つきあたりの陳列室

一日三錠モーツァルト

カテゴリ： Music

母がインスタントコーヒーを買ったときに当てた，リラクゼーション用CDの１曲めは 「フィガロの結婚」序曲 です。たらりらり，たらりらりらりらりらり，と管楽器の浮き立つアレグロ。ポップでグレイトでタイムレスなアイコン，まがうかたなきモーツァルト。

☆

そして，何でもいいからモーツァルトを聴きたかったときに買った，黒とピンク2色のシンプルなジャケットの廉価版CDは， ピアノ協奏曲21番 から始まる。下流の川の岸辺で夕暮れを迎えている気分になる。綺麗だと思う。最近よく頭に思い浮かぶ曲。

その第2楽章を聴いていたら「みじかくもうつくしく燃え」という題を思い出した。CDの解説を見たらたしかにそう書いてある。でも何でおれ分かったんだろ？それを読んだ記憶ないのに。それはその曲が使われた映画のタイトルだと書いてあったけど，そんな知識は全くなかった。その映画を見たこともないし，「田園」みたく昔につけられた呼び名かと思っていた。まあそんなこともあるでしょう。

その「黒ピンクCD」にはもう一曲，良く聴く短調のピアノ曲が入っている。 ロンド・イ短調 。最近よく朝に納豆なんか食べながら聴いてるんだ。

Tcapto.two.near

Tillandsia caput-medusae

確か以前，デヘヘヘラーさんに「毎日モーツァルト」という番組があることを教えてもらったけど（ありがとうございました。），今日新聞のテレビ欄を見ていて急に思い出した。NHK-BS2。録画してみた。再放送だろうけど，なぜか1日3回もモーツァルトという題の番組をやっている。連続テレビ小説みたいだ。「みんなの歌」には負けるけど。

そこでは皇帝なんたらの戴冠式で上演した，オペラ曲をやっていた。モーツァルトがプラハで最後に指揮した曲だって。曲は今ひとつぱっとしなかったけど番組は気に入った。また録画しよう。世界史つねに90点以上だったぼくだけど，その皇帝の名は聞いた記憶がない。肖像画もぱっとしなかったし，かわいそうなカイザル。そしておやすみ。ジョンも。

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