インゲルハイムのビオワイン




インゲルハイムのビオワイン
2002年 10月 15日 (火)


インゲルハイムはリュ-デスハイムからも
ラインをはさんではいるが大した距離ではない 
昨日はそのガウ アルゲスハイムのお隣の村にちょっと寄って 
赤ワイン祭りの時に試して目をつけていた ワインを買った

すぐ帰るつもりがちょっと興味が湧いて 聞いて見ると
日曜なのに試飲も出来るとのこと
トーマスは車の運転があるので 駄目だけど 私はしておいで
と言ってくれたので お言葉に甘えました(笑)

中庭から 奥の部屋に通されると そこはプライベートの居間の様だった
中庭にいたのとは違うねこが 暖房機の上にもう一匹
テーブルの上には所狭しと 試飲用のワインが置かれていて
良く見ると床の上にも置かれている

片付いてるとは言えないなァ(笑)
さて どんなワインが お好みですか?
この ごく普通の質問に答えるのが以外と難しいのよ
なにか お勧めのワインは? 
といってしまいそうになるのを ぐっとこらえて考える

辛口で 香りが高い赤ワイン

フムと 彼は考えて グラスを二つ取り出した

まず ドルンフェルダ-(葡萄品種)のクウォリテートワイン(ワインの格)
濃い赤色 辛口で 香りも良い 軽めのワイン

シュペートブルグンダ-(葡萄の品種)のクウォリテートワイン(ワインの格)
これも濃い目の茶色がかったような赤で 良い香りがする 
その土地の特性を良く反映する品種のようなので 表現が難しいけれど…

それから シュペートブルグンダ-(葡萄の品種)のカビネット(ワインの格)
格が上がるとやはり 重めのワイン 香りもよくて 
もっと辛口になった 後で価格表を見るとこのワインは樽で熟成されてた

ここで 私は1番と三番を選んだ
それから トーマスに1本白ワインを選ぼうとする
なれた人なら 先に白を選ぼうとするかな ま これも経験ね(へへ)
私は香りの良い(フルーティーと言うらしい)辛口のワインが好きだけど
彼は あまり香りが強くなくて 軽めの辛口ワインが好きなので
そのようなワインを 試して見たいと言うと
フクセルレーべ(葡萄の種類) の アウスレ-ゼ(ワインの格)を出してきた
美味しい! 格が上がると甘くなる事が多いのに 辛口で香りが良い
でもトーマスはなんて言うかな 
もう少し軽い(ワインの格は下がる)のは無いですか? ここでもっと面白い事を言った
この葡萄の種類で軽いのは 甘くなる!
あら 面白いのね 格が上がると 甘くなると良く言うじゃない?
この場合に限ってそれは当てはまらない  トーマスも面白いって言ってました
で ヴァイサーブルグンダ-というのを試す 結局これにした
そのついでに あちこちに見えるエコのマークに付いて少し話を聞いた

日本ではビオワインと言うらしい

と言っても 単に有機肥料と言うだけでなく 
植物の成長をコントロールする薬剤や殺虫剤の類も 無し
植物を原料にした害虫対策物質だけを使用し 
エコローギッシャワインバウ連盟の会員で 厳しいコントロールが毎年有る
畑はハーブや草花で覆われていて 自然のサイクルに有益な虫が生息している

これはワインの製造法にも言える事で なるべく自然に昔からの方法で
作られている 例えば 熱を加えて醸造を早めたりといった事は
決して無いし 収穫も手作業で 丁寧に吟味されながら行われる

個人的には ちょっと アンドロポソ-フィッシュ
(1920年代シュタイナーによって唱えられた世界観)な感じがする

飲むとね すっと体に入っていくような感じで 違和感がないよ
ほんの少しづつ いろんな種類飲んだのに 
お腹の中でケンカしなくて しばらく心地よかった


●リューデスハイムとワイン博物館
〇リューデスハイムとニーダーヴァルト
●リューデスハイムの隣町アスマンズハウゼンの赤ワインフェスト
〇苺のワイン さくらんぼのワイン
●アールタール(Ahrtal)
〇ヴィンツァ-ゼクト
●アールタールのワイン(Ahrtal)
〇Rebsorte(葡萄の種類)
●ツヴィーベルクーヘンとフェ-ダーヴァイサー
〇ガウ アルゲスハイムのワインフェスト
●インゲルハイムのビオワイン
〇グリュ-ワイン(der Gluehwein)
●ビンゲン
〇華昇のワインレッスン ドイツワイン編1
●華昇のワインレッスン ドイツワイン編2







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