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2024.04.17
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カテゴリ: 観照


総門を入ると、右側に 「放生池」 があります。
参道を進み、右折すると「三門」前に至ります。その 三門の前に放生池 があります。
総門を入り、すぐ右に進めば、放生池の西辺 です。 池をはさみ、東に三門 が見えます。
北西隅に見えるのが、下段の 石碑 です。「水廊 山□放光」(第2字私には判読できません)


​日曜日(4/14)に​ 東宇治図書館に行った続きに、 萬福寺の放生池に立ち寄りました
池の西辺、築地塀沿いに咲く桜は既に葉桜になりつつあります。
なごりの桜をしばし眺めてきました。来訪者はちらほらで、静かでした。


池の西辺から三門を眺めても、桜の木々が少しなごりを留めるくらいです。

池の西辺と築地塀との間に設けられた 小川の流れ

池の南辺に回り込み、北を眺めた景色
左端に総門 が見えます。 白壁の建物は「看門寮」 という木札が掛けられた建物です。
その名称から想像すると、門衛所という意味合いでしょうか。この建物の背後の左端手前に見えるのが、上掲の石碑です。 咲く桜はわずかに・・・。
黄檗霊園のある丘陵地が背景となっています。ツツジの咲く時期が良い所です。



池の東辺から西方向の眺め

池の東辺を南側から眺めて 。桜、さくら、なごり惜し。




三門 は三間三戸、重層の楼門造りです(重文)。
大棟の中央に火焔付宝珠
降棟の鬼瓦
稚児棟の鬼瓦

二層目の正面に 隠元禅師の書による「黄檗山」の扁額 が掲げられ、
一層目の中央の扉の上部に 隠元書「萬福寺」の扁額 が掲げてあります。



三門前から総門へ戻る 参道の曲がり角あたり
こちらが本来の参道です。ご注目いただきたいのは、平石を敷き詰めた参道ではありません。
正方形の平石が菱形に敷かれてていて、両側を角柱状の石が一列に敷き詰められています。 「石條」 (せきじょう)と称するそうです。
この形式は、 龍の背の鱗をモチーフにしたデザイン 。萬福寺の伽藍全体が龍をモチーフにした形でもあるそうです。石條(参道)は龍の体の一部。総門の外側、道路を挟んだ西側には、「龍目井」が二つあります。龍の左右の目に喩えられた井戸です。


総門を入った後の参道に戻って目に止まったのが、この「石條」の左(北)側に咲き誇る1本の木です。

八重桜が満開に近く、咲き誇っていました
この放生池の周辺では紅一点という感じになりつつあるところです。
時をずらして花開くのはいいですね。華やかさがよみがえります。












なごりの桜から満開の頃を想像するだけで終わらずに、
咲き誇る八重桜を楽しめたのがラッキーでした。

ご覧いただきありがとうございます。

参照資料
*​ 境内散策 ​  :「萬福寺」

補遺
​​ 黄檗宗大本山萬福寺 ​ ホームページ
ヤエザクラ ​   :ウィキペディア
八重桜の種類図鑑 ​   :「Green Snap STORE」
  牡丹桜との違いや品種ごとの違いや香り、開花時期は?

(情報提供サイトへのリンクのアクセスがネット事情でいつか途切れるかもしれません
その節には、直接に検索してアクセスしてみてください。掲載時点の後のフォローは致しません。
その点、ご寛恕ください。)

こちらもご覧いただけるとうれしいです。
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Last updated  2024.04.17 15:49:09
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