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番外編4 「連れ去られたミルキー」P64-P70


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小話  屋台その2  VOL.141


小話  屋台その2  VOL.148


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小話  屋台その2  VOL.162


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特別編 『アリスの大豪邸』 


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特別編 『アリスの大豪邸』 ACT.20


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『アリスの大豪邸』第3部 ACT.130


『アリスの大豪邸』第4部 ACT.136


『アリスの大豪邸』第4部 ACT.140


Profile

ブルーアイ.

ブルーアイ.

2005.11.29
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カテゴリ: 番外編
 ミルキーの叫び声を聞いて、他の子供達もいっせいに桃ニセアリスの方を見ました。
桃ニセアリスは手に持っている木の枝で背中をバンバン叩きながら、なおも子供達に近づきました。

桃ニセアリス「あーーーーーー、チミ達!
ただちに亀をいじめるのを止めなさい!そして亀をこっちに渡すんだ!
あーーーーー、全員武器を捨ててただちに投降しなさい!」

子供G 「じゃますんな!!!大人はあっちへ行ってろ!」

子供B 「帰りやがれ!!!」

桃ニセアリス「フッ!ずいぶん威勢がいいな?」

子供A 「……なに?!」

すると子供達は……、今度は桃ニセアリスの方に向かって棒を構えました。

桃ニセアリス「やっ、やる気か?!」

子供H 「よそ者が俺たちのする事に口を挟むんじゃねえぜ!」

子供A 「おい!”用心棒”!お前の出番だ!……ちょっと遊んでやんな!!」

すると輪の中から、まるで相撲取りみたいにでっかい子供が歩み出て、桃ニセアリスを睨みました。身長は大人ぐらいあります。完全に桃ニセアリスを見下ろしています。

子供”ろざりお”「ぐふふふふふ……」

子供A 「……フッフッフッ。これまで”ろざりお”の突きをかわした者はいねえぜ!」

さらにその他の9人の子供が木の枝を振りながら、桃ニセアリスを威嚇(いかく)します。

ヒュンーー!!ヒュンーー!!

少々たじろぐ桃ニセアリス。

子供B 「ふふふふふ……」

子供A 「……どうした!おじけづいたか?」

子供達は棒を上段に構えてジリジリと迫って来ます。後退する桃ニセアリス。しかし……、

子供I 「すっこんでろ!”おっさん”!」

桃ニセアリス「何い?ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
誰が”おっさん”だあ?ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
アタシは”女”だあーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」

ドカッ!バキッ!ドカッ!バキッ!!!!ドカッ!バキッ!ドカッ!バキッ!!!!!
ドカッ!バキッ!ドカッ!バキッ!ドカッ!!!バキッ!ドカッ!バキッーーー!!!!!!
ドカッ!バキッ!ドカッ!バキッ!ドカッ!!!バキッーーー!ドカッ!バキッ!!!!!!

子供A 「あう、あう……」

ドサッ!

桃ニセアリスはあっという間に10人の悪ガキをのしました。
その後、悪ガキ達は一目散に走り去りました。

子供”ろざりお”「覚えてろーーーーーー!!!」

桃ニセアリス「ふう、ふう。はあ、はあ……」



 その時、亀らしき倒れている生物がこう言いました。

「あ……、ありがとうございました。」

その”亀らしき生物”は、長い耳と、足と腕に灰色の柔らかそうな毛並みを持っていました。

桃ニセアリス「オマエ、本当に”亀”?」

? 「いいえ、私は”亀”ではありません」

その生物は亀の”こうら”を脱ぎ捨てました。

? 「これは最新式の亀のこうら型のアクアラングスーツです。私はこの辺りの海の海洋生物を調べようとしていたのですが……、
地元の子供達に急に”理由無き暴行”を受け、弱っていた所でした。
本当に助けていただいてありがとうございました」

桃ニセアリス「”亀”……ではないのだな?」

? 「はい」

その姿はどう見ても”ウサギ”でした。

桃ニセアリス「くく……。まあいい。
言葉での礼はいらん!”亀を助けると龍宮城へ招待してくれる”そうじゃないか?うわさでは!
助けたので、竜宮城へ連れて行ってもらえるんだろうな?」

ウサギ  「僕はこの通り”ウサギ”ですから。竜宮城へはご案内できません。
では、どうも。これで失礼します」

桃ニセアリスは、さっきの子供達がウサギさんの足に結んだ縄を手につかみました。そして引きました。

グイ!

ドサッ!

ウサギさんは砂浜に顔面からコケました。

ウサギ  「くくくく……」

顔に砂がいっぱい付いたウサギさん。
桃ニセアリスはそのウサギさんの所に行って、顔を近づけてこう言いました。

桃ニセアリス「……チミを助けたアタシへの”見返り”は?」





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Last updated  2007.07.09 01:49:49
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