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ㅤ今回は、BABYMETALについて。いつもに増して妄想成分多目ですので最初にお断りしておきます。 まず、率直にいって、BABYMETALは今、危機に面していると思うんですよね。しかも、同時に2つ以上の。 1つには、大人のグループへの脱皮問題。 同時に、YUIMETALの水野由結さんの不在問題。 もっと何かあるかもしれませんね。(関連の日記)○フーテンのBABYMETAL だけど、こういう危機こそがBABYMETALの更なる成長への原動力になるのではと思うのです。 まずは、逆境の大一番でこそ真価を発揮する胆力とカリスマ性のSU-METAL中元すず香さん。(関連の日記)○BABYMETALの凱旋と旅立ち(その2) そしてもう一人、危機が好物なんじゃと思えるほどのBABYMETAL随一のトラブルシューターMOAMETALの菊地最愛さん。 見たことも無い巨大なハンバーガーを前にヨダレを垂らさんばかりの菊地最愛さんの写真。実は、菊地最愛さんの危機対処力とこの写真は表裏一体なのではという仮説を今回は書いてみます。 その前に、ちょっと寄り道。 6月24日にアミューズの株主総会が開かれたのですが、質疑の3分の1はBABYMETALについて。普段はファンの疑問に放置プレイですから、当然のように株主総会での話題になりますよね。で、総会で質問されたら何かは答えなきゃならない。 下は、総会に出席された”しーゆーさんが記憶を超絶に掘り起こして書き起こされたものです。 ”オリジナルの3人のBABYMETALを見たい、YIMETALは戻って来るのか?”というような質問に対して、 オリジナルという言葉をわざわざ”メインアクトの3人”と言い換えての回答ですね。 BABYMETALのメインアクトは、あくまでSU-METALの中元すず香さん、YUIMETALの水野由結さん、MOAMETALの菊地最愛さん。 はっきり明言はされていないものの、そのメインアクトの3人+サポートアクト?でのステージが当面の活動形態になりそうなことが示唆されているように感じられるのですがいかがなものでしょう? 秋の日本ツアーが今から楽しみです。 で、話を元にもどして、MOAMETALの菊地最愛さんのことです。○「食欲の秋です」(菊地最愛さん、さくら学院オフィシャルブログ) いやー、食いしん坊ですね。 これ単純に菊地最愛さんが食いしん坊だということではなく、ポイントは菊地最愛さんが自分は食いしん坊キャラなんだというアピールをしていることです。 最近でも、フェス参加の印象を聞かれて”フェスの食事には心がときめいた”だとか、世界ツアーで回った都市について聞かれてその土地ならではの食べ物についての話だとか、隙あらば食いしん坊ネタをぶっこんでいます。 これはどういうことなのか? これ、”月島きらり”なんじゃないか?と、なんか最近そんな感じがしています。 若かりし頃の菊地最愛さん、目標は”スーパー最愛ちゃん”。すなわち少女漫画”きらりん☆レボリューション”の主人公”月島きらり”のようなスーパーアイドル。 ちょっと前、インターネットでアニメ”きらりん☆レボリューション”が配信されていたので、数話だけ見てみました(おっさんには数話が限界でした。。。)。 このアニメの月島きらりが菊地最愛さんに重なる部分が多いように思うんです。 数話しか見てない私が言うのもなんですが、月島きらり流のスーパーアイドル道とは、 ・人目を集めるほどカワイイけど無自覚 ・真っすぐで、無鉄砲なほどの行動力 ・毎度訪れるピンチ(マンガですから)を、とっさの機転と火事場の馬鹿力で打開 ・リアルな生活に真剣(アイドルマンガである同時に恋愛マンガですから) ・そして、あきれるほど食いしん坊 こ、これは、菊地最愛さん、月島きらり流のスーパーアイドル道まっしぐらでは。 いやはや、プロスポーツ選手になる夢を語る小学生がその夢をかなえることはあっても、ウルトラマンや仮面ライダーになる夢を語る小学生がその夢をかなえることは困難。 だけど、この少女は月島きらりになる夢を語り、その夢をほぼ実現したんだなー、と。 ということで?、BABYMETALに訪れた2重の危機は、高速演算装置付きスーパーアイドル回路内蔵のMOAMETAL菊地最愛さんがなんとかしてくれるはず! と、今回も、とりとめもない話でしたが、 最後に Happy 19th Birthday, MOAMETAL! Gather ye rosebuds while you may!※同様の分野のランキング。優良ブログが見つかるかもにほんブログ村にほんブログ村
Jul 4, 2018
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ㅤある朝、いつものように起床して朝食の食卓に着いてみれば、いつもいるはずの娘が居なくて、代わりに知らないお姉さんが2人座っていて、 えっ?どうなってるの?娘はどこに? で、このお姉さん達は誰? 事情を知りたくてキョロキョロするも、誰も目を合わせてくれず、まるで前からこれが当たり前だったかのよう。 で、毎日その顔ぶれで食事をしていると、人間慣れてくるもので、これはこれでいいかと。。。だけど。。。。 と、訳の分からない書き出しですが、今年のBABYMETALはこんな感じ。 BABYMETALファンの方には先刻ご承知の戯言、ファンじゃない方にはどうでも良い話なので、本日の日記は読む価値のほぼ無い独り言です。 BABYMETALといえば、これ。 SU-METALの中元すず香さんと、YUIMETALの水野由結さんと、MOAMETALの菊地最愛さんの不動の3人、 と思いきや、、、 今年のBABYMETALは、 ダークサイドということらしいのですが、何がなんだかわかりません。 7人かというと、どうもそのあたりもあいまいで、今年の実際のステージには4人が登場していて、SU-METALさんとMOAMETALさんと名前の分からない2人のカッコイイ女性。 ただ厳密に言うと、SU-METALさんやMOAMETALさんも、ダークサイドのBABYMETALでもそのような名前が与えられているのか、それとも名無しの権兵衛さんなのかも分からないのです。 ゴシック調のスカートも、ポニーテールもツインテールも、BABYMETALのアイコン的なものはほぼかなぐり捨てて、 名前だけはBABYMETALなんですけど、まるで違うグループのよう。。。 でね、 普通だったら、これだけ違う感じになってしまえば、従来のファンにとっては受け入れがたいと思うじゃないですか? たしかに、今年のツアーの初日あたりは、まあ、大半のファンが脱力してた感じですけどね、 だけど、日程が進むにつれ完全に盛り返した感じで、 SU-METALという名前かどうかも分からないけど新曲を携えた中元すず香さんの歌唱が一段と冴えわたるし、 MOAMETALという名前かどうかも分からないけど菊地最愛さんも、さすがの存在感、 名前の無いお姉さんの5回転連続回し蹴りも、新しい見せ場だし、 私なりに、今回のツアーの最大の収穫は、 BABYMETALが何でもありの、全くの自由を手にしたことかなと。 もはや、衣装も髪型もメンバー構成すらも自由。極論すれば、永遠の生命を得た感じですかね。 で、自由といえば、YUIMETALの水野由結さんです。 本日、半年以上ぶりにBABYMETAL公式サイトからYUIMETALについての発信がありました。○BABYMETAL公式Twitter どこで何をしているのかは分からないけど、 水野由結さんはダークサイドでもBABYMETALのメンバーで、なおかつダークサイドでもYUIMETALという名前なんだと分かりました。 なんか、すごくすごく安心しましたね。 いつどんな形でBABYMETALのステージに戻ってくるのやら、 今や、何でもありの自由なBABYMETALなんですから、YUIMETALさんも完全に何事からも自由なんです。 フーテンの寅さんならぬ、フーテンのYUIMETALさん。 どこで何をしているのやらだけど、ふと柴又に戻ってくれば騒動の中心、皆に愛されるフーテンの寅さん。 どこで何をしているのやらだけど、ふとBABYMETALのステージに戻ってくれば、ね、フーテンのYUIMETALさん。 今回は、とりとめもない独り言でしたが、最後に肝心なことを。 Happy 19th Birthday, YUIMETAL! Remember, we are always on your side.
Jun 20, 2018
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つまり、そういうことだそうだ。。。 36歳。奥様と小さい2人の娘さんを残して。 私は、こういうときに、どうしても思い出すことがあるんです。 ”何も特別なことじゃない。誰にでも、どこの家にでも起こることなんだよ。” 私が小学生の時だったか、家族ぐるみで付き合いのあった親友のお父さんが亡くなった時に、私の父が母に話したそうです。 何年か後に、母が私に語ってくれました。今度は私の父が前触れもなく突然亡くなって一連の行事がひと段落した後ぐらいに。 父がどういう意図でそういう話をしたのか、また母は何を思って私にその話をしてくれたのか。想像するしかないんですけどね。。。 藤岡さん、幸せな人生だったんじゃないかと想像します。 自己実現の延長として仕事があって、若くして大きな実績を上げ、なにより家族を愛し愛され、 そして、こんなに死を悼んでくれる仲間が居る。〇ありがとう藤岡先生(BOHさんオフィシャルブログ) 〇藤岡さん(大村孝佳さんオフィシャルブログ)〇感謝を込めて。 (青山秀樹さんオフィシャルブログ)〇藤岡幹大さん (宇佐美秀文さんオフィシャルブログ)〇先生へ。 (前田遊野さんオフィシャルブログ)〇LedaさんオフィシャルTwitter〇藤岡幹大くんに向けて。今までが紡ぎ出す、これから。(TOKIさんオフィシャルブログ)安らかにお眠りください。いや、なんか違うな。あっちの世界でも目一杯楽しんでください!そして、BABYMETALのライブ、まさに神としてこれからもサポートよろしく。
Jan 11, 2018
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ㅤ今回は、12月2,3日に開催されたBABYMETALの広島公演”LEGEND − S − 洗礼の儀 − ”についての続きです。 私は、運良く両日とも参加できたのですけど、初日はYUIMETALさん不在という緊急事態ということもあってか1曲1曲に夢中で、ただただ熱狂し感動してましたね。 2日目は、少し冷静さを取り戻し、また席もスタンド席でしたのでショー全体を俯瞰することができたように思います。 それで思ったのは、今回の公演はこれまでのBABYMETALと全く違う。 これまでは、アミューズ社員でプロデューサーのKOBAMETALさんが練り上げたBABYMETALが演じられていたのに対し、 今回の公演は、SU-METALの中元すず香さんの世界観、メッセージをBABYMETALの形式を借りて発信したのではないか。 いつも以上に、ヤバいおっさんの妄想ですので、興味のない方は華麗にスルーして下さいね。(前回の日記)〇片翼のBABYMETALーBABYMETALの友情と努力と勝利の物語(その5) (関連の日記)〇サマソニ ここまで来ました!ーBABYMETALの友情と努力と勝利の物語(その4) 〇サマソニ2017観戦記ーBABYMETALの友情と努力と勝利の物語(その3)〇BABYMETALの友情と努力と勝利の物語(その2)〇BABYMETALの友情と努力と勝利の物語(その1) 1.原爆ドーム、平和記念公園 2日目の公演の12月3日の午前中は、中元すず香さんにいざなわれる様に原爆ドーム、平和記念公園、資料館を見て、祈りを捧げてきました。 実は、ここを訪れるのは2回目。 前回は、少年の頃で、感銘を受けたように思うのですけど、 その後、平和運動家や団体にすっかり嫌悪感を抱くようになってたんです。その一面的な歴史・社会情勢の捉え方、狭隘な正義感・思想の押し付け・・・ だけど、BABYMETALのファンになり、結成以来の過去を振り返る中で、中元すず香さんの以下のブログにショックを受けたんです。〇みんなで考える日(中元すず香さん、さくら学院オフィシャルブログ) この中学2年生の中元すず香さん、普段はカラフルな色やイラストなども入れたブログなのに、この日だけは黒一色、一文字一文字丁寧に書いてあります。 これ読んで、私は、いわゆる平和運動家に嫌悪感を抱くばかりに、過去の悲惨な出来事からも目を背けていたのではないか、確かにこの少女の言うように1人1人が向き合わないとダメだよねと。 そういうことで再度訪れた原爆ドーム、平和記念公園、資料館。 狭隘な正義感・思想の押し付けみたいなこともあるにはあるのでしょうけど、 広島の原点というのは、平和記念公園の原爆死没者慰霊碑の言葉ではないかと思いました。 安らかに眠って下さい 過ちは 繰返しませぬから この碑文、誰のどんな過ちがあったのか、またそれを繰り返さないためにどうするのか、といったことには全く言及していない。 仮に、誰のどんな過ちというようなことを言いだしたとたんに、そこには分裂と争いしかない。。。 この碑文だからこそ、全ての人がこの慰霊碑に祈ることができる。そして、それぞれの人が自分の立ち位置において平和を考える。 原爆ドーム、平和記念公園、資料館。やっぱり、胸に迫ります。それまで普通に機能していた街・人の暮らしが一瞬にして消え去る、また即死は免れても火傷や急性放射線障害で回復叶わず亡くなられた方々・・・2.メッセージを伝えられる歌手になりたい 中元すず香さん、BABYMETALの出身母体であるアイドルグループ”さくら学院”卒業間際(中学3年生当時)、”歌の考古学”というイベントで、THE BOOMの島唄を歌ったそうです。 島唄の背景となる沖縄戦と広島の原爆投下とを重ね合わせたスピーチを行い、”いつかこの"島唄"みたいな素晴らしいメッセージを伝えられる歌手になりたい”と述べたそうです。 詳しくは、ふらこメタル様の以下のブログをご覧ください。〇1320 歌の考古学(ふらこメタル様、広島のすぅちゃん BABYMETAL中元すず香の軌跡をたどる) 中元すず香さんは、歌でメッセージを伝えたい。 だから、爆音の中でも歌詞がクリアに聞き取れるストレートな発声。 英語も歌もどんどん上達する。世界中の人に自分のメッセージを発信したいというのがモチベーションなのかも。3.広島に響く鎮魂の歌 広島ライブに話を戻します。 今回の会場は、原爆ドームにほど近い広島グリーンアリーナ。 記念碑的なライブでもあるしSU-METALさんから広島や原爆に関する何らかのMCがあるのではと、事前に想像してたのです。 実際には、MCはなかったのですが、映像とSU-METALさん自身による英語のナレーションとで壮大な抒情詩が展開されたんですね。 だけど、私は初日はアリーナ立席だったこともあってか、英語のナレーションと映像にはあまり注意を払わなかったんです。 だから、SU-METALさんのソロ曲”NO RAIN, NO RAINBOW”で、ものすごく心を揺さぶられたのだけど、その背景までは理解していなかった。 2日目は、スタンド席で少し冷静に見ることができたのですが、この”NO RAIN, NO RAINBOW”は、広島の原爆投下とその後の哀しみ癒しが投影された、まさに鎮魂の歌として歌われたんですね。 TERI様のブログ〇BABYMETAL 「LEGEND -S- 洗礼の儀 -」 初日 ライブレポート(TERI様、OBSESSED with BABYMETAL)”から映像の字幕を引用させていただくと、『絶望』この世界を一瞬にして漆黒の闇へと陥れた一筋の閃光は人々から “ 希望の光 ” を奪った光を奪われた人々の心には 止まない雨が降り続き天を黒く染めただが 止まない雨は無い黒く染まった天の奥から 人々の心に虹の光が差すように悲しみの向こう側には 歓びが待っていると信じて希望の光の訪れを願って SU-METALさんの英語のナレーションとともに、上記の日本語訳字幕が流れていく。 そして、ソロ曲”NO RAIN, NO RAINBOW”。 SU-METALさん、見たことのないような切ない表情で情感込めて歌う、最初は静かに山場では叫ぶように。 この曲だけのためにピアノと弦楽器の生演奏も付いている。どうして眠れないの?どうして夜は終わるの?いらない何も明日さえも君がいない未来。・・絶望さえも光になる。止まない雨が降り続いても。絶望さえも光になる。悲しい雨が虹をかけるよ今も。止まない雨が心満たすよいつまでも。 SU-METALさんの切ない歌声を聞いていると、午前中に見た原爆ドームや資料館の情景がフラッシュバックしてきて、もう泣けて泣けて。。。こんなの生まれてはじめて。4.SU-METALさんの覚悟 曲目は進み、ラス前”BABYMETAL DEATH”ではSU-METALさんがはり付け火あぶりにされる演出。 そして再び映像と、SU-METALさんの英語のナレーション。 TERI様のブログ〇BABYMETAL 「LEGEND -S- 洗礼の儀 -」 初日 ライブレポート(TERI様、OBSESSED with BABYMETAL)”から映像の字幕の一部を引用させていただくと、“ 善行と悪行 ”“ 光と闇 ”“ 生と死 ”すべての物事は表裏一体であり 渾然一体でもある“ 希望 ” と “ 絶望 ” の狭間で人々は新たな時代のメシアを “ 待望 ” した・・天へと昇り 新たな女神として生まれ変わったメシアは人々の願いを歌声に乗せ 夜空へと解き放った無数の天灯が夜空に舞うように 小さな光となって人々の元へと降り注いだ・・なぜメシアは歌うのか?それは “ 選ばれし者 ” となった天命であり運命であり 宿命であるのだ人々が再び “ 希望の光 ” を見失わないようにメシアは歌い その歌声で 人々の心に光を灯すのだ・・そして、ラストの曲”THE ONE”。英語バージョンで、SU-METALさんが感情を載せて歌います。Looking for our hopeLooking for our dreamWe're gonna find a way to changeThis is our songThis is our dreamPlease take us to the land of dreamsWe are the oneTogetherWe are the only oneYou are the oneForeverYou are the only oneWe are the oneTogetherWe are the only oneYou are the oneForeverYou are the only one 20歳を迎えての、SU-METALさんの覚悟が伝わってきます。 ナレーションも歌も英語。 歌に選ばれた者の責任として、世界に希望のメッセージを発信していくよ、と。5.感想など SU-METALさん、いや中元すず香さん。この人は凄いや。歌が上手いとか度胸があるとか、それもそうなんだけど、なんていうか人間としての器が違う。 今後、SU-METALという存在は中元すず香さん自身と重なり合って統合されていくんだろうな、そんな感じがしました(あくまで1ファンの妄想です)。 そして、中元すず香さんの夢がBABYMETALを通じて実現していくことを強く願っています。最後に、Happy 20th Birthday, SU-METAL!God save our gracious Queen!Long live our noble Queen! ※同様の分野のランキング。優良ブログが見つかるかも。にほんブログ村にほんブログ村
Dec 20, 2017
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ㅤ先週末はBABYMETALを見に行きました。12月2日、3日の”LEGEND − S − 洗礼の儀 − ”と銘打ったメインボーカルSU-METALさんの故郷広島でのライブです。 いやー、ものすごいライブでした。確実に私の人生観が少し変わりましたね、多分。 あらら、あまりの衝撃に、いつものセリフを書き忘れるところでした。 もうね、いつものようにキモイおっさんの妄想ですので、興味のない方は華麗にスルーして下さいね。(関連の日記)〇サマソニ ここまで来ました!ーBABYMETALの友情と努力と勝利の物語(その4) 〇サマソニ2017観戦記ーBABYMETALの友情と努力と勝利の物語(その3)〇BABYMETALの友情と努力と勝利の物語(その2)〇BABYMETALの友情と努力と勝利の物語(その1) 1.BABYMETAL史上最大の危機 私が今住んでいるところから広島は結構遠いんです。いくつか交通機関を乗り継いで広島入りして、せっかくだからってんでお好み焼きなんかを食べて、今日は記念のライブだからきっと素晴らしいものになるだろうなーなんてワクワクしながら会場の広島・グリーンアリーナに行くと、 なんか、様子がちょっと変なんですよね。 理由はすぐに分かりました。YUIMETALさんが体調不良でドクターストップ、両日とも欠場ということなんです。 あららららららら、ワクワク気分もいっぺんに吹き飛びました。 公演を行っていただけるのは素直に嬉しいんですけどね、 BABYMETALは、絶対的な歌姫SU-METALさんの両脇を天使のようなYUIMETALさんとMOAMETALさんが囲むというシンメトリー、2等辺三角形の構図。 果たして、その1人YUIMETALさん抜きで成立するのかな。。。 BABYMETAL発足以来の危機的状況なんじゃ。。。 BABYMETALの危機といえば、私がファンになるずっと前のことですけど、出演公表と同時にメタルファンからの非難が殺到した国内最大のメタルの祭典”loud park 13”とか、英国の巨大メタルフェス”Sonisphere Festival”とかがあって、 いずれも、結果的には危機をバネに驚異的な大成功をおさめ、その後の飛躍の足掛かりとなったんですけどね。 逆境の大一番でこそ真価を発揮するSU-METAL率いるBABYMETAL、 だけども、これまでの危機はこの固いきずなの3人だからこそ乗り越えられたんじゃないのかな。 だけど今回は、2人なんですよ。 しかもね、SU-METALさんにとって、2つの意味で一生に一度の特別のライブ。 1つには、今度の12月20日でSU-METALさんも20歳。 今回のライブが”洗礼の儀”と銘打たれているのは、SU-METALさんの成人の儀式ということのようで、 それどころか、このライブの案内があった10月の大阪城ホールでは、”聖なる人が聖なる神へと生まれ変わる”とアナウンスされていて、 ようするに、今回のライブを機にSU-METALさんが同世代をリードしていく存在になる!という、そんな特別のライブ(だから、今回のチケットは大人が2万円なのに対し、SU-METALさんと同級以下の若者は2千円という価格設定となっている)。 それからもう1つ、 SU-METALさん、いや中元すず香さんにとっての初めての故郷広島への凱旋ライブということ。小学生の時の”可憐Girl's”、中学生の時の”さくら学院”、そしてBABYMETAL、これらの活動通じての初めての広島ライブ。 SU-METALさん、かつて雑誌のインタビューで故郷広島についてこんな風に語ってるんです。ー世界の話をしたので、今度は地元広島の話を。前回インタビューをしたときに「広島で凱旋公演をしたい」って言っていたけど、広島が恋しくなったりする?SU-METAL 上京してきて2年くらいになるんですけど、撮影で1回帰っただけで、それ以外では、まだちゃんと帰ってなくて。なんか・・・それだったら自分が胸を張れるぐらいになったら帰ろうかなっていう風に気持ちが変わってきていますね。だから、帰りたい気持ちはいっぱいあるんですけど・・・今は”「胸を張って広島に帰る」っていう目標が達成されてから帰るもの”と心を変えました。あいまいな感じで帰るんだったら、胸を張って帰りたいDEATH!ーそれはイコール「凱旋公演」だ。SU-METAL ま、そういうことになりますね(笑)。 このインタビューから更に4年近く経ってるんです。 SU-METALさんが、ついについに”胸を張って広島に帰る”、その姿をかつてお世話になったひとたちに見てもらいたい、 昔風に言えば”故郷に錦を飾る”、そんな特別なライブ。 なんてこった、そんな2重の意味で大切な節目のライブにYUIMETALさんが参加できない。 今日の公演、実施するというけど、果たして大丈夫なのか、、、大丈夫なわけがない、、、 かといって、これだけ準備をして全国から(というか海外からも)観客が集まって、今更中止という選択肢を取りえないのは当然のことで、、、どんなに不安でもやるしかない。 BABYMETAL発足以来最大の危機、片翼のBABYMETAL。 2.BABYMETALのために何をできるのか こんなSU-METALさんにとって特別なライブが不本意なもので終わってしまって、故郷広島で”なんだ、BABYMETALはこんなものか”となってしまっては、SU-METALさん寂しすぎるじゃないですか。 そして、もしそうなってしまったら、YUIMETALさんも責任を背負い込んでしまうじゃない。 そんなことは絶対にダメだ。 ケネディ大統領の言葉じゃないけど、”BABYMETALが私のために何をしてくれるのかではなく、私がBABYMETALために何をできるか”、 とにかく、このライブ盛り上げてなにがなんでも成功させなきゃいけない、 私、BABYMETALのファンになって今回一番強くそう思いました。おそらく、会場の大半のファンが同じ思いだったようで、開演と同時に熱気が違う、声援が違う(きっと、かつての危機”loud park 13”や”Sonisphere Festival”の時のファンも同じだったんだろうな。。)。 そんな中での開演、アリーナ後方から巨大なキツネのオブジェの付いた舞台にSU-METALさんが凛々しく立って、6匹のキツネに曳かれて登場。前方のステージまでたどり着くと、キツネたちが和太鼓を打ち鳴らす豪華なオープニング、壮大なスペクタクル。 今回ばかりは、会社も本気出したな。東京ドームの巨大セットを見た時も感じたんだけど、BABYMETALの節目のライブには惜しげなくお金を投入してくれている。ありがたい。 そして、1曲目。”イジメ、ダメ、ゼッタイ”のイントロが流れてくる。これ、YUIMETALさんとMOAMETALの格闘シーンのある曲、YUIさん不在でどうするんだろう?いきなりこれ持ってくるか。 SU-METALさんの”アーーーッ”というロングトーンと同時に、MOAMETALさんが走る。 SU-METALさんの歌声、いつもに増して張りがある、絶好調だ!!MOAMETALさん動きが大きい、全力だ!! 音響も良い、これまでで抜群だ(音響スタッフの方々GJ!!!!!)。 そうこうしているうちに、格闘シーン、MOAMETALさん大きなアクションで1人で闘ってる。それ見てると、私、自然に涙が出てくる。泣いてる場合じゃないじゃん、応援しないと。。。 曲目が進んで、SU-METALさんのソロ曲”紅月-アカツキ-”。間奏中、ステージ上でSU-METALさんと昔の衣装のSU-METALさんの格闘がありあました。これ、5年前の”LEGEND Z”の再現。今日の演出は大がかり。 その次は、なんと”BLACK BABYMETAL(YUIMETALさんとMOAMETALさん2人のユニット)”の”GJ!”。BLACK BABYMETAL発足以来はじめてMOAMETALさん1人で登場。YUIMETALさん不在をカバーするように大きなアクションで全力だ!! これにはね、MOAMETALさんの頑張りや、YUIMETALさんの不在やらで、泣いてる人多いんですよね(私もですけど)。そして、YUIMETALさんの歌唱パートは歌が無くて、だけど、会場でファンがその部分を歌ってる声がするんです。そうか、YUIMETALさんのパートはファンが歌えばいい。どんどん歌声おおきくなる、もっともっとほら。会場の盛り上がりも一段とすごいことに。 そういえば、MOAMETALさん中学2年生の時の武道館ライブ初日、”ヘドバンギャー!!”で煽っている最中にYUIMETALさんが通路から転落するハプニングがあって、その時もMOAMETALさんアクションが大きくなったんです。 後年、その時を振り返って、 ”どうしようって思ったけど、「乗り越えるしかないな!」って。「私が2人分踊ろう」っていう風に切り替わりました。 ” やっぱり、このMOAMETALさんも格別の人だ。 また、さらに曲目が進んで、SU-METALさんのソロ曲”NO RAIN, NO RAINBOW”。SU-METALさん、見たことないような切ない表情で情感込めて歌ってるし、あれ、あれ、私、今ものすごく心が揺さぶられているんですけど・・・ なんと今回、この1曲のために、ピアノと弦楽四重奏の生演奏も付いてる。。。(初日は謎の感動だったのだけど、2日目に確信しました。SU-METALさん、この歌を聴かせたかったんだ、私はこの歌を聴くために広島に行ったんだと。だけどその話は、次の機会にします) それから、ってね、書こうと思っていたら、BABYMETAL愛に溢れた、細部まで詳細なレポートを発見。私が、駄文を重ねるより、この完璧なるレポートを読んでいただければと。 TERI様の”OBSESSED with BABYMETAL”というブログです。〇BABYMETAL 「LEGEND -S- 洗礼の儀 -」 初日 ライブレポート(TERI様、OBSESSED with BABYMETAL) 結論だけ、 SU-METALさんもMOAMETALさんも神バンドの皆さんも、その他の演者の方々も、スタッフや会社の関係者も、 そして、参加したファンも含めて、最高でした。 史上最大の危機は史上最大の成功をもたらした。 BABYMETALにとって、空前の(絶後ではないよね)、これまででダントツのライブ。少なくとも、素人ながら私はそう感じました。 そんなライブに参戦出来て本当に良かった。3.だけど、やっぱりYUIMETALさん だけど、やっぱりYUIMETALさんが居ないと、足りないんですよ。YUIMETALさんの輝きはYUIMETALさんだけのもので、 この喪失感は、埋まらない。(出典:BABYMETAL、新たな時代の幕開け飾ったSU-METAL凱旋公演2DAYS(音楽ナタリー)) この写真を撮影されたカメラマンの方、 ”(YUIMETALさんが)帰ってくる場所をあけときました。”ってツイートされてる。 それと、公演翌日のBABYMETAL公式ツイッターの写真。Thanks for coming to LEGEND -S - BAPTISM XX - in Hiroshima!! #BABYMETAL(公式ツイッター) これ、ファンに向けての体裁だけど、YUIMETALさんへのメッセージのように感じるんですよね。 SU-METALさんは、2人分のキツネサインを掲げて”公演無事終わったよ、安心して”と言ってるような、 MOAMETALさんは、ちょっとじゃれつくような表情をして、”YUIいないから大変だったぞっ”と言ってるような。(すいませんね、キモイおっさんの妄想垂れ流しで。。。) とか思っていると、このツイッターの写真がYUIMETALさん向けではないか、と感じる人は多いようで、 特に、YUIMETAL愛に溢れた”chiyojyi 様”のブログは涙無くては読めません。。。〇52.ゆいちゃんがいない。。(chiyojyi 様、FOXGODへの道) 最後に、YUIMETAL!We hope you feel better soon.Remember, we are always on your side.※同様の分野のランキング。優良ブログが見つかるかもにほんブログ村にほんブログ村
Dec 8, 2017
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ㅤ今回は、BABYMETALについて。 サマソニ2017東京会場観戦記の続きです(8月20日の開催から1か月近くたってしまって、今更なんですけどね)。 前回の日記で、”冷静に書きたいこともあるので、そのへんは次回に”と書いたのだけど、やっぱり無理です(笑)。 ということで、いつものようにキモイおっさんの妄想ですので興味のない方は華麗にスルーして下さい。(前回の日記)〇サマソニ2017観戦記ーBABYMETALの友情と努力と勝利の物語(その3)(関連の日記)〇BABYMETALの友情と努力と勝利の物語(その2)〇BABYMETALの友情と努力と勝利の物語(その1) 〇BABYMETALの凱旋と旅立ち(その4) 〇BABYMETALの凱旋と旅立ち(その3)〇BABYMETALの凱旋と旅立ち(その2) 〇BABYMETALの凱旋と旅立ち(その1)(サマソニ2017セットリスト) 1 BABYMETAL DEATH 2 ギミチョコ!! 3 メギツネ 4 Catch me if you can 5 Road of Resistance 6 KARATE 7 ヘドバンギャ―!! 8 イジメ、ダメ、ゼッタイ 私にとって、今回のサマソニ観戦は圧倒的な体験で、頭の中を色々な情景がめぐりブログに書くほどまとまらなかったのだけど、 サマソニ観戦の感想(妄想)として、以下の1つだけは書いておきたいかなと。1.3人で支えあってここまで来た 私の中で、今回のサマソニ2017のBABYMETALを象徴するような写真が下のもの。mayu2004comさんの撮影されたKARATEの間奏部分で3人が支えあって前進してくるところ。 今年の前半の米国ツアー(ロサンゼルスでの単独ライブ以外は、”Red Hot Chili Peppers”と”Korn”のオープニングアクト)では、このKARATEの間奏部分がハイライト。 米国での模様は、下のPAPI METALさん撮影の動画を見ていただければと思うのだけど、 3人が地面に倒れ込んだ後、SU-METALさんが1人で立ち上がり、スマホのライトを点けるよう呼びかけ、満天の星空のような幻想的な雰囲気の中で、アドリブで”ウォーウォーオォー”と歌った後で、客席とのコール&レスポンス。その後、”Everybodye Junp!”と飛び跳ねながら歌い、最後は”走れぇー”とロングトーンで締めると、観客からは悲鳴のような歓声が上がる。 もうなんというか、SU-METALさんの独壇場。米国のBEBYMETAL初見の観客もSU-METALさんの空間支配力やヴォーカル力に圧倒されいく感じなんです。BABYMETAL KARATE @ A.A Arena Miami(2:30)(Youtube) ここの間奏の部分は、オリジナルな振り付けでは、下のミュージックビデオのように、3人が地面に倒れ込んだ後、SU-METALさんが立ち上がり、MOAMETALさんとYUIMETALさんを助け起こして3人で支えあって前進する、これまたこの曲の肝の部分となっている。悲しくなって 立ち上がれなくなってもセイヤ ソイヤ 戦うんだ 全部 全部 研ぎ澄まして・・・ BABYMETAL - KARATE (OFFICIAL) (2:51)(Youtube) このKARATEの間奏の部分、帰国後のBABYMETALのライブでは、米国ツアーでハイライトとなっていたSU-METALさんの見せ場は封印し、オリジナルの3人で支えあって前進する振り付けに戻している。 今回の、サマソニ東京会場、KARATEの場面ではいい感じに日が暮れていて、米国でやったようにスマホのライトを光らせコール&レスポンスをやっていれば、会場全体一段と盛り上がっただろうと思う。そんなことはBABYMETAL陣営も分かっているだろうけど、あえてオリジナルの3人で支えあって前進する構図を選択したのだろう。 普段感慨めいたMCを一切やらないSU-METALさんが、”ついに、ついにここまで来ました!”と言った記念碑的ライブ。 どんな苦境も、3人で支えあったからこそという思いがあるのだろう。 だからこそ、冒頭の写真、それこそがBABYMETAL。5年前のフードコート脇の余興的なステージから3人で支えあって(途中からはバックの神バンドの力も得て)進んできたのだから。 もう、今回は、この1枚につきるなと。2.その他とりとめのないこと その他に、愚にもつかない感想(妄想)をいくつか(1)より高次元のアイドルとメタルの融合 BABYMETALのコンセプトは”アイドルとメタルの融合”または”カワイイとメタルの融合”というようなところから始まったのだけど、 次第にアイドル的要素、カワイイ要素が減少し、カッコいい方向に進化していくものと思ってました、私は。 だけど、それは違っていたようです。 今回のサマソニ、なんだか今まで以上にカワイイ成分が増えているような。 まず、SU-METALさんの、”ついに、ついにここまで来ました!”や、それに続く”ここで、大~きなサークルが見たいっ!(注:みんなで渦状に走ってってこと)”の声が、お願い事をする少女そのもの。ここの部分、いつものロックスターから少女に戻ってました。 それにもまして、MOAMETALさん。SU-METALさんに続いて観客を煽るのでも、”みんなの本気は、そんなもんですかっ!”。いたずらっ子の顔をして可愛く言うわけです。 MOAMETALさんは、ライブ中ずっと七変化する表情と全身のアクションで観客を魅了してくれたのだけど、これがMOAMETALの菊地最愛さん目指すスーパーアイドルというものかもしれないな、と私なんかは思ってしまいました。 BABYMETALはカッコいい方向に進化すると思っていたし米国ツアーではそんな感じだったと思うのだけど、ここにきてアイドル的要素やカワイイ成分もテンコ盛り。 いざ目の前で体験すると、これぞ唯一無二のBABYMETALなのかなと。それによって観衆の熱狂もますます高まるような、 激しさを強化してきた中でのカワイイ要素の増強。より激しく、よりカワイイ、より高次元でのアイドルとメタルの融合。そういう方向にBABYMETALは進化していくのかな、と考えを改めました。 (2)大役を果たしたBABYMETAL 今回のサマソニでのBABYMETALの出番は、メインステージのトリ前。セカンドヘッドライナーと呼ぶらしく、出演アーティストの中で2番目の位置づけ。サマソニは洋楽ロック中心の祭典だけあって、過去に日本人でヘッドライナーを務めたケースは無く、セカンドヘッドライナーも数組だけとのこと。 それが今回、主催者側の営業的な思惑もあってかBABYMETALがこの位置に抜擢されたのだけど、一ファンとしては、果たして大丈夫なんだろうか?と心配だったわけです。日本人グループの中では最上位ということなんだけど、洋楽ファンの中には不愉快に思う人たちも多くいるだろうし、他の出演者も何で自分たちの上に少女グループなんだよって当然思うだろう。 そういう中で、どんなステージを見せてくれるのか、観客は集まるのか、そして熱狂するのか。。。 そんなことを思いながら、メインステージのスタンド席に陣取り、出てくるアーティストを順番に見ていく。 メインステージでも最初は観客が少なかったのだけど、午後になると徐々に増えてくる感じ(それでも会場の規模に比べると全然少ない、サマソニ大丈夫か?)。 さすがにメインステージのアーティストはそれぞれ風格があって、観客とのコミュニケーション力も抜群。米国の”ALL TIME LOW”はオーソドックスなこれぞ洋楽ロックという風情(あくまで素人の感想です)。 次のBABYMETALの2組前の英国”ROYAL BLOOD”からアリーナのステージ前に移動。このバンドはベースとドラムの2人しか居ないうえに、ドラマーが持ち場を離れて観客席に降りてきたりする。冗談だか本気だかよくわからない感じなのだけど、演者の方は”どうだ凄いだろう”と言わんばかり。煽られて盛り上がりました(あくまで素人の感想です)。 私は、ステージに向かって右側の端あたり前方5列目ぐらいに居たのだけど、この頃までは人口密度も低めで快適でした。 だけど、次の”MAN WITH A MISSION"、こいつらがすごかった。頭は狼、体は人間というイロモノ風の日本のバンド。 まず、観客が一気に増える。BABYMETALのファンがおっさんだらけなのに対して、狼さんたちの方は女性ファン主体。前方に女性ファンがなだれ込んできます。今までの低密度が嘘のように、周りを女性たちに囲まれます。 そして、演奏が始まると、ファンがぴょんぴょん飛び跳ねる。こっちも見様見真似でぴょんぴょんしてみるのだけど、女性に密着するのもあれなので少し空間を開けるために後ずさる。するとなぜか前の女性も下がってくる。こちらもさらに下がる。満員電車で女性に囲まれたのと同じで、妙に気を使います。 ステージに目を向けると、狼さんたち、外見に似合わずなんだかすごい気合い。ついにはメンバーが観客席にダイブしてくる。観客の頭上を泳いでこちらに向かって来る。ファンがメンバーに触れようと殺到してくる。将棋倒し寸前で、もう死ぬかと思いました。 ともかく、MAN WITH A MISSION、観客を集めました。アリーナもスタンドも満杯に近い。そして気合い入りまくりで、演者も観客もここまで一番の盛り上がり(あくまで素人の感想です)。 で、MAN WITH A MISSIONが終わると、いよいよBABYMETALの出番。 女性ファンたちの多くが居なくなったこともあってか、BABYMETALの開始時にはMAN WITH A MISSIONの時より全体の観客は少なめ。BABYMETAL大丈夫か? だけど、ステージが始まるや否や、心配が杞憂だったことが分かる。 やっぱり、BABYMETALはダントツだ。パフォーマンスも、観客の熱狂も。そうこうしているうちに、観客もどんどん集まってきたのか、見渡すスタンド席もモニターに映るアリーナも今日一番の集客。 もうね、人によってBABYMETALに対して好き嫌いはあるだろうけど、このステージ、この観客の情景を見たからには、BABYMETAがセカンドヘッドライナーであることに疑問の余地はないだろう。 BABYMETALは大役を果たしたのだ。しかも、圧倒的だ(あくまでファンの妄想です)。 (3)FOO FIGHTERSは貫禄が違った BABYMETALで体力を使い果たしたんですよね。もう、気力も体力も無い。 だけど、ここで持ち前のケチ根性を発揮。今日の出演者で出演料が一番高いのはヘッドライナーのFOO FIGHTERSだろう。これを見ずに帰ったら、大損だ。それに、プラチナチケットにしたけどプラチナエリアにも行ってない。 ってことで、待ち時間の間に球場をぐるぐるっと回って、ステージに向かって左側のプラチナエリアにヨロヨロと移動。柵に寄りかかっての観戦です。 主催者が18年間オファーし続け、ようやく出演にこぎつけたというFOO FIGHTERS。ステージが始まると、貫禄が違ってました。メンバーが出て来た瞬間に、空気が変わる。はやくも会場を支配している。ヴォーカルも凄いけど、ドラムも激しい。カッコいいんですよね。 カッコよく見せるために工夫もしている。ドラマーに送風機の風を当て背後からライトで照らしているのだけど、ドラマーが激しく演奏し金髪がたなびく様子を巨大モニターが映す。そうかと思えば、巨大モニターの画像の解像度や色数を落としてみたり。 そして、バラード風の曲。スタンドを見るとスマホのライトがいくつか光っている。こちらもあわててスマホのライトを点ける(SU-METALさんがスマホのライト点けてと言うかもしれないから練習してたんですよ)。あっという間に満天の星空、星が揺れている。これ、観客が自主的にやったんだろうなと思うんだけど、FOO FIGHTERSのメンバー、結構嬉しそうに見えました。 まあ控えめに言って、圧巻です(あくまで素人の感想です)。 BABYMETALもまだまだ、FOO FIGHTERSを差し置いてヘッドライナーというわけにはいかないな。 まだまだ、これからですよ。ね。 これにて、サマソニ観戦記?おしまい。 ※同様の分野のランキング。優良ブログが見つかるかもにほんブログ村にほんブログ村
Sep 18, 2017
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ㅤ昨日は、幕張で開催された”SUMMER SONIC 2017 東京会場"にBABYMETALを見に行きました。 いやー、実に感動したなー、ということで、ㅤ 今回は、昨日のサマーソニックの感想などBABYMETALについて。キモイおっさんの妄想ですので興味のない方は華麗にスルーして下さい。(関連の日記)〇BABYMETALの友情と努力と勝利の物語(その2)〇BABYMETALの友情と努力と勝利の物語(その1) 〇BABYMETALの凱旋と旅立ち(その4) 〇BABYMETALの凱旋と旅立ち(その3)〇BABYMETALの凱旋と旅立ち(その2) 〇BABYMETALの凱旋と旅立ち(その1)1.サマソニとBABYMETAL 私のような門外漢が言うのもあれなのですが、、、、 サマソニ(SUMMER SONIC)は、洋楽ロックを中心に始まり、最近は少し幅を広げてきている音楽フェスということのようなのだけど、 こういう客層に刺さったから、今のBABYMETALがあるのだなー、というのが今回参加してみての率直な感想です。 BABYMETALは今年で6年連続の出演で、初出演時のフードコート脇の余興的なステージから始まり、今回はいよいよサマソニでは初めてのメインステージに。東京会場だと千葉マリンスタジアム(ネーミングライツでZOZOマリンスタジアム)の"MARINE STAGE"。 で、ちょっとBABYMETALのたどってきた道を追体験してみようと思い、午前中は、幕張メッセ側のいくつかのステージを回ってみました。 キャパ約1万人の"RAINBOW STAGE”とか、約2万人の”MOUNTAIN STAGE”を見た後で、2012年にBABYMETALが初めて出演したという"SIDE SHOW"(今回からJUNGLE STAGEという名称)に行ってみると、 そこは、本当にフードコートの中にある余興のコーナーで、飯を食べながら、お笑い芸人さんを見るっていうところ。 出演アーティスト一覧にも掲載されない場所。それでも、2012年当時のBABYMETALにとっては、そこが身の丈の目一杯の場所だったようで、 サマソニの担当者が当時を振り返った記事によると、BABYMETALのプロデューサーKOBAMETAL氏と旧知のSIDE-SHOW担当の柴田氏が自身の裁量で直前にねじ込んだということらしい。 ※2012年サマソニ出演時のBABYMETAL(出典:上記記事より) 後から振り返ると、小さな小さなステージでも、当時のBABYMETALにとっては大きな舞台。 ちょっとわき道にそれるかもですが、今回色々調べていて、当時のブログで一番すごいなーと思ったのがこれ。”crossroad_2010”さんの”さくら学院 中元すず香チャン 応援日記”〇BABYMETAL 「SUMMER SONIC 2012」@幕張メッセ 出演 crossroad_2010さんは、まだ小学生の中元すず香さんの歌声に惚れ込んでブログまで立ち上げた方なんですけど、 だいたいは控えめに端っこの方で観ていてブログに様子を書いておられたのだけど、BABYMETALが世に出て多くの人が取り上げるようになるともうブログは書かれなくなるんですよね。 そのcrossroad_2010さん、このサマソニ2012を見て”感無量”だと言うんです。それは中元さんが実に気持ちよさそうに歌っていたから(前年までは生歌でないことがよく有ったようで、中元さんの歌の実力が発揮できないことに悔しがっておられた様なのです)。 そして、”将来、彼女がメインステージで歌える日が来るといぃなぁ。。”と書いておられるんでね。当時から、彼女の能力に絶大な信頼を寄せるこんなファンに支えられていたんだなー。 いやあ、ついにメインステージで歌いましたよ。大絶賛を浴びてね。 crossroad_2010さん観てたかな。きっと、いつものように端っこの方で観てたよね。 2.BABYMETALの運命の年、運命の曲 BABYMETALのサマソニ2012出演時は、リハーサル無しのわずか10分のステージ。 そのセットリストがこれ。 1 メドレー ド・キ・ド・キ☆モーニング ~ いいね! 2 ヘドバンギャー!! 3 BABYMETAL DEATH(1秒バージョン) 唯一フルで歌ったのが前月にリリースした”ヘドバンギャー!!” BABYMETALにとって2012年度は運命の年て、 小中学生限定のアイドルグループ”さくら学院”のサブユニットだったBABYMETALは、SU-METAL(中元すず香)さんが中学を卒業する2012年度末をもって活動を終えるのが宿命。 その運命の2012年度にリリースした”ヘドバンギャー!!” 歌詞の内容も、そういう運命が投影されている感じで、伝説の黒髪を華麗に乱し狂い咲くこの華は はかなく消えるもう二度と戻らない わずかな時をこの胸に刻むんだ 15の夜を メタルが好きで元々メタル・ロックを担当していたKOBAMETAL氏。古巣の仲間たちに対しても十分勝負できるメタルらしさ満載の渾身の”ヘドバンギャー!!”。 このヘドバンギャー!!のリリースイベントとして、各地のライブハウスで単独ライブを行っていくのですけど、 そのライブパフォーマンスが、BABYMETALの新たな運命を切り開いて行くことになるのです。 その1つが、このサマソニ出演。リリースイベントライブをサマソニの担当者が観たことがきっかけ。3.サマソニ2017のBABYMETAL で、いよいよ今回、メインステージのスタジアムでのサマソニ2017のセットリストがこれ。 1 BABYMETAL DEATH 2 ギミチョコ!! 3 メギツネ 4 Catch me if you can 5 Road of Resistance 6 KARATE 7 ヘドバンギャ―!! 8 イジメ、ダメ、ゼッタイ 全てが、これまでのサマソニ出演時に演じられBABYMETALとともに歩んできた代表曲で構成されていて、 ラス前には、初出演時に披露された運命の曲”ヘドバンギャ―!!”もしっかり入ってます。 初出演時からの軌跡を紹介する映像が流されたり、普段は感慨めいたMCをいっさいやらないSU-METALさんが”ついに、ついにここまで来ました!”と言ったりで、 全体として、これまでのBABYMETALの活動を振り返るような構成がなされていて、 そういうこともあってか、BABYMETALチームのパフォーマンスも一段と凄い感じなんですよね。 そういうのを見ると、最近ファンになったばかりの私なんかでも、なんかぐっとくるものがあって涙がでてきます。当時からのファンの方々にとっては、いかばかりか。。。 なんというか、歌や演奏やダンスが上手だとかパフォーマンスが優れているとかということとは別に、物語の積み重ねという要素もものすごく重要なんではないかと思いましたね。 いやはや、今回のブログは、素人の1ファンの感傷めいたことに終始してしましたけど、 もうちょっと冷静に書きたいこともあるので、そのへんは次回に。※同様の分野のランキング。優良ブログが見つかるかもにほんブログ村にほんブログ村
Aug 21, 2017
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ㅤお気に入りのブログに、BABYMETAL関連の良ブログを1つ追加したんよ。 私がBABYMETALのファンになったんは、なんといってもメインボーカルのSU-METALさんの圧倒的な歌声とカリスマ性なんだけど、 最近、やっぱBABYMETALは楽しいんだ! と思うようになったんよ。 今回追加させていただいたのは、BABYMETALを最高に楽しんでいる感じが伝わるとっても心の温まるブログなんよ。1.ゼロからはじめるメイト生活〇ゼロからはじめるメイト生活 tete-metal様のブログです。tete-metal様は成人したお子さんも居る波乱万丈の人生を送ってこられた方なんやけど、これまたBABYMETALファンの友人との掛け合いはまるで中学生か高校生のよう。BABYMETALを楽しんでる感じがとってもええんよ。 それと、「BABYMETALの3人は可愛さの次元が違う!!!」と言い切る率直さが私はとても好き。それは間違いなくそうなんよ。でもそう思っても、ブログにはよう書かんもんよ。それをすらっと書けるんはtete-metal様の凄いとこ。 tete-metal様の、おおらかな人柄と、すこし南予寄り?の伊予弁が重なり合って、なんとも幸せな気分にさせてくれる良良ブログなんよ。 楽しい気分にさせてくれるけん、いっぺん、読んでみてや。 おまけ tete-metal様が衝撃を受け日々聴いたという、中元すず香さんの「オトシモノ」。 20110923 ASH 2011 autumn act 中元すず香 - オトシモノ(Youtube) miwaさんの曲のカバーなんですけど、 中元すず香さんが歌うと感情がストレートに伝わってきて、それとtete-metal様の人生とも重なる感じがして、なんか泣けるなー。。。 今日の日記では、私も、tete-metal様にあやかって、伊予弁を思い出しながら書いてみました。あんまり、上手じゃないかもです。失礼しました。 なお、リンクがご迷惑な場合には一報いただければ削除いたします。 ※同様の分野のランキング。優良ブログが見つかるかも。にほんブログ村にほんブログ村
Jul 15, 2017
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ㅤ今回はBABYMETALについて。キモイおっさんの妄想ですので興味のない方は華麗にスルーして下さい。 BABYMETALのライブは、まずは、メインヴォーカルのSU-METALさんの歌唱と空間支配力に圧倒されるのだけど、 同時に、ものすごく楽しく幸せな気分になる。 例えば、下の動画は、最新のBABYMETAL。米国のメタルバンド”Korn”にオープニングアクト(要は前座です)として帯同したツアーの最終日のもの。 最後の曲”ギミチョコ!!”に、メインアクトのKornのメンバーが飛び入り参加。 なんとも楽しそうなんですね。 特に、MOAMETALさんがピョンピョン飛び跳ねていたり、YUIMETALさんがニコニコお辞儀をしているあたり、Kornのメンバーも観衆も、そしてYoutubeで見ているだけの私なんかも笑顔にならずにはいられない。 要するに、この3人でこそのBABYMETAL。替えの利かない奇跡の3人。BABYMETAL with Korn - Gimme Chocolate!!「ギミチョコ!!」 [Ford Idaho Center] Nampa, ID (Youtube)1.菊地最愛さんの友情と献身 BABYMETALの母体は、小中学生限定のアイドルグループ”さくら学院”。 BABYMETALの活動継続の最大の危機は、SU-METALの中元すず香さんが中学をそして”さくら学院”を卒業するとき。 結局”課外活動”として存続することになるのだけど、最後に鍵を握ったのがMOAMETALの菊地最愛さんの意向。 以前も取り上げたけれど、アイドルにあこがれアイドルを目指す菊地最愛さんにとって、BABYMETALの活動は目指す方向と少し違う。(参考の日記)〇BABYMETALの凱旋と旅立ち(その3) じゃあ、なぜ菊地最愛さんがBABYMETAL継続を決断したのか。 色々なことを考慮したのだとは思うけど、SU-METALの中元すず香さんへの友情も大きな理由だったのだろうと思う。 下の動画は、中元すず香さんの”さくら学院卒業式”の模様を、ファンが菊地最愛さんに焦点を当て再編集したもの。Moa Kikuchi's Farewell Message to Suzuka Nakamoto [Fan Edit] [Eng Sub] [Sakura Gakuin] [BABYMETAL] (Youtube) 菊地最愛さんの言葉を抜き出すと以下のとおり。あのね、もあね、泣かないって決めてたの。でもね、なんかね、このへんがね、ジワジワしてきてね、涙が出てきちゃうの。卒業しないで。居なくならないで欲しいけど、やっぱり、すぅちゃんは、次は、自分のために頑張る番だから、もあは、応援していきます。大好き! 太字の部分を解釈してみると、 私たちの”さくら学院”のために中元すず香さんが頑張ってくれた。中元すず香さんは卒業して今度はBABYMETALで自分のために頑張る番。私は、MOAMETALとして、その活動を応援するよ。 という感じかな。 ちょっと感動的なお話。2.MOAMETALさんの魅力 ダイナミックなダンスと、爆発する感情表現で魅了してくれるMOAMETALさんだけど、 ステージ外でのコミュニケーション能力も大きな魅力(その辺は、さすがアイドルにあこがれアイドルを目指す菊地最愛さんならでは)。 例えば、下は、米国VICE Media社の音楽部門NoiseyによるBABYMETALへのインタビュー動画。 ”キツネの神様”について少し恥ずかしそうに話すYUIMETALさん。軽くアカペラで歌うSU-METALさん。 場の空気を支配するのは、当惑するインタビュアーを目配せ一発で納得させるMOAMETALさん、 インタビュアー含め、とても楽しそうで、3人の魅力が凝縮しているように思います。Noisey@NoiseyMusicさん Here's what happened when we tried to join @BABYMETAL_JAPAN(Twitter) また、下は、ロック音楽サイトのLoudwireによるBABYMETALのインタビュー。Babymetal on 'Metal Resistance,' Wembley + 'Awadama Fever' (Youtube) 1:25あたりからのMOAMETALさんへの質問は、 ”ファーストアルバムが良かったので、セカンドアルバムをより良くするのにプレッシャーは無かったか”という、自分で曲作りをするわけではないBABYMETALに対してはピンボールに近いもの。 それにたいして、全然動ぜず、最後は満面の笑みで答えるMOAMETALさん。さすがです。 MOAMETALさんはライブのステージでも輝いているのだけど、テレビサイズが本来の居場所ではないかと思ったりもする。 そういう意味で、準備が進んでいるであろう、米国での実写を組み合わせたアニメ制作は、MOAMETALさんの本領発揮の場なのだろうな。楽しみだな。それと最後に、Happy 18th Birthday, MOAMETAL!おまけ テレビ収録で子供は働いちゃいけない時間帯に近づいたけど、”18歳だから帰らなくていい”とむちゃを言う小学6年生の菊地最愛さん(左)と水野由結さん(中)(ちなみに、とっても小さいけど、すでにBABYMETAL結成2年目なんです)。2012/03/22(Youtube) (4:44)※同様の分野のランキング。優良ブログが見つかるかもにほんブログ村にほんブログ村
Jul 4, 2017
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ㅤBABYMETALについての新シリーズを始めます。キモイおっさんの妄想ですので興味のない方は華麗にスルーして下さい。 BABYMETALは、まだまだファンの数は少ないと思うのだけど、いったん知ってしまうと、熱く深くはまりこむ魔力がある。 いい大人がなぜ、こんなに惹かれるのか。1.BABYMETALは友情と努力と勝利の物語 子供の頃に読む少年漫画は、”友情・努力・勝利”がテーマになっているものが多い。子供は、この世界は”友情・努力・勝利”でできているんだと信じている、または信じたい気持ちがあると思うのです。 だけど、実際の社会は、それぞれの人や組織が自分の利益のために行動していて、その利害のバランスで成り立っている。そういうことを理解して、その利害のバランスを大事にするのが大人になるということだと思う。 ところが、BABYMETALのプロジェクトは、私なんかが長年慣れ親しんできた大人の社会の法則が全然当てはまらない。 例えば、目の前に ”達成が比較的容易で利益が出る選択肢”と”達成が困難なうえに利益が出ない選択肢”があれば、誰しも前者を選ぶと思うのだけど、 BABYMETALプロジェクトは、常に後者の”達成が困難なうえに利益が出ない選択肢”を選んできた。 アミューズ社員でプロデューサーのKOBAMETAL(小林啓)さんの人生観が投影されているのだろうと思うけど、会社との関係で、なぜそのようなことが可能なのか。 初期にはBABYMETALには誰も利益を期待していなかった(その代り予算も無かった)だろうし、KOBAMETALさんが会社の圧力からBABYMETALを守ったときもあったかもしれないし、今となっては大里会長率いるアミューズ社自体が会社の存在意義としてBABYMETALをとことん大きく育てようとしているのかもしれない。 いずれにせよ、BABYMETALプロジェクトは発足時から今に至るまで、利益より常に新たな挑戦、”友情と努力と勝利”という、少年漫画のような世界を貫いている。やれば利益につながりそうなプロモーション活動やファンサービスにすらさほど力を入れず、ひたすらステージパフォーマンス向上につながることを一生懸命やっている。 最初は、BABYMETALのライブパフォーマンスに引き付けられる。そして、その背後には一貫して、”友情と努力と勝利の物語”があることを知る。 利害のバランスの大人の社会の住人も、BABYMETALを前にした時だけは、世界が”友情と努力と勝利”で満ちていると信じていた子供の頃に戻ることができる。 そして童心に帰って、BABYMETALのライブパフォーマンスを見る。すると、ますます圧倒される。この繰り返し。 それこそが、いい大人が、というか、いい大人こそ、BABYMETALに深く深く嵌り込んでいく理由ではないかと思うのです。2.物語はBABYMETAL結成前にさかのぼる ここから先は、BABYMETALファンなら普通に知っているような話なので、ファンの方は読み飛ばしてください(興味のない方も読み飛ばすだろうから、何のために書く?) BABYMETALの物語の語り部は、YUIMETALの水野由結さん。 下は、BABYMETALの出身母体であるアイドルグループ”さくら学院”のブログで、水野由結(YUIMETAL)さんが、自身の15歳の誕生日に芸能活動の原点となるエピソードとして書いたもの。〇「15歳」(水野由結さん、さくら学院オフィシャルブログ) 実際にリンクをたどって読んでいただくのが一番だと思うのだけど、要約すると、 時は、BABYMETALや母体のさくら学院が結成されるさらに2年前にさかのぼる。 当時小学3年生の水野由結さん。家族が生死にかかわる病気で入院し先の見えない状態で本当に辛かった時に、可憐girl's(注:アニメ番組とタイアップした3人組小学生アイドルユニット。SU-METALの中元すず香さんもメンバー。)の歌が勇気づけてくれた。 家族の病気が治って、可憐girl'sの任務完了ライブに一緒に行ったときは本当に夢のようだった。当時芸能活動の継続に悩んでいたけれども、それ以来”可憐girl'sになりたい”が口癖となった。 BABYMETALのライブ”LEGEND D”(注:水野由結さん中学1年生の冬)で、元”可憐girl's”の中元すず香さんと一緒に可憐girl'sの”Over The Future”を歌えた時は夢が叶った瞬間だった。 辛いことがあった時、淋しい時に、さくら学院やBABYMETALの曲でパワーを送ることができたら本当に嬉しい。 気持ちを込めて一生懸命歌ってダンスを踊りたい。そして、元気で笑って過ごせる毎日に感謝して毎日を大切に過ごしたい。 いやー、いい話だ。 3.水野由結さんの語るBABYMETALの初心の気持ち 下のブログは、水野由結さんのさくら学院在籍時としては最後のBABYMETALのライブを終えて、「BABYMETAL」と題して書かれたもの。〇「BABYMETAL」(水野由結さん、さくら学院オフィシャルブログ) この当時、すでに欧州の巨大フェスや単独ライブも経験し、大きな存在となっていたBABYMETALだけど、 水野由結さんのブログで取り上げられている内容は、 結成当初メンバーや関係者の私服を交えたステージ衣装だったことや、2年後にはじめて衣装が作られたとき本当に嬉しかったこと。さくら学院重音部としてスタートしてたくさんの方に支えられて今のBABYMETALがあり、初心の気持ちは絶対忘れないこと。 いい話です。4.水野由結という人 このYUIMETALの水野由結さん。キレのある精緻なダンスと、赤ちゃんにもたとえられる天真爛漫な笑顔で魅了してくれるのだけど、 書くブログの文章も秀逸。 全体を俯瞰して冷静に自分たちを見つめつつも、情熱にあふれた文章を書かれる。また、1つ1つのセンテンスに色々な気配りがされている。 さくら学院のブログから、あと2つほど。 まずは、さくら学院卒業時の最後のブログ。「水野由結」というタイトルで万感の思いを込めてさくら学院の活動を振り返り、後輩に託す思いを綴ってます。〇「水野由結」(水野由結さん、さくら学院オフィシャルブログ) もう1つは、最後の”公開授業”のことを書いたもの。 昔の歌を1曲選んで、アカペラで披露する「歌の考古学」という授業なのだけど、水野由結さんの選んだのは、シンディ・ローパーの”True Colors”〇「歌の考古学」(水野由結さん、さくら学院オフィシャルブログ) 英語の歌詞の日本語訳を載せているのだけど、原詞にない言葉も足した水野由結さんのオリジナル。 まるで、自分自身に言い聞かせるような内容となっていて、水野由結さんの人柄と覚悟が伺える。今にも 泣きそうな目をしているわねそんなにがっかりすることないの私も痛いくらいわかっているよいろんな目が自分に向けられる中で勇気をもって強く生きることがどれ程難しいか何を目指していけばいいのか分からなくなるし心の中にある闇が自分を弱気にさせる時もあるよね自分はなんてちっぽけなんだろうと感じてしまうよねだけど私はあなたにしかない色が見えるよ内側から輝いてるわ私には本当のあなたが見える 知っているよだから あなたを心から愛しているのほら 怖がらないで 彼らにあなたの本当の色を見せてみようそうあなたの色を本当のあなたはとても美しいわ虹のように周りの人を魅了するの 本当に美しいわ さくら学院卒業後は、文章を発信する機会は無いけれども、 BABYMETALがもっともっと大きくなったあかつきには、水野由結さんに是非BABYMETALの物語を書いて欲しい。 いつの日にか。最後に、Happy 18th Birthday, YUIMETAL!※同様の分野のランキング。優良ブログが見つかるかもにほんブログ村にほんブログ村
Jun 20, 2017
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ㅤ今回はBABYMETALのお話。 ”BABYMETALの凱旋と旅立ち”と題したシリーズの最終回です。これまで同様、キモイおっさんの妄想ですので受け入れられない方は華麗にスルーして下さい。(関連の日記)〇BABYMETALの凱旋と旅立ち(その1)〇BABYMETALの凱旋と旅立ち(その2)〇BABYMETALの凱旋と旅立ち(その3) このシリーズは、元はといえば昨年9月の東京ドーム2Daysを観戦した直後から書いておきたくなったネタだったのですけど、なかなか筆が進まず今になってしまいました。さすがに今書いておかないと意味が無いような感じもするので、駄文だけど書いてみます。0.東京ドーム公演の感想 やや横道にそれますが、 この東京ドーム公演、まさに、BABYMETALにとって海外武者修行の旅からの凱旋であり、また世界のメインストリームへの旅立ち、という大きな大きな節目のステージだったように感じました。 そして、その節目のステージを後押しするかのような巨大セット。私は、ドーム公演の初日はスタンドの一番上の方の席だったのだけど、この巨大セットの上の天空ステージに3人が立つと、ちょうど目の前に見える。満席の5万5千人の観衆全てが楽しめるようにとの配慮なのだろうけど、いったい何億円かかったのだろう? ”いくらお金がかかっても良いからとにかく最高のパフォーマンスを”というような、アミューズ社の意気込みが感じられます。人知れず、ステージ衣装ですらメンバーや関係者の私物で賄っていたプロジェクトが、ついにここまで。1.BABYMETALの第3フェーズ 完全に個人的な妄想ですが、BABYMETALの発足時からこれまでの活動は、3つのフェーズに分けられるのではと思います。(1)第1フェーズ:国内アイドル修行の時代 2010年秋頃に”さくら学院重音部”として発足してから、2014年3月の武道館公演まで。 発足時にはアイドルとしてもかなりのイロモノ扱いだったのだと思うのだけど、武道館公演時には知名度はともかくパフォーマンス的には過去のスーパーアイドルの絶頂期と比較しても遜色のないところまで到達したと思う(個人的な感想です)。(2)第2フェーズ:海外メタル修行の時代 2014年3月の武道館公演から、2016年9月の東京ドーム公演まで。 当初はジャンルも違う東洋の小娘が紛れ込んできた的な見方もされていたけれども、出演フェスなどで力量を見せつけるとともにメタル界のレジェンドたちのお墨付きも得て今ではすっかりメタル村の住人として受け入れられた感があります(個人的な感想です)。(3)第3フェーズ:世界のメインストリームへの進撃の時代 2016年9月の東京ドーム公演から。 第1フェーズではアイドルグループとして、第2フェーズではメタルバンドとしての足元をしっかりと確立したBABYMETAL。だけど、世界全体から見ればアイドル界もメタル村も小さな場所。その小さな場所に留まっていたのではBABYMETALの将来も限られたものになってしまいかねない。 アイドルとメタル、遠く離れた2つの場所に足場を築き、いよいよその間に大きな大きなアーチを掛けていく。いよいよ世界のメインストリームへと進撃を開始したのではと期待してしまう。 東京ドーム公演はその門出にふさわしいような、アイドル的要素とメタル的要素をほどよく取り入れ、そのいずれをもはるかに超越した存在であることをあらためて見せつけてくれたかなと思います(第2フェーズがアイドル的要素を減らしメタル的要素を増やす傾向だったのを揺り戻した感)(完全に個人的な感想です)。 そして、東京ドーム後に発表された活動の1つが、米国での実写を組み合わせたアニメ出演。これは、アイドル側からメインストリームへと1歩進める道(続報が無いのが気がかりなのだけど。。。)。 もう1つが、米国の大御所ロックバンド”Red Hot Chili Peppers(以下レッチリ)”の英国アリーナツアーへのスペシャルゲスト(要は前座です)としての帯同(その後米国アリーナツアーにも帯同することに)。レッチリはカリフォルニアの風を感じさせてくれるバンドという存在らしく、さしずめ日本でのサザンのようなものか。こちらのほうは、メタル側からメインストリームへと1歩進める道か。2.レッチリのスペシャルゲストの結実 レッチリツアーの英国8公演(昨年12月)、米国10公演(今年4月)に帯同したBABYMETAL。 今回のレッチリの前座は、最初から盛り上がってスタートしたわけではない。当然のことながら、ほとんどのレッチリファンは前座の演者のことなど興味が無い。それどころかレッチリのFacebookなど見ると、一部にBABYMETALも好きという方はいたものの、レッチリの前座にはふさわしくないとか、中にはレッチリもヤキが回って商業主義に毒されたとかとか酷評するファンも大勢いた模様。 だけど、そういうアウェーの環境こそが、BABYMETALの成長の源。SU-METALさんなんかは、BEBYMETALを知らないポカンと見ている観客を前にすると闘志に火が着くのだそうだ。 そして、BABYMETALが闘志を燃やしたアウェーのレッチリツアーのフィナーレが4月29日のマイアミでの公演。スタート時と比較してBABYMETALは確実に成長しているし、レッチリファンにも断然受け入れられて大盛り上がりなんですね。 どんな感じだったか、マイアミライブのファン撮影動画(現地に行かずして見られるのはありがたいことです。大感謝)を見てみよう。(1)身体的成長とともに進化 下の動画は、PAPI METALさん撮影のメギツネ。 この曲は、SU-METALさん15歳、YUIMETALさんMOAMETALさん13歳のときに公表された比較的初期の代表曲。 公式MVだと、まさに”SU-METALさんの周りに天使のように小さなYUIMETALさんMOAMETALさんを配置”という初期のコンセプトのままな感じなのだけど、3人が同じぐらいな身長になった今でも魅力が減るどころかどんどん増してきている。 一時期SU-METALさんはメギツネの高音域が少し苦しくなってきているのではという憶測があったように思うのですが、下の動画では難なくド迫力で歌っています。また、音を伸ばす部分で尻上がりに声量が増すのが魅力で、特に最後のアァーと伸ばすところの一番最後に短くアッ!と叫ぶ感じなのが私的にはツボです。 また、YUIMETALさんMOAMETALさんもカワイイからカッコイイに順調に進化中です。BABYMETAL MEGITUNE @ A.A Arena MIAMI(Youtube)(2)空間支配力と英語力の進化 下の動画は、これまたPAPI METALさん撮影のKARATE。 昨年4月発売のセカンドアルバムの代表曲で、ライブで披露するごとに進化中。 米国ツアーでの見どころは何といっても2分30秒ごろからの間奏部分。スマホのライトを点けるよう呼びかけるSU-METALさんに客席が反応し、会場が満天の星空のよう。その幻想的な雰囲気の中での客席とのコール&レスポンス。感動的場面を創り出していくSU-METALさんの空間支配力は感嘆するのみ。そして客席に呼びかけるアドリブの英語がものすごく感情が載っている感じで、SU-METALさんの英語力の向上も目を見張るばかり。BABYMETAL KARATE @ A.A Arena Miami(Youtube)(3)プライスレスな魅力 下の動画は、最後の曲ギミチョコ!!にレッチリメンバーが飛び入り参加したもの。 これもPAPI METALさん撮影の素晴らしい動画があるのだけど、下のはレッチリファンと思われるKen Rotbergさん撮影のもの。 メインのアクトが前座のステージに参加するだけでもめったにあることじゃないと思うけど、レッチリのメンバーはこの共演ためにBABYMETALの曲を練習しコンセプトに合わせて顔を白塗りにしてくれている。そして、動画を見て分かるように、とにかく心の底から楽しそうなんです。 レッチリのメンバーももBABYMETALのステージを見て、”こりゃ楽しそうだ、自分たちも一緒にやりたい”、そう思ってくれたんだろうなー。すべてやりつくしたような大御所の心をも動かす、そういうプライスレスな魅力がBABYMETALにはあるんだろうな。Gimme Chocolate!! - Baby Metal - MIAMI - With Josh, Flea and Chad of Red Hot Chili Peppers - 4/29/17(Youtube)(4)投資家目線的な蛇足 このすばらしいライブはマイアミで行われた。 マイアミは米国のミリオネア・ビリオネア達が住まう街。 このマイアミでのライブ以降、アミューズ株が堅調なのは偶然だろうか? 3.東京ドームはゴールではない 東京ドーム公演後のインタビューにて、SU-METALさんは、”東京ドームを目標に今までは歩いてきましたが、東京ドームに立って、ここがゴールではないと思いました”と語っている。 虚勢をはるような性格の方では全くないのだから、ずっと先の新たな目標を着実に見据えているのだろうと思う。 BABYMETALがもっともっと進化していくとして。。。ここで、1つだけ未来予想。。。 なんだか、私らしいへそ曲がりな予想では、BABYMETALはいずれ英語の歌をメインにしていくのではないかと思う。 ”BABYMETALは日本語で歌うからこそ海外でうけた”と言われるけど、”日本語で歌うにもかかわらず、あまりに圧倒的なため海外で受け入れられた”のではないか。 SU-METALさんは、単に売れればよい人ではなく、歌で自分のメッセージを伝えたい人。今回の米国ツアーで見せた英語力の急速な進化は、海外の観衆に直接メッセージを伝えたいというところにモチベーションがあるのだろうと空想している。そうであれば、いずれは歌も英語にシフトしていくのではないだろうか。 さて、日本時間の明日、ロサンゼルスでBABYMETALのライブが行われる。昨年9月の東京ドーム公演以来の実に久々のBABYMETALメインのBABYMETALのファンで埋め尽くされた会場でのライブ。新しい何かがあるといいな。。。 今回はいつもに増して妄想成分の多い日記でした。では。※同様の分野のランキング。優良ブログが見つかるかもにほんブログ村にほんブログ村
Jun 16, 2017
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ㅤお気に入りのブログを追加しました。 今回の追加は、BABYMETAL関連の良ブログDEATH。 ファンとしても投資家としても気になるBABYMETALの過去・未来なのですけど、なにぶん私には音楽の素養が全くなく、またエンタメ界隈のことも分かりません。 そこへいくと、今回追加させていただいた2つのブログは素晴らしいです。少しでも興味のある方は、いや興味の無い方もご一読いただく価値があると確信します。1.FOXGODへの道 まずは、〇FOXGODへの道 chiyojyi様のブログです。chiyojyi様はメディアに勤務し、プレス取材をきかけにBABYMETALにはまり、半年後にせまる定年退職を機にとある計画を実現しようとされているとのこと。アマチュアバンドをされていた経験もあり音楽への造詣が深く、知識量もBABYMETALへの熱量もスゴイ。情報発信のプロですので、大変な筆力の良良ブログです。 しかし、BABYMETALのメインヴォーカルSU-METALさんの歌声というのは、私のようなド素人にも、chiyojyi様のようなエンタメ業界の裏表全て知っているような方にも涙を流させるだけのものがあるのですね。2.広島のすぅちゃん BABYMETAL中元すず香の軌跡をたどる もう1つは、〇広島のすぅちゃん BABYMETAL中元すず香の軌跡をたどる ふらこメタル様のブログです。 SU-METALの中元すず香さんの軌跡をたどるということで、4歳から始まり今のところ4年前頃まで掲載されてます。海外在住というハンデもありながら、どこから見つけてこられるのか膨大な資料をもとに時系列で丁寧にまとめておられます。 中元すず香さんやその周辺のありとあらゆるエピソードを発掘される勢いで、中元すず香さんやBABYMETALの過去を振り返り、その本質を探るには必見の良良ブログです。3.蛇足 ともかく、両ブログともBABYMETALに対する熱量と書き手の筆力が突出していて、 ファンとして読む分には申し分ないのですけど、投資家として読むには一方向からのバイアスがかかりすぎるような気がしなくもないのですけど、 ある種の投資にはある種の狂気も必要かと思いますので、アミューズ株についてはバイアスがかかりすぎたとしても私は本望です。なお、リンクがご迷惑な場合には一報いただければ削除いたします。 ※同様の分野のランキング。優良ブログが見つかるかも。にほんブログ村にほんブログ村
May 20, 2017
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ㅤ久々のブログ更新。今回は、キモイおっさんの妄想です。 ブログ更新の間隔があいてしまったのは、ひとえにBABYMETAL。パソコンに向かうと、株のことよりBABYMETAL。都民ファーストならぬBABYMETALファースト状態なんDEATH。 4月12日から米国の大御所ロックバンド”RED HOT CHILI PEPPERS”のスペシャルゲスト(要は前座です)として、米国アリーナツアーに帯同しているのだけど、とにかく凄いことになっている。 メインボーカルのSU-METALさんの歌唱は冴えわたり、覚醒したMOAMETALさんは暴れまわり、YUIMETALさんはゆいちゃんまじゆいちゃん。 下の動画は今回のライブのハイライトとなるKARTE。特に3分ごろからの間奏部分、SU-METALさんがスマホのライトを点けるよう呼びかけると、会場が満天の星空のようになり、その幻想的な中で客席とのコール&レスポンス。 観衆はレッチリファンのほぼBABYMETAL初見の人たち。評判を聞いてか前座のステージに詰めかけ、ライトを点けてくれている。曲が終わると悲鳴のような歓声が沸き起こる。 なんだか夢を見ているようで涙が止まらない。日本のメインストリームは後回しで、先に米国のメインストリームに突き刺さって行く。BABYMETAL Karate Columbia SC 2017(Youtube) もう、この動画を見ていただければ、他は付け足しのようなものだけど、BABYMETALについて少し書いておきます。(関連の日記)〇BABYMETALの凱旋と旅立ち(その1)〇BABYMETALの凱旋と旅立ち(その2)1.BABYMETALはいつまで続くかーその制約要因ー ファンとしても投資家としても重要な、”BABYMETALはいつまで続くか”ということについて、自分なりの考えをまとめておきたい。 BABYMETALがアイドルグループ”さくら学院”の部活動(サブユニット)として発足した当時、ほぼ全てのファンはBABYMETALは時限的な存在と思っていただろうし、当の本人たちもそう思っていただろう。 時限的なはずだという理由は大きく3つ。(1)システムの制約 そもそも母体のさくら学院自体がメンバーが小中学生限定のグループ。なら、そのサブユニットであるBABYMETALもSU-METAL(中元すず香)さんが中学を卒業すると同時に活動を終えるのが宿命。(2)メンバーの身体的成長による制約 BABYMETALのメンバー選定にあたっては、「メインボーカルの中元すず香さんと吊りあう人がなかなか居ない、それならいっそ中元すず香さんの周りを天使のように小さな水野由結さんと菊地最愛さんを配置しよう」ということだった模様。 また当初、そのアンバランスさが受けていた面があり、メンバーが身体的に成長してしまえばBABYMETALは特徴が失われて終わってしまうと思われていた。(3)メンバー、特に菊地最愛さんの意向 MOAMETALの菊地最愛さん、将来の夢は”スーパー最愛ちゃん”、小学生の時から中学卒業間際まで。スーパー最愛ちゃんとは、要するに少女漫画”きらりん☆レボリューション”の主人公のアイドル”月島きらり”。アイドルにあこがれアイドルを目指す菊地最愛さんにとって、BABYMETALの活動は目指す方向と少し違う。 上記(1)に関して、中元すず香さん卒業後に、BABYMETALはさくら学院から独立したユニットとして存続することになるのだけど、継続の意向を確認された際に最後まで迷ったのが菊地最愛さん。当時、進級して中学2年生の菊地最愛さんはいずれにせよ引き続き”さくら学院”の活動は続けるのだけど、それでもBABYMETALの継続を迷った。 そして、いよいよ自分が中学を卒業する時が来る。もう、その時点ではBABYMETALは大成功しており、いまさら止めるという選択肢は菊地最愛さんに与えられてなかっただろうと思う。さくら学院を卒業すれば、菊地最愛としてのアイドル活動は終了し、活動の場はBABYMETALのみとなる。その卒業間際のイベントで菊地最愛さんは、”卒業してしばらく進む道はMOAMETALの道だけど、必ず菊地最愛として帰ってくる”と決意を語る。 心を他に残してMOAMETALの活動を続ける菊地最愛さん。BABYMETALの寿命を左右する大きな問題。。。2.BABYMETALの永続性が確認された東京ドーム公演 上であげた3つの問題のうち、1つめの”システムの制約”の問題は解消済み。 2つ目の”メンバーの身体的成長の制約”についても、YUIMETALさんやMOAMETALさんの身長が伸びて、SU-METALさんとほとんど差が無くなて来ても、魅力が消滅するどころか、ますます輝きを増す一方、 下の動画は、BABYMETAL結成時から昨年4月の英国ウェンブリー公演までの映像をつないだもの。魅力の質は変わっても観客の熱狂は変わらない。○Babymetal from the beginning, to...(dailymotion) 東京ドーム公演では、YUIMETALさん、MOAMETALさんがSU-METALさんとともに十字架に磔にされて登場する演出。これまでなら、磔はSU-METALさんのみで他の2人は使徒の役割。2人の成長とともに、演出面も変化。 メンバーの身体的成長を根拠としてBABYMETALの寿命をうんぬんするのは的外れになってくるだろうと思う。 そして、最後に残った菊地最愛さんの意向問題。 実は、私は、東京ドーム公演が、この問題を最終的に解消してくれたと確信している。 というのは、この東京ドーム公演はBABYMETALにとって海外武者修行への出発の場となった武道館公演以来おおよそ2年半ぶりのアイドルコンサート風にも見えるライブ。全席指定で観客皆がステージを見つめ、360度円筒型巨大スクリーンには3人の姿が大写し、合いの手が入り配布のライトが光る。 日本への凱旋公演という意味合いに加えて、菊地最愛さんにとってはアイドル界への束の間の凱旋でもあった。菊地最愛さんが目標とした”きらりん☆レボリューション”の”月島きらり”も東京ドーム公演を行っている。東京ドーム公演で菊地最愛さんは子供のころからの夢である”月島きらり”になれたのだろう(成長とともに気持ちも変わるはずとの意見もあると思うけど、その後の雑誌インタビューで好きなマンガとして”きらりん☆レボリューション”を挙げているの)。 MOAMETALとして遠回りしていたと思っていたら、思いがけず夢が実現。東京ドーム公演初日の映像には、満席の観衆を見渡して涙ぐむMOAMETALさんの姿が。スーパーアイドルを目指す菊地最愛の道とBABYMETALのMOAMETALの道が重なり合た瞬間。 そうであるなら、今後はMOAMETALの道を邁進するのみ。東京ドーム以降のMOAMETALさんのステージでのはじけっぷりは目を見張るようで、迷いが無くなったのだろうと思う。 後押しするかのように、米国でのBABYMETALの実写との組み合わせによるアニメ化の計画も公表された。 ということで、菊地最愛さんの意向問題も解消したと確信。3.まとめ BABYMETALの継続性の障害となりそうなものが無くなったことや、今回の米国ツアーの充実ぶりを見るにつけ、 BABYMETALプロジェクトは、多くの人が想定する以上に長く続くのではないかと確信している。 少なくとも、今のPerfumeさんの年齢ぐらい(あと10年程度)は活動するだろうし、 ひょっとすると今のサザンオールスターズの年齢ぐらい(あと40年以上)活動するかもしれないと思う(その場合は、メンバーのソロ活動も並行するだろうけど)。 いやもう、残された時間はあと僅かなんてことは実はなく、世界のメインストリームの頂点まで上り詰める時間は十分にある。そして当然その才能も。※同様の分野のランキング。優良ブログが見つかるかもにほんブログ村にほんブログ村
Apr 23, 2017
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今回は、BABYMETALについて。 経済紙誌では、BABYMETALのヒット、特に海外での過去にないほどの成功については、メタルとkawaiiの融合が良かったとか、仕掛け方が巧みだったとか、戦略面から語られることが多い。 経済紙誌としては、そういう切り口しかないのかもしれないのだけど、ファンとしては、もっと本質的なところが見落とされているのでは、と思うので、今回はそのあたりのことを。 キモイおっさんの妄想ですので、興味のない方は華麗にスルーしていただければと思います。(前回の日記)〇BABYMETALの凱旋と旅立ち(その1)1.BABYMETALにはSU-METAL(中元すず香)さんが居る 日記のタイトルを”BABYMETALの凱旋と旅立ち”としているように、このシリーズでは、これまでの集大成であり新たな出発点でもある昨年の東京ドーム公演について書きたいと思うのだけど、 その前に、まずは、BABYMETALの原点のところを押さえておきたい。 BABYMETALをアイドルとメタルの融合が目新しくてうけたとか表層的に捉えて、似た路線を狙ってくるグループがいても、ほとんどうまく行かない。 BABYMETALには、圧倒的な歌唱力、表現力、胆力を備えたメインボーカルのSU-METAL(中元すず香)がいて、他のグループにはいないからだと思う。 私がBABYMETALに引き付けられたきっかけが、SU-METALさんの歌唱とカリスマ性ということで、バイアスがかかっているんかもしれないけれど。 BABYMETALは、アイドルグループ”さくら学院”のサブユニットとして2010年にスタートしたのだけど、 もし、中元すず香さんが居なかったら、BABYMETALは始まっていなかったか、もし始まっていても、あくまで”さくら学院”のサブユニットとしてコアなアイドルファンのみに知られる存在のまま終了していたのではないか。 1.中元すず香という人 (1)天賦の才能 後にBABYMETALのSU-METALとなる中元すず香さん。 Perfumeなど多くの芸能人を輩出しているアクターズスクール広島(ASH)の出身なのだけど、8歳でASHに入学した時には既に特別な存在感があったようで、すぐにアミューズ社と契約にいたっている。 下の動画は、小学5年生の中元すず香さん。 音楽の素人なので適切なコメントはできないのだけど、曲の中盤以降に徐々に盛り上げていく感じとか、サビの声量や哀感あふれる声の質とか、表情やたたずまいとか、 今に至る結果を知っていて見るからかもしれないけれど、努力もさることながら、それだけではどうにもならない領域の天賦の才能に溢れた方なんだと思う。〇中元すず香「明日への扉」(Youtube) そして、下の動画も同じく小学5年生の中元すず香さん。 アニメ番組とタイアップした小学生アイドルグループ”可憐Girl's”のメンバー”SUZUKA”として、主題歌”Over the Future”を歌っている。 見どころとしては、2分50秒頃からの間奏部分で、センターに回り込んでリミッターが外れたようなダンスを披露している。 なんでも、可憐Girl'sで振付師のMIKIKOさんの指導を受けて、それまで苦手にしていたダンスが好きになったのだそうで。MIKIKOさんが後年語るところによると、SU-METALさんは、カウントでダンスを覚えるのでなく、音を聞いて本能で覚え踊る見たことのないタイプの人なんだとか。〇可憐Girl's - Over the Future (Dance version) (2:54)(Youtube)(2)覚悟と人柄 天賦の才能に溢れた中元すず香さん。 天賦の才能に安住するのではなく、歌にかける覚悟や努力も尋常ではない。 中学生の中元すず香さん、 ”私は歌。私から歌を取ると何も残らない。”こんなことを言うんですよ。 とにかく、歌に人生のすべてを投入している感じ。ストイックなんですね。 下の写真は、去年の海外ニュース(フェスで見るべきバンド特集)のものなんだけど、SU-METALさんの華奢な体系に似合わぬ首の迫力にビックリ。この首だからこそのあの音量・安定感なんだなと妙に納得。どんだけ歌に打ち込めば、こんな首になるのだろう。 そしてまた、人柄が抜群なんですよ。 経験上、1つの道にストイックに取り組む人は他人と壁を作ったりしがちだし、才能のある人は自己顕示欲が強すぎたりすると思うのだけど、 中元すず香さんは、おおらかな気のいいお姉さんのようなタイプで、自己顕示欲のかけらも無いような、人に好かれる人柄のようで、 そして、中学校3年生の中元すず香さん。さくら学院の生徒会長として、良い人というだけではグループをリードしていけない正念場。 下の”ふらこメタルさん”の”広島のすぅちゃん”というブログ(中元すず香さんの軌跡をたどる出版できるレベルの素晴らしいブログだと尊敬します)を一読いただきたいのですが、 リーダーとして脱皮していく過程が描かれていて、大人の社会でもここまで誠実に取り組む人はなかなか居ないんじゃないっていうような、ちょっと泣けてきます。〇1050 中元すず香そのリーダー像に迫る 広島のすぅちゃん BABYMETAL中元すず香の軌跡をたどる(ふらこメタルさん) この才能、この覚悟、この努力、この人柄、 かかわる人は、なんだってできる限りのことをしてあげたい、彼女に恥ずかしくない自分でありたいと思うんじゃないでしょうか。 それが、BABYMETALプロジェクトの中核。このプロジェクトが成功した最大の理由ではないかと。2.SU-METALの歌の進化 天賦の才能に溢れる人が、誰よりも覚悟を持って、誰よりも努力するのだから、 どんどん進化していくに決まっている。 SU-METALさんの歌の進化の軌跡を少し追ってみます。(1)中学生のSU-METAL 下の動画は、SU-METALさんが中学校3年生のとき、まだBABYMETALがさくら学院のサブユニットだった時のもの。 LEGEND“D” SU-METAL聖誕祭と銘打ったライブ。SU-METALさんの15歳の誕生日を記念し、ちょうど生まれた頃に流行っていたアイドルグループSPEEDの”White Love”をカバーしたもの。 歌の迫力とともに、前傾姿勢で腕を振りながら歌う感じがなんともカッコいいです。(それと、余談ですが、この頃の客席はほとんどアイドルファンなんですね。最近はまった新参者としては、当時(から)のファンには本当に感謝ですね。この盛り上がりがグループを継続させたのだから)〇BABYMETAL - White Love (Angel Of Death Ver.) 2012 (Youtube)(2)高校生のSU-METAL 下の動画は、SU-METALさんが高校1年生のときの武道館ライブ 黒い夜 LEGEND“DOOMSDAY” 〜召喚の儀〜 の際の、ソロ曲”紅月-アカツキ-”。 前回書いた、海外武者修行への起点となるライブ。(余談だけど、BABYMETALには珍しい愛の歌で、歌詞の意味は今一つ不明なのだけど、私は死せる恋人に永遠の愛を誓う歌なのかなと勝手に思っている。) 切々とした歌声と切ない表情、この曲のときだけ着るマント捌きとあいまって、ちょっと涙腺がゆるむんですけど。〇BABYMETAL - AKATSUKI「紅月アカツキ」BLACK NIGHT HD1080p (Youtube)(3)大人のSU-METAL SU-METALさんも昨年12月で19歳。 現在、BABYMETALは往年のロックバンド”Guns & Roses”のオープニングアクトとして日本ツアーに帯同中。 下の動画は、初日の京セラドームでの”KARATE”。撮影自由ということで、参加された方(Red Aprilさん感謝です)がYoutubeにアップされたもの。 BABYMETALの参加が発表される前からチケットが発売されていたので、観衆の多くは”Guns & Roses”目当て。BABYMETALにとっては、かなりアウェーな環境なのだけど、海外武者修行で嫌というほどアウェーを経験してきたBABYMETALにとっては発奮材料でしかない。 ”最新のBABYMETAL”が”最高のBABYMETAL”とはよく言ったもので、動画の3分頃からの間奏部分の客席とのコール&レスポンスが進化。その後のジャンプしながらの歌唱が全くぶれなかったり、最後の”走れ~”と伸ばすあたりとか。 ライブに参加された方がスマホかなんかで撮った音でこのレベルなんだから、ちょっと、この人にかなう人は居ないんじゃないかと思わせるのに十分。〇Babymetal - Karate Osaka live 2017 (Youtube) もうね、中元すず香(SU-METAL)さんの歌とパフォーマンスは、子供にしてはすごいとか、アイドルにしてはすごいとかの領域を突き抜けて、限定無しで世界のクィーンなんじゃと。ファンのひいき目ですが。 BABYMETALについて書きだすと長くなるので、今回は、SU-METALは凄いよというところまで。アイドルなんて興味ないよねという方も、まあ、ちょっと先入観抜きで聞いてみてください。 このシリーズまだ続きます(全然書きたい内容までたどり着けない・・・)。※同様の分野のランキング。優良ブログが見つかるかもにほんブログ村にほんブログ村
Jan 29, 2017
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今回は、久しぶりにBABYMETALの話題。BABYMETALは知るほどに奥が深く、何事かを書くのは難しいのだけど、ファンとしても投資家としても避けては通れないので、個人的なまとめ的なものを。キモイおっさんの妄想ですので、興味のない方は華麗にスルーしていただければと思います。(関連の日記)〇まともなBABYMETAL論が経済誌に初登場 〇BABYMETALのアミューズは”花咲か爺さん”だった 〇BABYMETALは”机の下”から始まった〇BABYMETALにはまる 正月早々WOWOWが昨年9月のBABYMETAL東京ドーム公演2日目を放映していたので、その録画を鑑賞。 実際に現地で体験していたライブだけど、映像で見ると改めて凄さを実感。 まさに、BABYMETALの凱旋と旅立ちのステージだったなと。 海外武者修行の旅からホームへの凱旋であり、同時に世界のメインストリームへの旅立ち、という大きな大きな節目のステージ。0.BABYMETALとは まずは、BABYMETALについて簡単に振り返ると、 学校生活を模した中学生までの年齢限定アイドルグループ″さくら学院″の部活動(サブユニット)″重音部″として2010年秋頃に発足。メンバーは、 絶対的な歌姫 ″SU-METAL″(中元すず香さん、発足時中学1年生) まばゆい光に包まれた舞踊の天使″YUIMETAL″(水野由結さん、発足時小学5年生) あたたかい光に包まれた愛の天使″MOAMETAL″(菊地最愛さん、発足時小学5年生)の3人。(発足当初のアーティスト写真) YUIMETALさんとMOAMETALさんは、発足時には小学5年生だけど背格好は小学3年生ぐらい。これでメタルを標榜するのだから、まるで冗談のようだ。 1.海外武者修行への出発 期間限定と思われていたBABYMETALだけど、2013年春のSU-METALのさくら学院卒業という解散の危機を乗り越え、さくら学院から独立して継続。 その後も、驚異的なパフォーマンスの進化と観衆の熱量に支えられ、女性アーティスト史上最年少で武道館に到達。 2014年3月2日、武道館ライブ2DAYSの2日目。 “DOOMSDAY”(最後の審判)と銘打ったライブのラストに映像とともにナレーションが流された。 ギミック的な部分も含めBABYMETALの世界観や、歩んできた道のりが集約されているように思うので、以下に掲載してみたい(青字の部分がナレーション)。今から・・・メタルレジスタンスの全てを話そう・・・この地は巨大勢力”アイドル”の圧倒的な魔力によってメディア 政治 経済など全てが支配された世界アイドルソング以外は全て有害と見なされメタルも例外ではなかった(注:武道館までのBABYMETALは、AKBグループを想像させる″アイドル″へのレジスタンスというギミック的な仮想世界を描いていた)メタルの復権を願った使途の祈りがメタルを司る神 キツネ様のもとへと届きキツネ様はSUーMETAL YUIMETAL MOAMETALの3人を”アイドルとメタルの融合”をテーマにした新しいメタルの誕生を意味する”BABYMETAL”と名付けこの地へと降臨させたホントのメタルを手に入れるため キツネ様はBABYMETALに数々の試練を与えた全ては未知の世界であったホントのメタルを知らない少女達は己の力を信じて ただ立ち向かって行くしか術はなかったのだだが 幼いながらも道無き道を突き進み 与えられた数々の試練を次々と伝説へと変えて行く姿に人々は心を打たれるのであった(注:少女アイドルグループが、実際にロックフェスなどアウェーの場を乗り切っていくのだから、まあ凄いものだ)時計の針は動き始めたメタルの魂はこの地に新たな息吹をもたらしメディアを席巻する国民的マエストロや遂には巨大勢力アイドルまでもがメタルレジスタンスの象徴であるキツネサインを掲げるのであったメタルの魂は紅の炎となり漆黒の闇を一瞬のうちに白夜へと変え 沈まぬ太陽のように鮮紅な光を放ち続けるのであった(注:音楽番組でAKBと共演。司会のタモリさんやAKBメンバーもBABYMETALのキツネサイン(親指と中指と薬指を付けて、人差し指と小指を立てる)を掲げたことで、”アイドルへのレジスタンス”という仮想世界も終焉ということらしい)キツネ様はBABYMETALに告げるこの地でメタルレジスタンス第一章は完結したそして新たな狼煙を上げるためこの地を離れ新天地へと召喚するのだ時は来た いざ進まん 異国の地へと(ここで、ステージ上では3人が棺桶に入り、その棺桶が天井に吊り上げられていく。)It is the time to depart.In 2010, BABYMETAL was found as cute things KAWAII-METAL, that meaning is mixture of J-POP Idol and Heaby Metal.BABYMETAL is seeking attention from all over the world.BABYMETAL say goodbye to JAPAN.(注:私の英語力ではよく聞き取れないのですが、だいたいこんな感じかと)LEGEND "DOOMSDAY"それは新たなメタルレジスタンスの幕開けを告げる鐘の音が巨大魔法陣より鳴り響く運命の時BABYMETALはこの地でのメタルレジスタンスを完結し、異国の地へと武者修行の旅に出た。新たなメタルレジスタンスの使命を受けて・・・3つの棺桶が宙を飛ぶ映像が流され、そして、文字だけが一瞬ずつフラッシュしていく。日本活動停止任務完了舞踊の天使愛の天使神聖なる宴新たなる神々神世界鋼鉄神NEW LEGEND SERIES降臨そして、次のライブが欧州で開催されることが告知され、 冗談のように始まったBABYMETALが、凄腕のバックバンド”神バンド”を従えて、いよいよシャレでは済まない海外武者修行に旅立つことになったのだ。2.海外武者修行の結実 常識的には、無謀としか思えない海外武者修行。 それでも、少女達は己の力を信じて ただ立ち向かって行くのだ。 最初の大きな転機は、2014年7月の英国の巨大メタルフェス”Sonisphere Festival”。〇BABYMETAL - Ijime,Dame,Zettai - Live at Sonisphere 2014,UK (OFFICIAL) (Youtube) BABYMETALにとって欧米の大規模フェスへの初参戦、しかもいきなりのメインステージ。 当時のメタル音楽ファンにとってのBABYMETALは、ジャンルも違う東洋の小娘が紛れ込んできた的な感じだったようで、観客は6~7万人ぐらい集まっているけれど、お手並み拝見的な人がほとんど。 中には自分たちの神聖な場に場違いな奴が来たというような最初から怒っている雰囲気のいかついおっさんたちも結構いるような、冷やかな空気ではじまったステージ。 だけど、与えられた30分の時間の中でステージが進むにつれて観客を引き込み、上の動画はいよいよ最後の曲。もう、冷やかだった観客の心をしっかり掴んでいるのです。そして、ヴォーカル”SU-METAL”の困難な場を闘った末の勝利の笑顔。 異国の地での武者修行は、行く先々でノリの違う観衆、言葉も通じない。しかも、暑かったり寒かったり酸素が薄かったり雨が降ったり機材がトラブったり。。。 そんな困難なステージの積み重ねでの中で、どんな観衆にも通じるようにパフォーマンスが磨かれ、もともと胆力の塊のようなSU-METALのカリスマ性はますます高まり、チームの結束力は強まり、BABYMETALの存在感も増していく。 いよいよ2016年は、武者修行が結実し免許皆伝とも言える年に。 米国Billboard誌総合アルバムチャート39位のセカンドアルバムを引っ提げ、日本人初の英国ウェンブリーアリーナ公演を皮切りとした2016年のワールドツアー。 クライマックスの1つは、6月の世界最大級のメタルロックの祭典”DOWNLOAD FESTIVAL UK”。前日に英国専門誌主催”KERRANG!Awards 2016”にて、”BEST LIVE BAND”を受賞して臨んだステージ。〇BABYMETAL-KARATE (live UK Download 2016) (audio increased to 12dB) (Youtube) 雨天の中、メインステージに集まった10万観衆。2年前とは違い、観衆はお手並み拝見なんてことではなく、BABYMETALを見るために集まってきているのです。 BABYMETALの出番を狙いすましたかのように強まる雨脚。豪雨の影響で約20分遅れで始まったステージは、こういう逆境の大一番でこそ一段と凄みを増すSU-METAL率いるBABYMETALチームの圧巻のパフォーマンス。 そして、前日に受賞した”BEST LIVE BAND”の名に恥じぬ存在であることを、そのパフォーマンスと観衆の熱狂で証明。 クライマックスのもう1つは、7月の米国音楽誌主催の”AP Music Awards”授賞式での”Rob Halford”との共演。 〇APMAs 2016 Performance: BABYMETAL perform with ROB HALFORD of JUDAS PRIEST (Youtube) メタル界では、定冠詞付の”the Metal God”としてリスペクトされている”Rob Halford”と共演し、氏がボーカルを務める”Judas Priest”の往年の名曲2曲を熱唱。 ”the Metal God”とのハイトーン対決で一歩も引けを取らないSU-METAL。かっこよくギダーを弾くMOAMETALとYUIMETAL。 海外武者修行への出発点となった武道館ライブで一瞬フラッシュした”鋼鉄神”の文字。まさにその”鋼鉄神”と共演し、”BABYMETALにはメタルの未来がある”と称賛を受けるに至り、メタル村での居場所をしっかり確保、海外武者修行・メタルレジスタンスも完結したと言えるのではないか。 というような異国の地での武者修行を経てたどり着いた、9月の東京ドーム2days。まさしく、色々な意味でのホームへの凱旋。 かなり長くなってきたので、いったん区切ります。※同様の分野のランキング。優良ブログが見つかるかもにほんブログ村にほんブログ村
Jan 8, 2017
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私は、BABYMETALがビジネス面で過小評価されている、また所属会社の株価にも十分織り込まれていないと思っているのだけど、 その根拠の1つが、経済紙・誌でのBABYMETALのこれまでの取り上げら方が、見当違いのものばかりだったということ。 例えば、”メタルとアイドルの組み合わせというニッチな分野。そこがブルーオーシャンだった。” とか。 だけど、BABYMETALのライブ映像やこれまでの軌跡を見れば一目瞭然なのだけど、 そこが競合相手のいないブルーオーシャンだとして、その大海はもともと池のサイズしかなかったところをBABYMETAL自身が掘って掘って大海にしたのだろうし、その海を無事渡り切ることができる船はBABYMETALだけなのだろうとか思う。 これまでの経済紙・誌の取り上げ方は、方法論とか海外戦略とかにからめて、同じ手法をとれば他分野にも応用がきくし再現性があるというようなもの。従来のビジネスの常識を流行のBABYMETALに当てはめただけの安直なもの。 そんななかで、ようやくまともな記事が登場。 東洋経済ONLINEにITジャーナリストの本田雅一氏が書いた記事。〇巷の「BABYMETAL論」は、ほぼ間違っている この3人組は、なぜ世界で成功できたのか(東洋経済ONLINE)BABYMETALの事例は“テンプレート化”が極めて難しいということだ。この事例はひとりの少女の才能を活かす過程で生まれた、偶然の要素が強いプロジェクトだったように思う。 そう、私が思うにも、まさにBABYMETALの成功は偶然なんです。 そして、こんな偶然(奇跡)は今後私が生きている期間内には2度と起こらないだろうというレベル。※投資は、損しても得しても自己責任で!※ランキングサイトに登録してみました。にほんブログ村にほんブログ村
Jul 30, 2016
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BABYMETALに時間と魂を吸い取られ、ブログの更新がすっかり遅れているのだけど、 BABYMETALのライブ映像を見ていると、涙が止まらなくなって困ることがある。 例えば、”イジメ、ダメ、ゼッタイ”という曲。タイトルのままの内容で、私なんてへそが曲がっているものだから、普通なら、”良い人って思われたいのかな”とか”きれいごとだよね”とか白々しく感じるだけだと思うのだけど、 BABYMETALの、真剣で超絶な演奏とダンス、そしてヴォーカルSU-METALのどこまでも真っすぐな表情と真っすぐな歌声でこれをやられると、 ”世の中は得損勘定のバランスで出来ていて、正義を語る奴は一番胡散臭い”と思っているようなへそ曲がりな私なのに、心の地層の奥深くに刺さってくるのか、なんだかよくわからないけど涙が出てきて止まらないんです。 だけど、BABYMETALは、メッセージ性のあるような曲だけでなく、楽しい曲もカワイイ曲もそれぞれに突き抜けていて、なんか手に負えない。 そのうち、カワイイ曲の代表的なのがMOAMETALとYUIMETALの2人で構成される”BLACK BABYMETAL”の”おねだり大作戦”。 ”BLACK BABYMETAL”は、心の声を歌っているというようなコンセプトのようなのだけど、この”おねだり大作戦”では、 可愛く無邪気に見える女の子が、自分たちが可愛いことを自覚していて、自分の物欲を満たすために無邪気を装い可愛く攻めていくのだけど、そういう腹黒いところも含めて超絶にカワイイのだ!!! という倒錯した世界観の、おっさん致死率100%のキラーコンテンツ。 で、いよいよ今回の本題の、”BLACK BABYMETAL”ならぬ”BLACKアミューズ”のことについて、 いや、もうほとんど妄想の世界なんですけどね、 企業の開示資料などを見ていると、時に中の人の本音が垣間見える(ような気がする)時があるのだけど、 アミューズの場合、ほとんど上の”BLACK BABYMETAL”とシンクロしていて、 目先の株価下落を厭わず無邪気に大幅減益予想を出しているように見えるアミューズが、実は自社の将来が明るく開けていることを自覚していて、だけど自分たちの実利のためにあえて大幅減益予想を出していているのだろう。 というような、腹黒く、だけどカワイイ、まさに”BLACKアミューズ”。 今回は、そういう妄想的な内容について。(関連の日記)〇BABYMETAL投資を斜め上の自分がいさめる 〇BABYMETALのアミューズは”花咲か爺さん”だった〇BABYMETALは”机の下”から始まった〇BABYMETALにはまる1.大幅減益予想の解釈が焦点 前回の日記のおさらい的な内容から。(関連の日記)〇BABYMETAL投資を斜め上の自分がいさめる ”素直な感情の私”がアミューズ株に傾斜していくのに対し、”それを斜め上から観察する投資家としての私”がいさめる構図で、素の私:。。。うーん、うーん、えーと、指標的にもそこそこで、今期減益予想だけど、きっと上方修正してくれるよ。斜め上の私:会社のことは会社が一番よく知っているよ。そもそも、アミューズの稼ぎ頭はサザンと福山雅治だよ。サザンはいくら偉大でも、もう引き際を考えなくてはならない年齢だろ。業績予想が悪くても何の不思議もないよ。上方修正期待なんて楽観的な妄想だよ。 アミューズが投資対象として魅力的なのかというのは、BABYMETALがとにかくスゴイという妄想的な部分を除くと、前期の実績に比べて今期の会社側の予想利益が3割以上減少していることについて納得のいく説明ができるかということにかかっている。(参考)〇平成28年3月期決算短信(5月13日アミューズ開示資料)2.善人は善人でいることが得だから善人なのだ ここで、少し寄り道をして、アミューズの同業他社に対する強みについて。 前々回の日記で、 目先の利益や株価のことは後回しの”徳のある会社”が、それがゆえに人を得て、結果的に業績を伸ばしている と、美しく書いてみたのだけど、(関連の日記)〇BABYMETALのアミューズは”花咲か爺さん”だった ”目先の利益や株価のことは後回し”なのは、実際のところアミューズが善人だからというような理由ではなく、そうすることが中長期の利益につながる という同社の過去の成功体験に由来するのだろうと思う。 また、アミューズの盤石な財務内容があってこそ取り得る戦略であり、同業他社に対する強みなのだろう。3.違和感のあるピース 28年3月期決算短信と同時に公表された開示資料の中に、そういう会社の成功体験と全く相いれない違和感のあるピースがある。 〇取締役向け業績連動型株式報酬制度の導入に関するお知らせ(5月13日アミューズ開示資料) 〇従業員向けインセンティブプラン「株式付与ESOP信託」の導入に関するお知らせ(5月13日アミューズ開示資料) 特に、前者の取締役向け業績連動型株式報酬制度の方は、”毎事業年度の連結当期純利益額”に応じて株式を付与するような内容となっていて、 役員に対して、”目先の利益を最優先してください”と言っているようなもの。 ”目先の利益や株価のことは後回し”で中長期の利益を伸ばしてきた同社の成功体験と真っ向から対立している。 もう、違和感どころの話ではない。4.BLACKアミューズ的解釈 ジグソーパズルの最後のピースが嵌らないようで気持ち悪いのだけど、しばらくして急にアミューズの中の人の本音が聞こえてきたような気がした。 ようするに、会社の将来が明るく開けていて業績・株価とも上向きに推移するだろうことを自覚しているからこそ、今の時点で役員や従業員に株式を持たせよう ということなのだろう。 そのうえで、”事業年度の連結当期純利益額”に応じて株を配分するというなら、その基準は今期業績予想の数字ということになるのだろうし、 同社の過去の成功体験からは、その数字の達成にストレスを感じるような水準では絶対にダメなわけで、ごく自然体で無理なく達成できるであろう極めて保守的な予想となっているのではないか。 そう解釈すると、違和感のあった最後のピースがスッキリと納まる。 目先の株価下落を厭わず無邪気に大幅減益予想を出しているように見えるアミューズが、実は自社の将来が明るく開けていることを自覚していて、だけど自分たちの実利のためにあえて大幅減益予想を出していているのだろう。 というような、腹黒く、だけどカワイイ、まさに”BLACKアミューズ”。5.アミューズ株を超主力PF1位に ”素直な感情の私”がBABYMETALの世界的成功に妄想を膨らませ、”冷静なはずの投資家としての私”まで”BLACKアミューズ”的な妄想に取りつかれ、 妄想がシンクロして、もはやブレーキを踏むものがいない。 ところで、”わたし、パパのお嫁さんになるんだ”と腹黒くもカワイく歌っていた”BLACK BABYMETAL”も、セカンドアルバムではすっかりお姉さんになり、 今では、グズグズとネガティブなことを言う、そう、例えば”斜め上の私”のような奴に怒り心頭。 反省してもいい 後悔してはダメー! ということで、アミューズ株を超主力、PF1位のところまで買い進んでみたのでした。※上記は、ポジショントーク的成分満載の独断と偏見と妄想による記述。※投資は、損しても得しても自己責任で!※ランキングサイトに登録してみました。にほんブログ村にほんブログ村
May 30, 2016
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今回は、BLACK BABYMETALならぬ”BLACKアミューズ”的な話をと思ったのだけど、 そういう妄想系の話題ばかりだと、このブログがもはや投資ブログではなく妄想ブログ化してしまうので、この辺で一度冷静な話を。 (関連の日記)〇BABYMETALのアミューズは”花咲か爺さん”だった〇BABYMETALは”机の下”から始まった〇BABYMETALにはまる BABYMETALの圧倒的パワーに衝撃を受け、衝動的にアミューズ株を買ったのだけど、 そんなの投資行動としてどうなのよ、と思うでしょう? ”私”もそう思うんです。 正確に言うと、”自分自身の素直な感情を斜め上あたりから観察している投資家としての自分”は切実にそう思うのです。(斜め上の自分についての関連の日記)〇相場は強気・弱気の繰り返し ”素直な感情の私”がアミューズ株に傾斜していくのに対し、”それを斜め上から観察する投資家としての私”がいさめる構図。素の私:BABYMETALがスゴイ。アミューズ株は買いだ。っていうかもう買ったよ。斜め上の私:感情のままに株を売買するなんて愚の骨頂。お前がBABYMETALスゴイって思うなら、他にもみんな思っているだろ。そうであるなら、むしろアミューズ株は売り時ではないか、そういう風に考えるのが”へそ曲がり”の流儀だろう。それに、投資判断は私の役割。お前がBABYMETALファンだというなら、CD買うなりフェスに行くなり好きにすりゃいいけど、株を買うのは、ダメ、ゼッタイ。素の私:だけど、BABYMETALは規格外だよ。世界70億人の市場がターゲットで、アミューズ株の時価総額400億円じゃおさまらないよ。斜め上の私:お前は、ショービジネスのことなんか1ミリも知らないだろ。BABYMETALの人気は一過性かもしれないし、今後アミューズの利益にどれだけ寄与するかなんて未知数。それに、BABYMETALなんて少なくとも2年前には世に出ているんだよ。株価に織り込まれているに決まってるじゃないか。今さらBABYMETALでアミューズ株買いだなんていうのは、”靴磨きの少年”だよ。素の私:。。。うーん、うーん、えーと、指標的にもそこそこで、今期減益予想だけど、きっと上方修正してくれるよ。斜め上の私:会社のことは会社が一番よく知っているよ。そもそも、アミューズの稼ぎ頭はサザンと福山雅治だよ。サザンはいくら偉大でも、もう引き際を考えなくてはならない年齢だろ。業績予想が悪くても何の不思議もないよ。上方修正期待なんて楽観的な妄想だよ。と、はなはだ分が悪いのだけど、そんな冷静なはずの”斜め上の私”が妄想の渦に巻き込まれる”BLACKアミューズ”について、次回に。※ランキングサイトに登録してみました。にほんブログ村にほんブログ村
May 26, 2016
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なんと、3回連続のBABYMETALネタ。 注文していたロンドンライブのブルーレイが届いたので早速観賞。 想像していたよりスゴイと呆然と見ていると、妻がやってきて、いい年してアイドルにはまっているキモイおっさん扱いなわけです(いや、否定はしませんが)。 ”何がそんなにいいのか”とか聞いてくるので、 ここぞとばかりに”いやともかくスゴイ。次元が違うんだ。BABYMETALを知らないなんて人生の楽しみの90%を失っているのと同じことだよ。この衝撃を例えれば、昔の人がビートルズを初めて見たとか、そのまた昔の人がエルビスプレスリーを。。。”とか力説していると、 妻は遠い目をして無言で立ち去っていくではないか。しめしめ、邪魔者はいなくなったので、続きを見るか。 とか、なんだか、BABYMETALを得た代わりに、もっと違う大切な何かを日々失っているのではないかと思わなくもないけど、そんなことはさておき、 BABYMETALが所属するアミューズの開示資料などを見ていて、一般的な上場企業とは一味違う流儀の”徳のある会社”だなーと感じたので、今回はそのあたりのことを。(関連の日記)〇BABYMETALは”机の下”から始まった〇BABYMETALにはまる1.株価水準、大幅減益予想をどう見るか 28年3月期の決算短信から、アミューズ株を指標面で見てみると、先週末の終値に対して予想PERが約16倍、実績PBRが約1.7倍、自己資本比率が約62%となっている。 ちなみに、無借金でかつ自己資本の約7割に相当する現預金を有しており、財務内容は抜群の安定力。業績の変動幅が大きそうな点を抜群の財務内容で補っている感覚か。 なお、前期の実績に比べて今期の予想利益が3割以上減少しており、そのあたりが気がかりではあるのだけど、 どうやら、ここ数年は年度途中の上方修正を繰り返しており、当初の業績予想を低めに出す傾向がある模様。 そういったことを含めて、今の株価は安からず高からずといった感じか(もちろん、BABYMETALファンとしてBABYMETALの将来性を加味すれば断然安いとは思うのだけど。。。)。 2.所属タレントとの長期的な信頼関係 さらに、28年3月期の決算短信を読んでいくと、 ”会社の対処すべき課題”の筆頭に、アーティストの育成や能力開発のことが記されている。(4)会社の対処すべき課題1.アーティストの発掘・拡充・能力開発当社グループにとってアーティストマネージメントは最も強みのある分野です。積極的・継続的な新人アーティストの発掘・育成を行うとともに、様々な活動領域をもつアーティストの拡充、アーティストの新たな才能を開花させる能力開発は、引き続き当社グループの最大の課題です。 なんだか、決算短信でよく見かけるような文章とちょっと印象が違うけど、芸能関係ってこんな感じなのかなと思って、他社のものを見ると”ヒットコンテンツの創出”とか、”得意分野、成長分野へ経営資源を集中投下”とか、金の匂いのする項目を掲げている。 やっぱり他と違う。”アーティストの育成・能力開発”といった切り口のものを第一に掲げているのは、この会社の社風が表れているのではと思ったりする。 そういえば、昨年のアミューズの株主総会で福山雅治さんの結婚に関する質疑があったと少し話題になっていたなーと、当時のブログなどを見返してみると、株主質問福山雅治46歳が体を壊したり結婚したら株価が下がるんじゃないか?福山はそれを危惧して無理していないか?アミューズとしてはどう考えるか?社長回答人として成長させることが大事だと考えている本人も考えているはず株価が下がることはあると思うが応援していくことが健全なマネジメント ほほー、目先の利益や株価より、人として会社として大切なものがあるということを、しっかり分かっている会社だなーと思う。 この社風は、創業者・会長の大里洋吉氏の影響かな、と昔のインタビュー記事などを探して読んでみると、 株式公開の話が持ち込まれたときにメリットとデメリットを考えて結構悩んだのだそうだ。 株式を公開してしまうと、所属タレントとの信頼関係が損なわれるのではというのが心配の点。ということで、株式公開の賛否を問う手紙を所属タレントに出してみたところ、思いがけず大半が賛成の返事、ということで株式公開を決断したのだとか。 なんだか、”株式会社は誰のためのものか”といったようなことを考えさせられるような話。 私は、以前にも書いたことがあるけど、あらゆるステークホルダーのことを考えた、バランスの良い会社であって欲しいなと思っているので、こういうアミューズのような会社は結構好き。(関連の日記)〇会社は誰のものか3.そういえば、BABYMETALも大事にされてるよね BABYMETALの3人が互いにまた周囲の人と信頼しあえる安定した人間関係が築けていて、ひたすらレッスンに打ち込んで来られたのも、アミューズに所属できたということが大きいのかも、と今さらながら。 目先の利益を優先する会社なら、感情労働的な小銭稼ぎにこき使われて、今頃は精神的にも疲弊してしまっていたかも。 アミューズだから今のBABYMETALがあるわけでは決してないと思うけど、アミューズでなかったなら今のBABYMETALはなかったんだろうなーとか思う。 なんだか、目先の利益や株価のことは後回しの”徳のある会社”が、それがゆえに人を得て、結果的に業績を伸ばしていて、 さらに、BABYMETALという宝も手に入れた。 おとぎ話の、花咲か爺さんみたいな話だなー。 今回の日記は、とりとめもない話で結局なんなのといった感じなんだけど、 ちょっと長くなったので、続きは次回に。 次回は、そんなアミューズも自社の将来性には結構自信を持っていて、なおかつ今期の業績予想を極力低めに出す事情があるのかもという、BLACKアミューズ的なことを。※上記は、ポジショントーク的成分満載の独断と偏見による記述。※投資は、損しても得しても自己責任で!※ランキングサイトに登録してみました。にほんブログ村にほんブログ村
May 22, 2016
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前回に引き続きBABYMETALについて。 BABYMETALは、いったん知ってしまうと、熱く深くはまりこむ魔力があるようで、急速に私の時間と資金を侵食してくる。。。(前回の日記)〇BABYMETALにはまる1.世界を引き込むBABYMETAL (BABYMETALのことはよく知っているよって方は、読み飛ばしてください) いい大人になってくると、ショービジネスでの成功って結局はマーケティングやプロモーションでしょ、とか斜に構えてみるもの。 BABYMETALだって、アイドルとメタルの融合というようなこと言ってるけど、ありがちなアレでしょって感じると思うんだけど(少なくとも私はそんな風に敬遠してました、先月までは。) でも、実際に見ると全然違う。自分たちの圧倒的なパフォーマンスでファンを開拓していくような、そんな売れ方のように思う。 例えば、4月初めごろに米国の名物深夜トーク番組”The Late Show”に出演した時の映像がYoutubeに公開されていて、この番組関連の動画の中でもトランプ氏対談などと並んで上位の再生回数となっているのだけど、〇BABYMETAL Makes Their U.S. Television Debut(Youtube) テレビスタジオでの一発撮りにもかかわらず、MVと遜色のないクオリティー。テレビ収録なのに、客席からアンコールを求める声が起こるという異例の事態だった模様。 だけど、BABYMETALが本当にすごいのは、ライブでのパフォーマンス。 例えば、2年前のイギリスの巨大メタルフェス”Sonisphere Festival”の動画。〇BABYMETAL - Ijime,Dame,Zettai - Live at Sonisphere 2014,UK (OFFICIAL) (Youtube) これは、BABYMETALが欧米の大規模フェスに初参戦、しかもいきなりメインステージに起用されたときのもの。 当時のメタル音楽ファンにとってのBABYMETALは、ジャンルも違う東洋の小娘が紛れ込んできた的な感じだったようで、 観客は6~7万人ぐらい集まっているけれど、お手並み拝見的な人がほとんど。中には自分たちの神聖な場に場違いな奴が来たというような最初から怒っている雰囲気のいかついおっさんたちも結構いるような、冷やかな空気ではじまったステージ。 だけど、与えられた30分の時間の中でステージが進むにつれて観客を引き込み、上の動画はいよいよ最後の曲。もう、冷やかだった観客の心をしっかり掴んでいるのです。そして、ヴォーカル”SU-METAL”の困難な場を闘った末の勝利の笑顔。 こういう、一発勝負的な舞台を闘い続け、そして勝ち続け、力をつけて今の場所にたどり着いた、そして更なる高みに登っていくのが、”BABYMETAL”。 だからこそ、世界で勝負できる存在になりえたのだろう。 あと、BABYMETALを知るうえでは、5月6日深夜にNHKで放送された、”少女たちは世界と戦う♢BABYMETAL革命・完全版”も必見。(動画をリンクするのははばかれるので、興味のある方はネット上を探してみてください。)2.BABYMETALは”机の下”から始まった この圧倒的な”BABYMETAL”がどのようにして始まったのか。 色々調べていく(いや、深みにはまって抜けられないのです)と、どうも、今の企業ガバナンスのアンチテーゼのような感じ。 昔の日本の製造業が勢いのあった時代、会社の研究者・開発部隊にはわりと自由度があって、会社から指示された社員としてやらなくてはならない”机の上”の研究・開発のかたわらで、自分の本当にやりたい”机の下”の研究・開発を行うことも許容されていた。そうした”机の下”から革新的なものが生み出され、結果的に会社の収益を支える商品となるといったこともよくあることだったようだ。 ところが今の日本の製造業、集中と選択、業績評価、トップダウンというような企業ガバナンスが強化されるにつれ、会社の研究者・開発部隊の自由度は減り、結果的に革新的なものが生み出される機会が減少しているのではと思われてならない(最近のソニーとかは、その反省から再度自由度を増やすような取り組みを始めたような感じだけど)。 こういう視点で見ると、”BABYMETAL”というのは、完全に”机の下”のプロジェクトのようなのです。 メタルに入れ込んでいるプロデューサーのKOBAMETAL氏が、たまたまアイドルグループ”さくら学院”の担当になった。このアイドルグループのお仕事が会社から与えられた本来の仕事。 だけど、メタルがやりたい。メタルとアイドルを融合してみたらどうか。中元すず香(SU-METAL)という逸材がいたこともあり、案外いけるんじゃないかと始めてみたのが”さくら学院重音部(BABYMETAL)”。 学校生活を模した”さくら学院”の文脈の中では、数ある課外活動の一つとしての位置づけ。 当然BABYMETALとしての予算は無く、最初の頃はメンバーや関係者の私服の中からそれらしく見える服を選んでステージ衣装にしていた模様。 少し、”BABYMETAL”売れて来た感じになっても、活動は”さくら学院”が優先。 そんな、本業に遠慮しながらはじまった”机の下”の”BABYMETAL”。 まあ、そういう”机の下”を許容するのが芸能プロダクションというものかもしれないのだけど(この辺の事情には疎いのでよくわかりませんが)。3.アミューズに参戦 で、話がガラッと株ブログ的な話題になるのだけど、 会社のマーケティング戦略やプロモーション活動の成果でもなんでもないのだけど、この”BABYMETAL”を擁しているのがアミューズ。 5月13日公表の今期の業績見通しが大幅減益となっているため、株価が急落したのだけど、 この業績予想って”BABYMETAL”の飛躍が織り込まれていないんじゃないか、また株価的にも織り込み不足だろうという気がしてならない。 ということで、アミューズに緊急主力参戦してみた。 目先では、米国ツアーを成功裏に終了したBABYMETALが帰国して一気に国内での露出が増えていくのだろうと思う。 だけど、BABYMETALファンとしては、世界70億人市場をターゲットにできる逸材だと思っているので、今の時価総額400億円ぽっちでは、全くつり合わないという気がしてならない。 まあ、BABYMETALチームにとって世界展開を進めるうえでアミューズに所属していることのメリットが何かあるのかという、独立リスク的なものもあるかもしれないけれども。。。 ※上記は、ポジショントーク的成分満載の独断と偏見による記述。※投資は、損しても得しても自己責任で!※ランキングサイトに登録してみました。にほんブログ村にほんブログ村
May 17, 2016
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いい年したおっさんが、何をやってるんだかと思うんだけど、最近、少女3人のユニット”BABYMETAL”にはまっている。Youtubeの動画巡りが止まらない。 きっかけは、以前取り上げたサイレントマジョリティーの動画を見ていて、いつも右隅のサムネに”KARATE”とか”ギミチョコ”なんかが出てくるので、ものは試しにとの興味本位。 なんだか、もう引力がすごいんです。すれ違うだけのはず人が、つい引き付けられてしまう圧倒的なパワー。 成り立ちなどを調べてみると、 もともとは、コアなアイドルマニアしか知らないような”さくら学院”というアイドルグループの、そのまたサブユニットとして発足。 メタルとアイドルを組み合わせたら面白いかもというだけの軽い企画もの。 当然たいした資金が投入されるはずもなく、初期に大々的なプロモーションがなされた形跡もない。 ほぼ、誰も知る機会が無いマイナーな存在。 そこから今のポジションを築いたのは、スタッフ・バックバンドを含めて何より本人たちの才能と情熱と努力のたまものとしか言いようがない。 ブラジルの路地裏の無数のサッカー少年からロナウドなどスーパースターが出てくるように。日本の無数のアイドルたちから、ついに世界に通用する逸材が出た!という印象。 発足当時13歳のボーカルと11歳、11歳の3人組。初ライブは100人規模だったらしいのだけど、今では英国の1万人規模のホールを皮切りに世界20都市以上をめぐるワールドツアーを敢行。今米国ツアー中なのだけど、どこも満員・ものすごい熱量。それでも、まだ18歳、16歳、16歳という若さ! メタルという枠に収まりきらない全く新しい存在。 ありあちなサブカル好きのマニアを引き付けているというのではなく、国籍関係なく老若男女に愛されている感じ。雪だるまが転がるほどに大きくなるように、すれ違う人を引き付けつつ、日々存在感を増している。 ちょうどソニーのウォークマンが世界を席巻したように、日本初の新しい音楽が世界に受け入れられようとしている。 ちなみに、新曲”KARATE”の一節、やっぱり零細個人投資家を鼓舞してくれているように感じるのは、買い豚のサガか。ひたすらセイヤソイヤ戦うんだ拳をもっと 心をもっと全部全部研ぎ澄ましてまだまだセイヤソイヤ戦うんだ悲しくなって立ち上がれなくなっても走れ※ランキングサイトに登録してみました。にほんブログ村にほんブログ村
May 13, 2016
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