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愛犬のパピヨンのパロは食いしん坊だ。スルメも大好きで、その匂いに敏感だ。すぐにねだりに来る。スルメは昔は安い食べ物だったが、今では酒のつまみのスルメを愛犬に気楽に沢山分け与える気にはなれない。つまり、犬に主食のように食べさせたことはない。 スルメを酒の肴にすると、愛犬とのやり取りが忙しい。のんびり酒も味わえない。愛犬のパロのねだりはしつこいので、スルメを小さく噛み切って与えている。一瞬のうちに飲み込んで、またねだる。飼い主がゆっくり噛み砕いて味わって食べている口元を覗き込むように見つめる。少し分け与える。もっと沢山ちょうだいとねだるが、ナッツなどパロが食べないものを渡してごまかしている。 なお、パロは生の刺身のイカは食べない。調理したものだけを食べる。 犬にイカを食べさせると腰が抜けるという被害妄想的な風説風評が広く浸透している。どの程度食べさせたら、腰が抜けたようになったり、中毒するかなどの科学的な記述は見当たらない。他人から聞いたことを真偽を確かめもしないで、さも事実であるかのような記述も多い。枯れ木に枝葉を付けたしてあだ花を咲かせている感がある。風評被害が人から人に広がって多くの愛犬家が疑心暗鬼になっている。 ペットフードなどの犬猫の食べ物を販売している業者のホームページやブログには身勝手な我田引水の無責任な記述が多い。自分たちの商品を少しでも多く売るために、イカやスルメだけではなく、人の食べ物の多くを犬には食べさせてはいけないと記述している。一種の詐欺商法だ。 人の食べ物は犬にとっても最高の食べ物だ。犬は有史以前から人の食べ残しを食べて繁栄してきた。残飯に味噌汁も最高の食べ物だ。その味噌汁には塩分もイカの調理品も入っている。それを食べて飼い犬が死んだという史実はない。腰を抜かしたという事実を確認した信頼できる記述もない。又聞きのでっち上げの捏造らしい話がネット上に満ち溢れている。風評被害のあだ花だ。 犬に主食のようにスルメやイカを食べさせない限り、あるいは、犬種によっては腹一杯食べさせても、犬は腰をぬかしたり、中毒することはないだろう。 ではなぜ、犬にはイカやスルメを食べさせてはいけないという間違った風説風評が広がったのだろうか。科学的な根拠があるかどうかを調べてみた。 イカ、タコ、エビ、カニ、カイ類は他の食べ物の生き物と何が違うのか。それがわかると、犬が食べてもいいかどうかがわかる。 イカ、タコ、エビ、カニ、カイ類は背骨のない無脊椎動物だ。イカ、タコ、カイ類は軟体動物で、エビとカニは節足動物だ。血液の色が赤ではなく、青なのだ。見た目には無色だ。 人や犬などの哺乳類等の血液が赤いのは酸素運搬機能のあるヘモグロビンというタンパク質が赤いからだ。 貧血の時に鉄分を摂取いた方がよいというのは、ヘモグロビンには有効成分として鉄が不可欠なためだ。ヘモグロビンが不足すると貧血になり、体内が酸素欠乏状態になりやすい。 一方、イカ等の無脊椎動物の血液中にはヘモグロビンの代わりに、ヘモシアニンがある。鉄原子の代わりに、銅原子が錯体の中心にある。その錯体が青いのだ。お寺などの屋根の錆びた銅版の色と同じだ。微量なので,無色に見えるだけだ。だから、イカ等の無脊椎動物を食べると、銅を食べたことになる。 人間もイカ等の無脊椎動物を食べると病気になる人がいる。銅が肝臓等に蓄積する遺伝性のウィルソン病だ。3万~4万人に1人の割合で発症する。 小児期に重い肝炎や肝硬変を起こしたり、震えや言葉が聞き取れなくなるなどの中枢神経障害を起こす病気のようだ。 普通の人は必要量の銅を体内に残し、余った分は体外に排出する。だから問題は起こらない。イカなどにはタウリンなどの有益な成分が多く含まれているので、適度に食べた方がよい。 犬の場合も犬種によっては人のウィルソン病に類似した銅蓄積症が発生する。発病する犬は遺伝的な体質を先天的に持っているとのこと。 ベドリントン・テリア、ドーベルマン、アメリカン・コッカー・スパニエル、イングリシュ・コッカー・スパニエルの4犬種の犬に関する発病の記述はあるが、その犬種の犬がすべて発病するとは書いてない。発病する犬はきわめて少ないのではないかと思っている。パピヨンなどの小型犬種には発症例は見当たらない。 パピヨンは銅蓄積症の遺伝子は持ってないようなので、愛犬のパロがスルメをねだると、少量を分け与えている。おやつにもならない量だとパロは思っているかも知れない。 スルメイカ、ヤリイカ、コウイカ等90種類以上のイカが日本近海でとれる。その内蔵には血液成分の銅が多く含まれている。その内臓を腹一杯食べた犬が病気になったので、イカを食べると、犬は腰を抜かすと広まったのではないかと推測してい る。 特殊な事例を取り上げて、少量でも、どの犬にも当てはまるかのように騒ぐのは間違った風説風評を広めることになる。多くの愛犬家が風評被害を受ける。 「人もイカを食べるとウイルソン病になる。だから、人もイカは食べてはいけない。」と世の中に向かって大騒ぎする人がいたら、その人は社会良識があるといえるだろうか。犬の場合はそういう人が偉そうな顔をしている。犬の専門雑誌などに多い。 言い換えると、何事も量の問題だ。犬にタマネギもチョコレートも適量だと健康によい。下記の随想に詳述した。 適量な酒は人の健康増進になり、暴飲は肝硬変になるのと同じだ。 関連随想1 残飯に味噌汁もよい!犬にも塩分は大切だ!2 愛犬はチョコレートやケーキが大好きだ!3 犬にタマネギも心配しすぎ!適量は有益か!4 愛犬も人のおやつが健康的!塩分も大切だ!5 鳥の骨は加熱したものが愛犬に最高の食材! 写真のつづき 参考随想 狂犬病ワクチンの副作用と法律改廃54編の随想集 狂犬病予防注射の問題点については通常のHPにも詳述。狂犬病予防ワクチン注射のからくり 狂犬病予防法は御用済みの悪法だ
2008.02.29
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愛犬のパロにはおやつもすべて人の食べ物をあげている。飼い主と一緒に分け合って食べている。人の食品に含まれている塩分は犬にも大切なミネラルだ。塩分がないと人も犬も心臓が動かなくなる。心臓は血液中に含まれているナトリウムとカリウムが動かしている。不思議な自然の摂理だ。 人の食品さえ偽装のあだ花が咲き誇っている世の中だ。「何を信じたらよいかわからない。」と疑念を持つ人も多い。人の食べ物は食品衛生法などできびしく規制保護されている。なのに、有名な老舗の食品偽装も相次いで暴露されている。氷山の一角だと見ている。 犬の食べ物はドッグフードも含め、その品質を規制保護する法律がない。法律的には犬猫は牛豚以下の取り扱いだ。ホントだ。 牛豚等の家畜の食べ物は飼料安全法で規制保護されている。飼料の添加薬剤が家畜の肉に残り、人が健康被害を受けないためだ。 しかし、犬猫は家畜ではないので、つまり、日本人は犬猫を食べないので、飼料安全法の適用を受けない。即ち、犬の食べ物の品質は法律では保護されてない。 犬の食べ物の世界は法律の光明がとどかないブラックマーケットの世界だ。法律の規制がきびしい人の食べ物さえ偽装が多い世の中だ。法律の規制のない暗黒の世界で偽装がないとは思えない。偽装だらけかも知れない。 犬のおやつはどんなものが売られているかをネットで調べてみた。ケーキ、ジャーキー、チーズ、ビスケット、アイスクリーム、ささみ、ソーセージ、煮干、いりこなどがある。 犬用おやつは人の食べ物よりも高価だ。なぜだ。減塩してあるからとのこと。 犬用煮干(いりこ)などを食べてみた多くの人が塩分の味は人のものと同じだと言っている。ネットにも書かれている。人用煮干(いりこ)を減塩はしないで、犬用として販売しているかも知れない。法律違反ではないので、誰も調べない。偽装が堂々とまかり通る。他の犬用おやつの同じだろう。 犬用チーズは人用チーズが賞味期限切れになったものを、そのまま減塩をしないで、犬用に転売しているかもしれない。なのに、犬用チーズは人用チーズよりも高価だ。他のおやつも同じだと見ている。品質が法律で保護されてない商品のほうが高価だ。変な話だ。 (原料表示のない犬用シャンプーも人用シャンプーよりも高価だ。人用シャンプーは原料表示が法律で義務付けられている。詳細は犬用シャンプーより人用シャンプーが安全で安いにある。) 誰が犬の食べ物は減塩しないといけないと言い出したのか。科学的な根拠は示してない。捏造だ。 ドッグフードも含め、犬用食べ物を販売して儲けたい業者の画策だと見ている。故意に間違った風説風評を流している。それを鵜呑みにしたり、無批判に悪乗りしている人が多い。 犬は有史以前から人の食べ残しを食べて繁栄してきた。人の食べ残しの塩分で犬が健康を害したという史実はない。昔の犬は残飯に味噌汁で長生きした。犬の食の歴史を知っている人は犬にも適量の塩分は必要だという。 AAFCO(米国飼料検査官協会)がドッグフードの栄養基準として示している塩分量は「ドッグフード100g中に最低0.2gの塩分」だ。つまり、最低でも0,2%の塩分は不可欠だ。哺乳類の体内の塩分濃度と同じだ。それ以下だと、心臓の機能が阻害され、生命の維持が危ない。 最大値は書いてない。すなわち、過剰な塩分は害があるとは書いてない。詳細は犬も塩分が不可欠!人と同じ哺乳類だ!にある。 すべての動物に塩分は必要だ。過剰に摂取した塩分は犬も腎臓で排出する。生理学の常識だ。犬は汗をかかないので塩分は排泄できないとブログなどに書いてある獣医がいる。科学的な学識教養がなさ過ぎる。 人の腎臓も犬の腎臓も同じ機能をして、過剰な塩分を排出する。そのことを知らない獣医が犬の診療をしているのかと思うと空恐ろしくなる。それとも、犬用おやつやドッグフードを動物病院でできるだけ沢山売って儲けるために、犬には塩分は不要だとウソをついているのか。情けない話だ。 愛犬のパピヨンのパロは飼い主と同じおやつを食べて健康にすごしている。おいしいとワンワンと喜んでいる。主食の鶏の「手羽先の先」は食べ放題だが、肥満ではない。スマートだ。 関連随想 1 犬にも塩分が必要だ!その随想集 2 ドッグフードの原料等の偽装表示 写真のつづき 参考随想 狂犬病ワクチンの副作用と法律改廃54編の随想集 狂犬病予防注射の問題点については通常のHPにも詳述。狂犬病予防ワクチン注射のからくり 狂犬病予防法は御用済みの悪法だ
2008.02.20
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公園にいきなり犬ノーリード禁止の看板が立てられたと憤慨した愛犬家から次の投稿が画像掲示板にあった。引用転載の了解をいただいている。 公園犬ノーリード禁止の看板は日本全国どこでも見られる。ノーリードを禁止する法的な根拠は示してない。すべての犬のノーリードを禁止する法律や条例がないからだ。犬の係留(リード)を規定している条例はあるが、沢山の例外規定がある。警察犬や猟犬等だけでなく、「人の生命、身体及び財産に対する侵害のおそれのない」犬、つまり、おとなしくしつけのよい犬も例外的にノーリードでよい。 なのに、東京都の公園に「条例第9条」によりノーリードを禁止するとの立て看板が立ったとのことだ。 その「条例第9条」には下記のように沢山の例外規定がある。公園管理者は法律的な学識教養がなさすぎる。無知蒙昧だ。あるいは、故意に都条例を曲解して都民を愚弄している。 ノーリード取締りのガードマンを雇うなどして税金の無駄遣いをして関係業者と結託癒着している。民間会社の東京都公園協会もグルだ。我が愛犬の公園にも立て看板が! 投稿者:tuttu55 お久しぶりです。昨年のワクチン注射の副作用からすっかり元気を取り戻し、愛犬はすくすくと育っております。いろいろとありがとうございました☆さて、今日はあまりにもビックリして憤りがおさまらず、投稿させて頂きます!本日いつも馴染みの公園に久しぶりに出かけたら、ワンちゃんたちが全然いなかったのです。リードで散歩させてる子がチラホラ数匹いるだけで閑散としていました。いつもは夕方4時過ぎになるとあちらこちらから可愛いワンちゃんたちが集合して、日が暮れるまでノーリードで楽しく遊んでいたものなのに。ふと気付くと、フィールドのド真ん中に巨大な看板が二つそびえ立っていました。遠くから見ると不気味な様相の看板…。近づいて見てみるとそこには案の定、「東京都動物の愛護及び管理に関する条例第9条により、東京都では犬のリードをはずしての散歩などはできません。:東京都福祉保健局健康安全室・建設局公園緑地部・○○公園管理所」とあるではないですか!ついにこんな事になってしまって、ショックを隠せません。愛犬たちが不憫です…。みんな躾のできたいい子たちで、噛んだりする子もいないし、フィールドの外に出るような事もありませんでした。この場所が奪われたら犬たちは走ることも遊ぶこともできなくなるでしょう。普通にただ路上を散歩するだけです。けど、こうやって「条例で禁止されている」という風に書かれてしまうと、みんな引っこんでしまうんですよね。諦めてしまう。やるせない思いでいっぱいです。ノーリードで駆け回る事とお食事だけが楽しみの愛犬だったのに。この公園には別の個所にもノーリードで集う場所があったのですが、そちらの方も同様に立て看板が立てられたそうです。ノーリード犬&飼い主締め出し作戦って感じです。どうしてこんな事に。福祉保健局健康安全室の管轄だというのは、犬をノーリードで遊ばせる事は‘人間の健康の安全が脅かされる恐れがある’という意味なのでしょうか? 意味不明です! 返信 我が愛犬の公園にも立て看板が! 投稿者:Panaowner tuttu55さん、こん○○は♪ 愛犬のパピヨンはワクチンの副作用からすっかり回復しましたか。よかったですね。 さて、本題ですが、東京都の公園管理者は東京都の条例の例外規定を曲解しているか、無視しています。 「東京都動物の保護及び管理に関する条例」には、係留(リード)の例外として「その他逸走又は人の生命、身体及び財産に対する侵害のおそれのない場合で、規則で定めるとき。〔9条1項(二)〕」が規定されています。 その施行規則には犬の飼養の特例として「犬を制御できる者が調教するとき。〔6条(ニ)〕」と定めています。 しつけのよいおとなしい愛犬はこの例外規定に当てはまります。大きい犬でも他人に危害を加えるおそれがない犬ならよいのです。つまり、おとなしい愛犬を公園で訓練したり、調教したり、運動させることは禁止されてないのです。 他人に噛みついて怪我をさせるようなしつけの悪い犬はダメですけどね。 警察が公園などでの犬のノーリードを取り締まらないのは、法律条例をよく知っているからです。当然、罰金もありません。 ご参考までに条例の第9条を掲載します。(犬の飼い主の遵守事項)第9条 犬の飼い主は、次に掲げる事項を遵守しなければならない。一 犬を逸走させないため、犬をさく、おりその他囲いの中で、又は人の生命若しくは身体に危害を加えるおそれのない場所において固定した物に綱若しくは鎖で確実につないで、飼養又は保管をすること。ただし、次のイからニまでのいずれかに該当する場合は、この限りでない。イ 警察犬、盲導犬等をその目的のために使用する場合ロ 犬を制御できる者が、人の生命、身体及び財産に対する侵害のおそれのない場所並びに方法で犬を訓練する場合ハ 犬を制御できる者が、犬を綱、鎖等で確実に保持して、移動させ、又は運動させる場合ニ その他逸走又は人の生命、身体及び財産に対する侵害のおそれのない場合で、東京都規則(以下「規則」という。)で定めるとき。二 犬をその種類、健康状態等に応じて、適正に運動させること。三 犬に適切なしつけを施すこと。四 犬の飼養又は保管をしている旨の標識を、施設等のある土地又は建物の出入口付近の外部から見やすい箇所に掲示しておくこと。関連随想1 東京都の公園課は条例違反の伏魔殿だ! 2 東京都と西東京市が個人ブログの言論弾圧! 憲法法律違反の愚行だ! 3 愛犬は公園でノーリード 動物愛護法と犬 公園ノーリードの犬達の写真集1 早速ありがとうございます。 投稿者:tuttu55 (犬の飼い主の遵守事項)第九条を読むと、一律に「いついかなる時でも飼い犬はリードでつなぐべし」というような事は書いてありませんね。 「逸走又は人の生命、身体及び財産に対する侵害のおそれのない場合で…」とありますが、実際、我々が連れている愛犬たちはそのような怖れのない犬ばかりです。いい替えれば、そういう躾の行き届いた犬だからこそ、公園でノーリードで遊ばせているのです。幼犬期に訓練に出したり、訓練士に来てもらってしっかり躾を入れている飼い主も数多くいますし。 返信 :早速ありがとうございます。 投稿者:Panaowner tuttu55さん、こん○○は♪ 小さなかわいいパピヨンですね。そのような小犬が「人の生命、身体及び財産に対する侵害のおそれがある」と思う人がいたら、お付き合いは遠慮したほうがよいですね。精神が異常ですよ。他のことでも何を言い出すか常識では予想できないでしょうからね。 東京都の公園管理者も何かが狂っていますね。その証拠が公園の立て看板です。ハイ。相手にしないほうがよいですね。その人たちの言うことも、立て看板も無視するのが最良です。 そのうちに公園でお会いする機会があればよいですね。お互いのワンちゃんを見ればわかるでしょう。 写真のつづき
2008.02.14
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適量のチョコレートは犬にも有益な嗜好品であることは先の随想に書いた。犬にタマネギも適量なら有益ではないかと思っている。 アルコールは人に有益か有害かも飲む量の問題だ。適量なら健康によいし、多量なら肝硬変などいろんな弊害がある。 同じく、犬にタマネギも量の問題だと見ている。タマネギとニンニクは同じ成分を含んでいる。そのニンニクは欧米流に言えばガーリックだ。ガーリック入りのペットフードや犬用サプリメントが欧米系メーカーで広く販売されている。ネット上に英文の宣伝広告も多い。 おかしいではないか。タマネギは犬に食べさせてはいけないと言っている日本の獣医が、一方ではガーリック入りのドッグフードを健康によいと薦めて販売している。 要するに、犬にタマネギが悪いのではなく、人の食べ残しを犬に食べさせてはいけないと言いたいのだろう。獣医も動物病院でドッグフードをできるだけ沢山売って儲けたいからだ。 愛犬のパロは食いしん坊で何でも食べるほうだ。それを幸いに、パロにタマネギ入りの食餌を沢山食べさせる実験をした。パロの体重の1%にあたる量の生タマネギをすりつぶして豚肉や鶏肉とこねてハンバーグ風にして加熱調理した。つまり、パロの体重は4,2kgなので、40gのタマネギと肉類60gを混ぜた。 半分ほど食べて残した。翌日も残した。体調の異常らしい兆候はない。タマネギが沢山入った食べ物はおいしくないようだ。やむを得ないので、主食の鶏の手羽先の先を与えた。喜んで食べた。 すなわち、犬にその体重の1%のタマネギを食べさせるのは難しいということだ。野犬のように食べ物に不自由な犬なら、いざ知らず、家庭で普通にかわいがって飼っている愛犬にタマネギを大量に食べさせることはできないだろう。 日本獣医学雑誌に犬に関するタマネギの研究論文が発表されている。生きている犬ではなく、試験管による実験(in vitro)だ。「夕マネギ煮汁を生タマネギ換算で30g/kg 1日1回連続3日間投与すると, 初回投与後2, 3日に」貧血の症状が出たとある。 生きている犬なら、食べることができないほどのタマネギの量だ。犬の体重の3%だ。10kgの犬なら、生タマネギ300gの量だ。大きなタマネギ1個分だ。そのタマネギだけで犬が満腹しそうだ。 体重4,2kgの愛犬のパロにあてはめると、120g以上の生タマネギだ。食べさせることは不可能だ。前記の実験で一日に20gほどしか食べなかった。 大学の試験管実験結果で、犬にタマネギを食べさせると貧血になると世の中に向かって言うのは筋違いだ。科学的に正しいことでも、世の中の一般の愛犬家に向かって言っていいことと言ってはいけないことがある。世の中の実態から遊離した実験結果を世の中にも広く当てはまるかのように誤解を招くような発言は世の中を混乱させるだけだ。それがわかってない獣医が多すぎる。犬を正しく飼おうとしている愛犬家にとっては迷惑千万だ。 試験管実験で大量のアルコールを投与して肝硬変などの発症をみつけて、人は皆アルコールを飲んではいけないと世の中に向かって報告しているようなものだ。短絡的で誇大妄想的な発想だ。社会良識がなさすぎる。何かが狂っている。 ネット上で、多くの愛犬家がその飼い犬にタマネギ料理を食べさせているが、何の問題もないと発言している。それに対し、獣医などが「犬種や個体差もある。遺伝的な問題もある。」と回答している。いい加減にしろと言いたい。きわめて例外的で稀有なタマネギ中毒をすべての犬に当てはまるかのように大げさに取り上げることが間違っている。 タマネギ料理は多くの家庭で好まれている。犬タマネギ中毒説は、その残飯を犬に食べさせないで、できるだけドッグフードを売りつけて儲けたい獣医や業者の悪企みだと見ている。 タマネギやニンニクと犬との関係で英文でネット検索をしてみた。犬タマネギ中毒に関する外国の学術論文は検出できない。できたのは北海道大学と麻布大学の獣医関係者の英文の研究論文だけだ。 試験管レベルの実験ではタマネギに含まれている硫化アリルプロピルや有機チオ硫酸化合物が犬に貧血を起こす実験結果は正しいだろう。 しかし、生きている犬がタマネギやニンニクを食べて中毒するときの犬の体重とその犬が食べるタマネギやニンニクの量との関係を明らかにしてない。 それなのに、犬にタマネギやニンニクを食べさせると溶血性貧血になる可能性があると結論づけている(There is a possibility that garlic in pet food may cause hemolytic anemia due to some oxidants contained in garlic.)。 論理が飛躍している。生きている犬では実証してない。おそまつすぎる。 試験管の研究結果だけで、世の中のすべての犬が貧血になる可能性があると結論づけるのは、誇大広告というよりも一種の偽装表示だ。世の中を脅し、惑わしている。獣医界の質が問われる問題だ。犬に人の残飯を食べさせないで、できるだけドッグフードを食べさせようとする画策の一環の研究なら国民を愚弄している。世の中にとって益よりも害の多い研究だ。 犬に中毒するほどの大量のタマネギやニンニクを食べさせることができず、生きている犬ではタマネギやニンニクの中毒症状は発現できなかったのだろうと思っている。 その研究者たちの論文が犬タマネギ中毒説の骨子になっている。多くの人がだまされている。中にはタマネギを食べて死んだ犬もいるとネットに書いてある。実際に犬の中毒死の事実を目撃したのではなく、他人から聞いたことになっている。 試験管レベルの研究段階に過ぎない犬タマネギ中毒説が一人歩きして真実のように広く浸透している。世の中にあだ花が咲き誇っている。オカルト宗教に似ている。信じる者は救われるのではなく、被害を受ける。 犬は有史以前から人の残飯を食べて繁栄してきた。人の食べ残しは犬には最高の食べ物だ。残飯に味噌汁もよい。塩分もタマネギも香辛料も害にはならない。愛犬のパロにはドッグフードはいっさい食べさせてない。鶏の骨付きの「手羽先に先」を主食にして、人と同じ物を食べさせている。詳細は下記の関連随想にある。 原材料が明らかにされてないドッグフードが地球上に現れたのは半世紀前だ。総合栄養食とは偽装表示だ。その根拠を示してない。そのドッグフードの拡販のために、いろんな捏造歪曲したような風説風評が流布されている。犬タマネギ中毒説もその一つだ。 愛犬たちの住んでいる世界は魑魅魍魎(ちみもうりょう)の妖怪も住んでいる世界だ。愛犬の健康と長寿のためにも妖怪にだまされないことが大切だ。 関連随想 1 残飯に味噌汁もよい!犬にも塩分は大切だ! 偽装だらけの犬の世界10 2 愛犬の食材鶏の骨に関する9編の随想集 3 ドッグフードの原料等の偽装表示の随想集 4 愛犬はチョコレートが大好きだ!その随想集 写真のつづき参考随想 狂犬病ワクチンの副作用と法律改廃51編の随想集 狂犬病予防注射の問題点については通常のHPにも詳述。狂犬病予防ワクチン注射のからくり 狂犬病予防法は御用済みの悪法だ
2008.02.10
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愛犬のパピヨンのパロはチョコレートやケーキが大好きだ。よく分け合って食べている。 新宿は日曜日、銀座は土曜日と日曜日に、一部のメイン道路が歩行者天国になる。愛犬のパロをノーリードで自由に遊ばせている。多くの犬好きな人から喜ばれている。 ほとんど毎週のように電車で新宿に出かける。4~5時間、愛犬と散策するとよい運動になる。 そのときに困ることが一つある。愛犬と一緒に食事ができるお店がきわめて少ないことだ。その対策として、バッグの中にはチョコレートを沢山入れてある。公園のベンチなどに座って、愛犬のパロとそのチョコレートを分け合って食べている。 欧米の犬の文化先進国のように、レストランで愛犬と気楽に食事ができるような日が日本にはいつくるだろうか。 ケーキは家庭内で愛犬のパロと一緒に食べている。当然、人用のケーキだ。犬用のケーキは買ったことがない。犬用ケーキよりも人用ケーキのほうが品質が保証されており、健康的で安全だ。犬用ケーキは高価であるだけでなく、品質にも疑いを持っている。犬用の食べ物には法的な規制が全くないので、何が原料なのか誰にも知らせる義務はない。つまり、偽装表示が堂々とまかり通る。 法律できびしく規制されている人の食べ物さえ偽装が横行している世の中だ。法律の規制のない犬の食べ物に偽装表示がないとは思えない。偽装表示のあだ花が咲き誇っていると見ている。 犬には犬用ケーキがよいという人たちに聞きたい。なぜ人用ケーキを犬に食べさせてはいけないのか。ケーキに含まれている程度の塩分は犬にとっても大切だ。害はない。犬が人用ケーキの塩分で健康を害した史実はないだろう。あるはずがない。 犬にも過剰な塩分を排泄する腎臓がある。犬の腎臓は塩分を排泄する機能はないとでも言うのか。生理学に無知蒙昧で非科学的だ。詳細は関連随想犬塩分不要論のお粗末な誤り!に記述してある。 犬には塩分は毒だから、人の残飯を犬には食べさせてはいけないというウソの情報を流布させたのはドッグフードメーカーやその販売店だ。ドッグフードを売って儲けている獣医も絡んでいる。 犬にはチョコレートを食べさせてはいけないという間違った風説風評が広く浸透している。そのウソの情報を流したのはいったい誰なのかを考えてみた。そのウソの情報で、誰が一番得するのか。 チョコレートは嗜好品であり、犬の主食にはならないので、ドッグフードメーカーが注力するほどのことではない。では、いったい誰が得するのか。 獣医のホームページやブログには犬がチョコレートを食べたら中毒の恐れがあるから、すぐに来院するようにと注意事項が書き込まれている。動物病院が繁盛するためのウソの広告をしている。法律的にいえば不当表示だ。他人をウソで脅かして不要な不正診療をして愛犬家から金を巻き上げている。一種の詐欺商法だ。 人も犬も自分の体重の10%程度の大量の板チョコレートを食べると、チョコレート中毒になる可能性がある。体重50kgの人なら、5kgのチョコレートだ。体重10kgの犬なら、1kgのチョコレートだ。そんな愚行をする人はいないだろう。 つまり、体重の10%以下のチョコレートを愛犬に食べさせても中毒死することはない。犬がチョコレートで中毒死するという話は実に馬鹿げた話だ。科学的な詳細な記述は下記の関連随想にある。 何事も程度問題だ。常識的な量であれば、人も犬もチョコレートを食べて元気になる。初代登山犬のパピヨンとは登山中に、よくチョコレートを分け合って食べた。ほんとに元気が出る。チョコレートにはテオブロミンという興奮性物質が含まれている。 コーヒーやお茶に含まれているカフェインも興奮作用があるのは周知のとおりだ。テオブロミンはカフェインよりも興奮作用は弱い物質だ。チョコレートのテオブロミンで犬が中毒死した事例はないと見ている。中毒死の事例があるなら、それはきわめて稀有な事例だろう。 猛スピードの無謀運転の死亡事故を目撃した人が、その無残さに驚愕して、「クルマは危険だ、運転してはいけない。」と大騒ぎをしているような非常識なことはやめてもらいたい。クルマもチョコレートも有益なものだ。きわめて特殊な事例を取り上げて、すべてをダメというのは学識や社会良識がなさ過ぎる。 愛犬家をだまして不要な診療をして儲けようとたくらんでいるなら世の中を愚弄している。愚劣卑劣な詐欺行為だ。恥を知るべきだ。 関連随想 1 犬もチョコレートやコーヒーで元気溌剌!! 2 体重10%のチョコレートで犬が死ぬかも! 3 愛犬にチョコレート! 心配しすぎだ! 4 犬塩分不要論のお粗末な誤り! 写真のつづき参考随想 狂犬病ワクチンの副作用と法律改廃51編の随想集 狂犬病予防注射の問題点については通常のHPにも詳述。狂犬病予防ワクチン注射のからくり 狂犬病予防法は御用済みの悪法だ
2008.02.03
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