2023/11/30
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カテゴリ: 私の本棚




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伊集院静さんの訃報を知って真っ先に思ったことは
彼が新聞紙上で書いていた
新成人に送るメッセージが読めなくなる寂しさだった。

成人式と社会人一年生のスタートの4月1日には
イラストレーター・長友啓典氏とのゴールデンコンビによる
若者へのメッセージが掲載されるので
私は必ず、そのメッセージを切り抜きしていた。

伊集院静のエッセイ集『大人の流儀』も大好きでした。
ストレートにグイグイ押してくる痛快さが
私の性にあっていて、好きな箇所にタックシールを貼って
何度も読み返していたのです。

『大人が人を叱る時の心得』
若い人、新人・新入社員・見習いなどには遠慮はいらない
怒りなさい、叱りなさい、どやしつけなさい
言い方に気を配ることなどさらさら必要ありません。
自分の言葉で、ダメなものはダメだと言いなさい。

ホントその通りです
ダメなものはダメと言い切れる男が減ってるから
好き勝手する人が増えてるのかも
たしかに一理ありますね。

春・夏・秋・冬と4つの章に分かれていて
最終章では死別した夏目雅子さんとの想い出を書いている。

これまで夏目雅子さんについて書いてこなかった伊集院氏が
愛する妻が亡くなってから25年目にして
やっと書いた手記だ。

出会い、闘病、死別について書かれた文章は
普段は他人に見せない伊集院氏の
優しさが出ていて心を打たれた。

親しい人の「死」というのは
どこか自分の力が足りずに死なせてしまったと
悔やむ人が多いはず…と文中にあった。

最後に映画の台詞を引用して、
大事な人を亡くされた人へのメッセージで結ばれていた。

『あなたはまだ若いから知らないでしょうが
哀しみにも終わりがあるのよ』
この言葉に救われる人は多いでしょう。




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Last updated  2023/11/30 09:50:16 PM
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