◆肥満・ダイエット◆ 現在、日本で肥満の基準は2種類あります。 ●BMIによる肥満の判定 成人においては、体重による肥満診断として、BMIが頻繁に用いられます。 基準は以下のようになります。 17.9以下なら低体重(やせ気味) 18.0以上24.9以下なら正常 25.0以上29.9以下なら肥満度I 30.0以上34.9以下なら肥満度II 35.0以上39.9以下なら肥満度III 40.0以上なら肥満度IV ●体脂肪率による肥満の診断 適正な体脂肪率は、男性では15~19%、女性では20~25%です。 これを下回ると低脂肪で、これを上回ると肥満となります。 体脂肪率を用いれば、いわゆる隠れ肥満がつかめ、また、筋肉質なのか 脂肪過多なのかも分かります。 |
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◆肥満による健康への影響◆ 肥満は数多くの疾患のリスクファクターとなります。特に、 皮下脂肪型よりも内臓脂肪型(腹部CT上、内臓脂肪と皮下脂肪の比が 0.276以上で診断)のほうが、合併症の頻度は大きくなります。 高脂血症 / 高コレステロール血症 高中性脂肪血症 / 高血圧 動脈硬化 / 虚血性心疾患 脳卒中 / 閉塞性動脈硬化症 糖尿病 体重負担による変形性関節症 肥満による睡眠時無呼吸症候群 ◆原因と治療◆ 単純性肥満の原因は、エネルギー摂取過剰と運動不足 によるものですから、肥満の治療は、エネルギー摂取の制限と 運動療法になります。肥満の生じやすい家系や、 いくら食べても太りにくい人が存在することに ついて、遺伝的要因の存在があるものと考えられています。 レプチンというホルモンがエネルギーの消費増加と 食物摂取量低下をもたらすという発見がなされ、 肥満遺伝子の発見例として話題になりました。 |
■かくれ肥満にご用心■ かくれ肥満って何? 「かくれ肥満」とは、体重は正常であるのに、 「体の中の脂肪組織の割合が多い状態」です。 過度のダイエットや運動不足を繰り返すことにより、 筋肉量が減って体脂肪が増えてしまう状態です。 また、体重の変化がなくウエストが増えた状態も「かくれ肥満」です。 体重に対する脂肪の量が多いということはその分、 ミネラル・タンパク質・糖質の比率が低くなっていて、 大切な内臓のはたらきが衰えている可能性があります。 スポーツ選手のように体重が重くても体脂肪率は標準である場合は、 肥満とはいいません。筋肉は脂肪に比べ、 単位あたりの重量が重いからです。 |
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