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TOHOシネマズ1カ月フリーパスポート4本目の鑑賞です。・・・って、3本目が抜けてますよね(笑)3本目は『劇場版3D あたしンち』でした。 ですがこれ、40数分の上映時間中、クライマックスとなる最後の15分間くらい、寝落ち。。。結構頑張ってたんですけど落ちてしまいました。エンディングで起きてしまうという大失態(大汗)いい映画らしいんですけど、話の内容がわからなかったんで、日記は書かないほうがいいかなーと思って。どなたか観た方感想お願いします。ということでパスポート4本目には、『ナイト&デイ』を再度観てきました。鑑賞場所はTOHOシネマズ日劇 スクリーン3。大きくて観やすい!1回目(試写会にて)の感想はこちら。試写の時(奇しくもTOHOシネマズ全国一斉試写会だったんですが)、周辺に迷惑な人たちが多過ぎちゃってて、正直、映画に全く集中できなかった。だって・・・ 映画の後半ず~~~っと、4歳~5歳児がしゃべりっぱなしで。雰囲気ぶち壊し。わなわなしながら観ちゃったんで、うーーーんって感じだったんですよね。でもこれ、恐らくちゃんと見たら面白いかもしれないと思い、ちょうどいいタイミングで有楽町を通りかかったので観てきました。おバカ映画が大好きな知人とご一緒だったのもあり。。。で、2回目鑑賞の感想。すっごく、すっごく、面白かったです。どうして1回目の時にこれがおもしろいって思えなかったのか? それは絶対に、近隣の席に座った人たちに私が怒ってたからです(笑)それくらい鑑賞環境は大事ってことですよね。今回はもう、広々としていい気分で観ちゃったからね^^とにかく、1回目の時は「あり得ない!」って思ったシーンも、今回はとても大人のテイストで楽しめたかなって。あとは音楽。Hall&Oatesとか、すごく好きなので。。ロイとジューンの掛け合いも楽しめました。ロイの行動も計算して作ってあるところもいい。そして最後の終わり方もすごくおしゃれじゃないですか。。。やだ、なんで気がつかなかったのかしら(爆)こんなに面白くていい映画だったなんて。こうして、気になった映画をリベンジできるのも、TOHO1カ月フリーパスポートのメリットですよね。大変満足しました。再評価します : ★★★★☆ 4.5/5点
2010.12.05
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原題: NUOVO CINEMA PARADISO監督: ジュゼッペ・トルナトーレ 出演: フィリップ・ノワレ 、ジャック・ペラン 、アニェーゼ・ナーノTOHOシネマズ午前十時の映画祭『ニュー・シネマ・パラダイス』ページはこちら。<Story>現在のローマ。夜遅く帰宅した映画監督のサルヴァトーレ・ディ・ヴィータ(ジャック・ペラン)は、留守中に母(プペラ・マッジョ)からアルフレードが死んだという電話がかかっていたことを知らされる。その名を耳にした途端、サルヴァトーレの脳裏には、シチリアのジャンカルド村での少年時代の思い出が甦るのだった--。ニュー・シネマ・パラダイス?-?goo?映画<感想>散々話題になっている作品ですが、実はこのころって映画鑑賞空白期間。 未見なのでここで押さえたかった。トルナトーレ監督の映画も好きなので。。。よく、「映画に対しての愛があふれている」って評されてますよね。まさにその通りでした。(それだけでくくっちゃうともう何も書けないのですが。。。)トトの映画に対する愛、アルフレードの映画に対する愛、アルフレードが、トトに対して抱く、同志のような、親のような包み込むような愛。いろんな愛が交差しています。映画や自分の人生を大切にするからこそ、選択した人生のなかでもまた、トトは映画を選んだんですね。アルフレードがトトに遺したメッセージも、人生は愛で満ち溢れている、そして映画で培った愛を、人生の中で体現させていってほしいということだと思いました。キスはその入口ですよね。今日の評価 : ★★★★☆ 4.5/5点
2010.11.28
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原題: NOWHERE BOY監督 : サム・テイラー=ウッド 脚本 : マット・グリーンハルシュ 出演 : アーロン・ジョンソン 、 クリスティン・スコット・トーマス 、 アンヌ=マリー・ダフ 鑑賞劇場 : TOHOシネマズみゆき座公式サイトはこちら。<Story>1950年代のリバプール。青年ジョン・レノン(アーロン・ジョンソン)は幼い頃から伯父と伯母に育てられていた。反抗期真っ最中のジョンは、伯母のミミ(クリスティン・スコット・トーマス)に厳しく躾けられていた。やがて、優しい伯父が心臓発作で急死する。葬儀の後、ひょんなことから本当の母親ジュリア(アンヌ=マリー・ダフ)が歩いて行ける距離に住んでいることを知ったジョンは、恐る恐る実母の家を訪ねてみることに…。ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ - goo 映画<感想>ジョン・レノンが、ジョン・レノンになる前の映画、一言で言えばそんな感じです。主役のアーロン・ジョンソンというよりも、彼を巡る「2人の母」の方が断然面白かったですね。2人の母の間で、思いっきり自分をさらけ出せないことへのジレンマと、青年期にある反抗とが混じり合って、ジョンの人となりを作り、頭をもたげてくる音楽の才能を開花させることに焦点を合わせていく過程が描かれていました。ただしそれよりも、2人の母の駆け引きの方が見どころで、ずっと育ててきた自負があるミミは、ジョンを小さい頃のままの扱いで縛ろうとし、いきなり成長したジョンと対面したジュリアは、奔放な魅力でジョンとの間の時間の溝を埋めていくけれど、彼女の新しい家族との橋渡しには苦労してしまうのですね。どっちがよりジョンを愛しているのかなんて、比べようがない。 比較する対象が違いすぎるから。だけど女性たちは、自分が息子の一番でありたいという願望もあるから、難しい問題です。表面上は仲良くしていたとしても、心の底では相手を許せなかったかもしれません。ミミ役のクリスティン・スコット・トーマス、最初わからなかったんですよね。あまりにも雰囲気違ってて。おでこのシワ、あれは特殊メイクだよね? 笑ちょっと老け役のクリスティンでしたけど、厳格なミミが板についてました。『サラの鍵』が先日のTIFFでも素晴らしかったし、大好きな女優さんです。そして対照的なジュリアのアンヌ=マリー・ダフも、最近『終着駅』で鑑賞したばかり。華やかで賑やかなことが好き、そしてジョンを愛しているジュリアらしかったです。アーロンくんも、この監督との間に子どもを設けるなど、なかなか話題作りには事欠かない映画のようです。雰囲気も、若いころのジョンに似せていますし。ただしポールの若いころの役のコは少々可愛すぎ? かなと。 細面で涼しげなイケメンくんであることは間違いないけど。ビートルズ好きさんなら観ておいてもいいかなと感じる作品でした。今日の評価 : ★★★ 3/5点
2010.11.08
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原題: A ROOM WITH A VIEW監督: ジェームズ・アイヴォリー 原作: E・M・フォースター 出演: ヘレナ・ボナム・カーター 、デンホルム・エリオット 、ジュリアン・サンズ 、ダニエル・デイ・ルイス 、マギー・スミスTOHOシネマズ午前十時の映画祭『眺めのいい部屋』ページはこちら。<Story>1907年。イギリスの良家の令嬢ルーシー・ハニーチャーチ(ヘレナ・ボナム・カーター)は、年上の従姉シャーロット(マギー・スミス)に付き添われ、イタリアのフィレンツェを訪れる。イギリス人観光客がよく利用するペンション“ベルトリーニ"についた二人は、部屋が美しいアルノ河に面した側でないことにがっかりする。シャーロットが苦情を言いたてるのを聞いたエマソン(デンホルム・エリオット)は、息子のジョージ(ジュリアン・サンズ)と共に泊っていた眺めのいい部屋と交換してもいいと申し出てくれるのだった。イギリスの階級意識に束縛されない自由な考えの持ち主であるこの親子に奇異な眼を向けるイギリス人観光客たち。一度はためらったシャーロットであったが、偶然に同宿していたハニーチャーチ家の教区のビーブ牧師(サイモン・カラウ)に説得され、申し出を受ける決心をする。眺めのいい部屋 - goo 映画<感想>むかーし、この映画は観たかな? と思ってたんですが、これじゃなくて『ハワーズ・エンド』だったことを思い出しました。でもE・M・フォースター作品は割と読んだり、映画見たりしていますので、これも絶対に外せないと思って頑張って行って来ました。今見るとそうそうたるキャストですよね。ヘレナ・ボナム・カーター、ダニエル・デイ・ルイス、ジュディ・デンチ。みんな当たり前ですが若い!!アクがないというか・・・ そんな表情です。ヘレナなんて、とても「赤の女王」とは思えないくらい初々しくてかわいいんですよね。ダニエルが主役かと思ったら違って、ジュリアン・サンズでした。 彼は初めて鑑賞します。昔ながらのしきたり、階級制度、風習に縛られていることが当たり前で、当然としてそれを意識して生きることもなかったルーシーは、イタリアの地で自由な空気に触れ、またジョージに出会って、自分の心に正直に生きることに目覚めていく。オールドミスのシャーロットからしてみれば、それが論外であることはもちろんだけど、彼女に縛られることはされたくないと、ちゃんとルーシーは考えている。 このあたり、ルーシーは意外としっかりしている。 自立できる下地は十分あった。ラヴィッシュ女史が見抜いていた、ルーシーの変身の伏線もここにある。どんなに理知的であったとしても、人を理解できない人とはやっていけない。ルーシーに、それを見抜く力をくれたのはジョージだった。そして心からその人を求めて、本気で好きになるということも。やっぱり、相手を求めているときは違うんですよね。 ジョージとセシルを比べて見ても分かりますけど。 そして自分も惹かれないと恋はできない。イタリアでの体験が、ルーシーに"view"を与えたんですね。"We have a view"という場面は、最初ともリンクしており、なかなか考えてあります。オープニングや区切り、エンドロールに出てくる絵も、この映画の雰囲気にぴったりでした。そして出演者たちの若かりし頃の演技は、今見ても本当に色褪せていない。イギリスの地方の美しい風景も見どころですが、ラストをはじめとしたフィレンツェの街並みが生み出すドラマには、永遠に観る者をわくわくさせる非日常性がありました。*********************************今日の評価 : ★★★★ 4/5点
2010.10.20
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原題: KNIGHT AND DAY監督 : ジェームズ・マンゴールド 脚本 : デイナ・フォックス 、 スコット・フランク 出演 : トム・クルーズ 、 キャメロン・ディアス 、 マーク・ブルカス 、 マギー・グレイス 、ピーター・サースガード公式サイトはこちら。<Story>妹の結婚祝いの準備のために訪れていたカンザス州ウィチタからボストンへの帰り、空港でぶつかった男性ロイ(トム・クルーズ)と機内で席が近くなり、彼の素敵な笑顔にほんの少し胸をときめかせるジューン(キャメロン・ディアス)。しかし、何者かに追われているらしきロイは、ジューンが化粧室に入った途端、機内に潜んでいた敵たちとの格闘を開始。何も知らないまま席に戻ろうとしたジューンは揺れる機内でバランスを崩し、ロイに抱きかかえられた拍子に思わずキスをしてしまう。ロマンティックな展開を期待したジューンだったが、ロイの言葉に思わず息をのむ。「この飛行機のパイロットは死んだ。僕が殺したんだ。」そしてミラー自身が操縦桿を握り、飛行機を不時着させることに成功。意識を失ったジューンが目覚めると、ロイが残したメモとCIAを名乗る男フィッツジェラルドが待ち受けていた…。[ 2010年10月9日公開 ]ナイト&デイ - goo 映画<感想>TOHOシネマズ全国一斉試写会に行って来ました。この日はあんまり日頃映画を観ない方とご一緒したんですが、彼女は「真ん中で少し後方」の席がよいということで。。。(私が絶対に取らない場所ですが 笑)まあお付き合いもあるから、と思ってそのあたりに座ったんだけど、これがまあ!囲まれてしまった。まず左隣の女性のグループ、携帯パカパカ!右隣の夫婦のうちの妻、携帯鳴らす! そして夫はイビキ!夫婦のさらに右には4席、祖母&若い夫婦&孫2人(何それ)孫は0歳と4歳くらいです。もちろんこのコらに、この映画が分かるはずもなく、上映中4歳は退屈でしゃべりっぱなし。。。 周囲に大変迷惑でした。 そんなの連れてくるなー。もちろん親は、そんなの連れてくるくらいなので、周囲のことなど気にせずご観賞(爆) 最後まで堂々と。 最強だなこりゃ。。。試写会当選者が、明らかに映画の趣旨とかけ離れてるなら入場を断ってほしいですね。 たまにR15とかPG12なのに対象年齢より下の子どもが入場している例もありますし。そんなこんなで、映画鑑賞環境としては最悪の「四重苦」でしたが、どうにか観てきました。これ、傾向としては『ソルト』に近いのかなあ。。 アクションものですし。ただそこにロマンチック要素が大きく入って来ます。で、最初は訳が分からないような感じで、謎解きしていきます。ハッキリ言って話としてはうーん。。。ありえませんというしかないのですが、これって設定がどーのというよりも、トムとキャメロンを観る映画かなあという気もします。ただね。。。 本当に唐突に? つなぎの部分とかがぼかして進んでしまってたりしてて、そこはどうなんでしょ。『ソルト』も話とかアクションとしてはむむむ・・・ っていう部分があったけど、丁寧につなげてあったかなあと。 比べちゃいますと、こちらはそこを想像にお任せしてしまった感じがしました。世界中旅しますし、スペインのお祭りなど各地の見せ場もありますから、とにかくこの2人のもんのすごいファン! とか、彼らが世界を股にかけて活躍するところとかを期待しているなら、この作品は楽しめそうですね。あ、ちなみにタイトルの「ナイト」ですが、"night"じゃなくって"knight"なので(笑)、トムのナイトっぷりも笑えます。今日の評価 : ★★☆ 2.5/5点
2010.09.21
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原題: MAP OF THE SOUNDS OF TOKYO監督・脚本 : イザベル・コイシェ 出演 : 菊地凛子 、 セルジ・ロペス 、 田中泯 、 中原丈雄 、 榊英雄 鑑賞劇場 : 新宿武蔵野館公式サイトはこちら。<Story>築地の魚市場で働く女性・リュウ(菊地凛子)は、殺し屋という裏の顔を持っていた。ある日、彼女に石田(榊英雄)という男が、スペイン人男性・ダビ(セルジ・ロペス)の殺害を依頼してくる。リュウはダビの経営するワインショップでダビと言葉を交わし、彼に惹かれていく。ふたりは、ミドリとダビが毎週利用していたという、電車のシートを模したベッドのあるラブホテルで、何度も体を重ねる。そんな二人の会話を、リュウの友人である初老の録音技師(田中泯)が密かに聞いていた。ナイト・トーキョー・デイ - goo 映画<感想>『10億』のあと、空き時間があったのでふらふらしていると、ちょうど武蔵野館の前を通りかかり、これがこの日から公開だったことを思い出しました。ここしかこの辺じゃ上映ない!これは絶対に、私に観ろってことだーと勝手に盛り上がって(笑)、鑑賞してきました。外国人目線で「TOKYO」を描く映画はもともと好き。『Lost In Translation』、『バベル』、『TOKYO!』然り。そしてイザベル・コイシェ監督、菊池凛子主演、どうしたって期待しますね。12月には『ノルウェイの森』も公開されるので、凛子さんはその前哨戦の意味もあってどうしても本作は観たかった。これ、今芸能人初の裁判員裁判が行われている、例の人物が出ていて、その出演シーンを全てカットしなくてはいけなかったため、公開が大幅に遅れてしまいました。 ワインショップの店員役だったそうです。そんなに出番もなさそうだったので、上手くつなげることができたように感じます。でも公開があっただけでも有難い。 もしかしてお蔵入りかなとも思っていましたので。「イザベル・コイシェ監督が捉えたTOKYO」の描写はあります。築地市場とか、あと冒頭のシーン(ネタばれになるのでこれは言及しません)なんかはいかにも外国人が興味を持ちそうな風景だし。その描写が好きじゃないという方は、本作は合わないと思います。話自体も複雑ではないためにそう感じてしまうかもしれませんが、本作の魅力は、その摩訶不思議な光景に繰り広げられる、シンプルな愛の形だろう。殺すはずの男を好きになってしまう。掟破りはどうなるのか。 経験上想像がつく人も多いだろう。誰かの代わりに愛されているはずの自分が逆に愛してしまう。 その魔力の前にはどうにも抗えないものがある。そして愛された方もまた、自分を愛した者の面影から離れられなくなってしまう。原題が "MAP OF THE SOUNDS OF TOKYO" なだけに、音を際立たせているシーンが多い。ラーメンをすする音(これて外国人には相当奇異に映るのでしょうか)、魚市場の喧噪、昭和の音楽、そして男女の会話、愛し合う声。TOKYOが発する音は普段は当たり前としているのに、そこだけに注視してみると実に不思議な魅力がある。考えようによっては一途な、そして淫靡な響きさえ生まれてくるようだ。きらめく都市の中から発する音の中にも、ドラマを見出せる。 一見乾いているようで、深い場所から情念を込めて生まれてくる音だから。映像に関しては粗雑な部分が多く、劇場のアナウンスにもあったように、特にエンドロールに関しては活字がほぼつぶれているといった状態。これはどうにかならなかったのか・・・?主役の名前も読めないという有り様は直した方がよかった。あと昭和歌謡がこの映画に合っているのかいないのか? 難しいところではあるけど、TOKYOをわかりやすく音楽で表すと、ああいう風になるんだろうか。ホテルのうらぶれた感じともマッチしていなくもなかったけど。。。そして日本の描写が若干違和感はあるものの、それを補って行ったのが菊池凛子とセルジ・ロペスのシーン。彼らの世界には引き込まれます。この世界をわかるかわからないのか。 それによって評価も大きく割れるようにも思いますが、わかった人とだけ映画の価値観が分かち合える作品と言えましょう。菊池凛子ファンなら押さえたい作品です。 彼女のダークサイドの魅力は十分に出ているように感じました。**********************************今日の評価 : ★★★★ 4/5点
2010.09.11
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原題: 2001: A SPACE ODYSSEY監督 : スタンリー・キューブリック 出演 : ケア・デュリア 、 ゲイリー・ロックウッド 、 ウィリアム・シルヴェスター TOHOシネマズ「午前十時の映画祭」 『2001年宇宙の旅』ページはこちら。<Story>月面で不思議な黒石板(モノリス)が発見される。やがて、その謎を解明するために5人の科学者を乗せた宇宙船ディスカバリー号が木星へと向かう。しかし、旅路の果てでコンピュータのHALが少しずつ狂い出し、乗組員たちに反乱を起こす。HALとの凄絶な戦いで4人の仲間を失ったボーマン船長(ケア・デュリア)は、かろうじてHALの機能を停止させることに成功する。その矢先、ボーマンの前にモノリスが出現。彼は想像を絶する異次元のトリップへと巻きこまれる。2001年宇宙の旅 - goo 映画<感想>あんまりSFものって進んで観ない私ですが、1968年制作のこの映画、後のSFに大きな影響を与えたっていうことで、基本になるならということで観てきました。これ、途中自動的に3分間休憩があるんですね。この形式も珍しい。 3時間越えですからね。『2001年宇宙の旅』 wikipedeiaはこちら。冒頭、ヒトザルが出てきて、これが一体何になるのかと思ったら、モノリスにつながっているんですよね。 これが人類に繋がる?そしていきなり現代に時間が飛び、ミッションがあって、そして木星に行った人がたどる末路は・・・ ということです。うーん。何というか、一言で言うなら、「不思議ちゃん」な映画ですね(笑)人類の起源・発生 → 地球での活動が飽和状態となって宇宙へ →宇宙で飛躍してまた原点に戻る、って感じです。木星へのミッションとか、コンピューターの反乱とかはわかるんだけど、木星に着いてからの一気に進む流れがねえ・・・。去年『しんぼる』を観てて、それを思い出しました。 そう言えば、あれはこの映画をモチーフにしてるんじゃないかというご意見も聞きましたね。だから最後なんかは、意味がない、というか、敢えて何も語らずに示しているという感じでしょうか。胎児みたいなのがエンドになりますが、また原点に還る? のかな???HAL9000の件は、なるほど、それもあるなと思いながら観ていました。「意志を持つコンピューター」のモデルみたいな感じもします。あんなことされたら人間はたまったものじゃないです。あと、冬眠状態で時を過ごすというのも信じられなくてね。 だって危険じゃないですか。自分の身に何が起こっているかが分からないんですから。というか、これを観て自分は、やっぱり宇宙に行くということに対してあまり興味が持てないんだなということはわかりました。地球で安全に過ごした方がよっぽどいい。酸素があるところの方がいいです(笑)この映画、すごく難解なのかもしれないし、ただ単に説明してないだけかもしれないし、それは作った方にしかわかりません。ですが映像は美しかったですね。 宇宙での作業のシーンとか、木星のホテル? とか。 ヒトザル達なんて一体どうやって撮影したんでしょうか。まさか中に人間が入っているということはないようにも思いますが。。。***********************************今日の評価 : ★★★☆ 3.5/5点
2010.09.04
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原題: NE CHANGE RIEN監督 : ペドロ・コスタ 出演 : ジャンヌ・バリバール 、 ロドルフ・ビュルジェ 、 エルヴェ・ルース 、 アルノー・ディテリアン 、 ジョエル・テゥー 観賞劇場 : ユーロスペース公式サイトはこちら。<Story>『そして僕は恋をする』(アルノー・デプレシャン)や『恋ごころ』『ランジェ公爵夫人』(ジャック・リヴェット)などに主演し、若手から巨匠まで現代フランスにおける映画作家たちのミューズとして知られるフランス人女優ジャンヌ・バリバール。歌手としても知られるバリバールの音楽活動の軌跡を、『ヴァンダの部屋』『コロッサル・ユース』で世界中の気鋭の映画作家たちやアーティストたちを刺激し続ける、今最も注目を集めるポルトガルの鬼才ペドロ・コスタが独自の視点で映画にした。(作品資料より)何も変えてはならない - goo 映画<感想>私が観た回の終了後に、ペドロ・コスタ監督のトークがあったようで、超満員はそれでなんだ、と思ったのですが、所用で残念ながらトークはパスしてしまいました。なのでこの作品の本質的なことってわかってないと思うのですが。。。(トーク聞いてくればよかったかな)ただ言えることは、徹底的にバリバールの音楽を追求していることで、白黒の画面、そしてステージと練習風景を敢えて繰り返し、バリバールのトークによる説明は一切してないことで、頑なに「何も変えてはならない」姿勢を打ち出しているような気がする。雰囲気的に、この映画に似ていると感じました。モノクローム、そして長回しが多く恣意的な作品ということです。この監督の作品、そして関連諸事項の変遷の知識なしにこの映画を観賞することは、理解するのに非常に難解に感じたことは事実です。バリバールも知らないのに観た私がいけなかったかな?劇中に説明は一切なく、雰囲気で感じ取る作品のため、予備知識がないとついて行くのは難しいです。彼女は非常にテンポを気にしながらレコーディングしていて、またテンポに合わせて歌うのが苦手なように感じました。ただし、ステージでの曲はその場の雰囲気にピタリと合ってくる。思いついたまま、意のままに歌うこと、そのスタイルを貫くことを変えない、という風にこの映画を解釈しました。予備知識を必要として空気を感じ取るアート的な作品ということで、今回は★はつけられないと判断しました。
2010.08.01
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この日は終日、みなとみらいにて過ごしました。前々から予定されていた、懇親会の幹事。。。 やっと終わります(涙)30人以上まとめるのって、もんのすご~く大変なんですよ。DSC03936 posted by (C)rose_chocolatここで下見に行ったお店にお世話になりました。ここにしてよかった。お料理のお味も、お値段もちょうどいいし。 個室だったし☆皆様にもご満足いただけたようでよかった。このために9ヶ月間も準備してきました。やりとりしたメールを数えたら何と、500通以上!!根気のいる作業でした。。。あー疲れた。ということで、これが終わってから、横浜ブルク13にて『9<ナイン> ~9番目の奇妙な人形~』を鑑賞し、その後に待ち合わせて、ブリリア ショートショートシアターに行って来ました。ブルクからブリリアまでは、電車だとすごく中途半端な距離なんで、歩いても同じ時間かな。ゆっくりと歩いて約20分くらい。 同じような景色が続きます(笑)DSC03938 posted by (C)rose_chocolatやっとのことで、ブリリアの入口を見つけました(苦笑)明らかに、ここは新高島駅からのほうが近いよね。DSC03939 posted by (C)rose_chocolat館内は、黒と赤を基調としたインテリア。黒板に、ラインナップとコラボする内容が書いてあって、可愛い。DSC03942 posted by (C)rose_chocolatDSC03944 posted by (C)rose_chocolatこの日鑑賞したのは、2つのプログラム。Short Shorts.11と、オムニバスショートです。Short Shorts.11 上映期間:5/1~6/11Volver, Volver帰郷Gaz Alazraki / 16:00 / ドラマ / メキシコ / 2006このシチュエーションがまた、あり得ないんだけど、実際にあったとしたらかなりスリリング。さあどっちにする? っていうことで。。。でも最後の最後で、ものすごいオチがあり、私は結構笑えました。Sooner or Later遅かれ早かれIstvan Madarasz / 11:00 / ドラマ / ハンガリー / 2006ナチスの時代を舞台にしたショート。実は中盤から疲れて睡眠。。。 すみません。 オチわからない~~One Day Trip一日の冒険Cady Abarca / 17:30 / ドラマ / ペルー / 2005ですのでこれ途中から起きたんです(苦笑)でも子どもたちの心理なんかは、最後観てて切なかったですね。ちゃんと鑑賞したかったなー。9ナインShane Acker / 11:00 / アニメーション / USA / 2004直前に鑑賞した、長編の『9 ナイン』のオリジナル。わずか11分の世界ですが、これを観たバートン監督が、長編をプロデュースしたというものだけに興味津々。物語は、長編とほぼ同じなのですが、結末が少し異なっていて、そしてこちらの方が切ないです。どうしてかは観ればわかりますが。『ナイン』の世界を、ぎゅっと凝縮したテイストで、まさに原点と呼ぶにふさわしいものでした。幸運にも両方を鑑賞することができ、長編のまとめ方なども工夫されているように感じます。機会がありましたら是非ご鑑賞をお勧めしたいです。オムニバスショート 上映期間:4/16~5/15夢を耕す/夢/やわらかい肌/おしうりコック/オーディション・ザ・ムービー/人を喰った話/20年後の約束/紅(くれない)/うそつき由美ちゃん/u220年後の約束宮本 正樹/09:00/-/-/2003とても貴重な、坂井真紀さんの映像です。喫茶店で何気なく出会う男女、しかしそこにも計算された仕掛けがある。それが分かる時の表情が切ないですね。やわらかい肌佐藤 哲哉/01:00/-/-/2006白井絵莉さんという女優さんはこちらの他のプログラムにも多く出演されてましたが、とても不思議な魅力の方です。本作でも、謎めいた雰囲気が短時間なのに出てました。u2竹中 直人/09:00/-/-/2005竹中直人監督作品。故・忌野清志郎さん、佐藤江梨子さんなどがご出演です。清志郎さんがまだこんなにお元気だったんだな・・・ って、それだけでももう胸がいっぱいになってしまいました。竹中監督は、不思議な作風だったりするんですけど、こちらはプラス、春の雰囲気がやさしかったです。ショートショートを劇場鑑賞する機会は、そうそうないと思います。そういう意味でも、この劇場は大変貴重な存在です。、せっかくですので、またいいプログラムがありましたら観賞してみたいと思っています。DSC03948 posted by (C)rose_chocolat終わってから外に出ると、周辺がライトアップされていました。クリスマスじゃないのに! って、異常に盛り上がってしまった(笑)なかなかいい感じ。DSC03946 posted by (C)rose_chocolatそして遠景。こうしてみるとやっぱり、絵になってるよね。DSC03956 posted by (C)rose_chocolat最後は、はまみらいウォークから、ベイクォーター方面の夜景。DSC03958 posted by (C)rose_chocolatみなとみらいをお腹いっぱいに味わってしまいました。
2010.05.12
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原題: 9監督 : シェーン・アッカー声の出演 : イライジャ・ウッド 、 ジェニファー・コネリー 、 クリストファー・プラマー鑑賞劇場 : 横浜ブルク13公式サイトはこちら。<Story>古びた研究室で、麻を縫い合わせて作られた人形が目を覚ました。腹部には大きなジッパーがつき、背中に「9」と書かれた彼は、自分が誰なのかも分からない。外を見ると見渡す限りの廃墟が広がっていた。茫然としていると、背中に「2」と書かれた自分と似た人形がやってきた。2は、壊れていた9の発声装置を直し、自分たちは仲間だと語りかける。9 <ナイン> ~9番目の奇妙な人形~ - goo 映画<感想>本当だったら、本作は観なかったジャンルの作品なんですけど、先日、渋谷で集まりがあった後、マリアの心臓にお邪魔させていただいた時に、バートン監督のもろもろをお聞かせいただいたり、あとはアリスの世界にも触れさせていただいたりと、かなり自分の中ではインスパイアされた部分がありました。そして、この日は別のお友達と、ブリリア ショートショートシアターに行って宮本正樹監督作品を鑑賞するお約束をしていたのですが、彼女が、その前の「9」のオリジナルショートを鑑賞するということだったんで、それに合わせて事前に長編を鑑賞することにしました。これも上映館少なめなので行けるときに行っちゃいましょうということで。目が覚めたらそこは地獄だった。破壊しつくされた街。そこで得体のしれない"beast"と理由もなく戦う人形たち。何がために戦う? ということは観客にはあまり明らかにはされないが、時の権力者に利用された科学者の発明品が、暴走している。。。 といった感じ。「絶対悪」に滅ぼされそうになっている世界の生き残りが、彼ら人形なのでしょう。人形たちの性格や、"beast"への対峙のし方も本当にそれぞれで、立ち向かっていくのか、あるいは徹底的に逃げていくのか、そこで意見が割れてしまう。1~9までのキャラクターたちの個性は、そのまま、世界に生きる我々の姿を表しているのでしょうか。一見、協力しないようでいて、自分たちなりに考えて行動していく様子には、考えさせられるものがあります。ぐいぐいと引き込まれていく映像の世界は素晴らしいものがあります。しかしながら、ただ単に戦うことだけがメインになってしまっていたような感があり、そこからどう展開していくのかが見えない部分がある。むしろ、絵本的な感覚に近いのかもしれません。それを感じることは十分できましたが、オリジナルの11分を80分に延ばしているのですから、そこを細かく描いてもよかったようにも思いました。例えばですが、6が何を考えて絵を描いていたのか、や、2の思想的なものなど、知りたかったですね。それと、破壊される前の世界の絵もあってもよかったかも。この映画の感覚はとても私は好きになっただけに、もったいない感じです。続編がありそうにも思うけど、どうでしょうか。***********************************今日の評価 : ★★★★ 4/5点
2010.05.12
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原題: NINE監督 : ロブ・マーシャル脚本 : アンソニー・ミンゲラ出演 : ダニエル・デイ=ルイス 、 マリオン・コティヤール 、 ペネロペ・クルス 、 ジュディ・デンチ 、 ケイト・ハドソン 、 ニコール・キッドマン公式サイトはこちら。<Story>イタリアが世界に誇る映画監督、グイド・コンティー二(ダニエル・デイ=ルイス)。だが豊かなはずの想像力が突如として消え果てた彼は、9作目となる新作の脚本を一行も書けずにいた。決まっているのは主演女優(ニコール・キッドマン)だけなのに、刻々と迫る撮影開始日。追い詰められた彼は、ついに新作の記者会見から逃げ出し、海辺のホテルに身を隠す。そこで人生に影響を与えた美しき女性たちの幻想に逃避し、現実世界では呼び出した浮気相手(ペネロペ・クルス)と妻(マリオン・コティヤール)に救いを求めるグイド。だが間もなく、プロデューサーに居場所を突き止められた彼は、また映画製作という戦場に連れ戻されてしまう…。NINE - goo 映画<感想>これも早く行かないとなと思いながら、いつでも行けると延ばし延ばしにしてたらあっという間にレイト移行か終了になっていて、珍しく夕方から上映していたのが109川崎だったんで押さえることに。オスカー女優がちりばめられて、予告や宣伝ではきらきらと光って、それこそ女子好みなのに、レビューは割と奥歯に物が挟まった感じが多いのは何故かしら? と思いながら、それには絶対それなりの理由があるはずかな、と見当つけながら鑑賞。初めにお断りしておくんですがミュージカルや演劇って好きです。今でも気になる舞台には行きますし、音楽系映画は積極的に観ます。なので、ここに出てくる女優さんたちのソロパートの豪華さ、それぞれ持ち味を生かした選曲や振り付け、衣装などはとても素敵。個人的によかったのは、ケイト・ハドソンの "Cinema Italiano" と、マリオン・コティヤールの"Take It All"。前者はそのキラキラきらめきぶりとダンスと歌が素敵なこと。 ケイト・ハドソンって歌うまいのね。そして後者は、グイドの妻のルイザであるマリオン・コティヤールが、積年の恨みを晴らさんかと、それまでの姿をかなぐり捨てて歌う。 さすがに『エディット・ピアフ ~愛の賛歌~』でも、自分で歌ってオスカーを取っただけあります。 他の女優さんたちもみんな綺麗よね。それぞれのシークエンスも凝ってますし。・・・とまあ、一応ほめてるんですけども結局は、今日の評価 : ★★ 2/5点かなあ。やっぱりこれは、フェリーニ監督とは無関係の、まったく違うミュージカルで観たかったような気がする。ただ、このテーマじゃないとこれだけの豪華俳優陣が集まらなかったのでは? と思うこともあるんだけど。私的には、イタリア人を演じてイタリアが舞台なのに、当然のごとく英語で話しているというだけでもマイナスポイントなんですけどね。フェリーニ監督の「8 1/2」を観ていないんで、こちらとの比較はできないんですが、比較してしまったらきっともっと点数低くなりそう。。。とにかく、「内容がない」。 この一言に尽きてしまうんです。ミュージカルの形式からするとたぶん「キャッツ」に近くて、特に細かいあらすじがないけど途中のソロパートの独白やダンスで魅せる。 そこを狙っているんだとは思うんですが、それにしてはいかんせん、内容は生々しすぎる。グイドの頭の中の願望や妄想を映画化して、彼にまつわる女性たちをいっぱい出してきて、如何に彼が愛されたかを滔々と語る。 その先に何があるのかと思ったんですが結局無になって終了。。。 長年の彼のやんちゃに耐えかねて、または愛してもらえないことに待てなくて、そして彼の不履行に愛想を尽かして去っていく女たち。 だけどママだけはあなたを見てるわよ・・ みたいなのって、ねえ。。男の人にはこれはたぶんこの上なくそそられる映画だと思うんですけど(だって私生活において ”I'll be here waiting for you with my legs open." なんて言われてる人ってそうそういないと思うから → 日本語でもね。 わはは)。綺麗な女優さんいっぱーい出てきてみんな下着みたいな服着てくれちゃったら、そりゃもうウハウハでしょ。 笑上でもマリオン・コティヤールのパートがいいって書いたんですが、グイドの今までのやりたい放題に対して、それならあたしだってしたいことするからー、みたいな感じだったんで、それは結構痛快に感じました。でも、妻のああいう叫びを聞いたところで、グイドにはたぶん響くものってないんだろうなあ・・・ とも思う。自分の妻がたくさんの男たちに蹂躙されてても、もう何も感じないくらい、彼は自分の世界だけで悩んでいる訳だし。だけどねえ・・・。 やっぱりルイザの悲痛な叫びみたいなのを見ちゃうと、こりゃもうどーしたってグイドに分が悪い。そもそも、グイドにとって、"ITALIA" とは一体何なのか? それがまるで分からなかったのが残念なところ。 せめて彼のポリシーくらいわかっていたら、まだ少しは彼を理解できたかもしれないんですけどね。精神的な支柱が全く伝わってこずに、ただ後悔と焦りと女たちとのことだけでは、グイドを理解することはすごく難しい。そこから全然復活できなかった彼が再起して、作り上げようとしている作品も、雰囲気的には"ITALIA"っていう壮大なテーマにふさわしいのかとも思ってしまいました。すごく豪華なメンバーでの夢の競演が叶ったプロモーションビデオと思うべき、なのかな?あの人綺麗ね、この人素敵ね、曲がいいね。 そう単純に鑑賞するのなら、豪華で適度な作品ではないでしょうか。終わってラゾーナのエレベーターに乗り合わせた若いカップルが、「今見た人たち、名前はわかんないけど、みんなオスカー取ってるんだって」「そうなんだ。 オレぜんっぜん(映画の)意味が分かんなかった」っていう会話だもん。w
2010.05.01
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実は1回目は鑑賞しているんですが、この時に体調不良(頭痛、吐き気)になってしまい、ほとんど半分くらい寝てました(苦笑なので、どこかでもう1回観たいなと思った訳。今年度は、仕事を火曜休みにしたので(はい、映画のためよ。 笑)心おきなく、ル・シネマに行って来ました。もう公開からかなり経っているので、そんなに混まないだろうという予想は的中。快適な環境で鑑賞ができました。これ、前回は本当に、面白いところばかり見逃していたのがよくわかる(笑Love 03~06までは記憶なかったし。。。 f^^;今回はイヴァン・アタル作品が2つもあったんですね。先日フランス映画祭にて、『旅立ち』と『リグレット』という、彼の2方向からの作品を鑑賞しただけに、監督としての彼の視点もとても今回は楽しむことができました。どっちも共通するものがあるような気がしましたけど。 笑アムールの国ならではと言いますか・・・。 彼が提示したのは、愛に対しての真剣な対話。 目の前の人に対して、その瞬間、自分の全てを差し出してありったけの想いを伝えること。 それをどう言われようと、どんな下心があろうと、結果がどうあろうと、その一瞬だけは自分と相手のもの。2つのLoveはシチュエーションが異なるのに、続きもののように感じました。あとのLoveたちも、それぞれの様相を呈していて。Love1・チアン・ウェン監督作品。 ヘイデン・クリスチャンセンとアンディ・ガルシアの、何重にもわたる駆け引きが面白い。 最終的に勝つ、その勝ち方も、理屈じゃないって感じで小気味いい。Love2・ミーラー・ナーイル監督作品。 思わずナタリー・ポートマンの美しさに引き寄せられてしまうイルファン・カーン。 恋だとか愛だとか、そういった枠組みを超えて崇拝してしまいたくなる神々しさとでも言うのだろうか。 結婚という誓いの儀式を控えているが故の、迷いやら戸惑いやら不安でさえも、輝かしく変えてしまう力が、愛にはあるのかも。そのナタリーが監督をしたLove8。 カルロス・アコスタの表情がいい。 今まで恐らく困難なこともあったのかもしれないけど、そういったものを全て自分の糧としているような強さが彼の表情にはあふれている。 キャスティングの勝利。シャイアくんが出てきたLove7。 これも切なかった。よく耐えられるな・・・。 そんなことは人生には山ほどある。 それをよしとして生きてきたけど、ある時ぷつんと糸が切れたような衝動に駆られることだって、生きている以上はあるのかもしれない。 それを眼前で見せられて、イザベルは改めて生きようとしたのだろうか。生きることは辛いこと。 苦しいこと。 それに負けてしまうのもまた運命。 楽しくて喜ばしくて、そんな祝福ばかりがあると本当にいいのだけれど。個人的に好きなのは、Love6とLove9。アレン・ヒューズ監督が作り上げたドラマは、その瞬間=momentを切り取ったような、狂おしいくらいの心情の描写。あの時はお互いを貪り合った。 それが続くといいけど。 続くのだろうか。 見えない不安、触れることができない相手の心を想像して自分の心を震わせている。 どうにも明かせない秘密の中で手探りで進む2人。 逢えた瞬間の、燃え上がるような情感がこちらにも伝わってくる。 言葉はいらないから。そして、手探りということではファティ・アキン監督作品もそう。 残り香のような画家の作品は中国人女性を動かしていく。 彼に描いてもらいたい、そう願う気持ちだって立派な愛だから。 そして画家だって、インスピレーションを感じたからこそのモデルなのだから。すれ違ったかもしれないけど、その抜けがらを埋めていく作業もまた大きな愛。アントン・イェルチンたちの、番狂わせ的な展開が面白いLove5、どこに着地点が行くのかと思ったら、まるで少年と少女のような出会いになったLove3、ゆっくりと作り上げていく味わいのある愛な、Love11。Interludeとして作品を引き締めてくれて、また様々な角度から作品を盛り上げてくれた、ビデオアーティストの場面も粋でいい。『パリ、ジュテーム』に負けず劣らず様々な愛を見せてくれたような気がした本作。シチュエーションは異なれど、それぞれがきちっと完結しているところも観ていて気持ちがいい。そういうつづら折りのような、パッチワークのような愛たちを観るのが好き。 そして自分にとっての愛って何だろうってさらに考えていける作品でした。 ************************************今日の評価 : ★★★★ 4/5点
2010.04.06
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原題: NEW YORK, I LOVE YOU監督: チアン・ウェン 、ミーラー・ナーイル 、岩井俊二 、イヴァン・アタル 、ブレット・ラトナー 、アレン・ヒューズ 、シェカール・カプール 、ナタリー・ポートマン 、ファティ・アキン 、ジョシュア・マーストン 、ランディ・バルスマイヤー出演 : オーランド・ブルーム 、 クリスティーナ・リッチ 、 ナタリー・ポートマン 、 ヘイデン・クリステンセン 他公式サイトはこちら。<Story>一枚上手の相手の登場に調子を狂わされるスリの青年、ダイヤモンド街で商人に打ち明け話をする挙式を控えた若いユダヤ女性、引きこもりの作曲家、プロムに胸をときめかせる高校生、行きずりの関係にのめり込め男女、思い出のホテルを尋ねる元オペラ歌手、街角で口説き文句を披露する作家、最後のミューズを追い求める老画家…。そして、街の至る所でカメラを回し続けるビデオアーティストが彼らの姿を捉えていた。ニューヨーク,アイラブユー - goo 映画<感想>これ・・・ この日の最後に観たんですが、この1つ前の『噂のモーガン夫妻』が終わった後、急に頭痛がしてきてしまいました。あと吐き気も。何とか収まるか? と思いながら観ましたが、この日、あまり体調よくなかったんでしょうね。この作品の半分くらい眠ってしまいました・・・ ごめんよ~~行こう行こうと思いながら、幾度となくダメだったり満席だったりしててね。 やっと観たのに!!!『パリ、ジュテーム』が大好きなので本当に楽しみにしてましたが・・・。本作、区切れが今一つハッキリしてなかったので、それもあって余計に眠気を誘われてしまいました。それでもどうにか観た作品もありまして。最後の方に出てきた、「最後のミューズを追い求める老画家」のお話とかはなるほどと思いました。あとはシャイアくんのもうつらうつらしながらも観てましたね。なので今回は★はつけられないですけど、できたらもう1回、元気な時に公開中に出直し鑑賞して、リベンジしたい!あのNYの雰囲気をちゃんと味わいたいですね。以上、中途半端な感想でした。 あしからず~~
2010.03.14
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原題: SYNECDOCHE, NEW YORK監督・製作・脚本 : チャーリー・カウフマン 出演 : フィリップ・シーモア・ホフマン 、 ミシェル・ウィリアムズ 、 サマンサ・モートン 、 キャスリーン・キーナー 、 エミリー・ワトソン 観賞劇場 ; シネマライズ公式サイトはこちら。<Story>ケイデン・コタード(フィリップ・シーモア・ホフマン)は、ニューヨークに住む人気劇作家。ある日突然、妻・アデル(キャスリーン・キーナー)が娘を連れて家を出て行ってしまう。不運続きの彼のもとにマッカーサー・フェロー賞(別名“天才賞”)受賞の知らせが舞い込む。人生に行き詰まりを感じていた彼は、その賞金を使い、ある前代未聞のプロジェクトを実行することを決意する。自分の人生を“再生”するための手段として…。脳内ニューヨーク - goo 映画<感想>渋谷に映画に行きやすい火曜の夜、どれにしようか3つくらい候補があったんですが、かなり迷ってこれにしてみました。観始めて思ったのは、これって『ツイン・ピークス』? でした。 突然何の脈絡もなく違うシーンに切り替わったり、オブジェのアップになったりと、今でもわかりにくい印象しか残ってないけど。チャーリー・カウフマン監督のバックグラウンドに関しては何もわかりませんので、この1本を持って何かを語るということはしませんが、やはり本作も「一見さんお断り」な映画なんだろうなという感じ。自分の人生を演じている人たちを俯瞰する、だけど本来の自分もまた同時進行しているという設定ですから、少なくとも『ツイン・ピークス』よりはわかりやすかったかも(笑)それこそ邦題にもある「脳内」でしか次の展開が分からないのだから、それを待っている役者さんたちは実に大したもの・・・という、突っ込んでも意味のないことを考えてみたりする(笑自分を演じている自分を見るのは実に滑稽なことかもしれないけど、同時に気恥ずかしかったり愕然とさせられたりもする。 ここまで見せられてまだ方向性がわからないのか? って思うかもしれないけど、生き終わってみないと方向が合ってたかどうかなんてわからないのだから。 それを同時進行でわかっていくのももしかしたら効率が良いんでしょうか。こういう風に、直球じゃない映画は感想も回りくどくなってしまう。だけど言えることは、時間軸の中にもう1つの世界を入れてしまっていて、それが一切の順序を無視してボンっ! と出てくるので、ついていけない人にはかなりキツいかなあと。わかりすぎるものをひねるところまではいいんですが、せっかく展開に慣れようとしている観客は、ぐいっと引き戻されてしまうことは覚悟しないといけないかも。あとは下ネタ、特にう○こ関係は正直もういいって感じなんですよね。***********************************今日の評価 : ★☆ 1.5/5点
2009.12.08
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原題: THE TWILIGHT SAGA: NEW MOON監督 : クリス・ワイツ 原作 : ステファニー・メイヤー 脚本 : メリッサ・ローゼンバーグ 出演 : クリステン・スチュワート 、 ロバート・パティンソン 、 テイラー・ロートナー 、 ダコタ・ファニング 公式サイトはこちら。(TOHOシネマズ1か月フリーパス鑑賞 19本目)<Story>転校生のベラ(クリステン・スチュワート)は、妖しいほどに美しいクラスメイト・エドワード(ロバート・パティンソン)と恋に落ちる。だが彼は、100年以上も生き続けてきたヴァンパイアだったのだ…。彼の正体を知っても、恋心を止められないベラは、エドワードのそばにいるために自分もヴァンパイアになりたいと思い始める。だが自分と同じ苦しみをベラに味あわせたくないエドワードは、彼女の前から姿を消してしまう。最愛の人を突然失い、ふさぎこむベラ。そんな彼女の心を癒したのは、幼なじみのジェイコブ(テイラー・ロートナー)だった…。ニュームーン/トワイライト・サーガ - goo 映画<感想>前作は未見。 全く予備知識がないまま、パスポートですし、見逃した前作の分も気になっていたので観賞。これ、今の自分が観るからかなりツッコミっぽく感じてしまうし、もともと八方美人って嫌いな私としては(!)、感情移入できるところがほぼなかったですね。中高生の時に見ても、たぶん共感できなかったと思う。 あなた1人のためにどれだけ周りが振り回されてるんだ。。。 みたいな。 笑「私のために戦わないで!」っていうのも、同性から見ると結構しらーっと・・・ するのよねえ。 昔、こういう女子いたなそう言えば、ってw そんな歌もあったし。崖にいたかと思えば次はいきなりヨーロッパっていうのも、まあ特殊能力があればこそなんですけどね。ベラはヴァンパイアになるのか? どっちを選ぶのか? さあどーするどーする?? という、引っ張り具合を楽しむシリーズかな。 たぶんお好きな方はかなりハマるようにも思いました。 次回作の宣伝も最後に出ていましたけど、たぶんこれで大体わかったので恐らく行かないでしょう。 ごめんなさいです。「ロズウェル」シリーズとかって結構好きだったんですが、これは同じティーン向けでもファンタジックが強すぎますので・・・これはテレビ向けに作ってじっくり細かく見るほうがいいかもしれないですね。とか何とか言って、ダコタちゃんが出てるから観てみようか!? って思っちゃうかもしれませんが。あ、そうそう、何気にマイケル・シーンも出てるんですよね(笑) 白すぎちゃって一瞬誰だか分かりませんでしたが。 そうか、それなら次回作も観る気になるかも!? **********************************ですので今回は評価なしです。
2009.12.05
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原題: 2012監督 : ローランド・エメリッヒ 脚本 : ローランド・エメリッヒ 、 ハラルド・クローサー 出演 : ジョン・キューザック 、 アマンダ・ピート 、 タンディ・ニュートン 、 ダニー・グローヴァー 、 ウディ・ハレルソン 公式サイトはこちら。(TOHOシネマズ1か月フリーパス鑑賞 18本目)<Story>2009年。太陽の活動が活発化し、地球の核が熱せられた結果、3年後に世界は終わりを迎える―。この驚愕の事実をいち早く察知した地質学者エイドリアン(キウェテル・イジョフォー)は、すぐに米大統領 主席補佐官(オリヴァー・プラット)に報告。やがて世界各国の首脳と一握りの富裕層にのみ事実が知らされ、人類を存続させる一大プロジェクトが極秘に開始される。そして2012年。売れない作家のジャクソン(ジョン・キューザック)は、子供たちとキャンプにやってきたイエローストーン国立公園で、政府の奇妙な動きを目撃。世界に滅亡が迫っていることを、偶然知ってしまう…。2012 - goo 映画<感想>とにかく予告だけで5割以上観賞してしまったような気になっていましたが(笑)、とりあえず観てきました。自分的にディザスターものとか、終末系とかってかなり点数辛くなるので(!)、とことんハードルを下げて観賞したのがよかったのかもしれませんが(笑)、思ったよりもずっと楽しめました。確かにみーんなひっくり返って消滅して、もう満腹! なんですが、地球規模の危機が訪れたときに、それを知った地球の指導者層がやりそうなことを描いていました。 自分たちだけが助かればそれでよし、という発想は『キャピタリズム ~マネーは踊る~』と全く一緒だし。 ですが方舟を作らなければ、人類が消滅していたかもしれない? とも思えるので、それも苦肉の策だったりもするし。 ここのあたりは観終わってから考えてしまいます。「助け合う」という発想が全くないのか? と思いきや、ストーリー進行とともにそれを目覚めさせていく。 当たり前と言えば当たり前のことですが、これがあるので救われる部分はある。 もっとも、自分たちがよければという考えを前面に出していたキャラクターはそれなりになってしまうのも、くっきりと色分けしているようなのですが(苦笑)「とにかく感動しました」とか、そういう深みはあまり期待しないで、あっさりと観賞するにはいい作品かもしれません。 個人的にはロシア系の人々が、コメディっぽくて笑えました。ジャンル的に微妙に科学系、それと破壊系なので、これ冬休みに子どもたちに観せたら面白そうかも。ジョン・キューザックは、『さよなら。いつかわかること』からだいぶ減量して、とてもスッキリとした顔立ちになってました。 そして、地質学者エイドリアン役のキウェテル・イジョフォーは『インサイド・マン』や『アメリカン・ギャングスター』とはまた違って何気にいい奴? 彼もなかなかよかった。そしてタンディ・ニュートンも、『クラッシュ』よりもずっと知的で落ち着いてて、いい女優さんだなと改めて思いました。 *********************************今日の評価 : ★★★
2009.12.05
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原題:EDEN A L'OUEST 監督:コスタ・ガヴラス出演:リッカルド・スカマルチョ、ジュリアンヌ・コーラー鑑賞劇場 : TOHOシネマズららぽーと横浜フランス映画祭2009公式サイトはこちら。<Story>エリアス(リッカルド・スカマルチョ)の旅は美しいエーゲ海から始まった。不法入国者とともに貨物船に乗り込み、希望を胸に、密入国を企てたのだ。しかしその旅は、裏切りのために一転、苦渋に満ちたものになる。故国を離れ、アイデンティティーを失ったエリアスが最後にたどり着いた街は、夢の中に何度も現れた輝けるパリだった……。 (フランス映画祭2009公式サイトより)<感想>この秋、全国のTOHOシネマズで行われる、 「フランス映画祭2009」アンコール上映企画 の一環。来年春に行われる「フランス映画祭2010」のプレイベントとして、4本の作品を順次上映していきます。この4本の中では、『未来の食卓』だけが鑑賞済み。 当時チケットも即完売が多くて、なかなか取れなかったので、せっかくの機会ですので2本鑑賞してきました。"社会派の巨匠コスタ・ガヴラス監督が描く、現代の『オデュッセイア』"というキャッチフレーズがついていて、なるほど。。。と納得。(とは言っても『オデュッセイア』を大幅に短縮したエピソードではあるのですが)自身がギリシャ生まれで、19歳でフランスに渡り、映画監督として成功して現在に至る彼には、きっとこの作品は原点であり、描きたいとずっと温めていたテーマのように思える。今年は移民を扱った映画が多いという印象がある。 先日鑑賞した『正義のゆくえ』、 『扉をたたく人』もそう。 この2本がアメリカ移民なら、本作品は複雑化するヨーロッパ移民を取り上げている。 ギリシャから移民船に乗ったものの、途中で裏切りの気配を感じて海に飛び込むエリアス。移民船からの上陸者は彼以外にいないところなどは『オデュッセイア』なのでしょうか。流れ着いた場所も何ともロマンチック、リゾート施設の「エデン」のヌーディストビーチ。。。 ここから彼の放浪が始まって行きます。それにしても「芸は身を助ける」んですね。 彼がフランス語を勉強していたことが結局は危機を脱するポイントにもなる訳ですから。そして彼に対して差し伸べられる救いの手の数々のエピソードも、まるで夢の世界のようにちょうどいいところですっと出されてくる。彼の真面目な気質がそうさせるのだろうか。 本能的に、手を差し伸べられるべき人間に彼が入っていくのはきっとそんなものがあるのだろう。彼に旅支度をさせたハンブルクのマダム、途中で彼を商売に参加させた小鳥屋のソフィー、ヒッチハイクのトラックの運転手、パリのカフェのオーナー、パートナーの形見のジャケットをあげるパリのマダム。。。 いずれ劣らず温かい眼差しがこの映画の救いになっている。そうかと思えば、随所で登場する彼への試練と、移民政策の徹底ぶりが、否応なしに現実を見せつける。サルコジ政権になってから、それまでの労働力補強政策を一転させて、密入国取締りを強化させているフランス。 フランス人が移民に対して持つ複雑な感情も、最もと言えば最もなお話である。 夢破れてもなお、富める国を目指して行く人々は、そこで待ち受けていることが何かも知らずにがむしゃらに進んでいく。 そしてたどり着いた先でも、夢がないと生きる希望さえも見出せない彼らの切なさも沁みてくる。ファンタジーと社会問題を融合させた良作でした。*********************************今日の評価 : ★★★★
2009.10.09
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原題: NIGHT AT THE MUSEUM: BATTLE OF THE SMITHSONIAN監督・製作 : ショーン・レヴィ 出演 : ベン・スティラー 、 エイミー・アダムス 、 オーウェン・ウィルソン 、 ロビン・ウィリアムス 、 ハンク・アザリア 公式サイトはこちら。<Story>ニューヨークの自然史博物館を見事に守り抜いた元夜警のラリー(ベン・スティラー)は、念願の起業を果たし、大成功を収めていた。そんななか、自然史博物館では大規模な展示替えが行われ、不要になった展示物はワシントンD.C.にあるスミソニアン博物館の倉庫へ移送されることに。だが展示物がスミソニアンに移った夜、ミニチュアのカウボーイ・ジュデダイアからラリーに助けを求める電話がかかってくる。自然史博物館に残るはずだった魔法の石版がスミソニアンに移送されてしまい、膨大な展示物たちが不思議な力で生き返ってしまったのだ…!ナイト ミュージアム2 - goo 映画<感想>本当は先月、日本語吹替え版の試写に当選していたんですが、ものすごい暑さと体調不良のためやむなく欠席。代わりにお友達に行っていただきました。もともと吹替え版で鑑賞しない予定だったので、逃しちゃっても悔いなしなんですが、とりあえず字幕で観とこう! ということで。ちなみに、前作は2年前に鑑賞してます。あの時は、次から次へと出てくる仕掛けにかなり笑わされたものでした。去年、『トロピック・サンダー』を観たんですが、それでちゃんとベン・スティラーのノリっていうのを学習しましたので、それを踏まえて今回は鑑賞です。私はこれ、前作を見ているから大体つながるんですが、観ていなくていきなりこれだとかなりキツそうですね。特に前作に関しては細かい説明もなく、進んで行っちゃってますので。いろんなところで仕掛けが出てきて、はちゃめちゃな感じになるのは前作と同じ感じ。あ、この顔見た見た・・・ と、思い出しながらの鑑賞ですね。 相変わらずカウボーイとオクタヴィアヌスがいたのには参りました(笑(C)2009TWENTIETHCENTURYFOX ただ、どうしても監督も主演も同じということで、テンションまでも同じに感じてしまうのは致し方ないかなあ・・・。そこに大きく変化をもたらしてくれるのは、エミリア・イアハート役の、エイミー・アダムスですね。前作でも確か、女性が出てきた(→ 名前忘れてる)と思ったんですが、今回のエイミーはもう日本でもおなじみですので、インパクトあります。 このチョイスは正解ですよね。独立心旺盛、負けん気強くて、いかにもウーマン・リブの走りみたいな感じなんだけど、何故か彼女だと可愛い感じ。 そこがよいですよね。 彼女の乗ってた飛行機も、真っ赤で可愛かった^^ラリーの環境が、1→2に持ってくるのに帳尻合わせときましたって感じで、そして2のラストでもまたまた帳尻合わせちゃってて。3に続きそうな予感大なんですが、このままのテンションだと3も同じかなあ・・・って感じもします。それでも退屈はしないですし、単純に面白いですし、普通にワイワイと鑑賞する分には全く遜色はない作品だと思うんですけどね。**********************************今日の評価 : ★★★
2009.08.14
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原題: L'HEURE D'ETE/SUMMER HOURS監督 : オリヴィエ・アサイヤス 出演 : ジュリエット・ビノシュ 、 シャルル・ベルリング 、 ジェレミー・レニエ 、 エディット・スコブ 、 ドミニク・レイモン 、 ヴァレリー・ボヌトン 鑑賞劇場 : 銀座テアトルシネマ公式サイトはこちら。<Story>パリ郊外の邸宅に家族が久々に集まり誕生日を祝った夏の日、母エレーヌ(エディット・スコブ)は自分が死んだら家も画家であった大叔父ポールの美術品コレクションもすべて処分するよう長男フレデリック(シャルル・ベルリング)に遺言する。一年後、母が急逝すると、愛着ある家や遺品を手放すことをためらうフレデリックだったが、それぞれアメリカと中国に生活の拠点を移している長女アドリエンヌ(ジュリエット・ビノシュ)と次男ジェレミー(ジェレミー・レニエ)の事情や、莫大な相続税という現実問題に直面する。夏時間の庭 - goo 映画<感想>3月のフランス映画祭オープニング作品&ジュリエット・ビノシュ舞台挨拶ということで、チケットが瞬間で完売だったという1本。ボーっとしていた私なので f^^; 当然間に合わず。フランス映画・ビノシュ・ガーデニング・オルセー美術館という、女性受け要素満載作品なため(笑)、公開は楽しみでした。なので、「ふじとはち」でのご飯のあとに、近くのテアトルシネマで鑑賞。これ実は、先週水曜、午後2時台の回を鑑賞しようと思って行ったのですが、かなり前の時間に到着したにも関わらず、完売。。。 涙ここ1館でしか関東では上映がないため、殺到するんでしょうね~。 甘かった。。。なのでリベンジです!今回はもちろん(笑)ネット買い。 テアトルの会員ではないんで2日前からの予約でしたが、午後2時台でもう残席は15席くらいしか有りませんでした。 これじゃ窓に行ったって買えないわけです。 レディースデーっていうのもあるんでしょうけど。確実にご覧になりたい方は、サイト予約可能時間になったら即買わないといけませんね。っていうか早く拡大上映してほしいものですが。オルセー美術館の展示品をふんだんにセットに使ったということで話題になっているこの作品。そして、お庭も本当に手がかかっていて美しく。。。こんなのは当然としてセレブ、しかも成り上がりではなくて歴代のセレブしかできませんので、設定もそんな感じです。 母は自分の老い先がそう長くないのを本能的に感じていたのか、子孫に負担になるばかりの美術品、遺産を処分するように言い渡す。対する子どもたちは、三人三様の想いで。。。 親の世代とは、考え方や価値観も大きく異なり、また選択肢もふんだんにあるがために、三人それぞれのスタンスでこの提案を受け入れていく。将来の事業展開も視野に入れた資金がほしい。パートナーとの新しい生活をするために、故郷の思い出にはそんなに戻れない。そんな弟妹の意見を聞きながら、長兄のフレデリックは複雑な想い。 自分が過ごした、美しい時の流れが、処分によって断ち切られそうな想いを抱えているのでしょう。自分の子どもたちだって、美しい思い出を大切にしてくれるのだろうかという危惧もあるだろうし。 まずその前に自分たちの代で発生する、莫大な相続税と管理の前に、所有を挫折しそうな遺産ですから。「時の流れ」というのがキーワードです。 原題はそもそも「夏の時間」なので、「庭」は邦題で入れなくてもよいのかもですが。。。 親の、子の、孫の感覚。 それは本当に異なっていくものであり、また取り巻く環境だって激変していく。 そうあってほしいと思っても、時が流れれば実現不可能になってしまうことだってある。その中でも、世代間の触れ合いによって受け継がれていくものが確実にある。 その人間の想いだけは直接触れ合っていかないと伝わらない。何を伝えるのか。 誰に伝えるのか。 それは伝える人のみぞ知ること。フレデリックの娘のシルヴィーの、ラストでの台詞にそれは凝縮されている。 エレーヌの真実を巡って子どもたちが論争になる場面があったが、遠い日に、幼い孫を遊ばせた時、エレーヌはつれづれ語りにシルヴィーに吐き出したのかもしれない。 誰にも言えないけど、自分で抱えるには重すぎて。 どうしようもない、やるせない想いを打ち明ける相手として、それを引き継いでくれそうな人を選んだっていい。 そしてこの秘密を守ってくれる絶好の美しい庭があるのだから。。。引き継いだシルヴィーの涙も美しい。 形あるものはいつか滅びる、だけど記憶だけは永遠に残る。 受け継いだ想いをもとに、シルヴィーは彼女の人生を、彼女の感覚で生きていく。生活の場にあり、いつものように使ったりしていたものが、突如美術品としての価値をつけられてしまい、美術館に展示されることになってしまうと、そのもの自体が遠く離れた所に隔絶されてしまう印象になる。 展示品を眺めるフレデリック夫妻の胸中にもそれは大いに去来していたであろう。 すぐそこにあるのに遠くなってしまう存在。 だけど自分たちはそこを離れ、現実に戻らざるを得ない。 後ろ髪を引かれつつも、戻って行って、そしてその想いもいつのまにか時の流れに薄まっていって。。。ずっとこの家を守ってきた家政婦のエロイーズも、ささやかではあるけどこの映画を十分引き締める役割をしていた。誰もいない、自分が半生を過ごした家を外からじっと見つめるまなざし。 そして彼女が、この家に仕えたお礼の下賜品として選んだ花瓶。 全てに彼女の想いが詰まっている。 長年の思い出に感謝しつつ、その思い出とともに生きていきたいという彼女の願い。 それは、「花瓶は花を生けてこそ」という台詞にも象徴されている。 そしてこの台詞は同時に、あらゆる美術品に対してのアンチテーゼとなっているのが奥深い。美術館に隔絶された瞬間に、例えそれが普通のものとして使用され、いかなる想いが込められたものであったとしても、そのもの自体の時は止まるから。流れる時、そして止まる時。 それでも時の流れには逆らえない。想いは抱えたままで、進まなくてはいけないから。 その潔さを感じさせてくれる作品でした。「ジュリエット・ビノシュの映画」という前評判がほとんどだと思うが、実は彼女のパートはそう多くない。 むしろ長兄のフレデリックの目線が主体となっているので、彼女だけをお目当てで行くと肩透かしです。『ロルナの祈り』の演技も記憶に新しいジェレミー・レニエも、伝統は大事だけど現実を取るというドライな一面を見せてくれています。とにかく庭好きな方、美しいものが好きな方は一見の価値はあり。*******************************今日の評価 : ★★★★☆
2009.05.27
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原題 : THE CHRONICLES OF NARNIA: PRINCE CASPIAN監督 : アンドリュー・アダムソン 原作 : C・S・ルイス 出演 : ジョージー・ヘンリー 、 スキャンダー・ケインズ 、 ウィリアム・モーズリー 、 アナ・ポップルウェル 、 ベン・バーンズ 公式サイトはこちら。<Story>ペペンシー兄妹(ジョージー・ヘンリー 、 スキャンダー・ケインズ 、 ウィリアム・モーズリー 、 アナ・ポップルウェル)の治めた黄金時代から1300年の歳月が流れたナルニア国。かつて全能なる王アスランに祝福され、生きとし生けるもの全てが幸福に包まれていた魔法の国は、戦闘民族テルマール人に征服され、もはや存在しない。人間たちに迫害され生き残ったナルニアの民は森に逃れ、この暗黒の世界に再び光をもたらす者の出現を待ち続けていた。一方、テルマールの王宮では、亡き王の弟ミラース(セルジオ・カステリット)が、正統な王位継承者カスピアン(ベン・バーンズ)の暗殺を企てる。“伝説の四人の王”を呼び戻すと言われる魔法の角笛だけを手に城から逃亡した美しき王子は、テルマール人が決して足を踏み入れない森の奥深くで、ナルニアの民と出会う…。ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛 - goo 映画<感想>もうすぐこれも終わっちゃいそうですよね~(笑子どもたちに合わせていたらすっかり出遅れてしまいました^^;冒頭から、第1章のファンタジックな雰囲気とは打って変わってちょっと戦闘的な感じ・・・。 タイトルロールが不安気で、話の内容を予感させてました。ペペンシー4兄妹がナルニアに移動する場面って違和感なく作らないといけないような気がするんですが(!)、さすがに1作目を観てしまっているとわかっちゃいますね^^;それにしても4兄妹成長してました。 ルーシー!! お姉さんになっちゃってますね~。何かと話題のカスピアン王子ですけど、私は好きですよ~。カッコいい♪スーザン助けるところなんて、「ああ、王子様♪」って言いそうになっちゃいました(笑Narnia TM(C)2007 Disney/Walden民族同士の戦いということで戦闘シーンも大掛かりでしたし、駆け引きもたくさんあって、かなり長い時間も感じさせなかったですね。そして最後はやっぱりナルニアだな~っていう仕掛け。あんまり多くを語ると楽しくなくなっちゃいますので。。。もう第3章にはピーターとスーザンは出演しないということでこれが見納めでしょうか。せっかく剣さばきが第1章よりうまくなったピーター、そして大胆にも弓矢隊を指揮してるスーザンの年長ぶりも観たいような気がしますけど。でもしかしここは原作に忠実にしないといけませんし、彼らだってこれから映画のキャリアを積んでほしいですもんね。*********************************今日の評価 : ★★★☆
2008.07.15
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原題: THE ASTRONAUT FARMER監督・プロデューサー・脚本 : マイケル・ポーリッシュ プロデューサー・脚本 : マーク・ポーリッシュ 出演 : ビリー・ボブ・ソーントン 、 ヴァージニア・マドセン 、 ブルース・ダーン 、 ティム・ブレイク・ネルソン 鑑賞劇場 : シャンテシネ公式サイトはこちら。<Story>子供の頃から宇宙に行くことを夢見てきたチャーリー・ファーマー(ビリー・ボブ・ソーントン)。努力し続け、その夢が現実に限りなく近づいた矢先、父親が急死。ファーマーは農場を継ぐため、キャリアを捨てて故郷に戻る。しかし簡単には夢をあきらめないファーマーは、なんと自作のロケットで宇宙に飛ぶ計画を立てる。私財をつぎ込み、専門知識を教えこんだ15歳の息子を右腕に、いよいよ計画実行という時に、FBI捜査官から「個人のロケット打ち上げは違法だ」と警告されてしまう。庭から昇ったロケット雲 - goo 映画<感想>何気にこれも試写会が当たらなかった作品。何となくの雰囲気に惹かれて勢いで行ってしまいましたが。小さい頃からロケットを自分で作って宇宙に行くっていうのが夢だった男の話です。まあ、そんな夢は、男性なら1度は見たことがあるんじゃないかなと。ですが、大きくなるにつれて、自分で個人的に宇宙に行くということがほとんど無理な相談だっていうこともわかってきます。国際社会・国際政治のルールとしてそれはダメってこともある。宇宙飛行士だって訓練を積んで、試験をパスした人がなれる訳で、誰でも行けるってわけじゃない。・・・なのですが、このお父さんは、そういうことま~ったく度外視してます。家庭を持ったら、家族に責任持つのが男ってもんじゃないかな~って思うんですが、一切お構いなし。。。3人の子どもたちを学校から引き離しても、ロケットに付き合わせるって・・・。 そこのところってどうなんでしょうね。しかも小学生だっている。義務教育なのになー。 彼を支える奥様・・・。 ホントすごいです。自分だったらできないな・・・。 あまりにも荒唐無稽なので愛想をつかしちゃいそうです(苦笑(C)2007Warner Bros.Ent. All Right Reserved.すごく不思議なのが、一体どこから資金が出ているのかってことです。いくらfarmerだからと言ったって、そうそう、何億何十億なんてお金は出ないと思うんですが。そこら辺の辻褄の合わなさといい、1回目のありえない実験結果といい、結末を知りたいから最後まで観てましたけど・・・。あの1回目の発射の結果で、絶対に巻き添え食った人とかいるはずなんですが・・・。 そういうところを華麗にスルーされてしまいました^^;ロケットを個人(しかも億万長者じゃない人)が自分で作って打ち上げるということが現実としてあり得ない以上、内容もかなり無理無理。まあ結果よければいいじゃないかって言われそうですが・・・。 成功すればめでたしっていう図式みたいなのはありますので。********************************今日の評価 : ★☆
2008.07.06
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原題: NO COUNTRY FOR OLD MEN監督・脚本 : ジョエル・コーエン 、 イーサン・コーエン 原作 : コーマック・マッカーシー 出演 : トミー・リー・ジョーンズ 、 ハビエル・バルデム 、 ジョシュ・ブローリン 、 ケリー・マクドナルド 鑑賞劇場 : 109シネマズMM横浜公式サイトはこちら。<Story>メキシコ国境に近い砂漠でハンティング中に、偶然、死体の山に出くわしたルウェリン・モスは、大量のヘロインと現金200万ドルが残されているのを見つける。危険を承知で大金を奪ったモスに、すぐさま追っ手がかかる。必死の逃亡を図るモスを確実に追い詰めて行くのは非情の殺し屋アントン・シガー。そしてもう一人、厄介な事件に巻き込まれたモスを救うべく老保安官エド・トム・ベルが追跡を始めるのだった。ノーカントリー - goo 映画<感想>コーエン兄弟の作品って観たことあったっけ? と考えたら、『パリ、ジュテーム』でちょっとだけありました。一応アカデミー作品は観ることにしています。そんなわけでこれも前売り買っといたのですが・・・ 予告であらすじわかるにつけかなり後悔しながらの鑑賞となりました(涙のっけからじゃんじゃん殺します。アントン・シガー。もうその殺す動機がフツーじゃないわけで。 捕まりたくないとか敵がいるとかっていうのとはまた違う理由でも、人が死んでいく。普通じゃないこと、明らかに異常な概念で人を殺していく。その殺し方っていうのがまたね・・・。 たぶんこれをいいとおっしゃる方々は、単に殺すだけ一辺倒の映像ではなくて、その場面を観客に予測させるテクニックがうまいとか、そういうところをお褒めになるのでしょうか。いつも画像をお借りして写真を載せるのですが今回に限りなしにします。あの異様な風貌はもう見たくない・・・ たとえアカデミー取ったとしてもちょっとトラウマになりそうなので。"NO COUNTRY FOR OLD MEN"、旧き善き時代を知るものにとっては今は生きにくい、それが30年前を舞台にした映画での台詞です。今はもっと生きにくいはずなのかなあ・・・。って。ここまで残虐ではないとしても、全く縁のないものに危害を加える犯罪が後を絶たないことを考えても、そう思わざるを得ないです。それを世界に知らしめたかったからアカデミー賞なんでしょうか。 残念ながら私にはちょっとその基準がわかりませんでした。*****************************今日の評価 : ★★☆(凝った映像というのはわかるのですが、テーマ的にこういうことが世界に蔓延してはいけないという観点で。。。 あとは残虐性。)
2008.03.22
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原題 : NIGHT AT THE MUSEUM 監督・製作 : ショーン・レヴィ ストーリー&脚本 : ロバート・ベン・ガラント&トーマス・レノン 出演 : ベン・スティラー、ロビン・ウィリアムズ、カーラ・グギーノ、ディック・ヴァン・ダイク 鑑賞劇場: TOHOシネマズららぽーと横浜公式サイトはこちら。<Story>ニューヨークに住むラリー(ベン・スティラー)は、現在失業中。しかも最愛の息子ニッキーは、元妻の再婚相手になついてしまっている。父子の絆を取り戻すため、まずは仕事を持とうと決心したラリーは、自然史博物館の夜警の仕事に就く。しかし勤務最初の夜、ひとり見回りを始めたラリーは愕然とする。ホール中央にあったティラノサウルスの骨格標本が、忽然と消えているのだ!その直後、ラリーは館内を動き回るティラノサウルスに追いかけられ…?!ナイト ミュージアム - goo 映画<感想>面白い!!そして、痛快!!博物館の展示物って、よく考えると、あんまり身近じゃないし、古い時代のことだから興味ないことの方が多いけど、それが夜毎動き出すっていう発想がすごい。(C)2006 TWENTIETH CENTURY FOX世界の歴史って、戦いの歴史なんだよね。初代ローマ皇帝オクタヴィアヌス、フン族のアッティラ王、エジプトのツタンカーメン、ルーズベルト、西部劇やネアンデルタール人・・・みんなが一同に会したら戦うに決まってるじゃん^^;(C)2006 TWENTIETH CENTURY FOX「自分の力を如何に発揮できるか」それを考えようね、って教えてくれる。適材適所、力を合わせてそれぞれの才能を発揮すれば、何も恐いものはない。*****************************今日の評価: ★★★☆(とにかく面白い!歴史の勉強にもなるし、スッキリした~~!!子どもと観るなら、どうせならこういう方がいいですね。)
2007.04.25
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監督:アンドリュー・アダムソン出演:ジョージー・ヘンリー、スキャンダー・ヘインズ、ウィリアム・モーズリー、アナ・ポップルウェル、ティルダ・スウィントン<Story>第2次世界大戦下のロンドン。ドイツ軍の空爆も激化し、子供達は疎開する措置がとられる。ペペンシー家の4人の子供達 ~長男ピーター(ウィリアム・モーズリー)、長女スーザン(アナ・ポップウェル)、次男エドマンド(スキャンダー・ヘインズ)、末っ子ルーシー(ジョージー・ヘンリー)~ も、父が出征して1人残される母に別れを告げていた。田舎の、カーク教授の屋敷に預けられた4人。家政婦のマクレディ女史は、教授の邪魔をしないようにと、4人に申し渡すのであった。あるとき、かくれんぼの最中に、屋敷内で迷ったルーシーは、大きな衣装ダンスのある部屋に入り、そのタンスの中に隠れる。中にかかっている毛皮を掻き分けて、奥まで進むと、どういうわけか、そこには、あたり一面の銀世界が広がっていた。ルーシーは、雪国で初めて会ったタムナスさんというフォーン(半神半獣)に、この国 ~ナルニア 不思議な生き物と魔法が棲む国~ のことを聞くのであった。白い魔女が100年にわたって支配し、今ではナルニアは春の来ない国となっていた。しかし、ある予言・・・ふたりの”アダムの息子”とふたりの”イブの娘”がケア・パラベル城の4つの王座を満たすとき、白い魔女の支配は終わるこの予言を解くカギは、ペペンシー家の4兄妹と信じるタムナスさんは、人間がナルニアに侵入したら捕らえるようにとの白い魔女の命令にそむき、ルーシーを逃がす。<感想>とにかくストーリーが、ダイジェストでも長いので、簡潔に紹介できなくて残念ですけど、惹きこまれちゃいました♪原作、小学生の時に読もうかな?と思ったんですけど、あまりにも長く、断念した記憶があります。で、『ロード・オブ・ザ・リング』とかは観ていないので、何とも比較できないのですけど、ファンタジーとして楽しむには十分なスケールではないでしょうか?映画マニアさんの間ではかなり酷評されているらしいですが、細かいことを気にしなければ、とても美しく、楽しい映画でした。ルーシー役の、ジョージー・ヘンリーがうまかった!子役にして、目で演技ができています。10年後とか楽しみですね。第2章も製作決定、正直、『ハリポタ』よりも観てみたいです。公式サイトはこちら。**********************今日の評価:★★★(第2章期待したいです。子役達が成長するのも見てみたいですね。)ライオンと魔女「ナルニア国物語/第一章:ライオンと魔女」オリジナル・サウンドトラック
2006.04.07
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