アルタクセルクセスの王宮址遺跡

アルタクセルクセスの王宮址遺跡

2005年07月07日
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カテゴリ: 旅行
 この日は朝一番で、博物館島にある ペルガモン博物館 に行く。この博物館は古代中東、古典(ギリシャ・ローマ)、イスラムの三部門からなり、特に古代中近東に関してはロンドンの大英博物館、パリのルーヴル美術館に次ぐ規模を持っている。僕らにとってベルリン旅行の目玉である。
 この博物館で圧巻なのはなんといっても古代建築をそのまま運んできた展示で、ペルガモン(トルコ)にあった ゼウス神殿の大祭壇 (紀元前2世紀)、 ミレトス(トルコ)の市場門 (紀元後2世紀?)、バビロン(イラク)にあった イシュタル門 (紀元前6世紀)などがある。ここは何度来ても飽きない。

 昼食後、今度は隣接する「旧博物館」に移動。ここは1999年からペルガモン博物館の古典美術部門の一部として復活した。
 主に古代ギリシャの壷や彫刻などを展示している。どういう関連か知らないがフェッタースフェルデ(ポーランド)で見つかった、遊牧騎馬民族スキタイの 黄金遺宝 (紀元前6世紀?)も展示していた。ここもペルガモン博物館も、建物の外壁には第2次世界大戦末期の地上戦(1945年4月)の弾痕が生々しく残っている。
 その後はツォー駅周辺に移動してぶらぶらした後、建設中の中央駅(Sバーンの駅はある)で降りて、徒歩で首相府、連邦議会などの傍を通る。もっとも、首相府の主(シュレーダー首相)は今はサミットでスコットランドに行っているので不在である。
 ブランデンブルク門の傍を通った後、その南隣にある ホロコースト記念碑 を見る。これは今年5月に公開されたばかりで、ユダヤ人犠牲者にのみ捧げられたことや、そのデザインなどで論議を呼んだものである。ユダヤ系アメリカ人のピーター・アイゼンマン氏のデザインによる2711のコンクリート製の四角い柱?が並んでいる。文字は一切無いが、地下にホロコーストに関する展示が行われている。

 その後さらに中央街に向かって歩いていく。そこで偶然北朝鮮大使館の前を通りかかった(ドイツと北朝鮮は国交がある)。疲れたのでスターバックスに入って休んでいると、ロンドンで同時多発テロが起きて33人が死んだというニュースを耳にした。ロンドンはつい先日行ったばかりなので他人事とは思えない。
 夕食はアレクサンダー・プラッツ駅近くの飲み屋(クナイぺ)で食べる。ソーセージ、ザウアークラウト(キャベツの酢漬け)、ふかしジャガイモの「ドイツ黄金三点セット」を食べる。ビールが安くていい店だった。
 ベルリンには中華・タイ・寿司などアジア食レストランが多いのが目についた。

 その後ホテルに戻ったが、テレビのニュースはロンドンでのテロ事件一色である。タヴィストック・スクエアはロンドン大学の近くで、僕は先日歩いたばかりじゃないか。ベルリンでも地下鉄の警備を強化するらしい。
 うちにテレビが無いので、物珍しさからずっとテレビを見ていると、ドイツのテレビはやたらと「警察実録」のドキュメント番組が多いことに気がついた。なんだかんだ言ってドイツ人は警官など制服を着た人が好きなんだろうか(学校に制服は無い。念の為)。





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最終更新日  2005年07月09日 07時07分40秒
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