エマーソン、レイク&パーマー(Emerson, Lake & Palmer, 略してEL&P)は、キース・エマーソン(キーボード)、グレッグ・レイク(ベース)、カール・パーマー(ドラム)の3人が結成したイギリスのプログレッシヴ・ロック・バンド。1970~71年にかけて2枚のアルバムを発表した後、1971年末にリリースされたのがライヴ録音(録音そのものは第二作『タルカス』発表前の3月)による本盤『展覧会の絵(Pictures At An Exhibition)』であった。
旧アナログB面にあたるアルバム後半では、引き続きムソルグスキーの組曲の続きが展開されるが、8.~10.は、原曲の「鶏の足の上に建つ小屋 - バーバ・ヤーガ」を元にしながらも、9.「バーバ・ヤーガの呪い(The Curse Of Baba Yaga)」はEL&Pのクレジットとなっていて、前半に収められた2.「こびと(The Gnome)」の引用も含まれる。ちなみに、アルバムの末尾を飾る12.「ナットロッカー(Nut Rocker)」だけは、ムソルグスキーではなく、同じくロシアの有名な作曲家チャイコフスキーの、これまた有名な「くるみ割り人形」の中の行進曲(マーチ)をロック風にアレンジしたもの。
1. Promenade 2. The Gnome 3. Promenade 4. The Sage 5. The Old Castle 6. Blues Variation 7. Promenade 8. The Hut Of Baba Yaga 9. The Curse Of Baba Yaga 10. The Hut Of Baba Yaga 11. The Great Gates Of Kiev 12. Nut Rocker