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2024.02.13
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カテゴリ: 観照
=== 2024.1.1 ===
南の空
新年の初撮りは10時25分近く でした。雨が降った跡がベランダに見られました。
雨は止んでいたので、曇り空をデジカメで記録することから始まりました。
南西方向の空
西方向の空
頭上の空
東方向の空
いずれの方向も、銀鼠と白鼠の雲が混在する空模様 です。

東方向の空
15時20分近くに 、稜線上空を眺めると雲がびっしりと空を覆ったままです。
南の空
      一方、南から西にかけての方向では、 青空が見え始め ていました。
南西方向の空
西方向の空
頭上の空
この日、午後は、拝受した年賀状への対応と新年のブログ記事のまとめ作業をしていたと記憶します。
そして、 突然、地震の揺れを感じ ました。 当地の速報は震度3 でした。
「令和6年能登半島地震」の発生。最大震度7ということを報道で知ることに ・・・・・

あらためて、被災し亡くなられた方々のご冥福を祈念いたします。合掌。
また、被災された皆様には衷心よりお見舞い申しあげます。
一日でも早く、日常性が回復し、復興が進むことを願っています。

南の空
17時10分頃に 撮りました。
南西方向の空
西方向の空
頭上の空
東方向の空
午後は、青空が見えた後、 雨が降る天気に戻ることなく 夕刻を迎えました。

=== 2024.1.2 ===
南の空
9時近くに 撮りました。 快晴 といえる天気に変わりました。
南西方向の空
西方向の空
頭上の空
東方向の空
稜線上空だけは、普段通りの状況です。雲が出ています。

東方向の空
15時5分過ぎに 稜線上空を眺めると、青空に転じています。
南の空
南西方向の空
西方向の空
頭上の空
        南から西の空ならびに頭上は引き続き 快晴 です。

南の空
南西方向の空
西方向の空
頭上の空
東方向の空
16時40分頃に 撮りました。 快晴の一日 と言える状況でした。



さて、雲がたりを続けます。
詩集「しんみん川」のつづきです。     (参照『坂村眞民全詩集 第六巻』大東出版社)
前回「昭和最後の日」と題する詩を最後にご紹介しました。その次の詩は「昭和の最後を飾ったしんみんテレビ」と題する詩です。
 昭和の終りを/ テレビ「念ずれば花ひらく」で/ 飾って下さったことを/ 
 ここに特別しるしておこう ・・・・という詩句から始まる詩が載っています。

そして、真民さんの 平成に入ってからの詩 が続いていきます。
「ちぎれ雲」と題する5行詩 が、雲の詠み込まれた最初の詩です。

 ちぎれ雲
 なぜにちぎれて飛んでゆく
 呼ばれているのを知らないか
 もどってこいよ
 ちぎれ雲 p318

「飛天」と題する詩 。韓国慶州仏国寺を訪ねられた時の詩で、大梵鐘の飛天を拝された詩の末尾です。

 早春の空は澄んで
 雲一つなく
 すべてが一期一会の
 ありがたさだった p324

「朴菩薩」と題する詩 。朴の木に菩薩を感得する真民さんが詩の後半に雲を詠み込んでいます。

 鳥と歌い
 白雲と遊ぶ
 世を挙げて
 利に走るとも
 二度とない人生だ
 やりたいことをやり
 自分の世界を生きていく
 そうした勇気を
 与えてくれるのが
 朴だ
 朴は
 わたしの守護菩薩 p328

「世を挙げて/ 利に走るとも」という詩句は、真民さんの生き方の対極にある世界 です。
「やりたいことをやり」は、真民さんにとっては、勿論 詩作であり「詩国賦算」 です。

「メナム川」と題する詩 。メナム川はタイの母なる川。チャオプラヤー川のことです。

 雲ひとつない空のもと
 川は流れ
 川に暮らす人たちの
 素直な姿よ p371

と詩の途中に雲が出てきます。

「傷心の子に」と題する詩 。詩の途中に出てきます。

 その夜九十九里浜沿いの家に泊り
 親子三人で寝た
 翌朝の日の出が美しかった
 雲ひとつない洋上から
 日が光り輝き出るのを
 三人で拝した p375

「濃度」と題する詩 の末尾に出てきます。真民さんのルーティンワークである重信川の彼岸での暁天の祈りに関連した詩です。

 重信川
 わたしの祈りを
 一番知っている川
 一片の雲もなく
 満天の星                      p379

今回ご紹介した詩の途中にある詩をご紹介したいと思います。
上掲の「朴菩薩」とも照応する 詩「あるがままに」 です。
雲は出てきませんが、真民さんの信念が表出されている詩の一つです。全文引用。

 才なき人は才なきままに
 処するがよい
 花にたとえるなら侘助(ワビスケ)のように
 鳥にたとえるならみそさざいのように
 おのれの花を咲かせ
 おのれの歌をうたい
 嘆かず訴えず
 なにごともあるがままに
 生きるのが一番よい           p365

真民さんにとってのおのれの花は詩作であり、詩国賦算が花を咲かせることなのです。
そして「念ずれば花ひらく」の八字十音の真言を人々に知ってもらい、体感してもらうことが、花ひらくにつながっています。



さて、雲の変化に戻ります。
=== 2024.1.3 ===
南の空
10時10分近くに 撮りました。先日とは一転して、 曇り空
南西方向の空
西方向の空
頭上の空
東方向の空
いずれの方向も、 雲で覆われ ています。それも形が定まらない雲。雨になりそうな雲です。

東方向の空
南の空
南西方向の空
西方向の空
頭上の空
14時10分過ぎに 空を眺めると大きな変化はなし。
この後、夕刻から小雨が降り始めました。

連日、能登半島地震の実況報道が大きなウエイトを占めていました。
令和6年、悲しいことですが、鮮烈な記憶に残る年初となりました。自然の威力のすさまじさ。
人知の及ばない自然のパワーを改めて感じている次第です。

つづく

補遺
坂村真民記念館 ​  ホームページ
  ​ 坂村真民について
平成 ​    :ウィキペディア
ホオノキ/ほおのき/朴の木 ​  :「庭木図鑑」
朴の木 (ほおのき) ​    :「季節の花300」
ワビスケ ​  :「草木図譜」
侘助 ​    :「くすきの杜」
ミソサザイ ​ :「サントリーの愛鳥活動」
ミソサザイ好きのためのおみそ動画【作業用・途中広告なし】 ​  YouTube
チャオププラヤー川 ​  :ウィキペディア
世界地図でメナム川はいつからチャオプラヤ川になったのか? ​:「タイランド ハイパーリンクス」
重信川 ​  :「国土交通省」

 ネットに情報を掲載された皆様に感謝!

(情報提供サイトへのリンクのアクセスがネット事情でいつか途切れるかもしれません
その節には、直接に検索してアクセスしてみてください。掲載時点の後のフォローは致しません。
その点、ご寛恕ください。)


こちらもご覧いただけるとうれしいです。
    ​ ベランダから見た雲の変化と雲がたり 掲載記事一覧表





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Last updated  2024.02.13 21:29:14
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