HRS趣味の部屋♪

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2006.06.29
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カテゴリ: 勝手な考察♪

昨日の、リングの件については、はっきりとした結論がなかった気がしたので、とりあえず、その結論をまとめてから、本題に移ろうかと思います。

リングという作品の何が怖かったのか?この部分に焦点を当ててみると、
いつ、どうなるのか? 単純明快に、この結果が示されている部分が、最も怖い部分なのではないでしょうか?
人の恐怖を煽るには、十分過ぎるくらいの期間が用意されているわけですから…。
最初は、もちろん、そんなはずは無いと、信じるわけも無く、数日が過ぎるわけです。
で、いざ、日にちが近づいてくると、言いようの無い不安感が募り、とにかく、
その事実を誰かに伝えたくなり、その話をする…。
もちろん、話を聞いた相手は、不気味に思いはするものの、そんなはずは無いと否定する。
自身でいくら否定をしても、得られなかった安心感に似たものが、他の人からの否定によって、
得られて、その瞬間に一挙に緊張がなくなるものの、その、予告された時間の、まさにその瞬間に、
予想だにしない出来事が発生し…。
作品としての、恐怖を映画で感じ取るのは非常に難しいと思います。
というのも、役者が演技して、動いている為に、見ている本人は、何もしないで言い訳ですから。
よく、私も、小説の方が怖かった…という表現をしますが、小説は、読んでいる過程で、
文字のみから、登場人物の動きを想像し、恐怖を感じ取ることをするからだと思います。
ホラーは、文章で読むより、映像で見たほうが、あまり怖く感じられない…ということなのでしょうかね~。

さて、本題の方にいこうかと思います。
着信アリという作品は、リングシリーズに限りなく近い要素持っていると思います。
まずは、呪いの絶対性というものが在り、その呪い自体の感染性というものがあるからです。
呪いの絶対性の部分については、リング以上に、はっきりとしていて、時間軸における統一性というものはありません。
呪いのビデオを見た人間全てに、平等に、 1週間後に死ぬ というのがリングであったわけですが、
着信アリでは、○○日の○時に…というように、時間指定であり、更にいえば、
個々で、その殺害方法がばらばらであるということ。
ある人は、首吊り状になり、またある人は、電車にはねられ…。
また、その、伝達方法も様々で、死の瞬間の音声が流れてくる人もいれば、
その瞬間の映像が送られてくる人もいるわけです。
この、個々に送られてくる、絶対的情報が、その人の恐怖をより強くさせるわけです。
感染性という部分を考えてみると、携帯電話という媒体を使った呪いの為、
感染経路は、(初期の)リングの感染方法より、自由度が高く、感染リスクも非常に高いです。
携帯電話内のメモリーを経由するという点から、呪いを受けた人間の電話から、
自身のデータを削除するように行動するあたりも、非常に人間的なのかもしれません…。
1作目→2作目→3作目(ドラマ版は、1作目と2作目の合作+αのオリジナル作品の為割愛)と、経由するに当たり、
死の着信に、特別ルールが設け始められたわけですが、この部分は、都市伝説に非常に酷似します。
以前取り上げた話の中で、 口裂け女の話 がありましたが、これなんかは、
特別ルールが追加されていった、有名な話です。
着信アリシリーズを追って追加されたルールというのは、
自分以外の人が着信に出れば、その着信に出た人に呪いがかかり、助かる。
これが、2作目になって追加されたルールです。
それまでは、絶対性のあった呪いの力に、ちょっとした緩みが出てきたわけですね。
とはいえ、無差別殺人であることには変わりないわけですが…。
そして、3作目は、 転送すれば死なない というルールが新設されました。
今作は、無差別殺人が目的ではなかった為、このルールの新設には、呪いの緩みの為ではなかったのかもしれませんね~。
ちなみに…着信アリの、着信の定義は、電話着信だけでなく、メール着信も含まれているようです。
というのも、着信アリ最初(正確には2人目…1人目は話の途中で出ます…)の犠牲者などは、自身からの着信→ 留守番サービスへの連絡 →断末魔…だったわけです。
つまり、自分から自分への発信をして、律儀にも留守番サービスへの伝言を残しているわけです。
…この設定を解除している人はどうすればいいんでしょうかね?w
その後は、画像、動画添付の物が受信されている描写もあったので、この辺はメールだったと考えられそうです。
かかってきた番号にかけなおしているイメージが強いようですが、もう一度言います…。
死ぬ瞬間の声は、 留守番サービスに残されているのです!w
最近の電話は、優秀な機種が多々あるので、メールで、動画はもちろんのこと、うまく調整すれば、
音声の添付もできるようになっているものもあるので、時代の進歩…って感じですね。
一昔前は、他社携帯間の互換性の低さに泣かされたこともありましたが…。

さて、着信アリが、着信アリとして、怖い理由をまとめて、今日の記事を終わりにしたいと思います。
主な、怖い理由は、呪いの絶対性と感染性の高さにあると思います。
更に、漠然と死ぬことを告げられるのではなく、死の直前、自分がどんな言葉を発し、
場合によっては、どのように死ぬのか?この部分が、非常に明確に現されるわけです。
これは、実際にやられたら、本当に、恐怖の度合いが高いと思いますね…。
例えば、言葉の部分では、不意にはなった言葉が、変な電話で自分らしき声が言い、
その直後に断末魔…それを、思い出しはっとなった瞬間に!
この演出は、非常に完成度の高い、評価すべき演出ではないかと思います。
ただ、それがしつこくなりすぎると、作品後半に差し掛かり、どうしても冷めてしまいます…。
また、感染性の部分は、これによって、人間性が露見されるわけです。
…自分も、友人の下にかかってきたら、メモリーを消すように頼むかもしれませんね…。
自分のところにかかってきたら、とりあえず、全メモリーを消すと思いますが…。






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最終更新日  2006.06.29 09:45:42
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初めまして。  
鍋猫  さん
ご訪問書き込みありがとうございました。
2作目は映像でみても正直微妙な作品でした。
自分以外の誰かが出れば死なない。
この緩みから恐怖が半減しているような気がしますねぇ。
(2006.07.02 15:26:21)

Re:初めまして。(06/29)  
HRS  さん
鍋猫さん
ある程度の、ルール確立って言うのが必要だったのかもしれませんが、
話の流れが、どうも微妙な感じでした…。
新ルールの確立事態は、悪いことではなかったのかもしれません…が、
それが、全くと言っていいほど生かされていなかったことが問題だったのかもしれませんね…。
3作目は、そういう部分を汲み取れたのかもしれませんね…♪ (2006.07.02 19:15:03)

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