寝言は寝て語れ (旧analyzer的独白)

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2021.07.31
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テーマ: ニュース(99712)
カテゴリ: 時事&立腹


菅首相、開催基準示さぬまま五輪に突入した責任に言及せず
本紙の質問はぐらかし続ける

東京新聞 TOKYO Web 2021年7月30日23時39分



◆科学的根拠なく「安全・安心」繰り返す

 首相は30日の会見で「東京五輪・パラリンピックを予定通り開催するか」と問われ「自宅でテレビ観戦してもらえるようにしていきたい」と答えた。

 本紙が質問した4月以降の首相会見で浮かび上がったのは、科学的な根拠や基準を示さず「安全・安心な大会を実現する」と繰り返す首相の説明姿勢だ。

◆論点ずらし責任回避

 4月23日の会見で「国民の命を守ることより五輪が優先されていないか」と指摘し、開催を判断する際のコロナ感染状況の基準を示すよう求めた。首相は「IOC(国際オリンピック委員会)が開催の権限を持っている」とかわし「安全・安心な大会にするために東京都、組織委員会、政府でさまざまな対応を取っている」と強調。具体策で触れたのは、海外からの観客受け入れを見送る従来の方針だけだった。

 本紙は5月14日に再度、開催基準を設けて判断すべきだと投げかけた。首相は「感染拡大を食い止め、国民の命と健康を守ることが最優先だ」と答え、ワクチン接種の加速や入国する大会関係者の絞り込みなどの対策を並べただけ。基準には触れずに、またも「安全・安心の大会実現は可能」と言い切った。

 緊急事態宣言中の同28日には、宣言下で五輪の開催は可能かと質問。IOCのコーツ調整委員長が「もちろんイエスだ」と明言していたためだが、首相は直接答えず「当面は宣言を解除できるようにしたい」と論点をずらした。

 にもかかわらず、東京に4度目の宣言を発令することを表明した7月8日の会見では、冒頭に「宣言の下で異例の(五輪)開催となった」と発言。宣言の有無に関係なく「五輪ありき」だったことを事実上認めた。五輪開幕後の27日には、東京都の新規感染者数が過去最多の2800人超に達し、官邸で記者団が「中止の選択肢はないのか」と問うと「ない」と明言している。

◆上西教授「メディアは責任問題を指摘し続けて」

 安倍政権時代、閣僚らが意図的に論点をずらしたり、すり替えて答えていると批判した法政大の上西充子教授は、首相の説明について「五輪に関する疑問点に一切答えず、言質を与えない姿勢に徹している。五輪に関する責任が大きいが故に、その責任を回避しようとしている」と指摘。「日本選手のメダル獲得が続けば世論も沸き立つと考えているのだろうが、メディアは首相の責任回避について問題点を指摘し続けるべきだ」と話す。

【東京新聞;元記事は こちら へ】




 つまりこの記者会見は国会の代表質問と同じで質問にどう答えても答えなくても再質問は受けない。委員会質疑の一問一答形式とは違うから好き勝手な答弁ができちゃう。新聞はその不誠実な答弁で記事を書いちゃうしテレビはちゃんと編集をしてニュース映像を作ってしまうから記者会見の質疑は“成立”してしまう。まともに答えていないのに成立してしまっている。

 噛み合っていないのに首相の都合の良い“答弁”だけがニュースに乗っかる。政府の言いたい放題なんだ。都合の悪い質問にはわざと論点をズラして的外れな「官僚が書いた答弁書」を読む。ニュースでは「首相は正面から答えなかった」とはまず言わない。大越さん、そこらへんのところ期待してますからビシッと指摘してくださいよ。メディアが許しているから政治が腐るんだ。





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最終更新日  2021.07.31 17:08:06
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