ソースネクストeSHOP にて、無料Wi-Fiスポットなどからアクセスする際、VPN経由でデータ盗聴を防いでくれる「 Wi-Fi セキュリティ プレミアム 」が52%オフの7,800円で販売されています。公衆無線Wi-Fiを頻繁に利用する人にとっては、保険的な意味でもお得な感じです。本ソフトは、AnchorFree社の「Hotspot Shield」の有料版ソフト「Hotspot Shield Elite」をソースネクスト社が改題ライセンス代行販売するもので、メールのみ日本語サポートが付属する点が海外版との主な違いです。
本ソフトの触れ込みは下の画像リンクのように、暗号化されていないWi-Fiスポットなどにスマホやパソコンを接続した際、データが盗聴を、仮想の専用線 VPN(Virtual Private Network)を経由することによって防いでくれるというものですが、実際には本ソフトを利用することによる「 匿名アクセス」(中国からは使えません)の方にメリットがあります。
Wi-Fi セキュリティについては、本ソフトを使わない場合で注意すべき流出しうるデータは平文(暗号化されていないデータ)ぐらいで、国内外の有名サイトでのネットショッピングに関しては、Wi-Fiのデータを盗み見されたとしても、データの中身が暗号化されているので、実害はさほどないといっていいと思います。メールに関しても、旧式のSMTP・POP接続を利用する方は内容がダダ漏れになってしまう可能性はありますが、最近では殆どのプロバイダも企業も対策していて、このケースが心配になる場合もそう多くは無いと思います。セキュア接続のWebメールを利用する方なら、もちろん問題はありません。現在は多くの通信が標準で暗号化されますので、Wi-Fiそのもののセキュリティに関しては、よほど旧式の規格・ハードウェア・OSでない限りさほど神経質にならなくてもいいかとは思います。つまり、普通のネットユーザーにとってはWi-Fiに関するリスクは、本ソフトを使っても使わなくてもあまり変わらないだろうと思います。しかしながら、本ソフトはWi-Fiに限らず、 有線LAN通信も暗号化、IP秘匿化 して保護してくれるのが重要な点です。そういう意味では、ソフト名の「Wi-Fi セキュリティ」は少しポイントを外したネーミングですね。
Wi-Wiからは重要なプライベートなデータは漏れないにしても、アクセス先などは簡単に盗み見できてしまうので、いかがわしいサイトに職務中にアクセスしていたりする方は、盗み見した輩が勤務先に通報したりするという別の意味のセキュリティ問題が生じたりします。本ソフトでVPNアクセスすることによって、どこにアクセスしたか(アクセス先からはどこからアクセスしてきたか)を隠蔽できますので、その意味ではセキュリティは強く保たれると思います(盗み見できるのはどのVPNサーバにアクセスしたという情報程度です)。このアクセス方法が現実的に有益なのは、海外から国内のウェブサイトを閲覧しても、国内からアクセスしているようにしか見えないメリットを利用して、国内のアクセス制限のあるウエブサイトを閲覧することができる点です。例えば、大手のレンタルサーバー会社はデフォルトで海外からのアクセスをブロックする設定になっていて、海外からはそのサーバーにあるプロガーの記事は読めないということが起こるわけですが、本ソフトはこのようなケースを回避できます。また、米国大手のニュース配信会社などでは、映像ニュースは米国内からのみ閲覧できるようになっているのですが、本ソフトで米国のVPNサーバーに設定すれば、国内配信専用の映像が閲覧できます。どちらかといえば、このような使い方の方にメリットがあるように思います。
つまり、世界各国にあるVPNサーバーの使用権が本ソフトのメインですので、そのサーバーを運用するコストが必要になるわけです。これが月額にすると約110円ほどになります(つまり一年版は1,280円)。この使用期限を取っ払ったものが、今回の7,980円のパッケージで、6年ほど使うことが前提ならば、本パッケージの方が1年版を購入するよりお得です。パソコン、スマホ、タブレットで計5台まで使えて、接続先のサーバーに、日本、インド、アメリカ合衆国、イギリス、オーストラリア、カナダ、中国、チェコ共和国、ドイツ、デンマーク、スペイン、フランス、香港、アイルランド、オランダ、ロシア、スウェーデン、トルコ、ウクライナ、メキシコ (2016年4月現在)のVPNが選べるというメリットを考えると、決して高額サービスではありません。
ただし、公式サイトでは中国から使えるような書き方がされていますが、実際にはほぼ使えませんので、注意してください。
VPNを経由したアクセスはどこから接続しているか相手先にも隠蔽できるというメリットはありますが(相手からはVPNの所在地からアクセスしているようにしか見えません)、GPS内蔵スマホなど、アクセス元のGPS電波(など)を拾ってアクセス先に通知するようなウェブサイトには、ある程度どこからアクセスしているかわかることもありますので過信は禁物です。当然ですが、犯罪等に利用したとしても、VPNサーバーには詳細ログが残りますので、捜査権限のある組織からはすぐに特定されます(法に触れないことをしている限りはログは公開、利用されることはありません)。
あと、再度ながら注意点ですが 「中国」からは使えません(まれに繋がることもあるようです) 。もし、中国からVPN接続を考えている方は、本ソフトではなく「 セカイVPN 」(初期費用無料、無料体験期間2カ月、期間内退会なら無料)のサービスは、繋がること(Gmail、Twitterなど)が確認されているのでこちらを試された方が良いかと思います。
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