NTT-X Store にて、【箱汚れ/新品/未開封】ながら「 NETGEAR(ネットギア) Nighthawk X6 R8000ギガビットルーター R8000-100JPS 」が22,800円で販売されています。無線ルーターとしては、二万円超えですので一般家庭用としては高価な部類だと思います。ですが、昨今のあらゆるデバイスがWi-Fiを利用するような環境下では、光ファイバー回線であろうとも無線ルーターのパフォーマンスが全体のパフォーマンスのボトルネックになりますので、本機のようなルーターを導入する意義は十分あります。本機は 802.11ac 対応、2つの5GHz帯と2.4GHz帯のトライバンド対応で最大 1300+1300+600Mbps の高速ワイヤレス通信を実現しています。つまり、通信に使用する帯域幅を増やし、ネットワークトラフィックが過密状態になるのを防ぐので、数十台のデバイスを同時接続しても速度低下を感じさせないレベルで動作します。低価格帯のルーターでは線LAN速度の速い子機と遅い子機が混在すると、遅い方にあわせてしまうのですが、本機は2つの5GHz帯の間で無速い機器と遅い機器を自動的に振り分ける(Smart Connect)ので、速い子機が速度の遅い機能に引きずられることはありません。最新式のデバイスを使用する一方で、旧式 iPad や iPhone を使用している家族がいて、しかも頻繁にネット動画やネットゲームにアクセスするような場合は、この帯域自動振り分け機能(5GHz帯を分けて割り当てます)はかなり有益です。また、Wi-FiでプリンタやIPカメラなど接続している方は、それらの低速デバイスに5GHz帯は通常不要(未対応)なので、2.4GHz帯を割り当ててしまうことが可能です。まとめると、2つの5GHz帯は高速機器と最も高速な機器で振り分けて接続し、低速機器は2.4GHz帯に振り分けて使う、そのルーターに負荷がかかった状態でパフォーマンスが落ちないというのが最大の特徴です。それもそのはずで、本機は 1GHz デュアルコア CPU+デュアルコアオフロード CPU×3搭載という、ちょっとしたPCサーバー並のスペックになっています。なお、プリンタについては本機のUSB2.0ポートに繋げることで共有することも可能です(非対応の機種もアリ)。さらに USB3.0 ポートも一つ搭載されているので、外付けHDDやUSBメモリをNASとして使用したり、DLNAやiTunesサーバーにも対応しているので、ネットワーク機能を搭載したテレビ(DLNA対応)からネットワーク経由で再生することもできます。あと、ペアレンタルコントロールで悪質なサイトへのアクセスをブロックする機能が無償で提供されるなど、ソフト面でも充実している感があります。
個人的には、NETGEAR 社のルーターに変更してもう長いのですが、かつて使用していた国内メーカーのモノより設定項目も豊富で使いやすいという印象を持っています。初心者でも簡単に設定できるソフトが付属しますので、設定そのものはどなたでも問題なくデフォルトの仕様で安全に活用できるようになっています。微細な不具合を更新するフォームウェアの更新も律儀にやってくれますので、安心感があります。本機は機能的にはあまり欠点がないルーターで、無線コントロールによる速度的な優位性は圧倒的で、複数台の無線デバイスを活用する方にはイチオシです。ほとんど在庫処分の在庫が尽きつつある感じですので、狙っている方はそろそろ買い時かなという感じです。
■良い点
- トライバンド対応
□イマイチ
- 筐体が大きい
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