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2023.08.15
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カテゴリ: こはく文庫


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2023年7月刊
こはく文庫
著者:雪宮凛さん

受付係として働く結城梨穂は追い詰められていた。結婚目前の婚約者を職場の後輩に寝取られ、さらには後輩の企みにより辞職に追い込まれてしまったのだ。「早く新しい職を見つけ、今より安いマンションに引っ越さなければ」と思うもうまくいかず、自暴自棄になった梨穂はひとり、バーでやけ酒をあおる。そこへ見知らぬ男性から声をかけられ、酔っていた梨穂は不幸の連鎖を彼に愚痴り、そのまま意識を失ってしまう。目覚めると、そこは知らない部屋だった。どうやら酔いつぶれた梨穂をバーで出逢った男性が介抱してくれたらしい。すっかり酔いが醒め、昨晩の非礼を詫びる梨穂。今更のように自己紹介をすると、彼・柳瀬凌哉はこんな提案をしてくる。「住む家がないのなら、ここで暮らせばいい。家事をやってくれると助かる」 悩む梨穂だったが、背に腹は代えられない。こうして、梨穂は凌哉のマンションで家政婦として住み込み業務を開始するが……。



登場人物
 結城梨穂=中小企業の受付係。結婚間近の恋人に婚約破棄された。
 柳瀬凌哉=大企業の御曹司。


大まかな展開はあらすじの通り。

後輩に婚約者を取られた上に、身に覚えのない悪評により退職に追い込まれた梨穂。
破談になったことを涙ながらに報告したら田舎から両親が心配して様子を見に来てくれたが、その時は心配ないと話してはいたものの、無職になってからは実家に帰って来いと言われる始末。

そんな彼女が出会ったのが大企業の御曹司である柳瀬凌哉。
無茶な飲み方をして瞑れた梨穂を自宅に泊めてくれた彼は、バーで聞いた彼女の事情を聞き、ここで暮らせばいいと提案。
どうせ今のマンションの家賃も払えなくなるだろうし、職を探しているなら住み込みの家政婦をしてくれと。
給料も出るし、家賃&生活費もタダ。最初は流石にいくら何でもバーで知り合っただけの人にそこまで甘えるのは、と渋った梨穂も、結局はその提案に従うこととなった。

こうして奇妙な同居が始まるも、実は凌哉は以前から梨穂のことを見知っており・・・。


何のことは無い、取引先だったのでしょっちゅう梨穂のいた会社に訪れていた凌哉は、受付で働く彼女の働きぶりを好ましく思っていたと言うオチ。
彼のおかげで住処と後に凌哉の父にも気に入られて柳瀬の本社で働くことになる梨穂。
そこは彼女が希望するようにゆとりある職場で、なんとも居心地がいい。
お金も貯まって来たし、そろそろ出て行こうかと物件を探していたら、凌哉に見つかり咎められて、どさくさで彼の気持ちを知った梨穂は、それを受け入れ、晴れて恋人同士に。
途中、凌哉の可愛い嫉妬が買い塗れる出来事があったりと、後半は割とラブラブな二人の同棲生活が描かれ、ラストではいきなり2年後に飛んで、夫婦になった梨穂たちが描かれて終わっています。

婚約指輪を返せと宣った、最低な元婚約者とか、前の会社の連中には凌哉が色々手を回して釘でも指すのかと思いきや、辞職したらもう関係ないし、ばりに梨穂も気にしてなくて、それでいいの?と。
ざまぁっぽい場面は一切無くて少々ガッカリ。
あの連中はもうちょっと痛い目に合って欲しかった。
でもまぁ、元婚約者の本性が知れただけ良かったのかもしれない。

あと、ヒーローの口調がちょっと違和感。



評価:★★★★





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最終更新日  2023.08.15 16:07:05
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