《櫻井ジャーナル》

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2021.05.20
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カテゴリ: カテゴリ未分類

 エリック・クラプトンというロックやブルースのギタリストがいる。作詞や作曲も行う伝説的な人物だ。

 その​ クラプトンが今年2月、イギリスでアストロゼネカの「COVID-19(2019年コロナウイルス感染症)ワクチン」を接種、その直後から深刻な副作用に襲われた ​という。手足が冷たくなったり、痺れたり、熱くなったりする状態が2週間続き、2度とギターを弾けなくなるのではないかという恐怖を感じたという。

 こうした指摘がなされる中、アメリカのCDC(疾病管理センター)は「ワクチン」接種後の問題で調査の対象にするのは入院したり死亡したケースに限るとしている。クラプトンのようなケースは、アメリカなら調査の対象外ということになる。

 別の会社が製造した「COVID-19ワクチン」を接種した直後に死亡した有名人もいる。例えば1月22日に死亡したハンク・アーロン。「自然死」とされているが、1月5日にモデルナ製の「COVID-19ワクチン」を接種していた。この会社の製品はBioNTech/ファイザーと同じで、mRNA(メッセンジャーRNA)技術が使われている。

 死亡したとき、アーロンは86歳だった。深刻な病気を抱えていたとは伝えられていないが、このくらいの年齢になると、一般的に病気を抱えている人が少なくない。

 COVID-19が問題になり始めた昨年4月、CDC(疾病予防管理センター)は病気の死因を決めるガイドラインを変更した。死亡した患者の症状がCOVID-19によるものだと考えて矛盾しないなら死因をCOVID-19として良いと通達、同じ時期に同じ趣旨の通達をWHOも出しているのだ。

 その新基準でCOVID-19が死因だとされた人の年齢は80歳に近く、心臓病、高血圧、脳卒中、糖尿病、悪性腫瘍(癌)、肺疾患、肝臓や腎臓の病気を複数抱えている人が大半。​ CDCは昨年8月、COVID-19だけが死因だと言える人は全体の6%にすぎない ​と明らかにしている。

 クラプトンやアーロンのケースは「ワクチン」が原因だと証明されたわけではなく、「ワクチン」推進派はその点を強調する。ところが、その一方でPCR(ポリメラーゼ連鎖反応)検査で陽性の反応が出ると「感染者」と見なし、死亡すると因果関係の証明なしに原因はCOVID-19であるかのように宣伝されてきた。

 PCR検査は、特定の遺伝子型を試験管の中で増幅する技術であり、その増幅サイクル(Ct)を増やしていけば、医学的に意味のないほど微量の遺伝子が存在しても検出でき、ミスも起こる。​ PCRを病原体の検査に使うと「偽パンデミック」を作り出す危険性がある ​ということだが、この問題は2007年にニューヨーク・タイムズ紙が指摘している。

 同紙によると、アメリカのニューハンプシャー州にあるダートマース・ヒッチコック医療センターでそうした事態が生じている。2006年4月にひとりの医師が2週間ほど咳き込み、他の医療関係者も咳をするようになり、百日咳の感染が疑われたのだ。

 そこで、医療センターで働く1000名近くが簡易検査を受け、勤務から外される。そのうち142名が感染しているとされ、数千名がワクチンを接種する事態になったのだが、本格的な検査を実施しても百日咳菌に感染していた人は確認されず、通常の風邪だった可能性が高いことがわかった。騒動が始まってから8カ月後、関係者は伝染病が発生したとする警報はまちがいだったことを知らされている。こうした間違いを引き起こした原因のひとつがPCRのような高感度の簡易検査だと指摘されている。

 PCRを使うにしても、専門家の間ではCt値を25から30に押さえることが好ましく、​ 30から35が限界 ​だと言われていたのだが、2020年3月19日に国立感染症研究所が出した「病原体検出マニュアル」を見ると、その値は40だ。

 WHO(世界保健機関)も日本の専門家と似たような対応をしてきたが、昨年12月14日に​ PCRのCt値を高くしすぎないようにと通告 ​した。今年1月20日になると、PCR検査は診断の補助手段であり、その結果が症状と合致しない場合は再検査するようにとしている。

 これを受け、今年1月22日には日本の厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策推進本部が「医療機関・高齢者施設等における無症状者に対する検査方法について(要請)」の「別添2」にCt値を30~35にするよう書いている。

 これが守られているのかどうかは不明で、感染者を増やしたいときはCt値を引き上げ、「ワクチン」接種後に副作用が疑われる症状が出たり死亡したいるしたケースでは数値を引き下げられる可能性がある。






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最終更新日  2021.05.20 00:00:09


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