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結婚を意識していた同僚でもある恋人から、一方的にふられてしまった水江和奏。しかもどうやら二股をかけられていたらしい。部内の飲み会でそれを察した和奏は、ショックのあまりヤケ酒を煽り酔いつぶれてしまう。次に目覚めると、高級ホテルのベッドにいた。しかもそこには上司である課長・月舘春貴の姿も! 聞けば、春貴は和奏を介抱してくれたらしい。整った容姿と仕事に対する厳しさ、そして御曹司という立場を持つ春貴は、和奏にとって憧れと同時に近づきにくい相手でもあった。とんだ醜態をさらしたことで春貴の信頼を失ったと感じた和奏はそれ以降、元彼のことは忘れて仕事に打ち込む決意をする。その後、そんな和奏の意気込みを汲み取ってくれたのか、春貴は和奏に仕事を回してくれるようになる。仕事とはいえ、ふたりきりの時間が増えていく春貴と和奏。近づきにくいと感じていたはずが、和奏は徐々に春貴に惹かれていき……。
↑楽天ブックスより、あらすじ引用
登場人物
水江和奏=大手建設会社に勤める会社員。
3年付き合った恋人にフラれて以来仕事に打ち込んでいた。
月舘春貴=和奏の上司で御曹司。
時田悠馬=和奏の元カレ。
小宮織絵=和奏の後輩で悠馬の恋人。
榊実夕=和奏の友人。
もうすぐプロポーズされるのではと期待していた矢先、恋人の悠馬からもう好きじゃなくなったとあっさりフラれてしまった和奏。
3年も付き合ってたし、上手くいってると思っていただけに、彼女は体調不良になるほど落ち込んだ。あまりの顔色の悪さに、上司の月舘課長から強制的に早退させられてしまう程。
真面目な和奏は、自分に非があったんだろうかと悩んだりもしたが、寝込んでいるうちに馬鹿らしくなって、暫く恋愛は懲り懲りと、仕事に打ち込む決意をしたのだった。
だが、せっかく忘れようと努めていたのに、人事異動で配置転換されてきた小宮織絵が、悠馬の新しい恋人と知って胸にモヤモヤが。
しかも、自慢げに話す織絵によれば二人は1年近く前から交際していたと言う。呆れた、完全に和奏との交際期間と被っているではないか。
要は、長らく二股を掛けられていて結局は若くて可愛らしい子を選んだってことね。
ムカムカしてつい歓迎会の席で飲み過ぎた彼女は、月舘に介抱される羽目に。
とんでもない迷惑をかけたと恐縮する彼女だったが、その日を境に、月舘は和奏を食事に誘うように。以前から彼に憧れに近い感情を抱いていたこともあり、意識しないと言えば噓になるけれど、段々月舘に心惹かれていく和奏。
だが、そんなある日、出先で鍵を紛失してしまった和奏は、居合わせた月舘のマンションに泊めてもらうことになった。その際に告白された彼女は月舘との交際をスタート。
夢のような日々を送っていたが、織絵に悠馬の元カノだったことがバレて、和奏の方が彼を横取りしようとしていた悪女という、とんでもない悪評を流され・・・・。
これは完全に元カレのせいなんですが、あらぬ噂のせいで社内で和奏は孤立。間違いを訂正してくれと元カレに頼んでも、織絵を止めるどころか和奏に交際してた時期などは絶対に漏らすなと口止めまでしてくる。間の悪いことに月舘は出張中で、騒ぎを諫める人もおらず彼女は針の筵状態だった。
当然、友人の実夕はそんな噂は信じておらず、大抵の人も話半分で聞いているはずと言っていた。それというのも、織絵は会長の親戚で、上司も口を出せないらしい。
流石に腹に据えかねて、和奏は出張から戻った月舘に相談。
愛しい恋人に恥をかかせたあげく、社会人として有り得ない態度の悠馬と織絵に彼が下した罰とは。
大分割愛してますが、クライマックスまでの展開はこんな感じ。
ちゃんと月舘が和奏に惚れた理由なんかも本人が語ってたりするので、興味のある方は読んでみてください。
元カレとその恋人はもっと厳しい処罰でも良い気はしましたが、だからと言ってその曲がった性根が治るわけでも無し。そのクズな人間性が社内にバレただけ相当な痛手だと思う。
因みに、冒頭の失恋シーンからラストまで一応、1年くらい時間が経ってるので、ヒロインは失恋してすぐにあっさりヒーローに乗り換えたわけではありません。
評価:★★★★☆
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