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2023.10.08
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カテゴリ: こはく文庫


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2023年9月刊
こはく文庫
著者:猫屋ちゃきさん

パウラは胸躍らせながら夜会の準備をしていた。今夜、幼馴染みのヴィリバルトが3年ぶりに帰国するのだ。立派な青年に成長したヴィリバルトが「可愛い」と言ってくれることをパウラは期待していた。というのもバウラは幼い頃、ヴィリバルトから「こんな可愛くないやつ、好きになるものか!」と言われた経験があるのだ。それ以来、バウラは自分磨きに励んできた。すべてはヴィリバルトに「可愛い」と言ってもらうため。しかし再会したヴィリバルトは、バウラになど興味もないと言わんばかりのそっけない態度! なのに夜会の翌日、バウラの元に届けられた手紙には成長したパウラを誉め湛える甘い言葉が書き連ねられていた。昨夜の冷たい態度と、今日の甘く情熱的な手紙。ヴィリバルトにからかわれているのだと思ったパウラは激怒し、令嬢が書いたとは思えない辛辣な言葉を書き連ねた手紙でヴィリバルトに応戦することにするが……。

​     ↑楽天ブックスより、あらすじ引用

登場人物
   パウラ=伯爵家の長女。幼馴染のヴィリバルトを嫌っていた。
ヴィリバルト=パウラの幼馴染。


将来は親同士が結婚させようとしていた二人。ヒーローの方はその可愛さに一目惚れ状態だったのだけど、当のヒロインは王子様の様な外見の兄の方に見惚れている。
面白くなくてつい憎まれ口を叩いたら、すっかり怒らせてしまい冷戦状態。彼は心にもないことを言ってしまったとすぐに謝ればよかったのに、機を逃してかれこれ10年。
遊学で3年離れている間にあちらの態度も軟化していればいいのだけどと期待していたものの、成長して美しくなった彼女に気の利いた誉め言葉も言えず、火に油をしそぐ始末。
せめて手紙で謝罪と誉め言葉を綴ろうと挑んでみれば、何の嫌味?と本人は予想以上にお怒りで手紙の返事の内容にも見て取れた。それでも、何とか仲直りしたいとあの手この手を考えるも、彼は一人の令嬢に気に入られ、付き纏われていたらヒロインに見られて誤解される羽目に。
しかも、ヒロインの方にも求婚者が登場。このままでは横から掻っ攫われてしまうぞ、と兄にハッパをかけられたヒーローの決断は・・・。

終盤、兄の言葉に吹っ切れたヒーローはヒロインに謝罪の上、プロポーズ。
再会してからと言うもの、あんな失礼な奴なんてとヒーローを嫌っていたヒロインも自分の気持ちを再認識していたことから彼のプロポーズを受け入れて結婚。
終章では、3人の子宝に恵まれて賑やかに暮らしている伯爵家の様子が描かれて終わっています。

色々と拗らせてしまった両想いの幼馴染が、お互いとあるきっかけが元で一歩を踏み出し、幸せになるというお話。
ストーリーとしてはかなりのテンプレで、正直展開も予想が付いちゃうんですけど、その分、外してこないな、という安定感はありました。
ので、さらっとしたお話が読みたい気分、な時におススメな内容かと。


評価:★★★★☆





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最終更新日  2023.10.08 16:14:57
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