寝言は寝て語れ (旧analyzer的独白)

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2019.11.28
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カテゴリ: 時事&立腹
「芸人はNG」でも「政治家はOK」? 桜を見る会、菅官房長官「反社?とツーショット写真」のモヤモヤ
毎日新聞 2019年11月27日21時44分





 菅氏は26日の記者会見で、指摘についてこう述べている。

 「出席は把握しておりませんでしたけれども、私が、桜を見る会で写真を撮った中に『そうした方』がいたというご指摘を受けましたので、結果として入っていたんだろうということを申し上げたところであります。何年の分か分かりません。いつの時だったか。まったく分からない状況ですけども、まあ、マスコミの方から『そうした方』というご指摘をいただいたということは、これ事実でありますから、結果的に(会に)入られたんだろうというふうに思ってます」

 さすがに菅氏が「そうした方」と親密な付き合いがあるとは考えにくい。菅氏は27日の記者会見で「写真を撮影した人物と面識はない」と述べた。しかし、反社会的勢力であることが事実なら、国民の税金で開く公的行事に「そうした方」を招き、かつ一緒に写真に納まっていながら「知らなかった」で済まされるのか?

 思い出してほしい。「吉本興業」所属の芸人たちが、反社会的勢力(振り込め詐欺グループ)が開いたパーティーに招かれ、金銭を受け取ったり、一緒に写真に納まったりしていたことが発覚し、大問題になったのは今年6月である。

 10人以上の芸人が謹慎などの処分を受け、中でも、グループのメンバーと写った写真が週刊誌に掲載された人気コンビ「雨上がり決死隊」の宮迫博之さん(49)は現在も謹慎中。お茶の間から姿を消したままだ。もちろん、宮迫さんも、彼らの素性を知らなかったという。

 吉本の岡本昭彦社長は「反社会的勢力の排除が結果的に徹底できていなかった」「会社としてもチェックしきれていなかった」と陳謝した。それだけ反社会的勢力との交際には厳しい目が注がれている。「知らなかった」では済まされない、ということだ。

 菅氏はどうか。「桜を見る会」は内閣官房と内閣府が共同で事務局を作り、招待者を取りまとめた。つまり菅氏は責任者である。その「桜を見る会」に反社会的勢力に関わる人物が招かれ、菅氏と一緒に写真に納まる。「知らなかった」で済むのか?

 国民民主党の奥野総一郎衆院議員は27日、記者団に「芸人の方があれだけ責められた。(税金を使った)政府主催の行事で公然と菅長官と写真に写っている。それを許していいのか」と批判。立憲民主党の安住淳国対委員長も「(自民党の森山裕国対委員長に)うちで集めた(菅氏が写った写真などの)資料を見せたら驚いていた。菅氏が責任者である以上、これは本当に大きな問題になると申し上げた」と明かし、進退を含めて追及する構えを見せた。

 専門家はどう見るか。暴力団問題に詳しいジャーナリスト、溝口敦さんは「『桜を見る会』に反社会的勢力が入り込んでいる、という指摘は、何年も前からあった。首相や官邸だけで好きに何千人も招待していれば、そういう人は入り込む。写真にも写る。つまりチェックがずさん過ぎるんだ」とあきれた様子。

 そういえば、この「桜を見る会」の費用、2014年は約3000万円だったのに今年は約5500万円に膨張している。政府は「金属探知機などテロ対策の強化などで経費がかかった」(14日、参院内閣委で岡田直樹官房副長官)と説明していたが、説得力を感じる人がどれだけいるか。

 「『吉本』の騒動の時は反社会的勢力とのつながりがきちんと批判された。それは評価している。今回はどうか。反社会的勢力が入っていた、あるいは菅さんと写真に写っていたという批判も大事だが、『桜を見る会』を安倍晋三首相やその周辺が『私物化』していたことが問題の根本にあるはずだ。そこを忘れず追及してほしい」と注文をつけた。(以下略)

【毎日新聞;元記事は こちら







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最終更新日  2019.11.28 23:11:28
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