ユーハイム~ド定番から新作までちょっと紹介
ユーハイムのお土産あれこれ・・・
ユーハイムさんの絵本まで出たとは感激
第一次世界大戦~日本は日英同盟に基づいて ドイツ帝国
に宣戦、中国青島のドイツ軍拠点を攻略しました。このとき、捕虜として日本に連れてこられた中に、 菓子職人カール・ユーハイム
がいた訳です。カール・ユーハイムは、大正8年3月4日、廣島県物産陳列館(今の 原爆ドーム
)で行われた「ドイツ俘虜製作品展覧会」にバウムクーヘンを出品、大好評を博しました。日本におけるバウムクーヘンの歴史が、あの原爆ドームの建物から始まったとは、歴史の数奇な一面を感じさせます。そしてユーハイムの包装紙が「帝政ドイツ国旗」のデザインであるのも納得です。ユーハイムは、帝政時代のドイツをそのまま保存している訳です。
我々が普段目にしているユーハイムのお店が全国展開するまでには、それはそれは気の遠くなるような道程がありました。カール・ユーハイム本人が、志半ばで病によりこの世を去ったのは、昭和20年8月14日と伝えられています。戦後の平和な日本を見ることなく亡くなったのですね。残された家族や支援者が今日の姿を築いた訳で、とにかく敬意を表せずにはいられません。
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ユーハイム社のバウムクーヘンがDLGの金賞を受賞~ところでDLGって何?
Deutdche Landwirtschafts Gesellschaft e.V~なんて長いつづりだよ(笑)。日本語に直すとドイツ農業協会だそうで、加工食品の品評会を行う権威ある団体。そもそもバウムクーヘンと名乗るためには、厳格な基準を満たさないと「名乗ることも出来ない」そうです。例えば「マーガリンでは駄目、バターを使うこと」「生地に膨張剤を使ってはいけない」などなど、材料の配合基準まで決められているのです。
こういうところがドイツらしい。大麦麦芽100%でないとビールを名乗れないし、訓練を修了しないとシェパードを名乗れない、商品名だけでなく品質も現すという考え方は一理あるが、似たようなものしか作れない、融通の利かない一面も否めない。このヘンの頑固さがドイツですよ!
ユーハイムカフェで「アフタヌーン・ティー」を愉しむ・・・
いつか行ってみたいと思ってたのは、 東京
に一か所だけある 「バウムクーヘンカフェ」
~場所は二子玉川駅前の高島屋だ。全く違う生活圏ながら、ただそれだけのために行くきっかけとなったのは、「三段重ねのアフタヌーン・ティーのセットが二人で参千円とは安い!」というお得感に釣られてのことだった。
自分で「バウムクーヘンカフェ」を表現してみた
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