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2017.11.26

【南極ストーリー】　vol.３８１　南極探偵スクープ！第１話　『大きな氷を船にして動かしたい。』　ACT.１２

テーマ：連載小説を書いてみようｖ(10150)

カテゴリ：南極ストーリー

僕もねえ、これに生活かかってるんスよねえ。今、番組下ろされたら困るんスよ！」

ディレクター「でも、”できない”って言うんなら…、下ろすしかないよね？」

チャラ男探偵「いや、今換えられると…、この間買ったばかりのヨットのローンが払えなくなるんスよ。」

ディレクター「ヨットのローン？
……………。
いいでしょう。
でも今度やったら…、本当に番組下ろすよ！」

チャラ男探偵「わかりました！
でもあのう…、
これって”視聴者様からのご依頼をなんとかする”っていう番組でしょう？」

ディレクター「ああ、そうだよ。」

チャラ男探偵「じゃあ、教えて欲しいんですけど…、
どうやったらあのでっかい氷山って動きます？」

ディレクター「それを自分で考えるんだよ。」

チャラ男探偵「でもさあ、”ひょーざん”スよ！ひょーざん。」

ディレクター「それを考えるんだよ。
それがあなたの”お仕事”でしょ？お・し・ご・と。」

チャラ男探偵「でもどうやったら”船”にできるんスか？
相手はひょーざんスよ！教えてくださいよ。」

ディレクター「……………。できないの？」

チャラ男探偵「無理っスよ。ひょうざんじゃ、スケールが違います。」

ディレクター「……………。
はあ～～。
ダメ！ダメ！撮影中止！
これじゃあ番組にならないよ！」

チャラ男探偵「そんなこと言わずに！どーやったらあの氷山が動くのか誰か教えてくださいよ！
いくら番組だからって…、
どうにもなりませんよ。」

ディレクター「……………。
わかった！わかった！もういい。
今回の依頼は使えない。撮影は中止！
この依頼はカットします！はい、今回はこれで終了。撤収！
レイラーザモン探偵君！一応まとめてよ。撮っておくから！たぶん使わないと思うけど。せっかく南極の辺境まで来たんだし。」

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