長野で、23億円ものお金を横領した事件が発生した。
犯人は、坂本という男で、当時、厚生年金を預かる局の事務長であった。
懲役15年が確定したのだが、この事件にはまだ裏があると言われている。
この事件、いくつか不審な点がある。
まず、この事件について、少しだけ説明しよう。
この事件が起きたのは長野県の厚生年金基金である。
2010年頃、同基金で、23億円を超えるお金が消えていることが発覚する。
そして、時を同じくして、当時、事務長を務めていた坂本が6000万円のお金を横領し、行方をくらます。
このことから、坂本に疑いの目が行き、国際指名手配される。
そして、2013年。
タイに滞在していた坂本が、不法滞在の疑いで、現地当局に逮捕され、日本に送致される。
日本に帰国後、長野県警に、業務上横領罪の容疑で逮捕される。
この時に坂本持っていたお金は、たった数万円。
更には、タイで住んでいたアパートは家賃8000円程度の質素な場所で、そこの家賃を滞納するほどお金に困っていたのだ。
そして、逮捕後。
坂本の衝撃的な豪遊振りが判明する。
タイに渡航する以前から、日本でも狂ったようにお金を使っていたのだ。
土日になると、足しげく六本木のクラブに通い、お金を湯水のように使っていた。
時には、六本木のクラブの開店資金も出していたのだとか。
そして、坂本が数年間で使ったお金の総額は、約24億円と言われている。
と、ここまでがニュースやテレビなどで取り上げられている内容だ。
しかし。
ここまでの話で、いくつか不審な点がある。
まず、24億円の使い道だ。
確かに、桁違いな豪遊をしていたようだが、24億円ものお金を数年ですっからかんにするほど豪遊出来るのだろうか。
更には、捕まったのは坂本一人であったが、実際に、この横領したお金は全て一人で使ったのだろうか。
疑問は他にもある。
大量のお金をそうそう簡単に、海外に持ち出せるのだろうか。
ましてや、どういう繋がりがあって海外へ逃亡することが出来たのか。
色々と勘ぐってしまうのだが、実は、これに関して、ある都市伝説というか噂がある。
それが、組織的横領説。
その内容はこうだ。
23億円ものお金を全て使ったわけではなく、その内いくらかを隠し資金として所持。
そして、全ての横領資金を使い切ったというていで、警察に出頭。
巨額横領事件と言っても、日本では死刑になったりすることはない。
今回の例では、額が額だけに、罪の重さを考慮してか、懲役15年の実刑判決が出た訳だが、実際に15年服役するかは別だ。
日本には仮釈放という制度があり、刑期の1/3を終えたらその権利が与えられる。
つまり、懲役○○年という表記であろうと、最短で、その1/3の刑期で外に出ることが可能なのだ。
それらを考慮し、どうせなら、大量のお金を横領した上で、その資金の一部を隠し、刑を終えて出て来た時に、またその資金でウハウハの人生を過ごす。
こういうシナリオだ。
仮に、この噂が事件の真相だとするなら、坂本の裏には、闇組織が関与していてもおかしくない。
最初は出来心で横領をした坂本が、闇組織との繋がりで、こういったシナリオを持ちかけられた。
そして、その話に乗った。
あくまでも都市伝説だが、あり得るのかもしれない。
もしそうでなく、23億ものお金を横領し、それを数年で使い切ってしまったのだとしたら、よっぽど頭がおかしいとしか思えない。
事件の真相が明らかになるときは来るのだろうか。
タグ: 政治.国家
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