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2023.11.16
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カテゴリ: こはく文庫


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2023年10月刊
こはく文庫
著者:きたみまゆさん


堀口夕菜は同僚でもある彼氏・大樹と同棲をしている。仕事もプライベートも充実している夕菜だったが、そんな日々はある日突然終わりを告げた。大樹が後輩のミサと浮気をしていたのだ。しかもミサは妊娠しており、夕菜はマンションから追い出されてしまう。途方に暮れた夕菜を助けたのは、偶然通りがかった上司・東條恭介だった。恭介は夕菜を自宅マンションへ連れ帰り、当分の間ここで暮らせばよいと提案してくれ、夕菜はありがたくそれに従うことに……。翌朝出社すると、ミサ自身の口から昨夜の修羅場が拡散されており、夕菜は同僚たちの好奇の目に晒されてしまう。しかし、そんな場の空気は恭介の一言により一変する。「夕菜、部屋の鍵は持ってきたか?」 あろうことか、恭介は社員たちの前で夕菜と「同棲」しているかのような振舞いをしたのだ。強制的に「浮気され捨てられた哀れな女」から「御曹司に愛される幸せな女」に立場が変わってしまった夕菜は……。



登場人物
 堀口夕菜=飲料メーカーに勤める会社員。
      結婚間近の婚約者に婚約破棄された。
 東條恭介=夕菜の上司。
 杉野大樹=夕菜の元婚約者。
 小谷ミサ=夕菜の後輩社員。


タイトル通りのお話です。

母子家庭で育ち、母に楽させてあげたいと仕事に打ち込んで来た夕菜。
私生活では同期で彼氏の大樹と婚約し、式の準備に入っていたと言うのに、この段階で大樹がまさかの浮気。
お相手は社内でも可愛いと評判の後輩社員のミサ。
普段から人目も憚らず彼にべたべたしていて、正直良い気はしなかったのだが知らぬ間にここまでの関係だったとは。しかも大樹はミサが妊娠してるので彼女と結婚したいこと、夕菜が新婚生活の為に奮発して借りたマンションから出て行けと言う。
え、敷金礼金諸々全部私が払ったんですけど、と訴えても有無を言わせず追い出されてしまった。理不尽な出来事に悔しいやら情けないやら思わず泣けて来た上にこれからどうしよう。
途方に暮れていた夕菜に声をかけ、自らのマンションに泊めてくれたのは上司の東條だった。

東條は彼女から事情を聴き、内心怒りに燃えていた。
実は2年前から夕菜に好意を持っていた彼は、上司と言う立場上迂闊に告白も出来ず、静かに見守っていた。だが、後悔先に立たず。夕菜は大樹と付き合うことに。
もうすぐ結婚するとも聞いていたのに、こんな事態に陥っていたとは。
遠慮する彼女に新しい住居が見つかるまでと説得し、空き部屋に居候させることに成功した東條は、翌日ミサが大樹と結婚すると部署内で自慢しているのを目にし、意趣返しでこれから自分が気兼ねなく夕菜にアタックすると宣言。ミサの筋違いな自慢話よりも会長の孫である東條の宣言の方がインパクト抜群であっという間に社内に広まったことで、してやったりと彼はほくそ笑んだ。

大樹が今更慌てていたようだがもう遅い。
同居中に夕菜と親睦を深めていく東條だったが、あれほど優秀なのに彼女は自己肯定感がとんでもなく低くて衝撃を受けていた。
どうやら大樹があれこれ夕菜の生活に口出ししていたらしい。
そんなことはないと彼女を褒め、少しでも自信に繋がればとイメージチェンジも薦めた。おかげで仲の良い先輩社員からも指摘される程垢ぬけて来た夕菜は最近男性社員からもウケが良いと聞く。
一方、自分に自信を持ち始めた夕菜は東條に感謝するとともに段々と惹かれていく気持ちに気付いたが、同居してるのに手を出されないのは女として魅力がないから?と思い込み落ち込んでいた。
だが、そんなある日、ちょっとしたトラブルを機に、二人は一線を越えてしまい・・・。


この一件から、誤解もあって少し二人の関係がぎくしゃくしてしまうんですけど、結局、両想いと判って最終的に交際に発展します。
その間にあの性悪女・ミサが自らが起こした騒動で周囲からの評価をさらに下げ、東條の怒りを買って相応の処分を受けることに。
人の彼氏を寝取って勝ち誇るくらいでやめときゃよかったのにねぇ。
(そもそもこの時点で結婚間近のカップルを破綻させたと白い目で見られてたけど)
何故、騒ぎを大きくするのか。承認欲求が強いのかしら。
大樹も馬鹿な奴だったけど、謝罪した上に敷金礼金を返金してきたことは評価しよう(何様?)でも、出来の良い彼女を可愛げがないとか言って貶めるのはモラハラよ。
あと自宅で化粧してない女はダメとか何様だ。
初カレだったからしょうがないとはいえ、夕菜も男を見る目が無かったんですよね。つくづく、東條が当時勇気を出して告白してれば、と思わないでもない。

あと、東條が何故ここまで夕菜に惚れてたのか、彼目線のエピソードで語られてましたが、確かにあれは惚れるわと納得。


評価:★★★★☆





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最終更新日  2023.11.16 12:06:14
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