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よくあるパラドックス(その3)
変な試飲会(その2)
テーブルの上には3つのワイングラスがあり、そのうち1つにはロマネ・コンティが、のこりの2つのグラスには色がそっくりな安ワインが入っている。
あなたはロマネ・コンティのグラスを選べば飲むことができる。
また、ソムリエはどのワインがロマネ・コンティか知っている。
ルールはこうである。
まずあなたが3つのグラスから、ロマネ・コンティだと思うものを選ぶ。
ソムリエは残った2つのワインのうち1つを飲み干す。ただし、安ワインしか飲めない。
それからソムリエは、残ったワインとあなたが選んだワインを取り替えても良いことをあなたに説明する。
どちらかがロマネ・コンティなのである。
さあ、あなたは取り替えるべきでしょうか?
残りの2つのグラスのうち1つがロマネ・コンティなのだから、確立2分の1で、取り替えても取り替えなくても同じ気がするが、大きな間違いである。
グラスは必ず取り替えるべきであり、これができない人は人生において大きな損を繰り返してきているかも知れない。
確立でいけば、取り替えた方がロマネ・コンティを飲める可能性が実に2倍になる。
考え方はこうである。
最初、3つのワインから当りを引く確立は3分の1である。
はずれを引く確立は3分の2である。
つまり、はずれている確立の方が(2倍)多いのである。
つまり、残りのワインのどちらかに当りが残っている確立の方が(2倍)多いのである。
さてこの状態で、残りのワインのはずれを1つ処分してくれるのだから、残りのワインが当りの確立が(2倍)多いのである。
あなたは取り替えるべきなのである。
もし、ワインが10杯あって、当りが1つだと仮定すれば分かりやすい。
あなたが1つだけ選んだとき、当たっている感じはしないだろう。
残りの9杯の中に当りがあると思うだろう。
ソムリエがはずれの8杯を飲んでくれたら、あなたは迷わずグラスを交換するはずだ。
確立2分の1だなんて思わないだろう。
あなたは、いままで人生における様々な選択を直感だけで決めてこなかっただろうか。
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