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bunakishike

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2018年01月19日
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カテゴリ: クラシック音楽

フランスのソプラノ サビーヌ ドゥヴィエルの3枚目のアルバム。
フランスのオペラのナンバーを集めている。
バックはフランソワ=グザヴィエ・ロト率いるレ・シエクル。
ベルリオーズのみアレクサンドル・タローのピアノ伴奏。
最初の2作は昨年まとめて国内盤が出たが、今度のアルバムは、おそらく海外版とさほど変わらなくリリースされたようだ。
今までの二枚の評判が良かったのだろうか。
何れにしても、当ブログが好きな歌手なので、他人事ながら嬉しいことだ。
どの曲も文句のつけようがない。
特に最高音が力強い上に、声の透明度が高く、聞いていて気持ちがいい。
私見では全盛期のデセイを上回っているように思う。
この新盤で、彼女の評価は確立されたのではないだろうか。
出来にむらはない。
ラクメの「鐘の歌」のような難曲も完璧な仕上がり。
モーリス・ドラージュ( 1879-1961)の「四つのインドの歌」(1912)はインドの雰囲気がよく出ていて、サウンドも当時としては新しい響きが聞こえる。
彼はラヴェルの弟子で、藤田嗣治とも親交があった作曲家だそうだ。 wiki
トマの「ハムレット」からの「狂乱の場」は初めて聞いたが、とてもいい曲だ。
ラクメの「花の歌」とタイスではメゾ・ソプラノののマリアンヌ・クレバッサがつきあっている。
声質が似ていて、とても美しい仕上がり。
この歌手もドゥヴィエル同様ライジング・スターとしてワーナーがプッシュしている歌手で、今まで2枚CDをリリースしている。
レ・シエクルロトの往時のフランス・オケのサウンドが、とても曲にマッチして、気持ちがいい。

Sabine Devieilhe:Mirages (ERATO 0190295767723)

1. 歌劇「お菊さん」~昼は恵みの太陽のもと
2. 歌劇「ペレアスとメリザンド」~私の長い髪は
3. 歌劇「ラクメ」~<鐘の歌> 若いインド娘はどこへ行く
4. 歌曲集「四つのインドの歌」~マドラス:美女
5. 歌曲集「四つのインドの歌」~ラホール:孤独な樅の木
6. 歌曲集「四つのインドの歌」~ベナレス:仏陀の誕生
7. 歌曲集「四つのインドの歌」~ジャイプール:彼女を想えば
8. アリエルの恋歌(ロマンス)
9. 歌劇「ラクメ」~<花の二重唱> おいで、マリカ……アーチの下
10. 歌劇「ナイチンゲール」~ナイチンゲールの歌; ああ!わたしの心は喜びにあふれ
11.歌劇「ハムレット」~オフィーリアの狂乱の場; お友達のみなさん
12. オフィーリア(オフェリ)の死
13. 歌劇「タイス」~今やってきた女は美しい
14. 旅 作品84-2
15.歌劇「ラクメ」~貴方は最も美しい夢を下さった​

Sabine Devieilhe(s)
Jodie Devos(s track 13)
Marianne Crebassa(ms track 9,13)
Alexa dre Tharaud(p track 8,12,14)
Les Siècles
François-Xavier Roth

Recorded Philharmonie d Paris,Salle de repetition no,Ⅰ,27 February-2 March 6-9 2017





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Last updated  2018年01月23日 17時03分26秒
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