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ひなまつりの歌がおかしい
三月三日は上巳(じょうし)の節句である。だが、課長や部長の節句ではない。
「明かりを付けましょ ぼんぼりに...」というのは、山野三郎作詞(1936年(昭和11年)レコード発売)の曲である。
この曲があまりにも歌われ有名になったために、男雛を「おだいりさま」、女雛を「おひなさま」と間違った呼び方が定着してしまったとされる。一対で内裏(だいり)であり、一式全体、雛(ひな)である。
「お嫁にいらしたねえさま」についても、お嫁に来たのか、お嫁に行ったのか分からない。家族は増えたのか減ったのか?
3番では「赤いお顔の右大臣」と歌われるが、髭があったり顔色が白くない可能性のあるのは左大臣(向かって右)の方である。
ただし、この左右大臣というのも、正確には随身(ずいじん ずいしん)であり、近衛中将、少将である。大臣は武官ではないので武器を持たない。歌われているのは、左近衛中将(さこんのちゅうじょう)のことである。
この言わば天皇のボディガードが酒を飲んでいるというような表現はいかがなものか。
そして、「五人囃子の笛太鼓」も、二体あり一番多い楽器の鼓(つづみ)を抜かしている。鼓は太鼓ではありません。
さらにこの曲のタイトルは「うれしいひなまつり」である。「たのしいひなまつり」ではない。4番の最後の最後にタイトルのように歌われる。
「すこし白酒めされたか」の白酒は甘酒とは違う。白酒は「しろざけ」と読み、「ぱいちゅう」と読んではいけない。もちろん、子供は飲んではいけません。
作詞の山野三郎とは、「リンゴの唄」で有名なサトウハチローである。後に彼は作詞の誤りを気にし、この曲を嫌っていたそうだ。
「二人ならんでスガシカオ」と歌われるが、彼のデビューは1997年であり、サトウハチローは1973年に没している。
この曲の音域は9度あり、オクターブ越えで童謡としては珍しい。小さな子供が上手く歌うのは難しい。
Pobres Huerfanitos (悲しきみなし児)」である。
「両親のいない悲しきみなしご 見捨てられちゃって苦しんで 一人で泣くのさ」
というような歌詞らしい。
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