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2011.01.05
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カテゴリ: カテゴリ未分類
我が家は、わたしもダーリンも映画好き。

でも、好きなジャンルは微妙に違っておりまして。

ダーリンはどちらかというと、SF、アクション、ホラー、
それも特にスプラッタ系やゾンビものに強いのです。

一方、アート系を自負するわたくし、
大学の8ミリ映画研究会に入っていたこともありますし、
社会人になってからは、某アメリカ系映画界社の宣伝部に務めていた
こともあり、仕事で営業時間中に見るのや、
週末にオールナイト3本立てを見たりするのもあわせて、
昔はそれこそ年間100本ぐらい見ていた時期もあります。

バブルまっさkりの80年代ではありましたが、
一介の学生がビデオ再生機を持っているのはちょっとぜいたく、
そんな時代ですから、人よりはいろいろ見たほうかなと自負していますが。

当時は、こむずかしいのがかっこいいと思っておりましたため、
ハリウッド・ムービーよりはどちらかといえば、ヨーロッパ系映画が好み。
ヌーヴェルバーグだの、ニュージャーマンシネマなどを盛んに見てまして、
まあこれは今でもきらいではないのですが、
実人生での重みをひしひしと感じるトシになった最近はほとんど見ませんねぇ。
逆に当時は馬鹿にしていたコメディ、それもウッディ・アレン調の
シニカルで都会的なのではなく、もうバカ丸出しのラブコメとか、
はちゃめちゃアドベンチャーとかが、日々のストレスにすりへった
わたしの心を癒してくれるようになりました。

特に、つい先週みた映画で気に入ったのは、
[チャックとラリー おかしな偽装結婚!?]でしたが・・・。


やっぱり、こういう映画を見るばかりが人生ではありません。
ドイツのブロードキャスティングの中でも、独仏共同で運営している
ちょっとアート系のTV局、ARTEというのがあるのですが、
そこで昨日、「1000日のアン」を放映していました。

16世紀の英国王、色好みのヘンリー8世をめぐる女性の中でも、
後の英国女王エリザベス1世の母となったア女性ン・ブーリンの、
ドラマチックな人生を描いた映画です。

この作品、実は30年以上前にも一度、テレビですが見たことがあって、
そのときは内容的にはあまり感銘を受けず、ラストシーンで、
母が打ち首になったと同時に鳴り響く大砲の音を遠くに聞きながら、
宮廷の庭をつれづれに歩く、幼い少女エリザベスの
姿だけが印象に残っておりますが。
いま改めてみてますと、なんと主演のアン役は、
フランス女優のジュヌビエーブ・ビュジョルドではないですか!

ヨーロッパ系の名前というのは、同じ名前でもその国によって
異なる発音となることが多々あります。

イギリスでヘンリーというのが、フランスではアンリ、
ドイツではハインリッヒとか、
ウィリアムは、ギョーム、ヴィルヘルム、
女性名でもアン、アンヌ、アンナと変化したり。

なんでこんなことを唐突に書いているかと言うと、
主演女優の名前、ジュヌビエーブというのが、
イギリスではグネヴィアとなり、
これはまさに、ブリテンの伝説的なアーサー王の
妃だった方の名前です。

フランス女優がわざわざ(?)イギリス王妃を演じるというのも、
こんな符号があったからなのかしら、と、なんだか一人
納得してしまいました。

さすがに1969年の作品ですから、DVDは出ていないみたいですが、
ヘンリー8世のフィギュアを見つけてしまいました。






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最終更新日  2011.01.05 06:59:19
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