平成24年4月18日(水)
午前5時半起床。昨日の朝霧が出ましたが、今朝は曇り。無風の静かな朝です。日中は晴れ時々曇り、穏やかな一日でした。
私の住む木立地区は、早期米の栽培が盛んです。この1週間で、圃場はあっという間に田植えが終わりました。水面は鏡のようで、わたる風が爽やかです。しかし、農家は遅霜を心配します。気象庁の注意報が出ると、田んぼの水かさを上げ、稲を水没させます。なるほどと思う工夫です。
仕事はデスクワーク、ハンコ付き、ボードとの協議あるいはミーティング。
今日はノー残業デーです。部下たちに宣言し、私も早くに会社を出ました。運動公園へ。ラン9km。緩いジョギングからスタートし、最後はキロ4分20秒。50才の時に比べ、走力の落ちているのを実感しました。寂しいな。暮れなずんで雨模様となりました。今日練習しておいてよかった。
家路の車中、ポツポツ降り出しました。蒲江街道の畑野浦峠、稜線を越えるように黒雲がわいています。湿った南風。この感じ、なんとはなしに不安な心象風景を連想しがちですが、私はこの時期のこの雨模様が好きです。子育て中、同じような天気の時に体験したよい思い出があるからです。漠然として記憶の彼方につき書くこと能わずですが、この湿り気を肌で感じたことだけは鮮明に覚えているのです。
前後しますが、今日は営業1課の連中が熊本市に出張しました。朝間、出発しようとする彼らに出くわし、ふと思い浮かんで、過日訪ねた阿蘇・宮地の「彦しゃん食堂」を教えました。帰りに寄るといい、といいました。ということで今日の写真は、先月の旅行で訪ねた彦しゃん食堂の暖簾をくぐる前に飲んだビールです。濃く、何とも深い味でした。
Report~佐伯素食塾"財"イベント「財!野菜を食す」~その3
「蓋物(筍饅頭の茶碗蒸し)」
今が旬の素材を取り上げています。器を覗くと、饅頭とあるのに、筍が餡に絡んでいるだけ。風味は椎茸です。
深さ2cmほどの上澄みは当然椎茸の出汁。これを楽しむと、下段に盤が現れます。その中に筍饅頭が埋まっているのが判ります。いい感じです。
これは筍を潰して餅粉合わせ、こねたものです。中に白玉がいっていました。二層に分かれ、なおかつその下に驚きの技。にくいことをするね寿司好の若は。座布団1枚。
「替鉢(甘ねぎのマリネ)」
見ての通り、ネギをソテーしたものです。複雑な味のドレッシングをかけてあります。しかしそれだけではありません。主役の下にマヨネーズ色をしたムースが隠れています。この味が微妙に素晴らしいのです。曰く「ネギのムース」地卵とのコラボです。口中に広がる甘酸っぱさはネギのそれとも相まって「ねぎであってねぎでなし」素材を食して素材を感ぜず。もちろんミニトマトはお約束の糖度10。どうだ参ったかと反っくり返る料理人の顔が見えるようです。ちなみにこの逸品、本日の11品中最も人気を博しました。
「蒸物(季節の野菜盛り紙蒸し)」
油紙にくるまれて登場です。何が入っているのか期待感が膨らみます。開けてのお楽しみを演出するテクニックが心憎い。
春キャベツ、甘ねぎの青首、椎茸が入っています。野菜はどれも、土作りにこだわる農家のが育てた「逞しさ」と「力強さ」を感じます。甘さと腰の強さがあります。特に青首はその厚みが見事で、歯ごたえが堪りません。野菜は煮込みすぎの一歩手前で寸止めの仕儀。色を残す逸品の野菜に、職人の火加減が花を添えています。加えて大量の猪肉。じっくり10時間煮込んだそうでトロトロ、フワフワです。隠し味は因尾茶。そうです、お茶を用いて煮込んだそうです。えもいえぬ隠し味です。スープに浮かぶ小さな油玉と相まって控えめな甘さです。ところでこの猪肉、財のメンバーが所有する農地を脅かした一頭だそうです。
合わせた酒のことを書きます。秋田の濁り酒と純米吟醸。濁り酒は濁り酒の味。純米吟醸はどてらのような分厚さでした。味は深いものの切れかたがちょっときついな。酒造会社と銘柄は確かめることができませんでした。それでよかったのかもしれない。
(続く)
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