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2024年09月26日
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テーマ: ニュース(100232)
カテゴリ: 事件・犯罪


本日、袴田事件の無罪再審判決がでた。
袴田氏やその姉の年齢からして、国家の側がなにかの期待をもって引き延ばしをしていたようにもみえた時間をかけていたようにみえたこの事件、とうとう判決の日を迎えてまずはよかったといいたい。
冤罪の恐ろしいところは、国家そのものが一個人に対しての加害者となるところだろう。
特に本件のようにひとたび有罪が確定した事件について誤りを認めることは国家そのものの権威に傷がつくので極力認めたがらない。再審が開かずの扉ともいわれる所以である。この開かずの扉が初めて空いたのは弘前大学助教授夫人殺人事件であった。これは真犯人の告白という変則的な事態によるもので、もしこれがなかったら再審はいまだに開かずの扉だったのかもしれない。
袴田事件についてのリアルタイムの報道はあまり記憶にないのだが、注意深く新聞などを読んでいた人の中には変に思った人もいたのではないか。ただ当時はネットのように個人が意見を述べる場がなかったので、そうしたものは表にでなかっただけのことかもしれない。そしてまた、この事件当時はボクサー=不良という偏見も蔓延していた。そういえば、少年院出身のボクサーが主人公の人気漫画もあった。
冤罪事件といえば、25年も裁判が続いた甲山事件については、事件当時から変だと思っていたので、よく覚えている。軽度知的障碍児が寮生活を送る施設甲山学園で児童二人が浄化槽の中で死んでいたという事件で、こうした場合にまず考えられるのは事故ではないか。実際、浄化槽の蓋は子供たちによっても開けられたことがあったようで、外から投げ込んだとみられるゴミもあったという。しかし、捜査は学園関係者の大人による密室殺人ということになり、施設職員の中で一番立場の弱い新人の女性職員が犯人とされた。
自白もなく、動機もなく、唯一の証拠は入所児童が5年後に行ったという目撃証言だけで、これには知的障碍者は作話能力がないので証言は健常児よりも信用できるという鑑定意見もあったと記憶する。動機は某推理作家が「科学捜査官」という小説の中で女性蔑視のきわめつけのような妄想を書いているし、知恵遅れの児童は嘘をつかないという鑑定もたぶんこの裁判にだけでてきたものだろう。おまけに国家賠償請求訴訟で被告人に有利な証言をした施設の上司が偽証罪に問われたという恐怖。甲山事件はこうした異様奇怪な経緯をたどって、一度も有罪判決のでないまま、福祉を志した若い女性を25年間も刑事被告人にした。身柄拘束期間が短かったのは不幸中の幸いである。国家というのは、検察というのは、自らの体面を守るためにこんなことまでやるのだ。もちろん誰も責任を負わず、勲章でも貰って、名誉と富につつまれて…。
甲山事件では、新聞記事を読むたびに、変だ、変だ…と思っていたが、ネットがなかったのでいうことができず、変だと思っているしかなかったのだった。今なら変だと思ったことはネットで書くことができる。もちろん報道の範囲で変だと普通に思うことなので、それが本当に変かどうかはわからない。でも、今までの冤罪事件は、後知恵かもしれないが、最初から変なところのある場合が多いように思う。





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最終更新日  2024年09月26日 17時30分08秒
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Re:袴田事件再審無罪判決で思いだす甲山事件~国家の怖さ検察の怖さ(09/26)  
maki5417  さん
今回の判決は、警察の証拠ねつ造や取調べの違法性を認定しましたね。
裁判長は、長い裁判を謝罪です。
支援していた輪島功一さんも喜んでいるでしょう。


学生時代に白鳥事件の講演会を企画して、村上さんをお呼びしたことを思い出しました。
生々しい話よりも、「白鳥おじさん」と自称していたことが印象に残っています。

(2024年09月26日 19時05分26秒)

Re:袴田事件再審無罪判決で思いだす甲山事件~国家の怖さ検察の怖さ(09/26)  
ふぁみり~キャンパー さん
そうですね、松本サリン事件の時も専門家は「農薬からサリンを合成することなど不可能だ」と言ってましたよ、そういう指摘に耳を貸さず、科学的根拠なく他人を犯人扱いし、謂わば私刑にかけたのが当時のマスメディアですよ。
で、その先頭に立って大衆を冤罪に導こうとした奴があろうことか今国会議員になってるんですよね、こういう人は議員になるべきではないと思いますがね。。。。。 (2024年09月26日 20時55分04秒)

Re[1]:袴田事件再審無罪判決で思いだす甲山事件~国家の怖さ検察の怖さ(09/26)  
七詩  さん
maki5417さんへ
白鳥事件も今だったら再審になるような事件なのかもしれません。
素人目にもこれって真犯人かなと思うのってけっこうあるのですね。
名張毒ぶどう酒も妻と愛人の三角関係に悩んだとしても二人とも殺害するなんていう動機はないでしょう。普通は、まあ邪魔になった方を殺害すると思います。狭い村社会ではどちらにしても夫に捨てられた妻、男に捨てられた愛人は生き地獄のような人生になるのでしょうけど。唯一の物証は瓶の蓋の歯形ですが、これも鑑定ですが、そこまで正確にわかるものなんですかねえ。
ヒ素カレー事件も動機不明、物証乏しく、あやしいと思います。子供は留守番でカラオケにいっていたというのですが、自分の子供も祭りに参加するかもしれないのに。
(2024年09月26日 21時26分20秒)

Re[1]:袴田事件再審無罪判決で思いだす甲山事件~国家の怖さ検察の怖さ(09/26)  
七詩  さん
ふぁみり~キャンパーさんへ
松本サリン事件は不気味な事件ですので、なにか合理的な説明をみつけて安心したいという心理があったように思います。化学に詳しくて除草剤の調合もやる人が失敗してサリンを作ってしまったというのは知識のない人々には納得できる説でした。ただマスコミはそこを化学の専門家に確認すべきだったと思います。
(2024年09月26日 21時37分58秒)

Re:袴田事件再審無罪判決で思いだす甲山事件~国家の怖さ検察の怖さ(09/26)  
・曙光 さん
袴田事件と全く同様の状況が、斎藤知事へのマスコミ総バッシング、総吊し上げ状況と言えるでしょう。
袴田氏が真犯人かどうかは、決め手となる物証がないのだから、袴田氏本人の自白以外は今となっては誰もわからない。疑わしくは罰してはならないのが、国民の権利を守る法の大原則なのです。

斎藤知事は及び受付責任部門は、通報通報内容は事実無根、誹謗中傷の類であり、公益情報規則の他人に損害を及ぼす通報はしてはならないに該当すると判断したのです。

通報者自身も、「通報内容は具体的な物証に基づくものでなく、噂話を根拠にしており、真実相当性はなく、公益通報とは考えていなかった。」と供述している。
此の通報情報は、受付部門に出す前に悪質にもマスコミにも流されている。

テレビ、新聞、マスコミは通報内容が全て正しく、斎藤知事が全て悪いと恣意的に決めつけ、連日斎藤知事糾弾キャンペーンを連日大々的に展開している。
コメンテーターや評論家に至っては、通報内容の真偽について話す事もなく、斎藤知事の態度が表情が気に入らないと,テレビ出演者全員が、知事総吊し上げに廻っている異常状況が続いているのです。

加えて自立した自分の考えを持たず、マスコミの言う事が全て正しいと信じ込む、知的レベルに著しく劣る聴衆たちが、マスコミの大バッシングに、我も我もと加わる奇っ怪な現在の状況です。

政治パーティの余剰金を報告書に記載しなかっただけの、鼻くその如き下らない事案を、マスコミは裏金だあ裏金だあ、と連日喚きたて、実質的に日本国力貶めを図り、中露北の日本侵略の水先案内人の役割を果たしていると言えるでしょう。

袴田事件の本質は、斎藤知事バッシングと同根であり、マスコミ、立憲等野党が検察面して、連日岸田政権を叩きまくった異常な状況とも同質であると云えるでしょう。

国家の怖さ、検察の怖さは戦前、戦後によく言われたが、現代社会は国家、検察の前にマスコミ及びマスコミに踊られる自分で考える事の出来ない無思考の大衆の怖さと不肖曙光が看破しておきましょう。

付言すれば、カレー毒物混入事件の林真須美は、疑わしきを罰せずで、袴田氏同様に可及的速やかに無罪(検察の控訴断念迄無罪確定はしていないが)放免にすべきでしょう。
(2024年09月27日 12時29分18秒)

Re[1]:袴田事件再審無罪判決で思いだす甲山事件~国家の怖さ検察の怖さ(09/26)  
七詩  さん
・曙光さんへ
普通に考えれば一年後にみそ樽の中から着衣が発見される不自然さに気づきそうなものですし、当時、それを指摘したマスコミはなかった。とにかく悪い奴だと面白おかしく叩くのがマスコミでしょう。
斎藤知事も確定した話は怒鳴り散らしただの怒って机をたたいただのと言った話で、人間的にはどうもとは思いますが、あの「こ~のはげ~」に比べれば普通の範囲でしょう。元役人で若くして幹部として県に出向したりしていると、「なめられないため」にパワハラ的言動を身に着ける人もいるのかもしれません。休日もチャットで指示したというのも問題視されていますが、相手が県の幹部職員ですし、懸案があれば知事と意思疎通をするのも幹部職員の職務かもしれません。
マスコミが大騒ぎする割には、中身がないように見えますし、その点、会議費で家族旅行をしていたようなどこかの元知事とは別でしょう。
選挙に再出馬は賢明な判断だと思いますよ。
(2024年09月27日 13時38分00秒)

Re[2]:袴田事件再審無罪判決で思いだす甲山事件~国家の怖さ検察の怖さ(09/26)  
ふぁみり~キャンパー さん
七詩さんへ
まあ、政治が絡んでくるとちょっと難しくなるんですが司法にはいくつかの基本がありまして、まず大前提が推定無罪の原則。

何人も有罪が確定するまでは無罪であるってこと、どんなに疑わしくても有罪が確定するまでは無罪で無罪の者にいかなる不利益があってもならないってこと。
で、次に証明する必要があるのは追及する側であって追及される側じゃないってこと、
疑惑を通級する側に立証責任があるんであって追及される側はそれを否定すれば事足りる、やってないことを証明する必要はないってことです。
これ政治が絡むと「説明責任」とか言い出すんですがこれやりだすと冤罪まっしぐらです、追及される側にやってないことを証明しろってのは悪魔の照明って言いまして基本無理筋です、追及する側がやったことを証明するんであって追及される側がやってないことを証明するんではない。
説明責任ってのは一部の専門分野において権限を持ったものがその権限を行使するにあたってそこに利害のあるものにその権限を行使することによって生じる利益不利益結果を説明する必要があるってことなんですが、これとこの司法の原則をごっちゃにしちゃダメ!!

罪の照明ってのはいつでも追及する側にだけ責任があるもので追及される側に何らかの責任が伴うものではない、追及される側はいつでもやってないことをやってないと言えば事足りる、それを証明するのは追及する側にある、「疑惑が深まった」とか寝言も甚だしい。
疑惑が疑惑である限り疑惑を裁いては絶対にいけないってのが司法の原則です、疑惑を確定させ有罪を証明するのは追及する側の責任です。

まあとは言え政治が絡むとですね、政治家ってのは選挙で選ばれるもので、疑わしいと思われたらその時点で負けってのがありまして、これ追及する側が圧倒的に有利なんですが法的に言えば無罪であるものが無罪を証明する必要なんかないですよ、責任を伴うのは追及する側に立証する責任が伴うんであって追及する側がやってないことを証明するんじゃない。
「疑惑が深まった」って無能の照明で、疑惑を確定することができない、立証責任を果たせない無能であると言ってるようなものですよ。
まあ追及する側も、単に印象操作、疑惑を立証するつもりもない、ただイメージ戦略として追及してるだけってのはありますね、こういう手法は政治手法としてもあまりよろしくはないですね。
これやりだすと気に入らない政治家はいくらでも疑惑を作り出して引きずり下ろせるってことになっちゃってあんまりよろしくないんですよ。 (2024年09月29日 05時13分39秒)

Re[3]:袴田事件再審無罪判決で思いだす甲山事件~国家の怖さ検察の怖さ(09/26)  
七詩  さん
ふぁみり~キャンパーさんへ
アリバイというのはまさに「やっていない」という証明ですね。
これは「やった」という証明に対して、「やっていない」というもので、そもそも「やった」という証明がないのに、アリバイがないので犯人だろうというのはむちゃくちゃです。普通の人は日々の生活の中で確実にその時間にそこにいたことを証明できることなどあまりないでしょう。一年前の今日、お前は何していたどこにいた、それを証明するものは…と聞かれても困るばかりです。
犯罪証明と違い、政治家のバッシングは印象操作だけでことたりますし、ネット以前はマスコミが生殺与奪の権をにぎっていた。個人的にはこの政治家はまったく評価していませんが、田中真紀子氏が外務官僚の特権批判をしだしたとたんにマスコミの風向きがかわり、人格攻撃、伝聞に基づく私的な場での発言、はては某週刊誌による子女のプライバシー侵害報道とそれが問題になった際のマスコミにのっている評論家達の週刊誌報道擁護…と非常にグロテスクな光景が展開されました。
(2024年09月29日 07時40分39秒)

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