アルタクセルクセスの王宮址遺跡

アルタクセルクセスの王宮址遺跡

2005年08月04日
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カテゴリ: 旅行
(9月7日 記)

 この日はカマン・カレホユック発掘隊のスケジュールに従って朝5時起床、朝6時に始まる発掘現場に一緒に出る。朝が苦手なCには辛いようだ。
 発掘現場の後は宿舎を見学。現在宿舎に隣接して考古学研究所が建設中だが(トルコでの常識を破るスピードと精巧さだ)、まだ内装は未完成とはいえ、なんだか映画「ジュラシック・パーク」に出てくる恐竜を復活させるDNA研究所を連想してしまった。今年9月末には三笠宮殿下(息子のほう)やトルコのエルドアン首相が参列して開所式が行われ、既に裏山に建設された日本庭園とともに日土友好のシンボルとされるそうだ。将来は学会を行う会議場や宿舎、遺跡から出土した遺物を展示する博物館も建設される。
 ここの調査の特徴はきわめて学際的なことで、発掘現場だけでなく様々な分野の研究者が宿舎にあってそれぞれの研究を続けている。この日は出土遺物の保存・修復作業、人骨の分析・鑑定、土器の接合、出土した金属器の蛍光X線?による分析、土器焼き窯を建設しての焼成実験などを見学させてもらった。
 同行したMやCは宿舎の作業やその組織、建設中の研究所の規模に感嘆していた。トルコでもここまで備えた発掘現場は皆無といっていい。

 昼過ぎ、宿舎を辞して一路北方に向かう。次の目的地はヒッタイト帝国(紀元前18~13世紀)の首都ハットゥッシャの遺跡があるボアズキョイである。この日はボアズキョイの村にあるホテルに投宿し、ビールを飲んだりしてのんびり休息して長旅の疲れを癒した。





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最終更新日  2005年09月08日 06時25分53秒
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