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はい。どうも。あふろです。約8ヶ月の沈黙を破り、戻ってまいりましたぁ~♪みなさんお元気ですか?私しゃ、相変わらず元気です。田舎暮らしも順調です。パリから離れてスッキリ爽快。ほんと、たま~にパリに行くけど、よくあんなとこ住んでたなと、思うぐらい我々には辛い居場所だったよ。仕事場に関しては、文句なく最高な所なんだけど、生きていく、生活していくには、キツイです、パリは。ま、逆に、田舎暮らしは、生きていくには最高なんだけど、仕事がね、キツイです田舎は。これまた、なかなかうまく行かんもんです。ま、タダでさえ失業率の高いフランスで、その中でも、もっとも失業率の高い地方に来てしまったんだから、自業自得なんだけどね。なんとかせんと、いかんねぇ。というわけで、ここの日記もかなり長い間、ほったらかしちゃったし、田舎暮らしも始まったことだし、ここで、心機一転して、「あふろフランスへ行く第参章」を始めることにしました。またまた私のことだから、だららーーんとホッタラカシにする可能性も大だけど、何とぞよろしく~。んじゃねー。
2008/02/12
やばいっす。ホント。マジで。ご無沙汰しすぎっ!? っていうか、ブログなんか書いてるヒマ、全くなかったんだものっ!! マジで。人生何があるか分からんものです。 というわけで、もう私はパリにいませんっ!!ぐっひゃっひゃ~~っ!!だって、だって、だって引っ越しちゃったんだもーーんっ!!ようやく!晴れて!!念願のっ!!!パリ脱獄に成功~っ!!夢の田舎暮らし開始ですっ!相棒の転勤が突然決まり、引越しの準備もままならないのに、ちゃっかり予定通り2週間のバルセロナ旅行に行き、死ぬほど旨いタパスを食いまくり、F1グランプリを目の当たりにし、パリに戻って超特急の引越しダンボール作りをして、夜逃げするように、パリから脱獄しました。そうして長年の夢、北フランスでの生活が始まるザンスよ♪今のところ、新しいお家にはまだ入れないので、北フランスの相棒のお家に居候中。超~充実した生活を送っております。草刈をしたり、畑仕事をしたり、産まれ立ての鶏の卵を収穫したり、春先に植えた大根と枝豆と白菜の世話をしたり成長した菜の花でおひたしを作ったり、ヒョウタンの苗を育てたり、自然と土と水と太陽と触れ合う毎日です。んもう、最高っ!!満足しすぎて太り気味がやばいので、今朝は、だだっ広い草原と森の中をジョギングしてみたよ。ぬふふ健康的でしょ?とりあえず、そんな感じな毎日です。さぁ~て、来週のあふろさんは~?なぜ、パリ脱獄に成功したか?なぜ、バルセロナに行ったのか??なぜ、北フランスなのか???の三本です。また来週も見てくださいねー♪♪んっがぐっぐっっ!!っていうか、まだインターネット環境が整ってないので、いつ更新できるかわからん状態なのだけど・・・。これ、村の市役所のインターネット無料サービス使って書いてるんで・・・。
2007/06/07
オペラ座歌舞伎。歴史的な出来事でしたっ・・・か?ま、おかげさんで5回の本番をすべて無事に終了しました。しっかし、ホント連日大盛況。日本人のお客さんもいっぱい来てました。みんな着物だったりして、何だかすごかったよ。フランス人もいっぱい来てた。って、当たり前か。しかし、前回のシャイヨーの時と、客層が明らかに違う感じ。ブルジョワ階級さまが多かった気がするよ。シャイヨー劇場の時の客層の方が、日本の客層に似てる感じかな。庶民なんだけど、芝居が好きなタイプが多かったシャイヨー劇場に対し、日本とゐふ異国の芸術文化とゐふものを、吾も見わんとするオペラ座の客。ま、どちらにしても連日満席の大反響なので良かったのでしょう。私といえば、毎日PINルームから本番を見れるという絶好のポジションっ♪「勧進帳」の弁慶の団十郎バージョンと、海老蔵バージョン、両方3回ずつ堪能しましたっ!!私個人的には団十郎の弁慶が良かったな。すごいよ、やっぱりあの人、病み上がりとは思えない迫力と存在感。最上階席のさらに上のPINルームまで、しかもガラス張りで生の音ではなく、モニターの音の声しか聞こえないのに、その迫力がズンズンズンっ!初日から、ピン振りながら、鳥肌立ちまくりでした。最初は、すのこチームに配属されてしまったため、舞台上でせっせと働く日仏合同チームに参加できず、まどろっこしい事だらけだったけど、結果的に、すのこチームに配属されて正解だったよっ!舞台上チームのままだったら、舞台を全然見れなかっただろうし。しかも、舞台上チームよりすのこチームの方がベテランな人が多いみたい。いきなり、そこに配属って、すごくない???しかも、私は普通に働いているつもりなんだけど、他のフリーのフランス人より仕事が出来るらしく、かなりみんな私のことを気に入ってくれ、ぜひ来月も契約を延ばさせてくれと言われたよ。いや、参っちゃうな。 ここでも私、モテモテだよ。っていうか、フランス人の照明技術のレベルが低すぎなのよっ!!!日本の舞台照明技術者ってマジメだからね。かなりスパルタだけど、新人をちゃんと育てるし、早く的確に仕込み、キレイにバラす事を叩き込まれ、間違いは絶対にプロとして許されない。ピンだって、新人の時、インカムでヘタクソっ!!怒鳴られながら、手にマメができるぐらい練習させられたもんっ。日本で下積みして良かったよ。つらい日々もあったけど、おかげであの時の経験がすごく役に立ってるよ。ありがたや ありがたや。というわけで、来週からはまたコリンヌ劇場で仕事。オペラ座とは、スケジュールが合わなくて、契約は先送り。また来るよ~♪待っててね。
2007/03/31
オペラ座ピンルームから舞台の眺めやっほっほー。というわけで、オペラ座歌舞伎開幕っ!!昨日の朝から、もう一つの演目のバレエのセットから、打って変わって歌舞伎のセットに仕込変えをし、最終技術チェックをして、公開ゲネリハーサル向けて、昨日はかなりバタバタだったよ。もう、ワイアレスインカム内で、最終確認の嵐っ!あれはどうなる?これは何なんだ??と、日本のペースが掴めないフランス人とフランスの疑問に答えてる暇がない日本人サイド。日本サイドのやり方と、フランス側のやり方の両方の言い分が判かっちゃうもんだから、ワイアレスインカム内で繰り広げられてる会話に、いちいちイライラしたり、説明したりして、私だけ余計に疲れちゃったよ。。。ま、結果的には取り越し苦労だったけど。そして、いざ公開ゲネリハ開始っ!!私達はピンルームにスタンバイっ!!がしかーしっ!!ここに大きな問題がっ!!今日のピンのメンバー、わたし以外の2人は、リハを全く見ていなーいっ!!おとといの通しリハにいたフランソワーズちゃんとブルノくんは、今日は早番。16時には帰っちゃった。なななっ何ですとぉっ!!完全にシステム化されているオペラ座の勤務スケジュールは、ピンのメンバーが誰かなんて、考えてくれてないのぉ!?もちろんピンを振るのはベテランだから大丈夫だけど、公演内容も知らず、リハも見ず、しかも歌舞伎を全然知らないフランス人がピンを振るなんてっ!!今日はゲネリハだけど、特別に招待されたお客さんも入って来ちゃう公開ゲネリハだから、ほぼ本番と一緒なのにっ!!およよよっ!しょうがないから、ゲネリハ前に、ドレッド頭のフレッドくんと、ブルノ2号くんに、必死で私が歌舞伎の内容と、舞台セットと転換とピンのキューの説明をして、いざ出陣。ピンのキュー出しは、一番ベテランのブルノ2号くんが出すんだけど、それは、通しリハの時にフランソワーズちゃんが書いてくれたキューシートを、わけも分からず読む上げるだけ。だから結局、「えーっと、1番ピン、下手の扉から来る薄青の着物で黒い帽子をかぶった人・・・ってあれ??下手に扉なんかナイよ???どこから来んの??」「あああっ。あの下手にかかってる5色のカーテンが開くから、そこからだよっ!」と叫び、「カーテン幕、閉じるの注意っ!」と言うキューに、「日本式の幕だからねっ!上から降りるんじゃなくて、上手から下手に引っ張って閉まって行くからねっ!注意っ!」と叫びながら補足。「えーーっと、3番ピン、薄紫の女性が踊るところで、出す・・・」「あああ。それ、まだまだだいぶ先だよ。あと10分後ぐらい・・・。」挙句に私が その10分後に、「3番ピン、まもなくです。スタンバイ、どうぞーっ!」ってフランス語で叫びながらキュー出してたよ。私、ここで一番新人なんですけど・・・。いきなりピンチーフかよっ!給料上げろっ!うそうそ(笑)動きが比較的ゆっくりな演目で良かったよ。ピンのキューもシンプルだったので、何とかこの大きな難関を乗り越え、そんなこんなで、昨日の公開ゲネリハも何とか終わました。今日の初日は、ありがたいことにピンのメンバーが3人とも昨日と同じだったので、ずいぶん気が楽だったよ。っていうか、それが本来普通なんだけど・・・。しっかし、次の公演もピンのメンバーが、また変わるので気が抜けません。とほほほほ。
2007/03/23
さてさて、オペラ座歌舞伎。着々と準備が進んでるよぉ~。しっかし、オペラ座。2公演を同時進行で行うので、歌舞伎の舞台を仕込んでも、夜にはバラシて、次の日のバレエの準備をしなきゃならん。照明バトンは、吊ったままで大丈夫なんだけど、前明かりは、毎回シュートし直し。まあ、みんな慣れてるから大丈夫なんだけど、毎回朝仕込んで、シュートをしなおしてから明かり作りの続きって感じで、なかなか思うように仕込が進まんよ。大道具さんも、せっかく仕込んだ仮想花道を、毎回バラさなきゃなので、大変そうだよ。ま、日本人側スタッフも、オペラ座のシステムに納得して、文句一つ言わず、コツコツと仕事してます。というわけで、私は、そんなみんなの苦労も知らず、相変わらずスノコ係です。みんなの仕込んで♪バラシて♪釘を打って♪結んで~♪(♪むすんでひらいて♪の曲調でお願いします。)の作業を、上から見守るばかりです。バトンの上げ下げ作業のときに、ケーブル介錯するぐらい・・・。とほほ。しかし、今日から場当たりとリハが始まるっ!!そう、ピンの活躍の時っ!!!きゃはっ!この日を待ってたよ~♪というわけで、すのこチームのブルノくんとフランソワーズちゃんと私3人でピンルームにスタンバイっ!フランスのピンは実は今回が初めて。いままで、ピンのチャンスはあったものの、直前のキャンセル(!?)のため、結局今まで本番でフランスのピンを振ったことがなかったのだ。うっひょっひょ~っ!!大丈夫なんかい??日本スタッフにも、ピンは私がやりますっ!なんて偉そうな事言っといて、全然日本のと勝手が違ったら、どうすんのよぉぉぉ???しっかし、いざ使ってみると、日本のとは、ダウザーとアイリスの位置が違うので慣れるまで大変だけど、結構使いやすい。いや、かなり使いやすいぐらい。韓国の演歌ツアーで使ったピンに似てるし、変なピンでやるのはネズミー海で慣れてるから、すんなり対応できたよ。というわけで、場当たりと通しリハーサル。ていうか、日本人スタッフは仕込替えと明かり作りに大変で、結局ピンの打ち合わせなしっ!!ひえぇぇぇ~っ!!しかし、これもオペラ座では普通のことらしく、みんな全然ビビッてなかったけど、日本じゃ、リハにピンがきちんと出てなかったら、怒られちゃうし、大変なことになるよっ!しっかし、そんなことも気にしないフランスらしいマイペース。んで、照明チーフのバッカくんから、通訳くんを通したキューが来る。「ほれ、そこにいる一番偉い人、お父さん撮ってっ!」って。。。フランソワーズちゃんもブルノくんも、それじゃ分からんて。結局私が、「あ、団十郎ね。上手に座ってる人だよ。」って、また通訳。ああああ。じれったいっ!せっかく私がピンいるんだから、日本の照明チームから直接キューを送ってくれた方がラクなのにっ!!!しかし、すべての作業がワイアレスインカムで行われていて、日本人チームにインカムを渡してしまうと、バッカ君が思うように働けなくなるので、そんな無駄な工程になってしまうらしい。おかげで、日本人→通訳君→バッカ君→私→ピン3人。という伝言ゲーム的なキュー出し。およよ。挙句に、ピンのキューをメモってるフランスワーズちゃんが「一番ピン、上手の茶色い着物の人・・・っと」って書きはじめ、私があわてて、「あああっ!あれは衣装じゃなくて稽古着だよっ!本番の衣装はもっと派手だよ。」と、叫ぶ始末。なんで知ってるの~?って言われたってだって私、日本人だから。。。というわけで、トンチンカンながら、通しリハが無事終了しましたっ!今夜もまたバラシて、明後日の木曜、いよいよゲネリハです。
2007/03/20
というわけで、オペラ座です。なんとか迷わず行きたい所に、自力で行けるようになってきたよ。ま、仕事で必要最低限の所だけだけど。しっかし、このマンモス劇場。働く人たちも大型システムです。っていうか、週35時間労働がきちんと守られているフランス。劇場も例外ではないのだよ。業界で働いてて、労働時間を守るなんて、日本じゃ考えられないけど、フランスじゃ、これが普通。朝番チームと夜番チームに分かれて仕込が行われることが多いの。これにゃ私も、パリで働き始めた頃は驚いたけど、オペラ座ではさらに、照明チーム自体も、1、舞台上手チーム2、舞台下手チーム3、照明卓送りチーム4、すのこ・ピンチーム5、アトリエチームに分かれてる。およよ。確かに、舞台上は広いし、すのこまで上がるのに時間がかかるし、いい加減で面倒くさがりなフランス人たちには、いいシステムなのかも知れんけど。。。同じバトンを仕込んでるのに、上手と下手でケーブルの這わせ方が違うのには参ったよ。ま、結果オーライで、回路がつながって明かりが点けばそれで良いんだけどさ。何か、変なの。全体が見えないせいか、劇場で働いてないみたい。例えて言うなら、お家を建てる大工の一員なのに、全体の設計図は見せてもらえず、ただ南側に窓が2つ、北側に窓1つという注文が来て、それが台所用なのか寝室用なのか判らずに、ただ指示された窓を組み立ててるって感じ。んで、棟梁が後から来て、窓の幅をもう少し大きくしろと言い、作業が終わってから、ああ、あれは居間用の窓だったのね、って分かる感じ。最初から居間用の窓って教えてくれれば、作業はもっとスムーズに行っただろうに・・・。ってわけ分からんね。とにかく全体が全く見えないの。っていうか、全体が見なくても作業が出来るようにシステム化されすぎているの。ま、自分にあんまり責任が来なくて、気が楽っちゃ、ラクだけど。やりがいがないと言えば、全くやりがいがないよ。フリーをしばらくやってからオペラ座の常勤になったハンサムボーイのレジスくんは、「ここは引退者の劇場」って言ってたぐらい。確かに、照明をバリバリやって来て、ちょっと疲れたから休みたいけど、仕事は続けなくちゃだから、とりあえず生活のために軽く惰性で、仕事を続けるってのには、もってこいの劇場だよ。とほほ。というわけで、今日は歌舞伎仕込み初日です。2年前のシャイヨー劇場のスタッフが続々と来てて、わーいっ!懐かしいっ!!すぐにでもみんなの所に行って、挨拶がした~いっ!!が、しか~しっ!!私は、みんなを上から見下ろすことしか出来ない。なぜって私は今日から、すのこチームに配属されてしまったんだもん。ガ-ンっ!!歌舞伎の本番のPINを振るという重要な任務を任されたのは言いけれど、ピン担当イコールすのこ担当。舞台上には降りれない。日本人のスタッフとフランス人のスタッフが、せっせと舞台上で仕込んでるのに、すのこチームは、ひたすら すのことギャラリーで、照明の立ち下ろし回路のための仮設ユニットを仕込み、各バトンに必要な回路数を計算して、ひたすらボーダーを立ち下ろす。確かに、頭脳チームではあるけれど、照明機材に全く触らない一日だったよ。しかも、すのこは完全にフランス人だけの作業。日本語が話せる意味がない。舞台上では日本人とフランス人がわざわざ通訳くんを通して働いてるのに。ま、通訳くん達も前回のシャイヨーの歌舞伎公演にいた人達で、かなり馴れてるから、仕込み自体は全く問題なく進んでいるんだけど。私的にはまどろっこしいよ。ようやく日本人スタッフとまともに挨拶が出来たのは、仕込が始まって2時間後の10時休憩の時。とほほ。せっかく、日本とフランスの照明システム両方が分かってて、両方の専門用語もわかるのに。。。日本人スタッフも私がここで現地として働くことをとても喜んでくれていたのに。。。私はただ上からみんなの作業を見守ることしか出来ない。ふーんふーんふーん。とりあえず、みんなの作業がうまくことを願って。問題なく進むことを願って。私はひたすら照明回路を送ります。
2007/03/14
さてさて、オペラ座仕事3日目です。昨日は、予定よりも2時間も早く上がらせてもらった上に、今日は8時~16時勤務の予定が、午前中は何もすることがないからと、13時入り。13時から16時の3時間勤務。およよ。なんて幸せな労働条件なんでしょう♪というわけで、13時入りして、簡単な照明チェックを終え、13時半には、もう休憩。おいおいおい。全然働いてないよ~~。休憩室で、空手家照明のノリックくんに、チェスの手ほどきを受け、いざ本番。今日の演目は、オペラ座バレエ学校の発表会。っていうか、私は本番は何もすることがないので、袖で待機だけ。思いっきり公演を楽しんだよ。いやあ、すごかったー♪何がすごいって、あくまで学校の生徒による公演だから、プロではないわけなんだが、なにせ天下のオペラ座のバレエ専門学校。選りすぐりの子供達のバレエ英才教育なわけよ。小学生~高校生の少年・少女たちが、可愛い衣装と舞台メイクをして勢ぞろい。廊下ですれ違ったり、袖で待機してるときとかは、キャピキャピした普通の少年・少女たちなのに、いざ、舞台に立つと、ホント、プロの顔になるのよね。小さい時から踊ることだけをひたすら習い、目が肥えているオペラ座の観客達の前で踊り慣れてるから舞台に乗っても、ホントに堂々としてる。まだまだ技術的には荒削りな感じだけれど、舞台に立ったときの存在感が違うの。どんなに毎日練習しても、いざ舞台に立つとその数%しか出せないって言うけれど、この子達は、いつでも自分の100%を舞台に持っていくことを訓練されてるんだと思った。日本のバレエ界も技術的には頑張ってきているけれど、フランスの未来のバレエダンサーとの根本的な違いを見せつけられた感じ。日本は技術やテクニックの向上に集中しがちだけど、フランスは舞台という空間と観客との対話ができるように精神的なものを鍛えてる。すごいぞ、オペラ座のねずみちゃんっ!そうそう。ねずみちゃんというのは、このマンモス劇場オペラ座で、毎日住みついてるかのように日々バレエのレッスンを受けている小さな子供達のこと。いまは、ナンテールのほうに学校自体は移っちゃって、ねずみちゃん達はもうオペラ座に住みついていないけど。ふーん。というわけで、ねずみちゃん達の発表会も今日が最終日。来週から、いよいよ、歌舞伎の日本人スタッフがやって来ますっ!!
2007/03/11
というわけで、パリ・オペラ座です。今日でお仕事2日目。徐々に照明スタッフの名前も覚えて、慣れてきたよ。みんな愉快でいい人たちばっかり。楽しいよ~♪そうそう。オペラ座の地下にも行ってきた。照明のアトリエが地下にあるもんで。っていうかアトリエと言うより、修理工場みたいだった。ドでかいスペースに、要修理の機材が並んでて、アトリエ担当の人がエンジニアみたいに、ただひたすら修理してる感じ。このさらに下には、「オペラ座の怪人」のとおりに湖があって、魚もすんでるらしい。残念ながら怪人はいないけどね。大道具の人がたまに魚に餌やりに行ったりするんだってさ。ふーん。そうそう。湖の上にそびえ立つオペラ座の地下の構造は、船と同じなんだって。水位がいつも同じ湖の上に浮かぶ、船型をした大きな劇場。それがオペラ座なのだと。ふーん。というわけで、今現在の船型劇場の演目は、日替わりでプルストというバレエと、オペラ座バレエ団学校の発表会の2つ。日替わりってっ???って感じだけど、そう。ほぼ、毎日、大道具も照明も仕込変え。およよ。一体どういう方法で毎日仕込変えなんてしちゃうのか、かなり興味深かったのよね。しかも、ここはオペラ・バズティーユと違って、イタリア形式のかなり古い形の劇場だし。しっかし、スタッフ達は手慣れたもので、あっという間に、手際よく仕込変え終了。っていうか、ダンス演目が多いから、舞台上に立ってる道具が少なくて、つりモノのセットが多いのと、タッパが死ぬほど高い劇場なので、美術バトンも照明バトンも吊ったまま飛ばしきって収納し、その演目に必要なバトンだけを、タッパまで降ろすだけなのね。んで、舞台両袖には、可動式のドでかいタワーが5基ずつあって、それにサイドスポットが山ほど仕込まれてるの。演目によってタワーの位置を変え、かるくシュートを見るだけ。あとは、前明かりだけをシュートしなおして、色を変えるだけ。ふーん。考えたものだわね。しかし、日本の劇場の構造じゃ、このやり方は無理に等しいわな。だいたい劇場のシステムが違いすぎるし。というわけで、今日は明日のオペラ座バレエ団学校の発表会に向けて、午前中仕込変え、午後リハというスケジュール。にしても、観光名所のオペラ座。こっちが仕込みをしてようが、思いっきり作業明かりになっていようがお構いなしに、観光客が客席を見学して、写真を撮りまくってるよ。さすがフランス。太っ腹。超オープン。日本じゃ、こうも簡単に、仕込みを見せたりしないよな。たしかに、入り口の階段ホールと、客席内のシャンデリアと、天井のシャガールの絵は見ごたえ充分。私も知り合い連れて、金払ってオペラ座見学したことあるし。あの時はまさか、自分がこの客席を機材を担いで歩いたり、舞台上を歩くとは思ったもみなかったけど。さてさて無事に、仕込変えを終え、ご飯を食べて、さてリハーサルっ!と言う時に、照明チーフのマーク君から「あふろ、今日は上がって良いよ」だって。ほいっ??午後チームがもう来てるし、本番も何回もやってる演目だから、そんなに照明さんが必要ないので、あっさり帰らせてもらったよ。ラッキー♪仕事ラク過ぎ。これで勤務表通りの給料もらえちゃうんだから、ホント、ありがたい。のほほほほーーっ。
2007/03/10
ほいほいほ~いっ!!とうとう来ました。オペラ座です。そう。パリの。オペラ座。オペラ・ガルニエ。あの「オペラ座の怪人」の、本物(?)の劇場。観光じゃなくてね。そう。お仕事よ。うふふ。っていうか、フランスに来て、パリで仕事し始めて、あっという間に、こうも簡単に、世界に名高いオペラ・ガルニエで仕事できるなんて思ってもみなかったよ。自分でも、あら、びっくりっ!!昨年の秋に、パリ歌舞伎公演をやることを知って、ダメもとで、オペラ座の照明部に直接、履歴書を持って行ったのよね。照明できまーーすっ!ピンもできまぁぁすっ!日本とフランスの照明システム両方知ってまぁ~すっ!技術通訳だってできちゃいまっす!2年前のシャイヨー劇場でのパリ歌舞伎公演もやったよぉ!!だから、使ってっ!ね♪ねっ♪ねっっ♪♪っていう熱烈なラブレターを同封して、直接オペラ座の楽屋口に向かい、アポなしで照明チーフを呼び出してみた。ぬふふ。私ってば、大胆♪っていうか、フランスの劇場で仕事を探す場合、これぐらいガッツリ食いかかっていかないと、誰も相手にしてくれないし。それに、それぐらいの熱意を見せてナンボの世界。技術や経験や知識がいくらあっても、最初の取っ掛かりが掴めなきゃ、ダメなものはダメ。んで、ダメだったらダメで、縁がなかったのだと、いさぎく諦め次に行くしかない。3年前に劇場の研修先を探しにパリに初めてきた時も、フランス語も全くマトモに話せないのに、がむしゃらに、ナリフリかまわず、当たって砕けろ状態で、10日間で40ヶ所以上の劇場に足を運び、断られても、追い返されても、変な顔されても、あきらめずに探し続けたおかげで、最後の最後にコリンヌ劇場での研修許可を貰うことが出来たんだし。というわけで、今回も、当たって砕けろ作戦に出たわけ。しかし、さすがオペラ座、敷居が高い。受付であっさり断られ、照明チーフにも技術監督にも会うことは出来ず、履歴書だけ受付のお姉ちゃんに託して帰ってきた。って、あたりまえか。が、しかーしっ!!その1週間後、照明チーフのパスカルくんから、直接電話がっ!会って話がしたいとな♪そんなわけで、緊張しながら行ってみたものの、照明チーフのパスカルくんは、とぉぉぉってもいい人っ!!ヤンチャで優しいおにいちゃんっ!って感じで、すぐに打ち解けて、話をすることが出来た。パスカル君も私を気に入ってくれたらしく、あっさりと仕事が決まって、ここに至るってわけ。んで、実際の歌舞伎の仕込みは、14日から始まるんだけど、日本側のスタッフが入ってくる前に、このドデカイ劇場に慣れておきたいっ!という私の希望を聞いてくれて、今日9日が私の初日。というわけで、デカイっ!マジでっ!デカイのなんのって、一人じゃ、楽屋に戻れないぐらい。舞台自体はそんなでもなくてちょっと大きめなぐらいなの。うんと、国際フォーラムAぐらいかな。客席も、自分で客として行った時よりも、小さく感じたぐらい。しかし、その裏の、スタッフやらダンサーやら、オーケストラやら、リハーサル室やら、制作部やら、事務所やら、云々かんぬんが、ズラーーーーーっ!もう、あちこちに扉・扉・扉。ぐんぐん長い廊下がドーーーーンっ!最上階まで続くエレベーターがグググーんっ!しかも、どの扉も、廊下も、手すりも、歴史を感じさせるものがいっぱい。すっ素敵っ♪しっかし、ムダに迷って歩きまくったのと、イタリア形式劇場の舞台上5%の傾斜が、足にキタよ。今日一日、仕事的にはたいしたことしてないのに、家に着いたら、足がパンパンっ!!足マッサージは欠かせない毎日になりそう。というわけで、これ以上ムダに歩かないように、行きたいところに行けるように頑張るよ。んじゃねー。
2007/03/09
やっほっほーっ!というわけで、この週末は、超~~ひっさびさに、私の第2の故郷に戻って来ました。っていうか、相棒の実家の北フランスの田舎ね。パリ嫌いの我々夫婦は、休みがあるとすぐに逃げるようにパリを離れる。っていうか、パリのこの小狭い、小汚い、騒音、汚染の中に一日でも長く居たくない相棒の影響で、私まで見事にパリ嫌いになったのだけど。っていうか、フランスの田舎の濃厚な生活を知ってしまうと、パリの虚無な生活がバカバカしくなるよ。ホントに。というわけで、先月は、我々夫婦はパリの同じ劇場に勤務していたのだが、見事に勤務シフトが真逆なスケジュールで、休日まで合わなかったため、私はパリに置いてけぼりを食らってたの。。。とほほ。だって、私は月~金の8時~16時勤務。相棒は、火~日の15時~24時勤務。私が出勤する朝は、相棒は寝ていて、相棒が帰ってくる頃には、私が寝ている生活。久々に会っても劇場内ですれ違う程度。へーんな夫婦。しまいには、全然おまえに会えないじゃないかーっ!!と怒り狂う相棒。って、しょうがないっしょ。同じ劇場に勤務できることだけでもありがたいと思わなきゃ。ねぇ。共働きじゃないと食ってけんし。ねぇ。ま、そんなこんなで、そんなすれ違い生活も終わったので、ようやく久々に二人揃って田舎に帰ることが出来たよ。アーバンクールの立派な白樺ちゃんお庭の手作りブランコとお花白樺の中で風にゆれる風鈴ちゃんあーーーーっ!気持ちいいーーーっ!ここには、本物の空と空気と自然がある。質素だけど、濃厚な生活がある。手作り風見鳥ちゃんんんんんんーーー!生きてて良かったぁ~~♪毎日おいしい卵を産んでくれるニワトリちゃんたちというわけで、田舎で特に何をしたわけもなく、たった1日半の滞在だったけれども、すっきりっ♪リフレッシュ♪はい、また今週も頑張りマースっ!
2007/03/05
はいはい。どもども。ご無沙汰です。久々に1ヶ月の長期契約で働いてました。場所は、ご近所コリンヌ劇場。小ホールのクリエイションに参加。今日が私の仕事最終日で、そして、公演初日です。はい。皆さん、絶対見に行かないでください。もう、最悪です。。。こんな公演、日本でもフランスでも見たことないよ。しかも自主公演ならまだしも、ここは国立劇場。みんなの税金使って、いろんな財団から金ふんだくって、出来たものが、はい?これですか???てな感じ。もう、素人かい?学生かい?って感じ。出ている役者さんたちは、みんなベテランだから、まあ、何とか許すとして、演出家とその不愉快な仲間達が問題なの。タダの芸術家気取りの温室育ちのお坊ちゃま軍団。意味ありげに、役者を舞台に立たせ、意味ありげに、単語の羅列を言わせ、意味ありげに、音を出し、意味ありげに、照明を光らせる。そんなこと、誰だって出来るよ。。。しかし、実際は、意味もなく、役者が登場し、全く意味を持たないセリフを吐き、工事現場のような騒音を出して、目がつぶれる様な光を出す。これが、3時間近く続くの。しかも小ホールだから、客席の居心地があんまり良くない。ホント、不愉快極まりない公演。実際、パンフレットの中にも、「僕は人の気分を害する」と堂々と書いているし。っていうか、そんなもん、客に金払わせて見せるなっちゅーのっ!!もうホント不愉快極まりない仕事でした。照明班はみんな仲良しだから何にも問題がないんだけど、技術スタッフとカンパニーの間が、こんなに変な雰囲気なのはフランスでは初めて。フランスに来て、仕事を始めてから、いいなーフランスって♪って思ったことの一つに、スタッフとキャストがすごく良い雰囲気で仕事をしていることが多いことだったのに。日本だったら、出演者が神様で、スタッフは奴隷みたいな扱いで、スタッフ側はきちんと「さん」付けして、挨拶とかとしてるのに、キャスト側からは「照明さーんっ!」「音響さーんっ!」と呼ばれる(怒鳴られる?)ことが多い。我々スタッフにも、それぞれの名前、ちゃんとあるんですけど・・・って言いたくなる。その点、フランスは、スタッフもキャストも、みんな名前同士で呼び合って、きちんと一人一人挨拶して、みんなで一つの作品を作り上げているんだっ!っていう雰囲気があるの。だからフランスでクリエイションに参加できるのは、照明スタッフとして認められるだけでなく、一人の人格を認められる気がして、すごく嬉しいし、楽しい。しかっし今回は、全く違った。挨拶とかはするんだけど、「オレ様、芸術家っ!ふんっ!」という態度が見え見えで、気分が悪かったよ。しかもそれで公演の内容がナイよーだから、始末に終えん。照明デザイナーのキャティーちゃんも、とっても感じの良いお姉ちゃんなんだけど、感じの良い、育ちの良い、お金持ちの、芸術家のお友だちがたくさんいて、私、照明って素敵って思ったから、照明家になってみたの♪うふっ♪だから、私は照明デザイナー♪って感じ。つまり、何の苦労も知らずココまで来てしまって照明の技術的なことが何も分かってない・・・。経験はあるから、機材とかは、ある程度は知ってるんだけど、技術的なことのベースが全く出来ていない感じだった。まあ、デザイナーに技術的な知識は必要ないといってしまえば、それまでだがね。しっかし、仕込みの日に、ヒール付きのブーツ履いてたり、ぴろぴろのスカートを着てたり、フルメイクばっちりで着ていたのには、参ったよ。。。しかも、約束の時間に、来たためしがない。遅刻大魔王のオシャレ照明デザイナー。あんた、ホントにやる気あんの???って感じ。しかも、毎日変更だらけ。毎日、毎日、仕込替えばかり。あんた、ホントに照明のイメージ出来上がってんの??って感じ。最後まで、すべての機材において、すべてのシュートにおいて、「とりあえず今はこれで」だと。その「とりあえず」の仕込みのために、私達、何十キロもする機材を足場の悪い危険な作業で、何度も吊り変えてるんですけど????もう、どんどん日に日に、キャティーちゃんと照明スタッフの仲が悪くなるのが目に見えて分かった。誰も、デザイナーの言うことを聞かなくなるし、言われても、適当にやってその場をしのぐ感じ。ダラダラ、べらべらしゃべりながら仕事をする照明スタッフに苛立つキャティーちゃんと、無駄な無意味な仕事をやらせられて苛立つ照明スタッフ。もう、悪循環な毎日だったよ。特に、両方の言い分が良く分かったから、私的には複雑だったよ。だって、もし私がキャティーちゃんの立場だったら、この働かないフランスの中でも、さらに働かない国立劇場のスタッフにイライラしちゃうと思うもし。しっかし、なぜかキャティーちゃんは、何かあるとすぐに私の名前を呼ぶ。参っちゃうよ。気に入られるのは良いけど、また無駄な変更でしょ???まあ、スケジュール的にも体力的にも、日本に比べて全然楽だし、スタッフ同士はみんなホントに仲良く雰囲気がいいので楽しかったから良いけどね。あ、タイトルの「ボボ」とは、フランス語の俗語(?)で、「芸術家気取り」「温室育ち」「自分が一番と思ってる」って感じの人たちのことを指すのね。ま、つまり今回の公演のことだわね。うん、まさに「ボボ集団」。そんなわけで、今回の仕事も無事終了。1週間の休みを取って、そのあと、再来週からいよいよパリ・オペラ座で仕事ですっ!!
2007/03/02
やっほー。元気かい?私は相変わらずだよ~ん。2月頭から3月頭まで、丸々1ヶ月、久々の長期の仕事が入ってきて、毎日規則正しい、普通の生活してまーす。というわけで、今日は、仕事をしてるにもかかわらず、失業者の資格を取りに行きました。仕事があるんだから、失業者じゃないじゃんっ!!?と思われがちだけど、ここはフランス。訳の分からん矛盾が日常茶飯事。ふっふっふ。というわけで、近所のASSEDICという所へ。このASSEDICというのは、日本だと何の管轄になるんだかよく分からんが、ANPEという日本のハローワークみたいな機関に登録する前に、「私、失業者でぇすっ!」っていうのを証明してもらうために登録する機関。つまり、ANPEがハローワーク・職安で、失業者に仕事を斡旋する所で、ASSEDICが、次の仕事にありつくまでに失業保険を払ってくれる所って感じ。失業者の多いフランス。こんな機関に行ったら仕事のない、いろんな人がいっぱいいて、それはそれは暗いジメジメした薄汚い所なんだろーなと思っていたら。。。全く予想外っ!すごく綺麗で明るくて、フランスではカナリ珍しいパソコンやら質問用の電話口やら、最新設備が揃ってて、ピッカぴかっ!しかも、洋服屋で働いてそうなオシャレで綺麗なお姉さんが、とても気持ちよく、明るく、対応してくれるので、なんだか明るい雰囲気。日本みたいに失業者に対する暗いイメージは一切なく、フランスではみんな堂々と失業者できる感じ。しっかし私は仕事ボチボチ・休みダラダラ中途半歩な失業者。っていうか、お前、フリーの照明ちゃんなんだから、失業も何も、仕事がないだけじゃんっ!!って感じだけど、ここはさすが舞台を芸術として捉える国フランス。舞台関係の仕事に就いている人は、その労働条件やら仕事が特殊な形態なため、特別な失業保険制度があるのだよ~っ!!それはズバリ、あんた照る見とん、スペクタクル?じゃないっ、アンテルミットン・スペクタクルという制度。この制度は、時間が不規則で、短期の契約の仕事ができず収入が不安定な舞台関係の人たちのために特別な失業保険を払っちゃうよっ!!って、世界でフランスにしかナイ、超~太っ腹制度。この資格をもらえると、例えば、1ヶ月のうち、2週間分しか働けなくても、後の2週間分の給料は、ASSEDICが払ってくれちゃう♪うふふっ。もう、この制度を初めて知った時は、目ン玉飛び出るぐらい驚いて、同時に、絶対フランスに居座って、この制度にあやかってやるぅぅ~っ!と決心したぐらい。但し、10ヶ月以内に507時間以上、舞台関係で働かないとダメで、私は、まだまだ始めたばっかりだから、200時間ぐらいしか働いてないから、すぐには失業保険が貰えないんだけど、とりあえず、失業者登録を済ませて来たよ~っ!!507時間なんて、日本のペースで働いてたらアッという間に働けちゃうけど、ココはフランス。1週間に35時間労働が基本で、多くても週に40時間ぐらいしか働けない。なので、結構、労働時間を貯めるのに時間がかかるのよね。とりあえず3月末まで仕事が決まってて、それで400時間ぐらいになるから、うまく行けば今年の夏までには、アンテルミットンになれるかも???うふふふふ~♪がんばるぞぉぉぉ。しかも、今回もらった失業保険カードで、ルーブル美術館もタダ。区立のプールもタダ。劇場のチケットも割安。いろんな国立の施設も割安、もしくはタダ。になるのだーーーーっ!!うっひょっひょ~♪珍しくっ!!フランス万歳っ!!
2007/02/12
どうもどうも。1月26日(金)から久々に仕事してます。今回は3日間の契約。場所は、Salle Pleyelというフランスの日本大使館のすぐそばにあるクラシックコンサート専門のホール。ここは2年半の改装工事を終えて、去年の9月に再オープンしたばかりの最新ぴっかぴかホール。とうわけで今回の仕事は、ダイアン・リーヴスというアメリカの黒人歌手のコンサートのピン・スポット要員。うひょっひょーーーっ!フランスで初ピン振りです。日本とフランスのピンスポットは機材が全然違うから、今までは、「ピンを振れますっ!出来ますっ!」って思いっきり言えなかったんだけど、どうやらフランスのピンのレベルって、日本に比べてかなり低いことが分かり、しかも、今まで私ってば、アイドル演歌歌手の韓国ツアーで変な機種のピンも振ったし、ネズミー海のチョー使いにくい海外使用のピンも振りこなしてきたし、アメリカのマジシャン河童ー競技場のまやかしピンもやったし、横浜アリーナで豆粒みたいに遠くにいる踊るアイドル少年達もとってきたし、東京ドームの大格闘技大会で、観衆に埋もれる黒人格闘家もフォローしたし、大阪城ホールで回る盆のアイドルラップグループのなぞなぞピンもやったし、いろんなピンのキュー出しとかもしてたよ~って話したら、フランスでは、かなり貴重な経験をしてきている部類に入るらしく、それ、絶対に履歴書に書くべきだよっ!と言われ、履歴書に書いたとたん、仕事が来る来る~♪そうやら、フランスでは、もともとピンを使う照明効果があまりないので、照明技術者でもピンを振れない人のほうが多いらしい。日本じゃ、若手の最初のポジションなのにね。ピンをまともに振れん奴に、照明が分かるものか~っ!ピンの出し方ひとつで、センスがないっ!明かりを見ろっ!!と、かなり怒られ、絞られ、けなされるド根性な日本照明業界って・・・。ま、おかげさまで今回の仕事にありつけた訳だけど。んで、今回のSalle Pleyelには常設ピンがないので、金曜日:ピン仕込み。土曜日:リハ・本番日曜日:バラシ。って、むっちゃ御気楽スケジュールっ!しかも、金曜日の夜、友だちの結婚式があるので、(素敵な結婚式だったよーー!楽しかったっ!)早く上がらせてもらい、二日酔いのまま、というか酒がまだ残ったままの状態で迎えた土曜日。んで、だらだら待ち時間の後、リハをしてみて、技術監督が一言。ピン、いらないわ。。。だとっ!というわけで、昨日仕込んだピンを、全く使わないうちに、バラシ。んで、本番が始まる前に、照明チーフのお茶目ギヨーム君が、「あふろ、よく働いたご褒美♪帰っていいよ~っ!」だって。っていうか、昨日も今日も全然働いてないんですけど・・・?というわけで、フランス・ピン・デビューならず。ありがたく帰りました。ううん。ちなみに、3日目の日曜日も、バラシが殆ど終わってたので、17時までの契約が、12時に終わったし。なんて、おいしい楽な仕事でしょう。だから、こんなのばっかに慣れちゃって、もう絶対、日本のペースで仕事なんてできないよ~っ!!
2007/01/28
ほいほいほーーいっ!お久しぶりです。久々です。働かざるもの食うバカリのあふろらいと です。生きてるよ~♪というわけで、今日は待ちに待ちすぎた運転免許証の書き換えに行って参りました~っ!日本の運転免許証をフランスの免許証に書き換えるの。日本の免許と違って、一度貰ったら、死ぬまで有効っ!のなめ猫もびっくりなフランス運転免許。っていうか、なめ猫知ってる人、今どれぐらいいるんだろ・・・。ワーホリビザやら学生ビザの時は、日本の免許とその翻訳を持っていれば運転できるんだけど、結婚して、身分の変更をしてから一年以内なら、この、なめ猫免許に書き換えが出来るのだ。ホントは身分の変更が完全に終了したらすぐに書き換えたかったんだけど、問い合わせに行くたびに、違うこと言われるし、手続きをしてからすぐに貰えるか分からんし、去年の12月の日本帰国に時に、手元に日本の免許証がないと困っちゃうので、12月16日、日本からフランスに戻って すぐに、恐怖のCITE警察署に行って来た。んで、それまでは行って必要書類が揃ってれば、すぐに手続きをして、あとは、新免許が来るのを待つのみ~♪だったのにっっっ。ぬあんと、いつの間にやら、また制度が変わってて、「予約を取ってください」だとっ!!!!!というわけで、一番最短で取れた予約が、1ヵ月後の今日・・・・。そんな風に制度が変わるんなら、最初っからそう言ってくれれば、日本に帰国する前に予約取ってたのに・・・。いじわるっ。というわけで、待ちに待たされた本日。またもや待ちに待たされるのに決まってるので、お菓子と飲み物と本をしっかり持参して。必要書類を受付で渡し、愛想の悪い兄ちゃんに整理番号をもらい、待つこと待つこと待つこと・・・・。ひたすら待つこと待つこと待つこと・・・・。待つこと待つこと待つこと・・・。まだまだ待つこと待つこと待つこと・・・・。・・・・。もう慣れましたよ。待つことなんて、このお菓子と飲み物と本のCITE警察署三点セットがあれば、もう全然へっちゃらです。でもね、ここは運転免許やら、車の権利書やら、いろんな車に関する書類を管轄する部署。そう。つまり、身分書き換えとかみたいにガイジンだらけの部署と違って、待ってる人ほとんどが純フランス人。ビザだの滞在許可証だのに苦労したことのない人たちばかり。つまり、CITE警察署初心者が多い。私みたいに、CITE警察署三点セットを持ってる人なんかいなくて、みいーーーんな、イライラしまくりっ。しかも、我慢という文字が辞書に無いフランス人。もう、待合室は、イライラくん、イライラちゃんでいっぱいよ。貧乏ゆすりと舌打ちの大合奏でした。そんな苛々フランス人交響曲の中、私の整理券の番号が呼ばれた~♪挨拶もしない、チョー無愛想な黒人おばちゃんに、っていうかCITEって黒人女の担当者が多い気がするんだけどなぜ??書類を渡し、いすに座って、またもやひたすら待つ。黒人おばちゃんは私にはむっちゃ愛想悪いくせに、隣りの姉ちゃんとキャッキャッ♪ペチャクチャ♪とくだらないおしゃべりながら、ダラダラ仕事をするけど、これも、我慢、ひたすら待つ。「この書類のコピーが足りないわよっ!」とぶっきらぼうに悪魔のような顔で私に話しかけるけど、これも我慢。「いや、でも、必要事項に書いてなかっ・・・」と最後まで言わせてもらえないうちに、「つべこべ言わずに、すぐにコピーしてきてくださいっ!」って怒られても、我慢、我慢。速攻で、隣りの部屋にあるコピー機へ行き、たった二台しかない上に、一台は壊れてて、超旧型のもう一台にものすごーーい列が並んでて、しかも、普通のコピーの料金の2倍してても、我慢、我慢、我慢。しかも、私の前に並んでたアラブ老夫婦が、コピーの使い方が分からず、どぎマギと、要領悪く、ちょー時間をかけて、二人分のパスポートを全ページコピーしてても、我慢、我慢、我慢、我慢・・・。というわけで、たった1枚のコピーのために、なんだか無意味に我慢くらべ大会出場して、ようやく再び、無愛想の黒人おばちゃんの元へ。私が我慢大会に出場しているうちに、他の人の手続きをし始めてて、これまた待たされても、我慢我慢我慢。というわけで、なんとか手続き終了~っ!!そして、最後の窓口で、ド派手な化粧の姉ちゃんに投げ捨てられるように渡された新品のなめ猫免許をゲットぉ~♪一応、名前とか住所とかに間違いが無いか、ミスプリが無いか調べ、手続き開始からひたすら待つこと3時間後、恐怖のCITE警察署から脱獄成功~♪もう嬉しくって、嬉しくって、ルンルンルン♪♪♪もう一度、見ちゃお~っ!!っ!!!っっ!!!????ありえんっ!ありえんだろっ!郵便番号が間違ってるぅぅぅぅぅぅっ!!!!名前と住所は確認したけど、郵便番号まで見なかったよっ!しかも、パリ20区の郵便番号75020が、パリに存在しない、75023だとっ!!パリは20区までしかないでしょっ!!23区ってブランドじゃないんだからっ!!東京じゃないんだからっ!!しかも、パリを管轄する警察署が、パリの郵便番号間違ってどーすんのっ!!ありえないっ。ありえないよ。ただただ脱力・・・。でも、これを訂正する気力は私には残ってないし、これは明らかに警察署のミスなので、むかつくので、このままにしてやるっ!で、何か言われたときに、せぱまふぉーとっ!!(注1)って怒り狂ってやるっ!!!!!!というわけで、偽・なめ猫免許獲得ですっ!!注1:Ce n'est pas ma faute. 私のせいではありません。が、文法的には正しいんだろうけど、普段はC'est pas ma faute!私のせいじゃないもーんっ!となり、フランス人がもっとも得意とする口癖です。みなさんも、フランスで何かのトラブルに巻き込まれたら、せぱまふぉーとっ!!っと叫んでやりましょう!!
2007/01/12
やっほー。新年明けて、仕事が入ってこないので、のんびりダラダラ生活を送ってます。こういう時、フリーって、面倒。サラリーマンなら、休みは休みって割り切れるけど、フリーには「休み」というより仕事がない日、つまり「収入ゼロな日」ってワケで、いまいち開放感がないのよね。とか言いつつ、どうあがいても仕事が入って来るわけでもないので、実質的には、のぉんびりなんだけど。というわけで、部屋の掃除やら、洗濯に追われながらも、たいした広さじゃないし、たいした量じゃないので、すぐに終わっちまう専業主婦業。というわけで、料理に力が入ります。というのは、前回日本に帰ったときに、買ってきた日本の神器のおかげで、かなり料理が楽っしい~♪その、日本の神器とは????ぬふふふふ。そう。炊飯器♪以前も持ってたんだけど、100Vの日本使用で、200Vのフランスでは変圧器が無いと使用できなくて不便だった上に、去年フランスに遊びに来た顔も性格も私にソックリなおばちゃんに思いっきりっ変圧器なしで接続されてしまい、ものの見事にぶっ壊れた。おかげで、それ以来、フランスの鉄鍋でおいし~いっご飯を炊く技も身に付けたが、やっぱり、炊飯器って便利っ!ってことで、日本で海外対応の炊飯器を購入し、持って帰ってきてたのだ。しかも、日本で見つけた素敵な料理本と共に。その名も、「炊飯器でおいしいレシピ」っ!!!すごいの。すごいの。すごいの。炊飯器ってすごいのっ!!ご飯だけじゃないの。何でも作れちゃうの。煮物も!スープも!グリルも!グラタンも!デザートも!!パンも!!すごいよ。すごいよ。すごいよ。とうわけで、天才・炊飯器くんによる作品。さっぱり甘すっぱ~いオレンジマーマレード・ジャムくんそして、今夜の夕飯 カフェ風?ベトナム風?牛丼っ!うまかったーーーっ!!それ以外にもね、「新鮮採れたてふっくら牡蠣かきカキ入り目もくらむチャウダー」とか、「旬のカブカブたっぷりがぶがぶ鶏肉じんわり煮」とか、(料理名Byあふろらいと)も作ってみたよ。もう全部、簡単っ!びっくりっ!おいしい~♪だって、材料入れて、炊飯器のスイッチ入れるだけなんだもん。しかも、今日の牛丼なんか、ご飯を炊きながら、牛汁作れちゃうんだよ。ホント、おすすめっ!もう一台 炊飯器が欲しいぐらい。って、置く場所ないってば。何でもドンドン作りたくなっちゃうよ。で、何でもどんどん食べちゃって、どんどん太っちゃうよっ!!・・・・・・。やべっ。
2007/01/05
明けましたか?おめでとうございますかね?って、毎年思うんだが、フランスの新年は、ちっとも明けた気がしないよ。日本のように引き締まった正月の習慣がないし、クリスマスの飾りのままダラダラ新年を迎える感じだし、31日の夕方にフランスより8時間早く新年を迎えてる日本の実家に、明けましておめでとーっ!!なんて電話しちゃってるもんだから、なんだかよく分からないまま、いつの間にか2007年を迎えちゃいました。っていうか、今年の年越しは、さらにトンチンカンだったよ。っていうのは、北フランスの友達のっぽオリビエに年越しパーティーに誘われて、行って来たのだ。でっかいクリスマスツリーとデコレーションしまくりの、町のパーティー公民館(SALLE DES FETES)を借りて、仲の良い友達同士だけの、ドンチャンパーティー。8時ごろ会場に着くと、もうそこは、ジャングル。広い広い会場に、1歳~10歳ぐらいの子供達が走りまくりはしゃぎまくり。んで、9時半過ぎからダラダラとレモンとスパークリングワインで作った手作り食前酒を飲み始め、(これがうまいっ!!)手作りのガトーサレとミニトーストをつまみ、(これまたうまいっ!!)もう、食前酒なのに、やばいぐらい飲みまくり食いまくり。そんな中、音楽がかかり、会場はディスコ状態っ!!ハッスルギャングな子供達も、踊りまくり、ハシャギまくり。んで、ようやく10時過ぎに、前菜にありつく。北フランスのValenciennes特製の牛タンとフォアグラのテリーヌと、スモークサーモン。そして、あまーい白ワイン飲みまくり。ううううーーっうまいっ!!っていうか、私、いつも食い意地張りすぎて、食べ物の写真取り忘れるのよね・・・。ま、いっか。そして、また、踊りまくり。んで、メインのビュッフェ。ローストビーフ、豚のロースト、羊のロースト、ソーセージの盛り合わせ、パスタサラダ、各種やさいのサラダ・・・etc・・・を食いまくり。アルザスの白ワインとボルドーの赤ワイン飲みまくり。相変わらず、食いきれないほど並んでたよ。そして、気づけば11時40分。あと20分ぐらいで新年だよっ!!なのに、誰もなにも始めようとしない。。。同じテーブルに座ってた40歳のバブリーなイケイケ姉ーちゃんたちが、ああんっ!踊ろうよーー!踊りたいのに、曲が入んなきゃ、踊れないじゃぁーん。と、バブリー全盛期ばりに、うずうずし始めた。関係ないけど、このバブリー姉ちゃんたち。40歳にもかかわらず、スタイル抜群。ピッチピチのボディコンに身を包み、お尻はキュっ!おっぱいはボンっ!マドンナもびっくりな姉ちゃんたち。しかも、一人は2人の中学生の子持ちっ!!一人は、以前軍隊で働いていて、もう一人は、小学生の先生・・・。恐るべし、フランスの公務員たち。その踊りたくてウズウズしてる、フランス公務員ぴっちぴちっマドンナ軍団を見て、相棒が、一言、「じゃ、俺行って来る」って、あんた??もしやっ??皿の上のものを全部平らげ、口をモゴモゴさせたまま、DJ席の方へ向かって行っちゃったよ。相棒は、中学生頃から、お祭りパーティーが大好きで、おこずかいをすべてLPにつぎ込んで、DJをやっていた時代もあったそうな。その時の血が騒ぎ出しちまったんだろうね。まじでぇ?あんたっ、このパーティー初参加なんし、知らない人ばっかりなんだから、ちょっとは遠慮しろよっ。という私の思いも届かず、相棒は、マイク片手に「さあ、そーろそろ、2007年が近づいてきたぁ~っ!みんなぁっ!準備はいいかー??」とMCをおっぱじめたよっ。それに対し、みんなも「いえーいっ!!」って、おいっ。見事に会場全員盛り上げちゃってるよっ!そして、相棒の選曲は、40歳公務員マドンナ姉ちゃんに、ピンポイントで大当たり。もう、みんな踊りまくりノリまくり。そして、いよいよあと数分で、12時!2007年の幕開けよ~!っていうか、相棒っ!!あ、あんた、時計もってないじゃんっ!私の時計も何分か進んでるし、誰か、正確な時間を教えてクレイっ!すかさず相棒、マイクで「誰か、正確な時計を持ってる人いるかーい?」って。もうみんな、大音響で踊りまくりだし、みんな適当にいろんな時間を言うもんだから、誰のどの時計が正しいのか分かりゃしないっ。「もう12時だぜっ」という人もいれば、「いや、あと2分っ!」ってう奴もいて、そのたびに相棒は、マイクで「BONNE ANNE~!! 」(フランス語)「APPY NEW YEAR~!!」(英語、しかしHを発音できない仏人)「あけまぁしゅておめでとーごじゃいまーす!!」(日本誤)と、叫びまくり、一体いつホントに年が明けたのか、全く分からないまま、年が明けちまったよ。挙句に、もうとっくに時間が過ぎてるのに、「カウントダウンするぞーっ!」とか言って、年明け後、初(?)カウントダウンをする始末。なのにみんな文句も言わず、わーっ!ってカウントダウンして、会場は新年のキスしまくりの嵐になってたよ。もう。ホントにいい加減なフランス人。形式は何であれ、とにかくお祭り騒ぎをしたいだけの人種なのよね。とか言って、私もこういうお祭り騒ぎ大好きなんだけどね。てなわけで、この後、再びメイン2のホットビッフェ。ハムとキノコのソースと、ポテトグラタン。さっきまでもう食えんっ!って思ってたけど、踊りまくった後なので、不思議と食えちゃうのよね~。んで、再び踊りまくり。そして、北フランス特産のチーズ盛り合わせ。んで、再び踊りまくり。そして、デザートのフルーツとチョコのケーキとシャンパンっ!そして、再び踊りまくり。食う→消費→食う→消費をひたすら繰り返すフランスのパーティ。効率がいいのか、生産性がないのか、とにかくこれが明け方4時過ぎまで続いたよ。もちろん、子供ギャング達も全然元気に4時までジャングルだったよ。恐るべし、フランスの子供達。ほーんと、お疲れちゃん。というわけで、今年もよろしく。
2007/01/01
クリスマスでしたね。ノエルでしたね。相変わらず週末は北フランスに行くので、もちろんクリスマスも北フランス。マイナス2度の寒さの中、中央暖房な北フランスのお家はポッカポカ。 いやあ、にしてもクリスマスっ!毎年恒例だけど、食った食ったっ食いまくった!!今年は、23日が土曜日だし、25日が祭日のフランスは、クリスマス3連休だったのだよ。なので、23日の夜は、フランスのパパとママがお世話してる近所の子供、オードちゃんとゴチエくんとそのパパとママのグザビエくんとアンちゃん家族が来て、1日早いクリスマスパーティーもどきでシャンパンとカナッペ(トースト)を食いまくり。で、24日のイブの夜は、フォアグラのトーストとシャンパンを胃がもたれるまで堪能し、ブーダンブロンと言われる白いソーセージと、ブッシュ・ド・レーンといわれる丸いパイの中に、シーフードがいっぱいのクリームソースがとろ~りを、既にカナリもたれてる胃の中に投入。これがまた旨いっ!!もんだから、食う食う食う食う。。。んで、〆のブッシュ・ド・ノエルのアイスクリームっ!!んで、胃がもたれたまま就寝。んで25日のメインの日は、13時ごろから、食前酒に始まり、その食いまくり戦争は、夜9時ごろまで続いた・・・。いやはや、こうして戦いは終わりました。いやあー大変だったけど、去年よりはマシだった気がする。重たいフランス料理に慣れて胃が丈夫になったのか?胃が拡張したのか?どっちにしても、太る一方なので、かなりヤバイです。っていうか、こういう宴が、またすぐ来週、大晦日と元旦にかけて行われるので、ホントにヤバイです。でも、やっぱり胃がもたれてもフォアグラはうまいっ!!ああー。プール行かなきゃ。
2006/12/26
遅くなっちまいました!!もうとっくにフランス戻ってきてまーす。2週間ぶりのパリは、一気にクリスマス気分一色になってたよ。11月の末から約2週間の日本帰国。今回は、無計画ののんびりだらり滞在でした。約2年振りの私の運転で、千葉房総半島を丸二日ぐるり一周の旅をしたり、霞ヶ浦をぐる~りしながら、筑波山ふもとの温泉に行き、今年最後の紅葉を楽しみながら、ひょうたん村の大将に会ってきたり、12月12日に、結婚報告というのを口実に私の大好きなドンちゃん騒ぎ祭りをやったりしたよ。来てくれたみんなありがとう。なんだかバタバタでみんなとゆっくり話せなかったのがホントに心残りだったけど、大大大~好きな人たちが、年末平日の忙しい中にもかかわらず、たっくさん集まってくれて、私はホントに幸せ者でした。今回、残念ながら来れなかった人も、来てくれた人も、また次回ゆっくり会いましょ~。というわけで、フランス生活再開です。昨日から仕事も再開。って2日間だけのミニ契約だけど・・・。2004年3月にフランスに来て、何だかんだ住み着いちゃって3年目。今まで、ちょくちょく日本に帰っていたけど、今回はちょっと違った不思議な感覚を覚えた。今までは、フランスに住んでいても、それがチョット非現実というか、旅行の延長気分だったのよね。ホントはワーホリで期限付きの滞在の予定で、貯金を食いつぶす生活だったし。だから1週間の日本滞在でも、日本にいるときが日常生活で、フランスにいるのが非日常って感じだった。でもね、今回は違ったの。日本を離れて、フランスに戻る飛行機で、「あーぁ。またいつもの生活に戻るのね~」って、思った。あれれ???ちょっと不思議。非現実が、現実になった瞬間。思えば、25年前、私の両親は私達3姉妹を抱えて、3年間パリで生活してたのよね。3年間生活して、ようやくフランス生活が現実になりそうだったときに、現実と非現実の変化の矢先に、日本に帰ったわけだ。ふーーん。今 日本に帰って、以前と同じ生活を送れっ!!って言われたら、私に出来るだろうか。・・・・・。きっついだろーな。ま、とりあえず、仕事に行って来まーす。
2006/12/22
ほほほーい!!またもやご無沙汰でした。生きてるよ~!というわけで、今週あたまから仕事してます!!初仕事!じゃないけど、労働許可証が出てお初っ!!いままでのワーホリビザとか学生ビザみたいに、いちいち仕事ごとに、超~~っ意地悪な労働局に行って、対応の超~悪い姉ちゃんに使いたくもないオベッカ使って、しかも、チョー待たされた挙句に間違った労働許可証を発行されて、仕事できなくなりそうになったり・・・・・・・なんてことから遂に開放~♪自分で好きな時に、好きな所で 自由に仕事が出来るっ!!!これって当たり前のようなことだけど、フランスに住む我々ガイジンにとっては、かなり有り難い事なのよっ!!!というわけで今回は、もう常連・顔なじみのコリンヌ劇場で、3週間の契約。小ホールのクリエイション(新作創り)に参加です!!っていっても、フランスの劇場。相変わらず、の~んびりダラァ~リです。ま、まともな仕事は1年半ぐらいしてないので、リハビリにはちょうど良いわね。ブランクが長いので、仕事忘れってんじゃないかって心配だったけど、結構カラダで覚えてるもんだね。しみじみ手に職で良かったよ。しかも、今回は、フランスの演劇界には珍しく、照明にムービングなんか使ってて、日本にいた時の経験が結構役に立ったよ。だって、フランスの演劇界って静寂を好む演出家が多く、ファンの音とモーターの音がうるさいムービングを使いたがらないの。しかし、最近フランスにもムービング波が押し寄せ始め、ぬぁんと今回は最新カッターつきのムービング。やたら重たくて吊るのにかなり苦労したけど・・・。あんまりムービングを使ったことがない人が多いので、私の知ったかぶりが炸裂!!っていうか、フランスだと知ったかぶりをした者勝ちなので、ちょっとでも知ってることがあったら、遠慮なく言ったもん勝ち!そうでもしないと実力が認めてもらえない社会なのよ。ま、だから たまに口ばっかり達者で本質を何も知らないホラ吹きフランス人も多いけどね。日本じゃ「無言実行」の方がカッコ良くて、認めてもらうことが多いけど、フランスじゃ「多言無行」の方がなぜか認められる。日本で働いてたときに、「口動かす前に手動かせ~っ!!」って怒られまくってたけど、こっちだと口を動かしてナンボなので、私はこっちの方が向いてるかも???でも、口ばっかりな奴にはなりたくないので、めざせ!!多言実行~~!!
2006/10/29
分かっちゃいたけど、フランスってば、ストライキ王国なのよね。毎日どこかでストライキが行われてるっ!と言っても過言ではないくらい。もうだから、どっか行った先でストライキのため・・・って言われても、びっくりしたり腹が立つことも少なくなった。っていうか、フランスだしね・・・って諦めてる感じだけど。しかし、今回は、結構ちょっとビックリなストライキ発生っ!!それは、なんと劇場。しかも、国立の劇場。そう。私も以前ちょこちょこ仕事をしていた、そして相棒の勤務先、コリンヌ劇場で。前々から、ストライキ話は持ち上がっていたけれど、和解が成立したり、何だかんだ言って収まってきたけど、今回は、本気みたい。ここまで大げさになるとは思ってもみなかったよ。ストライキを決行しているのは、劇場の技術スタッフたち。技術スタッフの給料をあげろーっ!!だそうだ。たしかに、相棒を始め、コリンヌ劇場の技術スタッフの給料は、かなり安い。っていうか、ビックリするほど、安いっ!みんな国立劇場だから公務員だし給料良いんだろーなって、誤解してる人多いけど、公務員じゃありませんっ!!しかも給料、マジで低いっ!!っていうか、私よりずっとキャリアのある相棒の給料も、私が日本で貰った初任給と変わらないぐらい。(ま、いまユーロが強いので、レート換算するとそれよりずっと多いけど・・・。物価とか家賃とか考えるたときの値ね。)この劇場のスタッフの初任給なんか、フランスの最低賃金並み(1200ユーロぐらい)だし、それが2~3年ほぼ同じような給料らしい。勤務年数に応じて上がる率も、きゃなり少ない。しかし、同じ劇場で働いているのに、制作スタッフやチケット・招待券担当とかの事務スタッフは、チョー給料がいいの。勤務年数による給料アップも、すごく率がいい。事務系の人は、3~4年目には、残業しまくってる照明チーフとかと変わらんような給料が貰えるらしい。ぬあんですとっ!!!そんなもん、許せぇぇ~んっ!制作や事務の仕事ももちろん大事だけど、技術スタッフの力がなければ、劇場の売り物である公演は成り立たないでしょっ!?それに、事務の3~4年の経験と、技術20年のスタッフの経験と、どっちがどれだけ大変で、リスクがあると思ってんのっ!?こっち技術スタッフは、それぞれのセンスと、経験と知識を積み重ねて、毎日、自分の体を使って、危険な作業も省みず、より良い公演になるように、よりお客さんに感動してもらえるように、影ながら、見えないところで日々努力してんのに、そういう人たちに対して、技術の人は給料が低くて当たり前みたいな風潮がフランスにも残ってるなんて。日本では、私も、仕事が貰えるだけありがたいとか、これも経験のひとつ、なんて自分に言い聞かせながら、つらい仕事を安給料で休みなく働いていたけれど、フランスに来て、スタッフ技術に対する意識の高さ、待遇、環境の良さに感激したものだったのに。だから、今回のストライキの経緯は、私にとっても、かなり重大なこと。何としてでも勝って欲しい。いま、コリンヌ劇場では、大ホールと小ホール両方公演が行われているのだけれど、昨日から、技術スタッフがストライキに入り、大ホールはやむなく公演中止。小ホールは無理やり技術スタッフなしで公演をやる模様。この小ホールの演目はコリンヌ劇場ディレクターアラン・フランソン演出の作品。このディレクターこそ、「技術スタッフはただの労働者、この劇場にはアーティストは私しかいない」と、とある雑誌のインタビューで言い放った、高飛車な演出家。しかし、はっきり言って私、この人のつくる芝居、嫌いなのよね。。。照明は天才デザイナーのジョエルおじさんがやってるし、舞台美術も抽象的な感じでカッコいいし、舞台展開が毎回すごくて見ものなんだけど、芝居のテーマが毎回カタイ。しかも、毎回同じ役者に同じような演出。照明演出と舞台展開がなくちゃ、ますますツマラナイ作品になること間違いなしなのに。それなのに、このタカビシャ演出家は、照明も、音響も、舞台展開もなしで、公演を行うことを決めたそうだ。ほんと、タカビシャ。むかつく。技術スタッフなしで、どれだけ惨めな作品になるか、思い知ればいいんだわっ。っていうか、すごい戦争みたいになってるこのストライキだけど、さて、その技術スタッフの要求とは・・・給料100ユーロ(1万5千円)ア~ップっ!!!え?それだけ?っていか、それぐらいの要求呑んでやったら??高飛車フランソンくん。遠くからわざわざ来る客に失礼だとは思わんのかね???さっさと負けを認めろ~!!
2006/10/11
就職活動をしつつも、まだ仕事がすぐ見つかるわけでもないので、相変わらずプラプラ生活してるよ。そんなわけで、フランスに来てからの夢をかなえてみよう!ということになった。ぐふふふふ。前からやりたくて、いろいろ下調べをして、必要なものを買い揃えて、ようやく準備万端っ!!ぬふふ。さて、何でしょう???フランスには絶対にないもの。日本人以外は嫌いなことが多いもの。必要な機材はヨーグルトメーカーぬふふふふ。そしてっ!!絶対必要なものは大豆。ぬふふ。分かったかしら?私が毎朝欠かさず食べていたもの。お父ちゃんも毎日食べてる。あの幸せの極地に連れて行ってくる日本伝統の食材っ!!ぬっふふ~~♪そう、納豆っ!!夢の納豆づくりに挑戦ですっ!!パリなら、日本食材店に行けば、手に入るんだけど、うちから近くないし、なにせ むちゃくちゃ高いっ!!3個入りのパック(しかも冷凍)が余裕で500円以上とかしちゃう。ぎゃふんっ。んな高っけーもん買えるかっつーのっ!!なので、日本に帰国するたびに、ここぞとばかりに食い貯めして、自分をごまかしてた。でも、ある日ブロカント(フランスのフリーマーケット)で、ヨーグルトマシンを2ユーロ(300円)で見つけてから、私の計画は着々と進んでいたの。安い大豆を、中国食品店で見つけだし、インターネットで作り方を調べまくって、日本食材店で一番安い2ユーロの冷凍プチ納豆を買い、日本食は大好きなのに、納豆だけはやっぱりどうしてもダメな相棒を横目に、昨日、いざ、納豆作り開始っ!!!大豆を一晩水に漬けておき、しっかり水を含んだところで、これまたブロカントで手に入れた10ユーロ(1500円)の圧力釜で、大豆が超やわらかくなるまで30分ぐらい煮込み、アツアツのうちに、プチ納豆をお湯で溶いたものを投入!!ぬふふ~。ちょー納豆のいい香り~♪これをヨーグルトメーカーの小瓶に分け入れて、納豆菌たちがちゃんと呼吸できるように、キッチンペーパーでカバーをして、スイッチオンっ!ヨーグルトメーカーは1時間ぐらいで切れてしまうので、温度が下がるたびに、スイッチオンの繰り返し。納豆の匂いさえ嫌いな相棒の迷惑そうな視線を横目に、私の納豆ちゃんたちは、ぬくぬくとニョキニョキと成長してる模様。そして、今日っ!!いよいよ納豆の完成か???というわけで、我慢の出来ない私は、試食してみましたーっ!ルクルーゼもどき鉄鍋でホクホクの日本のご飯を炊いて。ぐふふ~♪炊きたてご飯に、手作り納豆なんて、究極の幸せだわっ!!そして、気になる納豆の出来栄えは?まだ早すぎたみたい。。。ははは。早く食べたいがために、ちょいとフライング。納豆の味はするんだけど、ネバネバが足りん。若納豆って感じ。でも、もう久々なので、これでも大満足っ!!ご飯2杯もおかわりしちゃったよ。やばいやばい。また太る。。。しかし、納豆くんたちまだ7瓶分あるので、まだまだ楽しみは続く。もうちょっと熟成させてみます。うふふ。来週は、納豆祭りだわっ♪
2006/10/08
やっほー。労働許可証が無事にもらえてぼちぼちと就職活動中。っていうか、フリーな照明ちゃんなので、パリの知ってる劇場に、履歴書持って、顔出して、仕事ちょーだいっ!って営業するしかないのよね。顔を売って、名前を売って、知ってもらって、ようやく仕事がもらえるかも??って感じ。まだまだ道のりは長いのよ。。。そんなわけで、本日は2件ほど。一件目は、前に研修してたシャイヨー劇場へ。エッフェル塔のすぐそばにあるので、友達が来る度に観光がてらに劇場の前は通ってたんだけど、友達と一緒だったりして、何だかんだ時間がなくて研修終了以来、結局一度も顔を出してなかった劇場。気づいたら1年半ぐらい、みんなに会ってないよ。みんなが私のこと覚えてるか、私も劇場内のこと覚えてるか、ちょっと不安だった。シャイヨー劇場は半地下にあるので、廊下や部屋にはほとんど窓がなく、むっちゃ迷いやすい迷路みたいな構造なんだよね。だから、照明チーフのアランのお部屋とか、照明スタッフ楽屋とか迷わず行けるか、かなり心配。しかも私は方向音痴。研修中も何度も通路を間違えて、行きたいところに行くのに、チョー遠回りしちゃったりしてた。だけど、不思議なもんだね頭じゃ覚えてなかったけど、体がなんとなく覚えていて、何だかんだスムーズに照明スタッフ楽屋にたどり着くことができたよ。研修の頃とまったく変わらない楽屋。シャイヨーの雰囲気。研修時代のいろんな思い出。フランス来て2年半しかたってないのに、もうフランスに懐かしいと思える場所があるんだなぁ。残念ながら今日は、ほとんどの照明スタッフが夜番らしく、ファビアンくんにしか会えなかったけど、私が急にここに来たことを驚くわけでもなく、私が研修してた頃と同じように、いつものように、挨拶して、近況話をすることができた。なんだか、私の居場所がまだここにあるみたいな感じ。で、その後、チーフのアランくんとサブチーフのフランソワくんにも会えて、無事に履歴書を渡し、近況報告をして仕事を探してることを伝えた。二人とも忙しいのに、前ぶれもなく急にやって来た私に対応してくれて、ありがたい。ありがたい。たくさんのフリーのスタッフが出入りしている劇場なので、私の名前も忘れちゃってるかな?って思ってたけど、ちゃんと名前も覚えててくれたし、とりあえず今は仕事がないけど、また来てねーだって。そんなわけで、なつかしのシャイヨーを後にし、コリンヌ劇場の大道具だった仲良しウィリアムくんが今は出世して技術監督として働いているオペラ・コミック劇場へ。この劇場が照明スタッフを探しているとウイリアムくんから聞いていたので、いかがなもんかい?って感じで。ここはオペラ座の近くにあるオペラ座の管轄の劇場。だけどここはオペラではなくミュージカルを中心に公演を行っている由緒正しき、老舗劇場。2年ほど前に内部を完全に改装工事をしたらしいんだけど、老舗というだけあって、イタリアン式劇場のままだし、見たところ照明泣かせな構造してる。でも、こういう所でどうやって照明を作っていくのか見てみたかったし、経験してみたかったので、照明チーフと話をしてみた。ウイリアムくんの紹介ってこともあって、話はスムーズだったし、私のことを使ってみたいと思ってくれたみたいだけど、問題が。。。電気工事士の資格が必要なんだって。って、そんなもん持ってねーよ。日本ですらそんな資格持ってないのに、ましてやフランスの資格なんて、ひとつも持ってないよっ。日本で取ろうと考えたことはあったけど、仕事、仕事で結局それどころじゃなかったし、なくても別に良かったからね。フランスも以前は、この資格がなくても劇場照明なら全然働くことができたんだけど、最近は変わってきて、この資格を要求する劇場が増えてきたらしい。しかも、このオペラコミックでは、照明として働くだけでなく、劇場内のすべての電気も管理しなくてはならないらしく、だから、この資格が絶対必要らしい。ぬぬぬ。電気工事。したことねえよ。しかも、日本とフランスの電気システムって微妙に違うし。ま、日本の方が100Vだし複雑だから、フランスの方が資格取りやすいと思うけどさ。ふふふ、でも悪くないわね。電気工事士だなんて。ちょっとした家の中の電気工事も自分で出来るようになっっちゃうしね~。ほっほっほ~。なんて気楽に考えてたら、あんた。資格取るのにいくらかかると思ってんの???私しゃ、せいぜい100~200ユーロ(15000~30000円)ぐらいと思っていたが、ぬあんとっ!!軽~く、予想の10倍の値段がっ!!余裕で10万~20万はするらしい。しかも、たった2日間の研修で。そんなもん、払えるかっ!!っていうか、普通はこういう資格を取らなくてはいけないような人には、会社側がお金を払ってくれるらしく、こんな膨大な値段をつけても屁でもないらしい。ちくしょう。私みたいなフリーの人たちはどうしたら良いんじゃいっ!!どうやら、フリーの人たちには、仕事がないとき失業者としての資格をもらって、失業者保険組合(?)がある程度の金を払ってくれるらしい。ぬぬぬ。じゃあ。失業者になればいいのよね。っていうか、ある程度仕事して、辞めないと失業者になれないじゃんっ!!資格がないと仕事できないし、仕事しないと資格が取れないし。。。ニワトリが先か?タマゴが先か?ぬうーん。ぬうーん。ぬうーん。とりあえず、資格がなくても働かしてくれるところを見つけるしかないか。ヒヨコが先か?ぬぅぅぅん。ぬぅぅぅん。ぬぅぅぅん。まだまだ、道のりは長い。。。
2006/10/05
ほっほっほー! 今日、とうとう、パリの警察署に行ってきました。って、何も悪いことしとらんよ。やばいこともしとらんよ。顔と性格はヤバイけど。がはは。身分変更の手続きに行って来たの。そう、うわさに名高い恐怖のCITEの警察署へ。ひょっひょっひょ~~!!んもう、ここまで来るのに、どんなに時間がかかったか。結婚前の4月ごろに、身分変更の手続きの予約をインターネットで行い、なんとか取れた予約の日にはドンデン返しを喰らい、その3ヵ月後の今日ようやく、晴れて身分証明の手続きをするところまで、たどり着いたのっ!!結婚して、もう4ヶ月以上も経ってんのに、まだ身分は独身学生のまんまだったんだよ。ひどいでしょっ 腐乱す政府 じゃないっ フランス政府。いままで、何度も何度も、落ち度がいないか、忘れてる書類はないか、コピーし忘れはないか、なんか突っ込まれたときの返事はどうするかとか、まるで自分が悪いことでもして、それがバレないように企てるような気分で準備をしてきた。なにも悪いことしてないのにね。フランス人と結婚しちまったバッカリに、変な言いがかりをつけられてる気分よ。そんなことも今日でお別れ、のはず。っていうか、フランスのことだから予想外のドンデン返しは日常茶飯事だから手続きが無事に終わるまで油断は禁物。そんなわけで、CITE警察署の入り口で、空港の入国審査ばりの荷物チェックを受け、警察署の殺風景な中庭を通って、アジア・オセアン室へ。中に入ると、インド人、ベトナム人、中国人、とアジア系ばっかりズラリ。って、アジア・オセアン室だから、当たり前か。しっかし、中国人の多いこと多いこと。びっくりだよ。10人ぐらいの団体家族とかが一気に申請してて、なんだか民族大移動みたいだったよ。すごいね、中国人パワー。それはさておき、受付で必要書類のチェックをドキドキで受けた我々。担当の巨体の黒人おばちゃん「あら、旦那さんの身分証明カードがないわね」だとっ!!げっ!!?でも、変わりにパスポート持ってきたんじゃん。パスポートだって身分証明になるはずでしょ?「身分証明書は期限が切れてたもので、パスポートを変わりに持ってきたんですけど…」それに対し、巨体黒人おばちゃん、「パスポートは旅行用です。身分証明カードが必要です」と、そっけない返事。ガーンっ!!また一から出直し???勘弁してよ~。ここまで来るのに、4ヶ月かかってんだから。と、ドキマギしてると、「じゃ、そこでお待ちください」って。っておいっ!どうやら、パスポートでも手続きには問題ないらしい。なんだよぅっ!!パスポートで良いんなら、はじめから文句言うなよっっ!!余計な心配しちまうじゃんかよっ!!あーもう、いちいち感じ悪いよ、警察署の人って。ホントむかつく。というわけで、いつものごとく、ひたすら待たされ、ひたすら待たされ、ようやく我々の名前が呼ばれた。呼ばれた窓口に行くと、指定の紙に、またもや名前やら住所やら生年月日やらを書かされ、超ー無愛想な黒人姉ちゃんの前で、意味もなく拷問のように座らされ、なんか紙ができるたびに、二人のサインだの名前だの住所だのを何度も何度も書かされ、またもや、ひたすら待たされた。もうちょっと、効率よくできないもんなのかね。って、フランス人に効率の良さを求めても無駄か。というわけで、ひたすら待つこと1時間半後、もう一度、私の名前が呼ばれた。とっ!!!できました!!レセピセという、仮の滞在許可証だけど、ちゃんと「労働可」って書いてあるっ!!!これで、いちいち労働局の許可を取らなくても、自分で自由に仕事ができるっ!きゃーっ!!待ってました!この日をっ!!!もう、目ん玉、うるうるよ。背中にバラ背負って、目の中に瞬く星がキラキラしちゃうよっ!!うっひょっひょ~~っ!!しっかし、4ヶ月待たせた挙句にレセピセ(仮の証明書)とは。本物ができるのは2ヵ月後だとよ。まじでフランス警察署、やる気ねぇよな。税金ばっか無駄に使ってないで、仕事しろって感じだよ。あ~あぁ。しかし、のんびりだらりのお気楽プラプラ生活ももう終わりなのね。プラプラ生活も楽しいから、もうちょっと続けたい気分。しかし、金がないのでそうは言ってられんのよね。貧乏ヒマだらけのフランス照明ちゃん夫婦なもんで。っていうか、1年近く現場バリバリで働いてないから、勘が鈍ってんじゃないか、ちょっと心配。体力勝負のガテンな職種だからね。ま、とりあえず、就職活動せんとな。リハビリがてら、ぼちぼち始めるとするか。
2006/09/19
はやくしないと忘れっちまう、っていうか、もう忘れかけているイタリア旅行を完全に忘れる前に書き残しておくよ。というわけで、イタリアの洗礼を見事に受けて、ピサ近くの田舎町 取る出るらーご じゃないトル・デル・ラーゴに来たわけだ。っていうか、ホントの目的は仕事。「蝶々婦人~マダム・バタフライ~」で有名(?)な作曲家プッチーニのオペラフエスティバルの仕事で。仕込みの様子。舞台の向こう側にトル湖(沼?)があるの。綺麗だったよ~。しかし、この仕事、チョー美味しいことに、本番が8月3日と9日。つまり初日の8月3日まで徹夜・徹夜の連続の後、4日~8日までOFFっ!!!こんなおいしい仕事、社員だった頃絶対なかったよ。というわけで、そのOFFを使って、思う存分バカンスを楽しんできたよ。4日は、隣町のバカンスリゾート地バスを乗り継いで、乗り継いで、ヴィアレッジョという町へ。あつ~~いイタリアの日差しをガンガンに浴びながら、歩きまくった。私たちの働いてるフェスティバルの看板発見。ただの超ーリゾート地だったよ。別にイタリアじゃなくてもいいじゃんっていう店ががんがん並んでた。というわけで、ここでレンタカーを借りて、ピサへ出発~。どーどんっと、ピサの斜塔の広場へ到着~。当たり前だけど、すんごい観光客。っていうか、すんごい観光客相手の店。しかも、エッフェル塔前とかで売ってるものとほぼ同じっ!黒人の闇の店ばっかり。エッフェル塔のキーホルダーとかがピサの斜塔に変わっただけだよっ!!インディアン(?)の服装をして、インデアン(?)の楽器を使って、♪コンドルは飛んでゆく♪とかを演奏してるのも、パリの地下鉄で見かけるのと全く一緒。どーなってんの???観光地って結局、全部どこも一緒なのね。。。なんか、がっかり。ま、気を取り直して、ピサの斜塔ちゃん。今日も相変わらず傾いてるよ。んで、一番気になった、大聖堂の壁面の絵。超~~マンガっぽいモザイク・マリアちゃん。手塚治虫に出てきそうでしょ。でも、すごく細かくて良くできてた。フランスの大聖堂とはやっぱり違うね。フランスは彫刻で飾るのが多いけど、イタリアは、絵画で飾ってるのが多い印象だったよ。
2006/09/11
結婚してからいつの間にかもう4ヶ月も経ってるよ。ま、以前と何も変わらずの生活なんだけどね。さて、久々のフランスで結婚シリーズも終盤(の予定)。もう、ホントしつこいよね。早く書かんとマズイよね。でも、のんびりマイペースでやってくんで許して~。というわけで、とんちんかん婚約報告をして北フランスの結婚式場を見つけて、日本の彼と手を切りパリのブライダルフェアに行き、悪魔のドレスを購入しちゃって、これってありっ!?招待状を作成したわけで、色んな準備を着々と進めながら、いよいよ、結婚の日が近づくわけですよ。4月末のゴールデンウイークはじめに有頂天のお父ちゃんと、ハイテンションなお母ちゃんと、姉バカップルジュンジュン夫婦と、フランス語オタクの姉なおちんろけと、血が繋がってる事が超~明らかな おばちゃんと、ダンスの天才 大親友のてぃかこ、酒を飲まない飲み友達ぴろこを迎え、パリを満喫・観光したり、たらふくパリならではを食い倒れたり、アミアンの大聖堂を雨の中 感動しながら眺めたり、北フランスの貸し別荘でフランス田舎生活気分を味わってもらって、楽しい日々を過したよ。んでも、そのかたわら準備は続く・・・。そう。ウエディングドレスを買ったはいいが、ヘアマイクはどーすんの??私的には、ヘヤメイクに金かけたところで、素材が素材だけに、どうせ無駄なんだから、自分でチャチャッっと!と思ってたんだけど、相棒に呆れ顔で、「そこまでケチるなよぉ~。 そんなに金出すのが嫌なら俺が払うから・・・。 頼むから美容院に行ってくれ。」と言われ、テキトーに結婚式をする村の隣村にある美容院を選んでみた。ちょー田舎の美容院だけど、感じは良いし、一応、「結婚式コース」とやらがあったので即効予約。でもメイクはやってないって。ま、いっか。お試し+前日のお手入れ+当日合わせて69ユーロ(約1万円)とお手軽価格だし。というわけで、5月の始めにさっそくお試しに行ってみた。持参の日本製の髪飾りをみせて、大体のイメージを説明。うん、分かったわ♪って、シャンプーでもするのかと思いきや、お姉ちゃん、いきなりっ後ろの毛を小さい束にしてギュッギュッギュっと逆毛にし始めたっ!!ぎょぎょぎょっ!!さっ逆毛!?驚かないでね~。これやんないと綺麗なアップが作れないのよ~~♪と余裕のねえちゃん。って、それはネコっ毛で天然パーマで髪の量の少ないフランス人用じゃないのっ!?私みたいな剛毛・直毛・大量毛の髪に逆毛なんかしちゃったら、あんたっ、ボリューム出過ぎて、あとで取り返しのつかんことになるぞーっ!!とあせる私を気にも留めず、お姉ちゃんは逆毛作業をやめようとしない。おいおいっ!しかも、ちょっとづつ束にしてグイグイ引っ張りながら逆毛にしてくもんだから、痛いのなんのってっ!でも、ぐいぐい引っ張るねえちゃんの手も真っ赤々。あなたも辛いでしょうけど、私も辛いのよ~♪お互い頑張りましょ~♪って、おいっ!私はアップヘアーを頼んだだけで、逆毛は頼んでないぞ~~!!と思っても、どんどん作業は進んでいく。そして、どんどん私の頭はヤマンバのように、もう、鳥とか巣を作っちゃってる八郎潟の八郎のように、はじめ人間ギャートルズのようになって行く始末・・・。んぎゃぁあああぁぁ。どうしよう。もう、取り返しがつかんっ。他の美容院、探さなきゃかも・・・。と、しかし、そんな心配をよそに、ヤマンバヘアーがどんどん変化していく。で・・・。アジア系なイメージにしてみたの、どうかしら♪って、おいっ!!!ねえちゃんっ!!あんた。どうなっちゃってるのっ??すっすごいよぉぉぉ~。一体あのヤマンバがどうやったらこうなるのか全く検討つかんぐらい見事にアップヘアーが完成してたっ!!かっこいい!イメージしてた以上に素敵だよっ!もう、超予想外、大満足の出来栄え!お試しは、納得のいくまで何回もできるんだけど、一発で納得の作品。うん。作品って言っても良いぐらい。そんなわけで、完成図。後ろにピッピって出てるのは かんざし風な地毛。ヨコから。このクル~んってなってるのが結構いい感じでしょ。後ろから。ネット購入した本物のちりめんを使った手作りの京都のかんざし。ほんとは、着物とかに合わせるんだけど、ドレスにもバッチリっ!結構高かったんだけど、一目ぼれして買っちゃった。12000円ぐらい。ウエディングドレスの原価(!?)とほぼ同じ値段。。。どっちが高いのか安いのか良く分からんね。そんで、この髪型、みんなの大評判。みんなにどこでやってもらったの?日本人の美容師さんを呼んだの?髪飾りはどこでかったの?って質問攻め。特に絵描きアーティストのジョゼットちゃんは相当気に入っちゃったらしく、うしろからのショットを撮りまくってた。気に入ってくれて、ありがたかったんだけど、後ろ向きばっかり撮って・・・。前からじゃ絵にならんということかっっ?ふんっ。
2006/09/06
およよ。更新サボりすぎだよね。お父ちゃんに怒られたよ。ま、いいや。というわけで、北フランスの北の北、ベルギー国境まですぐそこのLilleという町に行って来たよ。っていうのは、毎年恒例、北フランス最大、いやフランス最大と言ってもいいかも、のブラドリーが今週末行われてるから。ブラドリー、つまりブロカント、つまりアンティキテ、つまり蚤の市、っていうかガレージセール?フリーマーケットって感じ?ブロカントはフランスではほぼ毎週末、どこかで必ずこのブロカントが行われているぐらい、ごく普通のイベント。家にある いらなくなったものを、それを必要としている人に低価格で譲っちゃうよ~!っていうところから始まったいわゆるフリマだね。ま、いまは金儲け目当てに売る人も増えちゃってありえん値段を吹っかける人たちもいるけど。とにかくこのブロカント、近くで行われると相棒は必ず行くし、専用雑誌も持ってるぐらいのマニア。掘り出し物も見つけられるし、散歩にも最適だし、私も結構好き。いままでにも10ユーロ(1500円)の圧力鍋とか、2ユーロ(300円)の野菜千切り機とか、1ユーロ(150円)のチーズおろし機とか、安くていいものをいっぱい手に入れてきたし、そして、ブロカントで見つけた今一番お気に入りのさて何だと思う??バラスとこうなります↓ぐふふ。これ卓上の塩・コショウ入れなの!可愛いだろー!これも1ユーロ(150円)。こういうわけの分からんものを、低価格で見つけたり、値段を交渉したりするのがまた楽しい~。そんなわけで、北フランス最大のブロカント、ブラドリーに行って来たわけよ。しかしLilleは相棒の実家からも遠いので、昨日の夜、パリから車で相棒の実家に来て、今日の昼 電車でLilleに到着。このLilleのブラドリー、中世から続いている由緒ある(?)イベントらしいよ。Lilleって北仏の首都だし、結構大きな街なんだけど、もう街中、フリマだらけ人だらけ。もう、何でもありな状態だったよ。超ちゃっちいおもちゃを売る商業系の出店もあるわ、目ン玉飛び出ちゃう価格がついてるアンティーク系もあるわ、こんなもん売るなよっ!って言いたくなるような使用済みのボロ洋服やら、おじいちゃんの形見系のものとか、もう何でもあり。ま、大体いつものブロカントと同じなんだけど、全く違うのは、歩けど歩けど出店は続くこと。。。街中がフリマだからね。しかも土日丸々徹夜で行われるんだってさ。しかも、徹夜で歩き続けても見切れない量の出店らしい。デカすぎ。。。しかも、人は多いし、売ってる人も酒飲みながらだし、売りながら踊っちゃってる人いるし、なんだかお祭り騒ぎだし、もうヘトヘトだよ。自分が何を見てるのか分けわからんよ。ま、今回は、買い物をするというより、その北フランス最大のお祭り騒ぎを見に来たという感じなので、充分っていうかゴメンっていうぐらいお腹いっぱいにその雰囲気は味わえたけどね。しかし、実は今回私が一番見たかったものは、ブラドリーでもなく、広場に出現した謎の巨大象像でもなく、これ↓なんです!!なんだか分かりますかしら??ブラドリーといえば、恒例の山らしい。ぐふふ。そう。ムール貝の山。しかも殻の山。食べたあとの空のムールの山。まだ土曜日の夕方にとった写真だから小さい山だけど、日曜の夜までに、ありえん大きさの巨大な山になるらしい。崩れそうになるし、臭いし大変らしい。。。なんでかって、このブラドリー、なんでもムール貝を食べるのが伝統らしく、その食べ終わったゴミを、道の真ん中に山積みに捨てるのも伝統らしい。このブラドリーが始まった中世の頃は、鶏肉を食べるのが伝統だったんだけど、ある年に、鳥の病気が流行って(鳥インフルエンザ!!??)鳥が食べれなくなった時期があり、その代わりに、安く手に入り、手で食べれるという点で共通のムールにすり変わったんだって。そう。フランスではムール貝を手で食べます。空いた貝を使ってつまんで。そう。フランスではムール貝を鍋いっぱいに食べます。一人2リットルぐらい軽く。そう。フランスではひたすらムール貝を食います。なぜか、フライドポテトと共に。しかし、これが、美味しい~♪こっちに来て、ハマッた料理の一つ。ぬふふ。ムール貝の季節だよー。もちろんLilleでも食べたよー。マロワールという北フランスの臭っさーいチーズソース入りのスペシャル!あー!うまかったー!!
2006/09/02
あ。これ、ちなみに7月29日の日記です。ぐはは。1ヶ月以上も経っちゃってるよ。 というわけで、てんやわんやのまんま憧れ(?)のイタリア、ピサ空港に着いたよ~~! っていうか、昨日の夕方、パリに到着する社長と御曹司を迎え、イタリアの仕事の打ち合わせをし、我々がパリにいない間にわが家の留守番をしてくれるドイツ在住のいとこ、しかも、私と血が繋がってるとは到底思えない超美人を迎え、その親戚一番のホープ娘にデレデレの相棒を横目にうちのアパート内の説明とパリの歩き方を超短縮モードで伝授し、ヘロヘロのまんま今朝は5時起きでシャルルドロールに向かい、意識モウロウのまま、何とかピサ空港にたどり着いた。というわけで、これから自力で指定のホテルに行かなきゃならん。んぐぐ。分かっているのは、昨日の打ち合わせで初めて貰った冊子に書いてある住所のみ。んぐぐぐ。ここでタクシーとか使っちゃえばいいんだけど、どうにもこうにも貧乏性で無駄な冒険好きの我々トンチンカン夫婦は、なぜかバスを使うことに。チョー片言の怪しいイタリア語をかろうじて話せる相棒を頼りに、ホテルのある町まで行くバスのチケットをなんとか手に入れ、いざ空港を出発~!だいたい40分ぐらいで目的地の町トル・デル・ラーゴに着くらしい・・・というチョー曖昧な情報のみで、バスに乗ってみたよ。第三国のイタリアで、まともに言葉も通じないのに、超~無謀な行動に出るトンチンカン夫婦。。。はっはっは。ま、一応バス車内にバスの路線図らしきものはあるし、なんとかなるでしょーっ!と、思いきや・・・。あれ?路線図に書いてないバス停に留まりまくってるよ。。。でも、どうやら方向は間違っていない様子。んんんっ?どうやら、バス路線図には大雑把な停留所名しか書いておらず、細かい停留所は省略して書いてあるらしい。。。げっ!!やっぱり、噂通り 超いい加減な国イタリア。どんぶり勘定でしか物事考えてないのね。やられたっ・・・。駅名が聞き取れなくても、読めなくても止まった停留所を数えてりゃ、そのうち目的地に着くだろーと思って乗っちまったのに~!と、焦りつつも、ヨコに通り過ぎる超ー真近にみえるピサの斜塔を見て、わー本物だぁー!傾いてる~~♪と大はしゃぎのバカ夫婦。そんなわけで、バスに揺られて約40分後、耳を澄ませて、目を皿のようにしてようやくトル・デル・ラーゴの標識発見っ!!「とっトル・デル・ラーゴ!!?? ここ、トル・デル・ラーゴ? ゼア~イズ トル・デル・ラーゴ?? イスィ トル・デル・ラーゴ?????」と、日本語・英語・フランス語ひっちゃかめっちゃかで、バスの運転手を質問攻めにし、どうやら目的地であることを確認して、バスを降りた。はて。。。んで、ホテルはどこ??聞いた話だと、小さな田舎の町だから、ホテルなんて1件ぐらいしかないだろうから、町に着きさえすれば、簡単に見つかるだろ~とタカをくくっていたんだけど・・・。結構、でかい。っていうか、でかくはないが、歩いて探すほど小さくない。しかもスーツケースをズルズルしながらだし。ここで、またもや相棒の怪しい片言イタリア語で、釣具のお店のおばちゃんにホテルの住所を見せると、どうやら、歩いていくと1時間ぐらいかかっちゃう距離らしい。市営バスを使え!とのこと。げげっ!タクシーとかないの??しかし、ここはイタリアの片田舎。車を持ってるのが常識の町に、タクシーは必要ないんだろうね。タクシーなんか一台も見つける事ができないよ。しょうがないので、いろんな人にあやしいイタリア語で質問攻めにしながら、ようやくホテル方向に向かうバス停を発見!!しかし、やはり片田舎。1時間に2本しかないよ。炎天下の中、バスを待ち続け、へろへろに溶けながら、ようやくバスに乗った。バスの運転手に、ホテルの住所を見せながら、ココに行きたいっ!という意思表示をして、陽気なイタリア運転手に「OK!!」って言われ、ようやく一安心。ふう~~。しばらくすると、海岸が見えてきた。海だぁ~~!イタリアの海ねっ!地中海ね~~!るるる~!と、またもや大ハシャギのバカ夫婦。んでようやくココだと思われる停留所で降りようとすると、運転手が「ココじゃないっ!」次で降りようとしても「まだまだこの次っ!」って言うもんだから信用して、運転手の指示通りの駅で降りてみた。んで、ホテルはどこ???およよ。何もないよ~。田舎のパン屋だけが交差点にポツンとあるのみ。仕方ないので、パン屋に聞いてみると、目的のホテルを知ってる様子!!助かった~~♪この道をまーっすぐ行けば、着くって!って、おい。この道って、今バスで通ってきた道じゃんっ!!それをまたもやUターンっ!?しかも今度は徒歩でスーツケースをズルズルだよっ。ま、次のバスはまた30分後だし、仕方なく炎天下の中、スーツケースと足をズルズル引きずりながら歩きはじめた。。。歩いても歩いても、キャンプ場ばっかり。ホテルは全く見つからず。森の中を抜けて道が開けて明るくなってきた。っていうか、また海が見えてきたんだけど。。。まさか、海岸線沿いのホテル???さっきバスで通ったところだよ。って目の前にホテルがあった~~~っ!!!おおお~~~!!!っていうかぁーっ!!私たちが最初にバスを降りようとしたところじゃんっ!!陽気なイタリア運転手の大嘘つき~~っ!!あんたを信じちゃったおかげで、30分以上も炎天下の中スーツケースズルズルの刑だよっ!!やられた。恐るべしイタリア人。あまりの陽気さに、呑み込まれてしまったよ。あああー。時計を見ると、午後1時すぎ。9時ごろピサの空港を出てから、約4時間。。。モウロウとしながら、フラフラと怪しい無駄な冒険をしつつ、ようやくホテルに到着したよ。ココまでのバス代2人で4ユーロ。所要時間約4時間。体力消耗度100%。素直に空港からタクシー使ってりゃ、ココまで約50ユーロ。所要時間約30分。体力消耗度0%。しかも、交通費は仕事の経費として精算してもらえる。なにやってんだろオレ達。ま、いっか。予想外の事があるから、旅は楽しいんだもんね。はっはっは。ま、ホテルは高級ではないけれど、海岸沿いの可愛らしいホテルだし、屋上テラスからは海が一望だし、ホテルの隣のピザ屋は焼きたてがチョーうまいし、よしとしましょう。そんなわけで、明日から仕事だよ。頑張るよ。
2006/09/01
ども。ご無沙汰です。 日本の皆さんごめんなさい。 みんながうらやむフランス恒例丸々1ヶ月間の超ーちょ~チョーロォ~ング・バカァ~ンスでした。 7月末にイタリアへ仕事に行き、8月上旬パリに一度パリに戻って、すぐにブルターニュ地方の友達の家へ行き、そのまま相棒の実家の北フランスに居座って、ようやくパリに戻ってきました。およよ。こんなに休んじゃったら、働く気うせるよな。はっはっは。今年もいろんな事が会ったよ。イタリアでは、久々に日本の面々に会い、イタリアカルチャーショックと、逆・日本カルチャーショックに戸惑い、ブルターニュでは、相棒の友達と私が大喧嘩して家を追い出されちゃうし、北フランスの田舎では、いろんな人が私の事知ってて、変な事できないし、まあ、ひっちゃかメッチャカだったけど、なにはともあれ、充実した夏休みでした。とりあえず元気です。9月中旬には、恐怖のパリ警察署に身分変更手続きの戦いに挑まなけりゃならんし。そんな感じな あふろ です。
2006/08/28
夏はいろんなイベントがありすぎて、ちっとも書けなかった~フランスで結婚~シリーズです。早く書かんと忘れちまうよ。というわけで、とんちんかん婚約報告をして北フランスの結婚式場を見つけて、日本の彼と手を切りパリのブライダルフェアに行き、悪魔のドレスを購入したわけだけど、結婚式をするにあたり、必要不可欠なもの。それは、招待状。しかし、普通の一般的なモノでは、全く満足できない、われわれ天邪鬼カップルは、なんとかオリジナルのものを作りたいと、日々模索してたわけ。っていうか、オリジナルがいい!というより、業者に頼むと、ちょー金かかるから、自分たちで作って安く上げようっていう貧乏根性の方がかなり強いんだけどね。がはは。ま、というわけで、どうせ手作りなら、日本とフランスをうまく混ぜたものを作ろう!ということになった。実は 去年の夏、日本に帰国した時に、浅草橋の卸問屋シモジマで、大量の封筒と和紙もどきは買ってあったのだ。私は、ただシモジマは安いし、フランスでは見つからない和風な封筒があったら素敵だわ♪って、おしゃれな招待状を想像してたのに、おおお~~!これチョー日本ぽくてカッコイイ~~!と相棒が見つけた封筒は・・・。お祝儀袋!!??っておいっ!これは、私たちがあげるんじゃなくて、今回はもらう側なんだよっ!!しかも、金をじゃんじゃん入れちゃう代物なんだよっ!!って、説明しても、お金のにおいがプンプンしてたのかお祝儀袋に一目ぼれの相棒は、全く聞く耳持たず。どうせフランス人にあげるんだから、本当の使い道は知らないんだから大丈夫だよ。これカッコイイ、絶対これにしよう!!と一歩も譲らず、結局 大量購入しちまったよ。フランス人、わけわからん。1封筒25円。60枚も買っちまった。こんな大量のお祝儀袋を一気に購入するなんて生まれて初めてだよっ。というわけで、このお祝儀袋をもとに招待状の完成~~!!お祝儀袋を開けると、和紙もどきの紙の上に、フランスの田舎の風景の写真をもとにした招待状と、なぜか金閣寺の写真をもとにした招待状。二つとも、われわれ自身で撮影した写真。特に相棒は一眼レフ写真とかが趣味だし、写真が一番両方の国の雰囲気と2人の個性を出せるだろうと、コテコテの写真を2枚選んでみた。それにパソコンとにらめっこしながら、あーでもない、こーでもないと、大ケンカしながらフォトショップとイラストレーターで必要な内容を編集して、写真屋さんで現像したもの。現像代1枚約25円。全部で80円以下の格安招待状。あ、なんで2つ招待状があるかというと、一つは結婚セレモニー後のカクテルパーティー用の招待状で、もう一つは夜の披露パーティー用の招待状ね。というわけで、完成した招待状を、相棒の親戚に分配開始。郵便でちゃちゃっとっ!と思ってたんだけど、、、ぬあんとっ!フランスの田舎だと、招待状を郵便で送るんじゃなくて、それぞれの家に行って、手渡しするらしい。で、出欠の返事をその場で聞くとか。パリだったら、日本と同じように郵便で済むんだろうけど、田舎でそれをやると、冷たい人~って感じになってしまうみたい。あなたを是非ご招待したいの♪って気持ちを表すわけね。しかし、確かに切手代の節約にはなるけど、相棒のパパは11人兄弟。それに相棒のいとこ家族を入れると、親戚だけで30家近くある大家族で、それをしてたら もう大変っ!しかも家になんか行っちゃったら、おしゃべり好きのフランス人は1時間以上長居するのは当たり前。もう、考えただけで、頭クラクラ。だから、あんたの家族 でか過ぎなのよっ!そんなこんなで頭を抱えてる時に朗報っ!!相棒のパピィー、つまり、おじいちゃんの80歳の誕生会が、家族総出で行われることになってたの~~!!超ラッキー!!そんなわけで、家族全員出席だったもんで、便乗しちゃいましたっ!これで、切手代も浮いたし憂鬱な家庭訪問もしなくて済んじゃったもんねー。ぬっふっふ。んで、肝心のお祝儀招待状の評価は?大好評でしたっ!フランス人が珍しそうに嬉しそうにお祝儀袋を開いてた。「寿」を逆さまにして、これ何て読むの?とか、この封筒はどこで買えるんじゃ?とか、この写真はどこじゃ?と質問攻め。しかし、一番困ったのは、お祝儀袋の裏側の氏名_______ ________円の欄を見て、これ何~?と無邪気に聞かれたこと。ギクっ!!
2006/07/28
暑い熱いでたまらんパリ。しかし昨日の夜中はものすごい勢いで、イナズマ・カミナリ・火事おやじの大パレードだったので、今日は少し過しやすいよ。というわけで、先週から暑さにかまけて、プール以外、全然外出してないダラダラ生活に刺激を・・・!!というわけで、パリのグランパレで開催中のとある展示会に行くことにしたよ。夕飯食べて、涼しくなるのを待って。夏のフランスは夜11時ごろまで明るいので、夜の外出がしやすくていいね。地下鉄・蒸し熱・灼熱地獄を経て、ようやくグランパレに到着。グランパレ、訳すと「大宮殿」しかし、ただのドデカイ展示場。エッフェル塔と同じく1900年のパリ博の時に建てられたんだって。へー。前は何度も通ったことあるけど、中に入ったのは初めて。柱とかハリとか骨組みが素敵ね。それはさておき、今回は何の展示会だったかというとLE GRAND REPERTOIRE Machines de Spectacleつまり「見世物大道具の大目録」って、無理に訳すと変なことになるね。というわけで、私の勝手な偏見で勝手に意訳すると「やっぱりフランス人、頭おかしいんじゃねぇの? あっぱれグランパレくだらないモノ博」って感じ?しかし、もう感動の嵐よ。涙ちょちょ切れちゃうよ。笑いすぎて。だって、拍手マシーンとか生たまご投げマシーンとかトイレ付きミニバイクとか、もうくっだらないモノのオンパレード!!ありえねーよっ!!やっぱりフランス人、頭おかしい狂ってる。あああー!!こういう事に関してだけは真面目に取り組むフランスが大好きだーっ!しかし、どうしてこういう面が日本に紹介されないかなぁ。高級フランス料理とかブランド品なんかより、よっぽど価値があると思うんだけど。フランスを誤解してる日本人が多いのがホントに残念。はっはっは。その他にも、ジャンヌダルク火あぶりの刑マシンとか、スカートめくり機とか、ウシの足跡を付けるためだけの自転車とか、バイク型エレベーターとか、死ぬほどくだらないものが山盛り。くだらん世界にどっぷり浸かりすぎて、写真を撮るのも忘れてしまったぐらい。。。しかも、これ、すべて廃棄ゴミの中からかき集めたものの手作り。やっぱりフランス人くだらない王国1位だね。そして、極めつけは、コレ。会場のど真ん中に、どどんと居座る怪物みたいなこのマシン。さて、何でしょう?分かるわけないね。おほほほほ。ピアノ投げマシン。大ピアノ砲。ピアノを、そうあのドデカイ、重たいピアノを投げるためのマシン。だから、何で・・・?分け分からん。しかも見ちゃったよ。ピアノが投げられる瞬間を!!あの重たいドでかいピアノが、空中に空高く舞い上がり、急落下して、コンクリートの床に叩きつけられて、もう粉々。ぎょよよ~~~!!!まさか、あそこまで高く飛ぶとは思わなかったほど、かなりいさぎよく高く飛んだ。あういう重たいものが飛ぶと、なぜかスローモーションに見えるのね。すげえよ!!ありえねえよっ!!投げられるのを待ってる古ピアノの列がなんだか哀傷に浸ってる感じでいい雰囲気をかもし出してた。。。あっぱれグランパレくだらんモノ博は8月13日までやってるって。入場料5ユーロ。一見の価値おお有り!!しかし、メインイベントのピアノ投げは1日1回らしい。私が行った時は夜の9時半だったよ。夜が狙い目ね。ぜったい見に行けっ!!
2006/07/27
はいはいはい。ご無沙汰です。バテバテです。完全に夏バテです。もう、モウレツもうもう猛暑っ!!こんなに暑いのに、っていうか、熱いっ!!のに、2003年のパリの猛暑よりはマシだとか。 私がもし2003年の夏にパリにいたら、確実にお年寄りとともに死んでたね。もうタマらんです。昨日なんか、近所の薬局の電子掲示板に39.5℃という表示がっっ!!暑いのは分かってるから、そんなモン見せんでくれいぃぃ~っ!!もちろん、クーラーなんかありゃせん。首の回らなくなった扇風機が毎日24時間フル回転して、生ぬるい空気を投げつけてきます。そんなわけで、ダラダラ家にいても熱くて死ぬだけなので、暇を見つけては近所のプールに行って泳ぎまくる生活してます。でも、暑さまかせにビールやらアイスやらを食いまくる生活なので、ちいとも痩せません。いつも朝寝坊の私が暑さのあまり、起きてしまうぐらい。おかげで最近、朝早く起きる規則正しい生活よ。そんなわけで、いまも汗をダラダラかきながら、熱のこもったアツっ~~いパソコンに向かって、これ書いてます。死ぬよ。ホントに。しかも今週末から、このド熱いフランスよりもさらに南のイタリアに行くし。久々の仕事だよ。日本のボスから呼び出しがかかり、イタリアのオペラフェスティバルの仕事に行く。わーいっ!!イタリア~~っ!って大喜びで仕事を受けたのはいいが、この暑さに、っていうかこれ以上の暑さに耐えられるか心配。まあ、頑張るよ。久々に日本の面々に会えるのも楽しみだし。そんな感じ。あああ、あっつ~~~っ!!
2006/07/24
世の中がサッカーだのワールドカップだの騒いでいる中、全く関係ない生活をしている我々。だって、申し訳ないけど、ほんと全く興味が持てないの。試合に勝つ度に、夜中2時ごろまでドンチャン騒ぎされてホント大迷惑なだけ。相棒なんか、「そんなにボールが欲しいなら、みんなに分け与えられるように22個ボールあげりゃいいのに。。。」ってホザく始末。って、おい。それじゃ試合にならんじゃろうがっ!っていうか、あんた。小学校の時、少年サッカークラブに所属してたんちゃうか?まあ、私も小学校の時、近所の少年野球団元町ジャガーズの史上初のマネージャーをやってたぐらい野球が好きだったくせに、プロ野球の方は嫌いだったしね。そんなわけで、我々あまのじゃく夫婦は、世の中の流れに反するように、先週はフランス空軍の飛行機祭りに行き、そして今週は、車のお祭りに行ってきましたーっ!!あの24時間耐久レースで有名(なの?)な、栄光のル・マンへっ!!っていうか、私、車なんか全く興味ない人だったんだけど、相棒がこれまた車大好き人間で、通る車を見ては、そのメーカー名と車種と年代まで言い当てるツワモノ。とにかく、エンジンがあってモーターがあって飛んだり走ったりするものが好きなのね。単純。。。そんなわけで、今回は24時間耐久レースではなく、ル・マン歴代のクラシックカーが一同に会し、レースを行うというル・マン クラシック。7月7日七夕の夕方パリを出発し、渋滞に巻き込まれながら、迷いながらケンカしながら、何とかル・マンに到着。おおおーっ!あるあるある。たくさんのレースカーっ!しかも、古いのから最近のまでズラリっ!1923年の超クラシックカーから1979年のもう思いっきりレースカーものまで、ずらりズラリずらりっ!!1925年頃のレースカー・ベントレー。これが走ってるところが見れるなんてっ!クラシックカー博物館みたいなのは行ったことはあるけど、こうして、モーターを動かして、エンジン音をグァンぐぁんっ鳴らして、動いてるクラシックカーを見たのは初めてっ!!すごいっ!動いてる方が当たり前だけど俄然かっこいい。パドック入場券も格安で手に入れたので、超~間近で動いてるレースカーを見る事ができた!なにやらアドバイスを受けているパイロットそして翌日土曜日。いよいよレース開始。それぞれの年代ごとに6クラスに分かれてのレース。古い年代の1~4クラスは、その頃のルールと同じように、車の反対側からパイロットが走って車に乗り込み、スタートするという方法。おおお~!おもしろいっ!!でも、レースカーの技術の進化とともに、事故の危険性が高まり、このスタート方式は中止されちゃったんだってさ。残念。そんなわけで、7日(金) テスト走行。予選。夜中2時まで。8・9日 各クラス1時間ずつ第1~第3レース。 ほぼ24時間ぶっ続け。というスケジュールで、ヘトヘトになりながら、日曜の夜にパリに帰ってきました。夜暗くなり始めたころのレースさて問題です。我々は3日間、どこで寝泊りしてたのしょう?・・・。・・・。・・・・・。はいっ!!正解はテントっ!!ルマンには24時間耐久レースに観客が耐久できるように、キャンプ場がコース内にあるの。だから、我々はテントと食料持参で、コース内で寝泊り。つまり、夜中じゅう24時間、千葉の暴走族顔負けの防音を出しながら走りまくるコースの横で、テントを張って寝た。。。っって、んなの寝れるわけねーじゃんっ!!って思ったけど、、、思いっっっっきり寝ましたー!朝までぐーっすり。2人とも2晩とも。どこでも寝れるってすばらしい。って、じゃあ、サッカーで近所が夜中騒いでても関係ないじゃんね。。。はっはっは。あー。楽しかった!!
2006/07/09
今日は、北フランスのCambrai郊外へ飛行機祭り(?)に行って来たよ~。二年に一度、フランス空軍の基地が、一般人に特別に公開される日だったの。 相棒とそのパパは、飛行機大好き人間で、家の上を飛行機が通る度に、「わーい!飛行機だぁ~♪」と子供みたいにハシャギながら双眼鏡を取り出して観察し、その航空会社と飛行機の型番までも言い当ててしまうほどのツワモノ。そんな2人が揃ったら、この空軍のイベントに行くに決まってるでしょ。というわけで、あんまり乗り気でないママも無理やり連れて、サンドイッチのお弁当持参で、いざ出っ発~!混雑を予想して朝早くに出発したものの。こんな田舎に、どこから人が沸いて来るんだ?ってほどの車・くるま・クルマ。渋滞しまくり。空軍近くの畑を利用して無理やり作った駐車場に、ようやく車を止めることができたけど、その駐車場がでっかくて、空軍入り口まで15分ぐらい歩いたよ。しかも朝から、炎天下。もう、着く前にクタクタよ。。。しかし、ズラリと並ぶデッカイデッカイ戦闘機たちを目の前に、疲れも吹っ飛んだ。すごい。デカイ。かっこいい。しばらく歩くと滑走路に着いた。ここでも、飛行機たちがズラリ。カッコイイ。ここで、メインイベント、飛行機たちのアクロバットが始まった。ヘリコプター達が2機、シンクロみたいに空中で踊るように動いたり、何機もの飛行機が、渡り鳥のように隊列を組んでならんで飛んでたり、サーカスみたいにクルクル回りながら飛んだり、ほんと、圧巻。すごいショーだったよ。時々、場内スピーカーから、キャプテンによる各パイロットへのキュー出しが聞こえてくるんだけど、照明のPINのキュー出しと全く同じで面白かったよ。しかし、PINは色を変えたり出したり消したりだけだけど、こっちは飛行機の操縦だもんね。いやはや。軍隊って、日本だと戦争とか訓練とかミサイルとかマイナスなイメージが多いけど、フランスでは、最近まで徴兵制があったし、こういうイベントがあるから結構身近な存在。しかも、こんなすごい事ができる軍隊だから、愛国心というか、軍隊を誇りを持ってる人が多いかも。この飛行機アクロバットを見にフランス全国各地から、こんなに人が集まっちゃうんだもんね。私も千葉の実家の近くに自衛隊の駐屯地があったけど、夏に開かれる自衛隊祭りも、地域のお祭りって感じで、結局、私は1回も行ってないし。しっかし、1日中続く飛行機アクロバット大会。飛行基地だから滑走路ばっかりで日陰がほとんどないし、死ぬかと思ったよ。何度も何度も、木陰に避難して、給水して、クタクタになりながら、「もう二度と来ねぇ~っ!」とフランスママと2人で叫びながら、いよいよ、最後のメインイベント、フランス空軍の より抜き敏腕パイロットたちによるアクロバットが開始~~っ!このアクロバット、7月14日のフランス革命記念日のシャンゼリゼ通りで行われる軍隊行進のイベントで公開されるものと同じものなんだって。ココに来れば、みんなよりも2週間も早く、この名誉ある由緒あるアクロバットが見れるもんだから、観客全員が待ちに待ってたもの。うっひょーっ!!シリコンの粉で色付けされてるらしい飛行機の煙と共に、見事にデッカイデッカイ大空にフランス国旗が描かれていくっ!!さすがに、選り抜きのパイロット達だけあって、ワザがすごいし、正確だし、ミスがないし、すごかったよ。しかも、炎天下の青空で、クーラーもない飛行機の中に閉じ込められて、分厚い飛行用スーツに身を包み、10分で2キロぐらい減量しちゃうぐらいのもう考えただけで倒れそうな猛条件の中、30分以上もミスなしで操縦してしまうなんて。すっげーよ。まじで。途中、飛行機雲で大空にハートマークを作っちゃう可愛らしい演出も。そして、最後のメインイベント、大空に広がり羽ばたくトリコロール!!これは私もテレビで見たことあったけど、生だとやっぱり迫力が違うっ!!さっきまで、「もう二度と来ねぇ~~っ!」を繰り返してたくせに、また2年後も見に来ようかなって思っちゃった。
2006/07/02
ストラスブールとドイツを堪能して、今日は北フランスに向かって帰路。行きは県道だけを使って来たから、帰りは高速を使うことに。しかし、フランスの高速は金がかかる。なので、ドイツ経由で帰ることに~っ!!まずは、ストラスブールからドイツへ。ぬあんと このドイツ。高速内は速度規制の表示がないところは、最高速度の制限がないんだってよっ!!ベンツやらBMWやらワーゲンやらのゴツイ車がありえんスピードでびゅんっびゅんっ飛ばしてったよ。我々も150キロぐらい出して走ってるのに、余裕で追い抜かされまくってたよ。たぶん、あいつら200キロぐらい出してたんだと思う。ありえねぇーっ。特攻隊ドイツ人。というわけで、超~高速を抜けて、ルクセンブルグに到着~。ここでは、フランス語も普通に通じるけど、本当はルクセンブルグ語が母国語らしい。ほとんどの人が普通にバイリンガルだって。すごい。。。あ、そういえば、パリ6区にリュクサンブール公園ってあるけど、これってこの国と同じLUXEMBOURGって書くよね。なんで日本語読みになると、この国の方は「ルクセンブルグ」で、パリの公園のほうは「リュクサンブール」になるんだろ。ま、どうでもいいけど。というわけでLUXEMBOURGでサンドイッチとフルーツの盛り合わせを食って、再び出発ー!またもや、びゅんびゅん高速を走り、ベルギーに到着~。ここも、普通にフランス語が通じる。しかし、母国語はフラモン(?)語。やっぱり ここの人たちも普通にバイリンガル。およよ。ベルギーで恒例のフライドポテトを食べて、ようやく北フランスに到着。フランス ↓ドイツ ↓ルクセンブルグ ↓ベルギー ↓フランスと4ヶ国も高速使って走ったのにも関わらず、高速代合計で1ユーロ(約145円)っ!!フランス以外の国は高速代すべてタダだもんっ!!やっほー!というわけで、超安上がり充実ふらふら旅行でしたーっ!!
2006/07/01
28日からストラスブールの友達の家に滞在してる我々。っていうか、ストラスブールってフランスぎりぎりの都市なのよね。ちょっと行ったら、もうドイツ。しかも泊まってる友達の家は、もうホントに国境までチャリンコで15分ぐらいのところ。こりゃ、行くっきゃないでしょ。というわけで、チャリンコで出発~!そしたら、途中でこんなものに出会った。ツールドフランスの広告カー。今週末から始まるツールドフランスの準備をしてたみたい。出発地、ストラスブールだからね。しかし、私は全く興味なし。ツールドフランス大好きな しろこ ごめんよ。車が見事に仮装されてたよ。これは、フランスの冷やしココアNesquikの車。キャラクターが自転車こいでる。。。下半身だけが超リアルなのが気持ち悪いよ~。そしてこれが私の大ヒット。笑ウシの車~。ぬふふふふ。そうこうしているうちに、フランスとドイツの国境に到着~。ラン川を挟んで、もう向こう側がドイツだぜっ。このちっぽけな川を渡るともう違う国だなんて!こういうところに来ると、あーフランスってば大陸で、日本ってば島国なんだ~って実感するよ。だって、江戸川大橋を渡ったら、千葉県民じゃなくて、日本語話さない人たちが住んでるんだよっ!!ありえんじゃろ~~っ!!しかも、パスポートコントロールもなし、お金も両替しなくてそのまんま使えるし。ほんと江戸川大橋渡る感じ。しかもチャリンコで。ホント、変な感じ。スイスのジュネーブ行った時もそう思ったけど、一体、ヨーロッパ人たちは、自分の国籍や国のことをどう認識してるんだろう。だって、日本じゃ海を渡らんと違う国に行けないし、日本語を母国語とする人は日本人しかありえないから、このアジアンな顔と日本語だけで、自分が日本人であることが認識できるけど、フランス語を母国語とする国はいっぱいあるし、国と国との間に何もないし、顔もみんなほとんど一緒だし、ほんと、どうやって自分のアイデンティティーを保ってるんだかわからん。そのくせ こいつら、愛国心がむっちゃ強い。っていうか、他の国との区別がつきにくいから、逆に自分の国を意識して育って、愛国心が強くなるのかな。逆に何も意識しなくても日本人でいられる日本は愛国心なんか あんまりないもんね。なんだか上手く言えないけど、日本ってやっぱり独特な国なんだなーって思うよ。そんなわけで、江戸川大橋。じゃない、ヨーロッパ橋。これを渡って、ドイツの町KEHLケルに到着。当たり前だけど、みんなドイツ語しゃべってた。すごいっ。川沿いに公園があって、そこに展望台があった。フランスとドイツが同時に見放せる風景~。やっぱり変な感覚だよ。というわけで、ドイツといえばビール。ドイツビールをタップリ堪能してた一日でした~。
2006/06/30
昨日、山盛りのサクランボと中国人の奥さんの手作りのジャムをたくさんお土産に貰って、ゼペットおじさんジョンのお家を出発~っ!!目的地はアルザス地方のストラスブール。相棒の高校の時の友達ジェロームくんが住んでて、結婚式にも来てくれたんだけど、妊娠中の奥さんアンは調子が悪くて来れなかったし、私もストラスブールに行ってみたかったので、勝手に行くことに決定~~っ!!しかも、招待もされてないのに、明日行くから~!!って電話して、さらに図々しくも泊めさせてもらう事になってる。はっはっは。しかも夫婦2人とも働いてて、勝手に使って~って合鍵まで渡してくれた。誰が来ようと自分たちのペースのまんま、全然気を使わないフランス。こういうお手軽さがいいね。というわけで、今朝もいつものようにゆっくり起きて、チャリンコでストラスブールの町をお散歩。ふふふ。今日のために、わざわざ車にチャリ2台も積んで来たんだもんね~!!ストラスブールの中心地は、路面電車トラムが四方八方に走ってて、車通行禁止、一方通行のところだらけ。車で行ったら、もう大変よ。絶対身動きが取れなくなる。でも、チャリンコ専用の道とかもいっぱいあって、歩行者とチャリンコの天国なの。天気もいいし、最高のチャリンコ日和~。いろんなところに行ったよ。まずは、Petite France という、フランス中世の家々が立ち並ぶ地域へ。可愛いお家がいっぱい~!!っていうか全部本物よ。あたりまえだけど。 フランス来て、こういう風景に見慣れちゃったから、前回、帰国した時にネズミー海に行った時、ちっとも面白くなかった。上手くできてるけど、しょせんニセモノの町並みだからね。そして、メインのストラスブール大聖堂~っ!!いやぁ。デカかった。ビックリした。写真入りきってないもんっ!!いままでいろんな大聖堂を見てきたけど、これはシャルトル大聖堂に続く大ヒットだね!彫刻がキチガイ並みに細かい・こまかい・コマカイっ!!アルザス地方独特の赤茶色マーブルの石がこれまた他にない美しさで、素敵~!夜は、フランスの夏、恒例のライトアップショーがやってたよ。大聖堂の前の広場にドドンとあった照明タワー。なつかしの6連とか縦吊りで吊ってあった。あー仕事したいっ!夜のライトアップショー。音楽に合わせて、照明演出がされてて、大聖堂のまた違った美しさが かもし出されてたよ。やっぱ、照明の力ってすごいっ!改めて関心。それから、大聖堂の中にあるデッカイからくり時計。またもやデカくて入りきらんかったよ。これまた精巧にできてて、日付、曜日はもちろんのこと、星の位置や、太陽の位置まで判っちゃうスグレものらしい。15分おきに人形が二本足でテクテク歩いて、鐘を打ちにくるの。毎日12時30分には12人のキリストの使徒たちが、テクテクテクテク来るらしい。そのあと、大聖堂のテッペンまで階段でゼェゼェ言いながら登りまくり、ストラスブールの町全体を堪能~!!その後、偶然見つけた教会にふらりと行って見ることに。それが、それが、それが。これまたすごかった。大聖堂が彫刻の王様なら、このSt-Pierre-le-Jeune教会は、壁画の女王様って感じ。どこの壁も、壁画だらけ。さすがにペンキが落ちちゃったり変色してるところもあったけど、すごくよく描かれてた。そして、これがここ ストラスブールで一番感動したもの。教会の一番奥にあった、天使の像。写真じゃ分かりにくいけど、これを見た時、息が止まりそうになった。ほんと、吸い込まれるかと思ったよ。怖くて最初近づけなかったぐらい。男の子か女の子か大人か子供かも判らないような顔をしてて、見上げた表情が、悲しいのか嬉しいのかも分からなくて、息をして心臓が鼓動を打ってて今にも動きだしそうな錯覚におちいるよ。こんなすごい彫刻初めて見たよ。
2006/06/29
結婚式前後に1ヶ月という休暇を貰っていながら、またもや1週間の休暇をとった相棒。。。しかも、すべて今年の有給休暇の消費。超過勤務やら休日勤務やらの返済で5日間。土日を合わせると見事に9日間の休暇。こんな休暇返済システム日本で使ったら、超過勤務だらけで、1年間ぐらい休暇取れちゃうよ。しかもっ!さらにっ!!まだあと5週間の夏休みがある。いやはや。フランス人。働かなすぎ。っていうか、ほんとやる気ナシ。このままじゃ、フランスだめになるね。働く気ナシ国 腐乱す。日本の働きすぎもどうかと思うが、フランスの働かなさすぎは、ほんとあきれるばかりだよ。ま、私は失業者だから関係ないけど。というわけで、この休暇を使ってまたもや旅に出ることに~!まずは、この4月にコリンヌ劇場を定年退職したジョンの田舎のお家へ!!ジョンは、大道具担当のピノキオのゼペットおじさんソックリな、陽気なオッサン。私とは親子ほども歳が離れてるのに、むっちゃ面白くて、友達のような感覚。年齢に関係なく、同じ職場の同士として、同僚として、接触できる環境っていいよね。フランスはこれだからいい。日本じゃ、上司と部下の関係から抜け出せないからね。というわけで、相棒の田舎Cambraiを昼に出発し、車でだらだら走り、途中でプラプラしながら、夕方5時ごろ、ロレーヌ地方とシャンパーニュ地方の境目にあるゼペットおじさんのお家に到着~!!ゼペットおじさんジョンは中国人の奥さんとずーっとパリで暮らしてたんだけど、フランスの物価がまだまだ安かった頃に、このド田舎のボロボロの一軒家を買い、休みのたびにここに来て、一人で改装工事をして、いまやっと、夫婦そろって定年退職をして、夢の田舎暮らしをはじめたの。ほんと、学校もお店も何もなく、タバコ一個買うのに車で30分ぐらい泥道を走るような超~~ドドド田舎なんだけど、静かで、穏やかで、時間がゆっくり流れてて、ほんと、2人とも幸せそうだったよ。まだまだ改装工事は終わってないけど、さすが大道具だっただけはあって、いろんなところに、面白い仕掛けが満載で、面白かったよ。庭には大きなサクランボの木があって、取り放題だし、ブルーベリー、ラズベリー、イチゴ、野菜、お花が満載。犬とモルモットが庭で放し飼い。ていうか、モルモット放し飼いって初めて見たよ。庭を抜けると、牧場があって、牛がウヨウヨしてるし。こんなに近くで牛の大群を見たのは初めてだよ。もう、鼻とか触れちゃう距離に、ぬぉ~っと牛が30匹ぐらい来ちゃうし。庭で取れたサラダと、採れ立ての子ネギのオムレツとチーズをご馳走になって、酒をたらふく飲んで、しゃべって笑って歌って、おやすみなさーいっ!!
2006/06/27
冗談のつもりだったのに、当選しちゃったブライダルフェアで、大量のカタログを手に入れた私達。何も具体的な収穫はなかったものの、安そうな店の検討はついた。300ユーロ(4万5千円)ぐらいでも、結構まともなドレスってあるもんなのね。ま、それでも私にゃ、高すぎるっ!あ、ちなみにこれ購入価格ね。フランスにゃ、あんまりレンタルドレスとかないみたい。あったとしても、これまた高級系しかない。にしても、たった1日のために、しかもどうせ むっちゃくちゃ汚れて、使い捨になっちゃうドレスなんかのためにそんな金使えるかっつーの!どうせ使うなら、酒とつまみの方を充実させたいもんっ!!しかし一応必需品なので、山のようなカタログから一番安い店を見つけ、そのHPを見学してみると・・・。おおお~~っ!!あるじゃん、あるじゃん、安いのっ!100ユーロ(1万5千円ぐらい)のが結構そろってるぅ~っ!しかも、せこいダサいドレスじゃなくて、キチンとした感じ。というわけで、パリの中心にある、その店に直接行って見ることにした。着いてみると・・・。およよ。ぐちゃぐちゃ、ごちゃごちゃ。ドラジェやら、飾りやら、招待状やら、ダンボール山積みのまま。あっちこっちにダンボールがあって、そのダンボールのまんま売ってる感じ。ま、いわゆる卸問屋みたいな感じなのね。んで、ダンボールの山道を通り抜け、ドレス売り場の2階に通された。2階も、もちろんゴチャゴチャ。いろんな商品があっちゃこっちゃに陳列されてる。ここはパリの結婚専門ドンキホーテかっ!?というわけで、ドンキホーテパリ支店でウエディングドレス試着開始。あ、フランスだとね、ウエディングドレスって結婚式当日まで旦那に見せちゃいけないんだって。願稼ぎみたいなもんなんだろうけど、幸せが逃げるらしい。しかし、んなもん、私にゃ関係ないわいっ!というわけで、嫌がる相棒と無理やり連れて、何着か試着することに。しかし、探しても探しても、HPにあった安っい値段のドレスがない。あれれ?ドレス担当のねえちゃんに聞いてみると、安いのは卸売り用の価格で、ここにあるものと違うものだし、たくさん購入した時の値段なんだってさ。あーあ。やられた。だまされた。ま、しかたないので、せっかく来たし、普通よりは安めだしめったに洋服の趣味の合わない私たちが、珍しく意見が合ったので、そのドレスを購入することに。んで、予約金として140ユーロを払い、受取日にあと100ユーロ払えばいいようにして、お家に帰った。ドレスと肩にかけるスカーフ合わせて240ユーロ(3万5千円ぐらい)。ホントは100ユーロぐらいで済ませる予定だったのに。。。ま、他の店に比べたら安いし、多分日本のレンタル代より安いぐらいだろうから、よしとするか。しかしね、どうも値段に腑に落ちない私。もう一度HPを見てみたの。そしたら、私が買ったものと全く同じものが、しかも1点から購入可で、125ユーロで売ってるう~~っ!!!にゃにおぉぉお~~っ!っていうか、また騙されたぁ!!これはドレスの予約をキャンセルして、インターネット購入した方が断然お得じゃんかっ!もう、ドレスの種類もサイズも分かってるもんねっ。と、ぬぬぬぬっと憤慨する横で、相棒が予約の領収書を片手に一言。「キャンセルしても金は返さないって書いてある・・・」ぬおぉぉぉぉ~~っ!!やっやられたっ!!まじで、フランス人の意地悪っ!悪知恵だけは天下一品だからね。しかも、私ったら気前よく140ユーロもなんか払っちゃったけど、別に予約金はいくらでも良かったのよね。あああ。もしあの時、10ユーロとかだけ払ってれば、キャンセルしてネット購入できたのに。。。払ってしまっては、もう遅い。あああ~。やられた。やられた。やられた。しかも、この店の店員、史上最大に感じ悪いっ!パリで感じ悪い店員は死ぬほど見てきてるけど、人間ってここまで感じ悪くできるもんなのっ!!??って驚くほど、超~意地悪!!電話で問い合わせたら、「今、忙しいんで、明日電話くださいっ!ガチャっ!!」だし、この店には結局2回行ったけど、行くたびに、店員と客がケンカしてるし、「もしここで満足できないんなら、他の店に行けば?」「私の言った事、わからないなら、はい、さようならっ!」「ここはパリで一番安い店なんだから、 ぐちゃぐちゃ文句言わないでっ!」と客に向かって言い放ったのを目撃した。。。サービスは金かかんないでしょ?しかも、結婚とか子供の洗礼とかのお祝い事に関する店なのに。人の幸せを願うためのものを品物を売ってる店なのに。ほんと、悪魔の館のような店です。これからフランスでウエディングドレスを買おうとしている人がいたら、要注意!!ちなみに、この店はパリで安いと言われているTATIよりもずっと安いです。しかし、それはネット価格。試着はもちろんできん。しかし店で購入すると、試着はできるが値段は倍っ!!なので、店に行って試着しまくり、また考えまーすっ!って言って店を出て、ネット購入~!!という裏ワザを使ってくださいっ!!というわけで、悪魔の館で購入したウエディングドレス。後ろからショット前からショットま、この悪魔のドレスも好評だったので、よしとしましょう。。。でも、あんな店、もう二度と行かねぇぇぇ~~っ!って、もう行く機会ないか。ちくしょう。
2006/06/23
suzuran-rachelさんから、バトンなるものを受け取りました。。。はてはて。どうしましょう。これって流行ってるんか?しかし、私しゃ、こういうの大の苦手。かといって断るわけにもいかんしね。頑張ってみるよ。ルールはこうなってるらしい。まずは回ってきた質問に回答する (1~8)バトンを渡してくれた人にメッセージ (9)次にバトンを回す人を指名して、その方への質問をひとつ追加 (10)っていうか、これ、回せば回すほど、質問の数が増えてくじゃんかっ!!これって、どーなんっっ!!ま、というわけで、さらーっと行ってみよう。1 今一番やってみたいこと風呂に入る。あ、それは今一番やりたいこと か。でも だって、もう暑くて汗だくなんだもん。2 今ハマっていることルバーブのジャム。田舎で取り放題なので、先週2瓶、昨日3瓶も作っちゃった。ぬふふ。しかし、世界「熱しやすく冷め易い」コンテストの第一位に輝く私なので、明日は明日で風が吹く~。3 自分をキャラクターに例えると?中身:アラレちゃん。見た目:泉ピン子。得意技:映画リングの貞子。4 今一番ほしいものは?一生遊び暮らすことのできる金っ!!5 今までで消し去りたいものは?オレ?6 今一番大切なものは?お、オレ?7 「これだからフランスが好き!」というのを教えてください。人間のキャラクターを作ると思われる幼少期4歳~7歳にここにいた(らしい)ので、フランスだとラク、自然だから?だから私しゃ、日本人フランス人問わず、みんなに、「お前は、日本人じゃねぇ~~っ!!」とののしまくられる。私しゃ生粋の日本人だってばっ!!8 suzuran-rachelさんからの質問「ご主人に惚れた理由は? そしてご主人を夢中にさせたテクニックは?」そんなもん、ありゃせんです。って言ったら、冷たい女か?惚れた腫れたとかよりも、一緒にいても邪魔になんないし、ラクだし、楽しいし、こいつとなら、性別に関係なく同士になれると思ったから。たぶん、私が男だったとしても、最高の男友達だっただろうし、相棒が女だったとしても、最高の女友達だったと思う。たぶん、相棒も同じこと感じたんだと思う。9 バトンを回してくださったsuzuran-rachelさんへのメッセージあの、こんなコメントでほんとすんませんです。これでも精一杯頑張ったんで勘弁してください。。。こんな私を、見捨てんでください。10 そして次の方の指名です。げげげっ!どーしよーっ!!だれに渡す?この拷問・・・っじゃない このバトンっ!!えっと、えっと、えっと、照明の師匠neanさんっ!!きゃははーっ!で、付け足す質問は・・・。オレってすごいかもっ!って思う瞬間は?ぐふふ。よろしくお願いしまぁーす!っていうか、今 気づいたんだけど・・・。質問7「これだからフランスが好き!」は答えなくても、良かったのね。。。っていうか、質問どんどん増えてくわけではなかったのね。勝手に勘違い。お初バトンに、ビビりまくってました。ま、もう答えちゃったし、いっか。
2006/06/17
結婚式当日いただいたプレゼントの山々フランスで両親への結婚報告を終え、結婚式の会場を選び、日本の彼と手を切ったのはいいけれど。。。で、それから何すればいいんだい?ドレスとか、髪飾りとか選ぶ?指輪とか選んじゃう?花嫁になる女性なら、ここが一番楽しくて重要なところなんだろうけど。。。私しゃ、そんなもん全く興味な~~しっ!!安いのでパッパと決めて、それらしくなればいいぐらいにしか考えてなかった。しかし、ここはフランス。安くてパッパが何処にあるのか全く検討がつかんっ。仕方なくインターネットで検索。そしたら、ブライダルフェアが近々パリで行われる事を発見。しかも、10名さまに無料招待券プレゼントだって。へへへ。タダなら応募しちゃえ。当たらなくても別にいいし~♪な~んて手軽に応募したら、ぬぁんと見事に当たったよ。およよ。まいったね。こんなところでクジ運使ってる場合じゃないのに。というわけで、行ってみました。結婚に関係するお店がズラリ~っ!!結婚指輪、ドレス、お料理、お酒、会場用の飾り、ダンス用DJ、照明・音響レンタル、引き出物用のドラジェ、写真・ビデオサービス、リムジンレンタルサービス、その他盛りだくさんっ!!もう、値段もレベルもピンきりっ!!たくさんあり過ぎて何が何だか分からんよ。とりあえず、値段の安そうなドレス屋のカタログと、値段の安そうな指輪のカタログとをもらいまくり、試食用のチョコやドラジェを食いまくりました。昼過ぎに、ウエディングドレスファッションショーなるものがあったので、冷やかしで見てみたけど、瀬川英子もビックリな超~っミニのドレスやら、林家パー子用どピンクドレスやら、ウインクの2人用のぴらぴら乙女ドレスやら、シンデレラの貧乏な時みたいなツギハギなドレスやらもう、あんた。。。こんなドレス誰が着んの?の大集合。そんなわけで、とりあえず、具体的な収穫もなく、ただただ歩きつかれ、カタログだけを山のように抱えて帰ってきたのでした。結婚式まであと半年っ!!の2005年11月中旬の出来事でした。。。 義理のいとこの キャワイイ双子ちゃん
2006/06/16
やっほー。先週に引き続き、ハマってしまったお魚さばき。相変わらず生の魚は怖いので、料理用の手袋をして、今日もやってみました~っ!!先週と同じ近所のマルシェで仕入れた今日の新鮮さかなちゃんはマグロ輪切りっ!! とアジ丸ごとっ大盛り!!の二種でございます。っていうか、マグロが輪切りだよ。つまり、赤みも中トロも大トロも中落ちも、全部セットでどどんっと輪切りっ!!!っていうか、フランス人てば、マグロはマグロとしかみなしておらず、美味しい所は平気で捨てるし、値段は全部一緒だし、マグロちゃんに怒られちゃうような食べ方しかしない。ま、最近はパリも寿司ブームで、何となく違いがあることはわかり始めたみたいだけど。というわけで、輪切りマグロちゃんを頑張ってさばいて、マグロどどんっと各種盛り合わせの完成~っ!!マグロの赤身、中トロ、大トロ、ねぎトロ、よりどりみどりぃ~っ!!幸せ~っ!!っていうか、どどんんと輪切りのおかげで、マグロのどの部分がどうなってるのか、知る事ができたよ。日本じゃ、切り身でしか見たことないもんで。それから、二品目。大量のアジちゃんたち全員を頭切って、内臓とって、三枚におろして、皮を剥いで、を延々繰り返し、ようやく完成~~っ!!アジのなめろうっ!旨そうでしょ~っ!!んがしかし、こればっかりは鮮度に自身がなかったので、さんが焼きにして、食いました。っていうか、アジってこんなに簡単に皮が剥けるとは知らんかったよ。三枚におろしてから、頭の方から皮をつまんで引っ張ると、面白いぐらい簡単にぺりぺりぺりぃ~~って剥けるの。アジなんか、フライで売ってるのしか見たことなかったもんで。いやーっ!にしても、旨かったーっ!!酒飲みにはたまらん献立だね。っていうか私ってば、こんなに魚が好きだったっけ??
2006/06/10
今日は、警察署に、身分変更を届けに行く日~っ! 外国人学生という身分からフランス人の配偶者という身分に変更するの。 おおお~~っ!あ、ちなみに誤解してる人が多いみたいなんで言っとくけど、私、国籍変わらんよ。結婚しても国籍はフランス人になりません。なることもできるけど、なる意味がない。っていうか、生まれも育ちも思いっきり日本人、っていうか、思いっきり江戸っ子でぇいぃっ!の私がフランス人になってもギャグにしかならんし、第一私自身がしっくりいかない。キモい。っていうか、私はフランスに来て、改めて私はおもいぃぃーっきり日本人なんだと思い知られてているし、日本人であることと誇りに思ってるし、日本国籍を捨てることなんて絶対できないし、フランス人になんかなりたかない。そこんとこ、よろしく。ちなみに苗字も変わらん。変えてもいいけど、変えなくてもいい。思いっきり自由主義(自分勝手?)なフランス人らしい法律でしょ。だから書類上、法律上、私の名前は今までのま~んま。でもそれじゃ何も変わらんくてつまらんので、普段、名乗る時のニックネームとして、相棒の苗字をくっつけてみたけどね。おかげで、おにゃん子クラブの「山本スーザン久美子」みたいになっちまったよ。がっはっは。って、分からん人も多いんだろうな…。えっと、ところで、身分変更届け。学生の身分だと、仕事が思うようにできないし、労働許可証とかの申請、書類の山々に追われ、私のような短期照明労働者には、ちいとも実際に仕事がやりにくい。仕事があっても、この書類の手続きの面倒くささのせいで、何度、仕事を逃したことか。。。でも、今日警察署に行って手続きが終われば、フランス人の配偶者身分になり、選挙権以外は普通にフランス人と同じ待遇になれるっ!!これで晴れて普通に働けるようになるはず~~っ!!2ヶ月も前から、パリ外国人学生向けの管轄に予約をいれて、今日やっとその日が来たのだよ~。これで、だらだらプラプラ生活ともお別れねー。なーんて、ちょっと寂しく思いながら。ま、フランスのことだから、すぐに手続きが完了するわけないので、もう少し、のんびりしてられるだろうけど。んで、行って来ました。午後一だったのもあって、いつもより人が全然いなくて、スムーズにというかストレートに書類提出。「ここで、お待ちください」と、どっしり黒人ねえちゃんに言われ、待つこと、待つこと、待つこと・・・って、いつまで待たすんじゃあぁぁーっ!!ああああ、フランス。覚悟はしてたけど、私たち以外、他に誰もいないのに、この待たされ方って。。。どうやら、またもやパソコンのシステムが落ちた様子。これで二度目だよ。んあ”あ”ぁぁーっ!いい加減にしてくれよ。システム管理きちんとしろいっ!!そして再び、待たされ、待たされ、待たされ・・・。ようやく1時間後、担当の金髪おばちゃんがやって来た。「9月15日に予約が取れました」はぁっ??予約って、しっしかも、9月って・・・!?身分変更の割には、必要な提出書類が思ったより少なくて、確かに、ちょっと不安だったんだけど・・・。どうやら ここに来させられたのは、移民向け管轄、つまり噂の恐怖のCITE警察署に予約を入れるためだけのためだったってらしい。って、ちょっちょっとぉ!でも、もう働いていいのよね。だってフランス人の配偶者なんだもの。もう学生じゃないんだもん。ねっ、ねっ!!??と、うるうるの目で訴える私に対し、金髪おばちゃん、容赦なく、淡々と、「いいえ。9月のこの申請が終わらるまで、 学生身分のままですから、今までと同じで 仮の労働許可証の下のみで働く事ができます」と、きっぱりガツーンと一発くれました。とほほほ。。。やられた。フランス政府。こんちくしょうぅぅっ。っていうかーっ!今日この日のために、2ヶ月以上も前から予約を入れたのに、結局それは、また3ヵ月後の予約のためだけってっ!!!ふふふ。それはねっ♪フランス政府必殺技「たらいまわしの刑」しかも、必要書類の中に写真って書いてあったから、わざわざ撮って持ってたのに、意味ないじゃんっ!!パスポートのコピーも、その他用意した色んな書類も、何一つ、必要なかったじゃんかぁ~~っ!!ふふふ。それはねっ♪フランス政府必殺技「うそつきまくりの刑」というわけで、やられました。私はまだまだ失業者。ただただ脱力です。ははは。。。。
2006/06/09
結婚の日取りも会場も決まって、 順調に結婚式に向けての準備も進んでいたんだけど、私の方に重大な問題が。。。 私ったら、まだ日本の彼と手を切ってないぃーっ!! きゃーっ!! なんちって。うそうそ。そんなドラマチックじゃありません。私の人生。手を切ってないのは、日本の会社。無駄に大学院まで出てしまい、他の新人よりも4年以上も歳を取った私をかなりの例外として新入社員として受け入れてくれ、約5年間、照明のゼロからタタキ上げ修行させてもらい、ようやく役に立てる程度になってきたのに、「フランスに行きたいから、その準備のために、現場担当じゃなくて、時間がFIXの仕事担当にさせてくれいっ!」とワガママを言って、みんなに恨まれながらネズミー海の犬側舞台の「あっちに送って」ショー照明部裏ボスを担当し、1年ドドンと居座って、慣れてきた頃にまたもや、んじゃっ!!って、みんなを置いて、出てきちゃったの。しかも、1年半の研修を終えたら、会社に貢献しますっ!ってことで、辞職じゃなくて、休職って形のまんま。そして、この夏8月にワーホリビザが切れ、日本に帰国し、会社復帰ということになってる。そう。結婚のことはまだ会社に報告してない。。。本社では、私の受け入れ部署を模索している様子。ぎゃー、どうしよう。日本の彼が私を待ってるぅ~。だから違うってば。マジでほんと、どうしよう。。。6年以上もお世話になった挙句に、会社の名を使って研修させてもらい、研修終わって、はい、さいならーなんて、人道に外れるよな。どう報告しようか、どう弁解しようか、何日も何日も悩んで悩み続けた挙句、社長から直々に、「8月以降のことを相談したいので連絡ください。」との連絡がぁぁぁ~~っ!!もう逃げも隠れもできませんっ!こうなったら勇気をもって、正直にありのままに伝えるしかありませんっ!というわけで、即日、日本時間を見計らって、社長に直接、国際電話。社長「んで、8月以降どうするつもりだい?」(どうするって、どうするもクソも帰らんと・・・でしょ?)私「いやっ。あっあの、正直もう少しフランスに残りたいかと・・・。」(んぁぁぁ。正直に言う勇気が出ないぃぃぃ。)社長「残るのもいいがビザとかどうするんだい?」(ギクっ)私「あっ、あのぉ、学生ビザとかで残ろうかと・・・。」(だからその理由が大事なのに早く言えって。)社長「うーん。学生ビザもいいけど、思うように働けんし、 その後、どうするんだい? フランス人と結婚するとかなら話は別だけどさー」(ぎゃーっぎゃーっぎゃーっ。それっそれなの社長、どんぴしゃだよっ!)私「んぐぁ。あのっ、そのっ、そうなんですっ!! 実は結婚が決まりまして、」(きゃーっ!!言った、言った、言っちゃったっ!!!どうしよう~っ。)社長「ほう。そうか。それは良かったじゃないか。」(へっ?いま何て?マジで?)私「あの。はいっ。あのでも、本当に申し訳ありませんっ! ここまでお世話になったのに、何もお役に立てなくて」社長「いや、お前がフランスに残るなら、 会社としても都合がいいんだよ。 いままで相当悩んだんだろ。 これで、肩の荷もおりて、安心したろ。」ぎゃーっ!!社長ってば、すごいっ!!神様に見えたっ!すごいぞ、ほんとこの人。肝っ玉が据わってる、うつわデカ過ぎっ。そんなこんなで、8月、日本に一時帰国し、会社を円満退職、学生ビザの手続きをして、再びフランスに戻ったのでした。この会社とは、辞職という形をとったけど、今でも、いろいろ縁があり、ヨーロッパで仕事があるときとかに呼んでくれます。本当に、ありがたい。この会社のおかげでたくさんの先輩・後輩・仲間と出会えたし、私の照明人生のきっかけを与えてくれ、仕事の辛さ、楽しさ、面白さを教えてくれ、本当にお世話になりました。まだまだ、お礼しても し足りない会社です。これからも、よろしくお願いしますです。
2006/06/07
とんちんかんラクラク結婚報告を終え、さっそく式に向けての準備開始。はっきり言って、私、日本で結婚してたら、私は結婚式なんて絶対挙げなかったと思う。何度も言うように私には結婚願望が全くなく、結婚式なんてもってのほかっ!と思っていたし、ひな壇に祭り挙げられて、人形みたいに酒飲みたいのに我慢して、美味いメシ食いたいのに食わずに、しよしよとおとなしく話なんて聞いてられないし、初めてあった司会係に二人の馴れ初めとかを、ドラマチックに語ってもらっちゃっりしたら、気持ち悪さに鳥肌立っちゃうだろうし、わざわざ「拍手でお迎えくださいっ!」って言ってもらって、ワーって拍手なんかされちゃったら、絶対カメラの前で、鼻膨らまして変な顔しまくるだろうし、下手すりゃ「体操グンコーっ!」って踊りだしちゃうもん。でもね、こっちに来てから、フランスの田舎の結婚式を幸運にも何度も、何度も、何度も見る事ができて、おおっ!こんな結婚式ならぜひ挙げてみたいっ!って思っちゃったんだよね。だって、フランスの田舎の結婚式って、ちっともドラマチックじゃないんだもん。全然かしこまった事一切ナシで、一日中、飲みまくり、食いまくり、歌いまくり、踊りまくり。大阪の食い倒れもビックリなのよ。もちろん新郎だろうと新婦だろうと関係なく騒ぎまくりっ!!お祭り騒ぎ・朝まで飲み会が大好きな私にぴったりっ!うっひょーっ!というわけで、こんなフランス結婚式に最初に必要なのが、会場探し。カクテルパーティーと夜の宴会用の会場をおさえなきゃなんない。会場と言っても、日本みたいにホテルとか結婚式場ではなく、Sale des Fete、つまり、公民館みたいな所。公民館と違うのは、もう名前自体が直訳すると「お祭り会場」っていうところ。お祭り大好きフランス人らしく、どこの小さい村に行っても、絶対にある会場。お祭りのために生きてる人種だからね。そんなわけで、会場探しなんだけど、われわれは週末しか、北仏にいられないし、結婚式をする村から近いお祭り会場を探すのには苦労したよ。村・市役所が管理する公共施設だから、土日は閉まってるのが当たり前だからね。それでも、毎週、毎週、頑張って、いろんな所を見学させてもらった。いろんな公民館があったよ。汚くてトイレ臭い会場とか、昔映画館だったところを改造して作った薄暗い会場とか、学校の給食用に使われてる可愛らしい会場とか、ほんと、ピンきりっ。しかし、相棒側の家族だけで70人、友達とか、日本側の家族を含めたら余裕で100人近くなってしまうし、子供の遊ぶスペースとみんなが踊るスペースも確保しないとならんので、結構大きめの会場でないとダメ。しかも、相棒がどうしても「食前酒は外でやりたいっ!庭がないといやじゃー」とノタ打ち回るので、条件はさらに難しく、難航したよ。。。そんなこんなで7月、ようやく2人の納得の行く会場を見つけたよ。 外側からの写真が残ってないけど、北仏らしいレンガ作りの可愛い庭付き会場。広さは100人にはギリギリだけど、他に条件が揃う所が見つかりそうにもないし、早く予約しとかんと、土曜日の予約はスグいっぱいになっちゃうから、即効、予約しといた。結婚まであと10ヶ月の出来事でした。
2006/06/04
ほいほいほい。今日は土曜日。めずらしくパリにいます。パリ嫌いの私たちは、ほぼ毎週末、相棒の実家に逃げるように帰るので、土曜日にパリにいるなんて久しぶりー。というわけで、土曜日はうちの近所で新鮮朝市マルシェがあるんだけど、利用したためしがないので、行ってみることにした。先週、北仏のお家でバーベキューをした時に、魚のホイル焼きとか魚バーベキューをして大好評で、それ以来、魚料理に挑戦したい虫がうずうずしてて、(単にうまい魚が食いたいだけなんだけど)朝市ならパリでも新鮮な美味しい魚が手に入るかもと思い立ったから。だって、フランスでどんなレストランに行っても、魚料理って、魚の味よりソースの味が強くて、ちっとも魚を食べた気になれないんだもん。しかも、魚臭い。つまり新鮮じゃない。ま、だからソースの味でごまかしてるんだろうけど。私は、大根おろしとしょうゆで食べる焼き魚とか、シンプル塩焼きとか、ぷりぷりお刺身を食べたいのにぃ~。というわけで、いざ出陣。結構でっかいマルシェで、ようやく一軒目の魚屋発見。。。。死んでます。目が。色が。内臓飛び出ちゃってます。そんな魚、売っていいのかよーっ!しかも、ちょー生臭い~~~っ!!絶えられません。買う気になれません。新鮮朝市で、このレベル?しかも、たくさんの人がこの死んだ魚を買うために並んでるぅ。信じられん、パリ人よ。そんなわけで、吐きそうになりながら2軒目へ。ここも、死んでます。まぐろの切り身が、ドドンと輪切りですっ。しかも、血合いがドス黒く、タレまくってますっ。イワシ達は、戦場みたいに血まみれですっ。そんなわけで3軒目。ん?んんん?クロダイくんの目がキラキラしてるよっ。サバちゃんがプリプリおどってるよっ。ニジマスちゃんがメルヘン虹色だよっ。マグロちゃんは、美しいばら色だよっ。そんなわけで、さしみにしたらチョー美味そうな、クロダイちゃんとマグロの頭近くの切り身をめでたく購入~~~!そんなわけで、いざ料理開始っ!!あっ。重要なことを発見。私、魚、さばけない。。。しかも、生魚丸ごとって触った事がない。ははは。日本にいた時も、切り身ばっかり買ってたし、丸ごと魚を触った記憶といえば、ししゃもをグリルに入れた時ぐらい。しかも、ししゃも相手に一人でぎゃーぎゃー叫びながら。私、海の幸大好き人間なくせに、海の幸の生の姿・形・色・手触りが超超超~~っ苦手っ!大好物のカニも、泣きながらぎゃーぎゃーわめきながらうまいうまいと食べる始末。はて、どうしよう。おっ。「魚のさばき方事典」を持っているではないか。前回、日本に帰国したときに買ってあった本。写真解説つきで、かなり丁寧にいろんな魚のさばき方を説明してくれている。これはやるっきゃない。だって、うまい刺身が食いたいものっ!!でもやっぱり素手じゃ触れんから料理用のゴム手袋を購入し、覚悟を決めて、いざ戦いに挑むことにした。ううう。うろこの処理だけしてもらったんだけど、まだ、たっぷりうろこ残ってるよ。。。そして、あたまに包丁刀入。かっかたいっ!硬いよ~クロダイちゃんっ!ごめんね痛いでしょ~っ!ぎゃあぎゃあ騒ぎながら、クロダイと格闘している姿を見て、相棒は、笑いながらも、目の奥で「これ、マジで今夜食わんといかんのか?」という心配顔をしていたよ。って、私の方が不安じゃ。クロダイなんて、切り身でしか見たことないんだからっ!!そんなわけで、格闘すること約20分。3枚おろしに成功(?)。っていうか、肉部分、うっす~い。そして、皮むき。ぬぬぬぬ。本には、さらりと簡単そうに書いてあるので、問題視してなかったけど、これが超むずかしい~~っ!!そんなに、あっさりな説明で終わらせんでくれよ。でも、なんとか無事終了。薄い肉がさらに薄くなった。。。そんなこんなで、なんとかなんちゃって刺身の出来上がり。左にクロダイちゃん、右にマグロちゃん。見た目は立派でしょ。しかし、お腹壊したらどうしよう。生臭かったらどうしよう。明日、二人とも食中毒で死んでるかもしれんな。と、そんな心配をよそに、相棒、パクパク食いまくり。勇気を出して私も、一切れ食ってみた。うっ。うっうまいっ!!!!最高~!こんな美味い刺身がフランスの家で食えるなんて~~っ!クロダイちゃんは、ちゃんとプリプリだし、マグロちゃんは冷凍処理してないから味がしっかりしてて、トロじゃないのに、トロトロお口にとろけるし。苦労した甲斐があったわよー。ついでに、クロダイの刺身にならんところを使って、あら汁も作っといたんだけど、これも、我ながら最高~~っ!ぬふふ~~。日本酒も添えて、久々の完璧日本食よ~。ぐあっはっは。でも、やっぱり、まだ生魚は怖い。。。
2006/06/03
というわけで、フランスで結婚してからあっと言う間に1ヶ月を過ぎようとしているあふろです。しかし、はっきり言って結婚をいつ決めたかなんて私しゃ全く覚えとらん。フランスに来て、知り合って、私のアパートが崩壊して、自然に一緒に暮らすようになって、こんなに楽なヤツはいないなとお互い思ってたのは確かだけど。はっきり言って、私は小さい頃から結婚に全く憧れを持ってなかったし、私は絶対、一生独身で悠々と暮らしてやるって思ってたから、一緒に暮らしてても紙一枚のための結婚なんて意味ないと思ってたのよね。がしかし、ここはフランス。この紙一枚が、かなり重要。研修ビザやらワーホリビザやら学生ビザがあるうちはいいけど、ここでは私はガイジンなので、紙がないと何もできない。就労ビザも試みたが、私のようなしがない照明技術の短期労働者に、そんな素敵なビザをドケチ意地悪サルコジくんが発行してくれるわけないのよね。とほほ。ま、フランスに居残る最後の手段として、結婚という方法を残しておいたわけ。んで、去年の5月、家の両親がフランスに旅行に来るので、ついでに相棒の実家の北フランスの家に遊びに行くということになり、んじゃ、お互いの両親が揃うからついでだから婚約報告でもしてみるかということになった。普通なら、結婚する事を先に決めて、お互いの両親に報告し、それから両親の顔合わせの日取りとかを考えるんだろうけど、うちらはその逆だったってわけ。がっはは。楽チン楽チン。ラクし放題っ!もちろん、当日まで、お互いの親には内緒。4月27日に家の両親がフランスに到着し、お母ちゃんとお父ちゃんに何度も何度も、「結婚はしないの?考えてないの?あんたももう30なんだから。」とつつかれたけど、「うるせぇー。お前らには関係ねぇーっ!私しゃ絶対、結婚はしねぇーーっ!」とののしっておいた。そして、当日5月1日。家の両親を連れて、相棒の実家に。相変わらずお父ちゃんは、「よくそれで通じるな」レベルのフランス語をベラベラと話しまくり、相変わらずお母ちゃんは「相槌だけは完璧な」レベルのフランス語で、相槌しまくり。勝手にしとけば、勝手にコミュニケーションを取ることができる両親でここでも私はラクし放題。がっはっは。そして、婚約報告。昨日まで、「結婚しろ結婚しろ!」「結婚しねぇ結婚しねぇ!」を繰り返していたので、うちの両親は、ホウケ状態。アホ面丸出し。がっはっは。というわけで、この日2005年5月1日から約1年かけて、フランスでの結婚式の準備のはじまりはじまり~っ!
2006/05/31
やっほー。一昨日の夜パリに帰ってきて、あれよあれよといううちに、パリ生活どっぷりです。今日はLa fete des voisinsの日。って、ま、パリ独特のご近所祭りですね。田舎じゃ、こんな祭り存在しないでしょう。大型のアパートに住んでると、ご近所さんの顔も知らずに生活できちゃうパリで、せっかくだから、このお祭りを機会に、ご近所さんと仲良くなっちゃおう~っ!という、都会らしいお祭り。北フランスの田舎じゃ、村の人口が少なすぎて、村人全員の顔と名前が一致しちゃうぐらいの勢いだから、そんなお祭りわざわざ企画する必要ないもんね。確かにパリじゃ、同じ建物に住んでるのに同じ階のお金持ち老夫婦と、金持ち家族のバカ息子と、隣のアル中オバちゃんと、生意気な子犬を連れてるアホなハイカラ・マダムと毎日大きな犬を連れて散歩してる失業者くんとお上品な育ちの良さそうなお婆さまマダムと、超親切ジェントルマン管理人・ガーディアンのローゴンくんぐらいしか知らないもんな。しかも私の住んでるアパートは、11階建てで2号棟まである巨大ビルマンション。同じ建物に住んでるかどうかも知らん人が多い。そんなわけで、行って来ました。みんなそれぞれお酒とか軽食とか持ち寄って、持ち寄り立食パーティー。もちろん、私たちは、手ぶらで出席~~~っ!だって、昨日管理人ローゴンくんが、みんな死ぬほどいろんなモン持ち寄ってくるだろうから、何も持ってこなくていいよ~って言うんだもん。そして、結果は正解。みんなそれぞれ、死ぬほどのカナッペ、ミニサンドイッチ、チーズ、タブレ、ピザ、キッシュ、ガトーサレ、フルーツ、サラダ、クレープ、ケーキ、シャンペン、ワイン、ウイスキー、パスティス等々等々を持ってきていて、一階のホールに用意されたテーブルに並びきらないほど。。。カメラ持ってくの忘れちゃったのが、残念。ホント、死ぬほどあって食いきれんかったよ。そして、それぞれがうまいの何のって。このマンション、結構金持ち老夫婦人口が多いので、金あって暇を持て余してる人多いのよね。だから、今日ここぞとばかりにお婆ちゃんたちが腕を振舞って来ちゃうんだもん。おばあちゃん達も久々にいろんな人とお話ができて大満足そうだったよ。私も、全然知らなかったご近所さんたちと話ができて、楽しかったよ。20区に生まれ育ったパリの下町おばちゃんとの話が楽しかった。相棒は今日夜勤務なので、先に引き払っちゃったけど、私はしぶとくお腹いっぱいになるまで残ってみた。んなわけで、腹いっぱいです。企画してくれた管理人ローゴンくんありがとうー!
2006/05/30
どうも。ご無沙汰です。パリに帰ってきたよ。4月の末から北フランスの田舎に滞在してて、とうとうパリの生活に戻ります。1ヶ月の間、日本の家族と親友たちとフランスの家族と一緒に過ごし、旅行をしたりして充実した毎日でした。そして、5月6日のチョ~晴れた良い日に、みんなにみんなに祝ってもらって、みんなとみんなと笑って、みんなとみんなと泣いて、めでたくめでたく無事に大成功に結婚式を迎える事ができました。 みんなからのたくさんのたくさんのお祝いのメッセージホントにありがとうっ!!1ヶ月分のメールやメッセージが届いてて、まだまだ整理がつきません。北仏の田舎にゃ、インターネットなんて便利なものはないもんで・・・。ごめんね、みんな。返事、もうちょい待ってて。ホントみんなに感謝感謝の連続でした。泣いて 笑って 怒って はしゃいで、アッという間の出来事でした。はっきり言って、キチンと覚えてません。写真とビデオを見て、覚えていない事だらけでビックリな感じ。んと、丸一日かけた長い長い結婚式だったのに、10分ぐらいで通り過ぎてしまった感覚よ。もうちょっと落ち着いたら、ゆっくり結婚式の様子をアップする予定で~す!というわけで、久々のパリです。何だか変な感じです。田舎の方がやっぱりいいな~。パリは相変わらずザツザツとしているよ。はやく本格的に就職活動開始せんとな・・・。
2006/05/30
いやはや、またもやご無沙汰でした。最近、パソコン開いても、日記更新するほど時間がないし、とくにフツーの生活を送ってて、これといって書く事がなかったのよね。フランス生活が、もう日常化しちゃってるってことかしら?そんなこんなで、ここフランス、パリは、今日も春日和。今日は近所のスーパーの5ユーロ割引券があったから、るるる~と近所に買い物に出かけたの。メトロの駅とは反対方向のスーパーなので、いつもはあんまり通らない道を、テクテク歩いていると・・・。ぬぁんとっ。ここは、にっ日本っっ!!!??と、思えるような公園を発見っ!おおお~っ!ここパリで、満開の桜っ!!今年はパリに来てから、もう3回目の春。うちの前の道は、一応、桜らしきものの並木道になってるんだけど、いわゆるソメイヨシノのような淡いピンクではなく、むっちゃ自己主張の強いピンク色。しかも、あほフランス人は、毎年秋頃にせっかく延びた枝を五分狩りみたいに切り落としちまうもんだから、桜の季節になっても、ちんちくりんな桜の木で、林家ペー&パー子もビックリっ!?な桜並木にしかならんのよね。だから毎年、きれいな桜がない寂しい春を過してたけど、近所、しかも徒歩1分の所にこんな見事な桜がある公園があったなんてっ!!興奮しちまったよ。おうおうおうっ!いやー、やっぱり良いですなー。満開の桜ちゃんホッとしまするね。パリも捨てたもんじゃないじゃない。と、ちょいと見直してみたよ。ぽかぽかの太陽に当たりながら、桜の木の下で、久々に春を満喫したよ。フランス人たちも、きれいな桜を見て、写真を撮ったり、眺めたりしてた。桜の木ってフランス語でCerisier japonaisって言うらしい。Cerisierだけだとサクランボの木になってしまって、花だけ咲いて実がならない このソメイヨシノは、「日本のサクラ」っていう名前なのね。ふーん。そんなわけで、パリの日本桜の満開ショット。ねっ。ねっ。ねっ。キレイでしょっ!あーこれで、日本酒あったらサイコーだったのに。来年もまだここに住んでたら、お弁当と酒持参決定っ!
2006/04/08
はい。またまたご無沙汰しておりました。日本での短い10日間の滞在を終え、フツーのフランス生活に戻ってます。相変わらず、ばたばたです。今日も、宿題、終わってないし。夕飯の準備もしなきゃなんないし。日本では、剣道部の愉快な仲間たちとその初息子に会い、外務省に行き、昔の会社に行き、TT井さんをはじめ懐かしの面々に会い、ぷりくらと築地の寿司を食い、渋谷へ森のフルーツたちを見に行き、Gicci家のアイドルと遊んでもらって、ネズミー海の犬側舞台の仲間と朝7時まで飲み、免許センターで違反者講習を受け、我が親族のホープとネズミー海へ遊びに行き、悪友の超バブリーな結婚式に出席し、ウソだらけ(笑)の祝辞を読み、のんべえ女友と久々の「にしちう”ぁ」散策をし、日本の酒のつまみをトランク一杯はちきれそうなくらい詰め込んで、帰ってきました。まだまだ、物足りないよ。酒の肴。じゃないっ、日本滞在。やっぱ日本はいいね。日本人で良かったよ。なんで相棒は日本人じゃなかったんだろう。あいつが日本人として生まれてきてたらどんなに楽だったか。なんで、私は日本人なんだろう。私がフランス人として生まれてきてたら、どんなに楽だったか。ま、酒の種類は二国分だし、つまみも二国分だし、食い物のレパートリーも二国分だし、万々歳なんだけどね。だから私しゃ、どんどん丸くなる。
2006/03/13
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