックでオーダーすると20万円以下にはならないので、実質12万円というのは格安の部類に入ると思います。
本機はノートPCの姿をしたワークステーションというべきもので、消費電力のことなどはあまり考慮されていません。普通にハイパワーのマシンとして動きますので、処理の重いゲームはもちろん、CADのレンダリングから、ビデオのエンコードまで普通のデスクトップとほぼ同じ速度でこなします。そのため、ACアダプター駆動がほぼ前提で、搭乗待ちの空港のロビーで作業を始めるまえに、まずACコンセントが使えるかどうかを調べてからという感じになります(こんな時はラウンジが使える身分の人がうらやましくなります)。CPUに関しても、第6世代のシリーズ、Skaylake-H、つまり高性能ノートPC用のものなので、4コア・4スレッドのものですので、2コアしかないCore i5-6200U などの低消費電力モデルとはパワーが格段違います。また、本体液晶に加えて、外部ディスプレイ2台まで同時出力できます。2チャンネルステレオスピーカー搭載、カメラにも高画質タイプ (30fps@1080p)を搭載し、ワイヤレスLANにはインテル デュアルバンド・ワイヤレス-AC 8260 (2x2、IEEE802.11ac)と抜かりないスペックです。
ほとんど歩くデスクトップですので、何でも出来るといういう感じで、2キロ近くてもこれ一台持って行けば、何を要求されても大丈夫といった頼りがいのある仕上がりになっています。デフォルトのストレージは残念ながらSSDではなくて、7200rpmの1,000GB (SATA3) タイプなのですが、M.2 空きスロットが1つあるので、SSDを増設することは可能です。というより、増設しないと本機の持ち味が活かされないので、読込速度が最大2200MB/秒、つまりSATA3 SSDの5倍になる PCIe Gen3 NVMe の SSD の追加投資はターゲットに入れておくべきだと思います。デフォルトのHDDはある意味、足を引っ張るので最低でもSSDに換装したほうがいいでしょう。
本機と換装用のSSDの購入でも14万円を切る感じですので、モバイルワークステーションが必要なデザイナーには気軽にオススメです。
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