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どうも、梅ゆかり母さんです。
感想「第三の女」アガサ・クリスティ
こういう話ってのは、多いのでしょうかね?
と聞きたくなるような話し。
一応、戦後の混乱期を経て、今は活気にあふれている。という時代には、
親子が離れ離れで暮らしていて、その後、一緒に暮らすようになったが、
父親が別人だった。なんてこと……あるのかしら?
これの、ご都合主義と思ったのは祖父は目が見えなくて、
写真が貴重だったから、肖像画を飾るのだが、
それは嫉妬に狂った母親が壊していて無い。
その当時を知るメイドもいない。
って、ご都合主義もいいところ。
そんな話あるかよと思ったら、
あったわ。入れ替わるというか、それがもとで、殺人事件が起こるやつ。
しかも、日本の作品。あの
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ざっくりとあらすじを言えば、旅芸人だった妻子ある二枚目が、
とある村で若い娘をはらませた。
みんな父親が違うのに同級生の娘たち。
いい年ごろになったある日、村の長者の娘を嫁に娶れと言われたが旅館の女将。
事実を知っているのは女将だけ。
そして、その長者の娘を皮切りに、同級生の娘たちが手毬唄になぞらえて殺される。
という話。
あったわ、そういえば。
つまり何かい? 戦後の混乱状態で、写真もなく、
そんでもって、なかなかの美男子はこの時代こういうことをする連中ばかりだったのだろうか。
って、思わず鼻で笑いたくなるような条件だけども、
アガサ・クリスティの方は、性欲をまき散らしていない点でもまだましなんだろうか?
ただただ物欲に負け、死んだ戦友の報告へ行ったら、その父親は目を患い、
娘は母親の自殺のショックから神経を病んでいる。
この屋敷に自分を知っているものはいない。なら、自分が成り代わってやろう。
などと思うか? 普通。てか、父親もなぜ自分の息子の声が解らない?
解らないんだよなぁ。金持ちだから(笑)
いやいや、解らないものだよ。
だから、オレオレ詐欺なんかがあるんだからねぇ。
この「第三の女」はドラマの中でも比較的最近の舞台映像なので、
そう、70年代的なポップなものが多い。
アガサ・クリスティが亡くなったのが、1973年らしいので、
まさに、つい最近の時代風景。
20年、30年前のことをつい最近というのは、歳をとった証拠らしい(笑)
特に、この作品では現代感が強く、
あまり好きな風景じゃない。
私は、ホワイトヘブンズマンションに住んでいたころの、
ヘイスティングスや、ミス・レモン、ジャップ警部が居た頃の話しや舞台が好きなので、
ひどく、困惑してしまうのですが、
ミス・オリヴァが好きなので許そう(笑)
この、ミス・オリヴァのスイッチの在り方が好き。
どこにあって、何とつながっているかなんて周りが判るわけがない。
本人が判ればいいものだから。
でも、時々、スヴェンが邪魔しに来てイライラしているミス・オリヴァも好き。
「第三の女」の見どころは、そのミス・オリヴァが襲われるところ。
あの、無意味な迷路の中のシーンがわりと好き。
襲われるだろうなぁと予感させるあの場所。
でも、ご婦人を襲うの? とも思いながら見るシーン
もうすっかり現代なので、衣装などはちょっと懐かしい感じもする。
インテリアなんかは少しかわいくもあるし、懐かしい。
この年代頃を設定るしている映像物はそういったところを見ることも楽しみの一つかもしれない。
アガサ・クリスティの妙は、タイトルを「第三の女」にしたところ。でしょうかね。
流行の最先端。たぶん、その歳の流行語大賞だったのでしょうね。
「サード・ガール」
そう思うと、アガサ・クリスティの流行を捉える目利きは素晴らしいと思いますね。
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