キンクス(というかレイ・デイヴィス)は、1960年代後半から10年ほどコンセプト・アルバム群を作り続けたが、それらは1975年の『不良少年のメロディ~愛の鞭への傾向と対策(原題:Schoolboys in Disgrace)』によって終わるとされる。同作品のリリース後、キンクスはRCAレーベルからアリスタへと移籍し、アリスタで最初にリリースしたのが本作『スリープウォーカー(Sleepwalker)』(1977年)である。こうした経緯から、本盤とこれに続く『ミスフィッツ(歪んだ映像)』(1978年)は、“キンクスのロックン・ロールへの回帰のアルバム”という位置付けが一般的になされる。
1. Life on the Road 2. Mr. Big Man 3. Sleepwalker 4. Brother 5. Juke Box Music 6. Sleepless Night 7. Stormy Sky 8. Full Moon 9. Life Goes On
~以下、現行CD(『スリープウォーカー +5』所収のボーナス・トラック) 10. Artificial Light 11. Prince of the Punks 12. The Poseur 13. On the Outside -1977 mix- 14. On the Outside -1994 mix-