2024年12月21日
米国ジョー・バイデン政権 ここ10年で最多の移民送還数を記録
カリフォルニアで拘束された非正規移民たち、2024年6月4日
Cubadebate、2024年12月21日
米ジョー・バイデン政府は、2024会計年度における強制送還数が27万1484人に達し、ここ10年以上でもっとも多い数字を記録した。この数字は、ドナルド・トランプ政権下(2017年-2021年)で記録したどの年の送還数も上回り、バラク・オバマ政権(2009年-2017年)での最も多い数ですら上回っている。
この米移民税関捜査局(ICE)の報告は、2023年に送還された14万2580人の移民に対する大幅な増加を反映している。ICEのパトリック・J・レクライトナー局長代理は、運営資金の慢性的な不足を非難しながらも、ICEは「非政治的」であり続けており、議会が定めた法律を遵守している、と強調した。
また、米国土安全保障省は、昨年合計で70万人以上の人びとが国外へ追放された、と認めた。これは2010年以降で最多の記録である。
192カ国に対して実施されたこの強制送還の増加は、移民政策に関する議論のなかで起きており、ドナルド・トランプ次期大統領は、2025年1月の就任後、より厳しい措置を再開すると断言している。
Biden marca récord en deportaciones: 2024 registra la cifra más alta en una década
http://www.cubadebate.cu/noticias/2024/12/21/biden-marca-record-en-deportaciones-2024-registra-la-cifra-mas-alta-en-una-decada/
米国よ、キューバ人民を平和に生きさせよ!ミゲル・ディアスカネル・ベルムーデス大統領 戦闘的人民の行進での演説
Cubadebate、2024年12月21日、ミゲル・ディアスカネル・ベルムーデス大統領
封鎖に反対し、キューバをテロ支援国リストから除外することを求める「戦闘的人民の行進」における、キューバ共産党中央委員会第一書記兼共和国大統領ミゲル・マリオ・ディアスカネル・ベルムーデスによる演説、ホセ・マルティ反帝国主義演壇にて、「革命 66 周年の年」2024年12月20日
キューバ革命の指導者である親愛なるラウル・カストロ・ルス革命軍将軍、
親愛なるキューバ国民の皆様、
ハバナ市民の皆様、
同胞の皆様、
本日でホワイトハウスでの任期がちょうど残り1ヶ月となった米国の現政権は、1月に大統領府に復帰する共和党政権が遺産として残したキューバ封鎖強化路線と経済窒息政策を変えることは全く行っていません。
243の追加措置の適用と、キューバのテロ支援国リストへの維持で、バイデンはトランプが任期中に承認した政策を規律正しく残酷に遵守しました。
ここ数週間、数日に、米国の著名人や世界の他の地域から、少なくともこの偽のリストにキューバの名前載せるべきでないし、削除するよう、バイデンの権限を利用することを要求する数多くの声明がありました。
キューバをテロ支援国家と指摘することは、どこからキューバを非難されようと、控えめに言っても虚偽であり、不道徳なことです。しかし、それが米国からの非難である場合、その非道徳性は倍増します。というのも、現在米国内では、キューバの社会的および経済的構造に対してテロ行為を組織し、促進し、資金提供している準軍事組織が訓練されているからです。
彼らは南フロリダを拠点とし、隠れて訓練されてはいません。彼らは、自国の法律や国際条約に違反しながらも、地元当局の保護を受けながら、公然と、人目につくところで訓練を行っているのです。
バルバドスで起きた忌まわしい航空機爆破犯罪の首謀者ルイス・ポサダ・カリーレスやオルランド・ボッシュのような、この大陸出身の自白したテロリストを自国の領土に匿いながらも、彼らは、その罪を償うことなく米国で平穏に死んでいったのです。
このような背景を知っている米国政府は、キューバをテロ国家として分類することはできません。
現米国政府はこのことをよく知っています。このように、今年5月にアントニー・ブリンケン国務長官は、キューバがリストに引き続き掲載されていることに正当性はないとメディアの前で明らかにました。
そのことを認めはするが、行動に移さないのです。なぜなら、米国の対キューバ政策は、60年以上も前に南フロリダを拠点とする旧バチスタ政権のマフィアの中枢によって乗っ取られ、それ以前から、わが国に対して首尾一貫した行動をとることに弱さを見せてきたからです。
キューバがこのリストに継続して掲載されていること、封鎖政策を強化していることは、キューバ国民に対する残酷な行為であり、今すぐやめるべきです!
私たちの貿易が迫害され、金融取引が妨げられているとき、キューバ国民は、食料、医薬品、燃料、商品、物資、そして国民の生存に不可欠な商品が拒否されているのです。
私たちの輸出が妨げられたり、私たちの企業との関係が迫害され、罰則が科されたりすると、キューバから私たちの発展や社会正義の計画の資金調達に不可欠な外貨を奪っているのです。
オンラインサービスの契約を妨げたり、学術的・科学的交流を制限したりすることは、相互の結びつきが強まる世界の中で、キューバ自らの才能と努力によって発展し前進しようとするわが国に打撃を与えることになります。
パンデミックのさなかにある国民に医療用酸素の供給を拒否し、供給しようとする他の国や外国企業を威嚇することは、犯罪行為です。
これが、キューバ、キューバ国民、政府が打開しようと奮闘している日々の戦いいなのです。
アメリカが、わが国民の尊厳をこん棒で傷つけようとする試みは、今日、この集会と戦う行進によって打ち砕かれました。それは、私たちの祖国の名誉がいかに高く保たれているかを示しています!(拍手)。
私たちがこの行進の呼びかけを開始して以来、反キューバ憎悪の予言者たちは、この行進は、失敗に終わるとヒステリックに叫び、ボイコットを呼びかけ、その動機について嘘をついてきました。
彼らは、なんとキューバ国民を知らないことでしょうか! 私たちの愛国的で革命的な信念をどんなに過小評価していることでしょうか!
米国政府と南フロリダの反キューバ・マフィアの小さな口利きたちは、これが反米行進であるというウソの考えをネットワークで主張しました。
米国国民に対して、私たちは少しの憎しみや敵意も抱いていません。その国の高潔な市民に対しては、私たちは深い敬意を抱いており、両国の国民の絆を強化するために常に手を差し伸べています。
私たちは、革命の勝利以来今日に至るまで、アメリカのすべての政府に対して、常に真剣で尊重に基づき、対等な関係を求めて手を差し伸べてきました。
しかし、もし米国が私たちの主権、独立、そして社会主義を侵害しようとする企てを続けるならば、彼らは、反抗と断固たる態度を見るだけです!(拍手)
キューバ革命は、それを打ち砕こうとしたすべての米国の政権を乗り越えてきました。そして、これからもそうであり続けるでしょう。
この行進は、確かに、非常に反帝国主義的なものとなるでしょう!アメリカ帝国主義と、力や誘惑によってキューバに影響を及ぼそうとするその企てに対して、私たちは今もこれからも反対して行進し続けます!(拍手)
私たちは、すでに行進を始めました。それは米国政府にこう伝えるためです。キューバ国民を平和に生きさせなさいと!
干渉反対!(「反対!」の声)封鎖反対!(「反対!」の声)
キューバに対する一方的な強制措置反対!(「反対!」の声)
テロ支援国家リストにキューバを留めること反対!(「反対!」の声)キューバ国民に対するジェノサイド反対!(「反対!」の声)
社会主義か死か!祖国か死か!
我々は勝利する!(「勝利する!」の声)
(大歓声)
ミゲル・ディアスカネル・ベルムーデス大統領演説(2024年12月20日)
Gobierno de Estados Unidos: !Deja al pueblo cubano vivir en paz!
http://www.cubadebate.cu/opinion/2024/12/21/gobierno-de-estados-unidos-deja-al-pueblo-cubano-vivir-en-paz/