ゲミュートリッヒな暮らし~Seit 2005

ゲミュートリッヒな暮らし~Seit 2005

ユーハイム~究極のバウムクーヘン

★サイトマップ&ご案内

ユーハイム~究極のバウムクーヘン


★拙者がユーハイム党なのは 大阪在住時代 の影響
 白地に赤と黒の帯のついたユーハイムの包装紙を見るたびに、今は亡き祖父のことを思い出します。祖父の家に遊びに行った帰り、あらかじめ近鉄百貨店で仕入れたユーハイムのクッキーやらバウムクーヘンを拙者に持たせてくれたのです。あの頃は幼かったので、白地に赤と黒の帯の包装紙は、旧 帝政ドイツ 国旗を意味していることを、拙者は理解していませんでした。もちろん、ユーハイムの創始者が本当にドイツ人だと云うことも知りませんでした。ユーハイムと云えば、祖父からもらうお菓子のことだったのです。あれから数十年の長いお付き合いですが、ちっとも飽きないのは「ブレない」「媚びない」本物のお菓子だからでしょう。


ユーハイム~ド定番から新作までちょっと紹介



DLG (ドイツ農業協会) 金賞受賞のバウムクーヘン~何十年経っても変わらぬあの美味しさをお届けいたします。ブレないドイツ菓子の神髄がここに!ちなみに正当な切り方は↑のとおり。



リープヘン です。同じの何十年やってんでしょうかねぇ。ブレないのがドイツ菓子、飽きないのがドイツ菓子、確かな品質をお届けです。



テーゲベック も何十年経っても変わりません!そら、羊羹やカステラがあまり変わらないのと同じです。缶だけ時々デザイン変わるんです。


ユーハイムのお土産あれこれ・・・


 画像左上は、札幌赴任後の ホワイトデー で母上に送りました (札幌時代) 。照れ臭かったけど、善き思い出であります。画像右上は、親戚からいただくユーハイムのセット。世界で最も美しいお菓子の箱ですよ。毎回ありがとうございます。


↑JR札幌駅のJRタワー開業10周年を記念して素敵なバウムクーヘンが誕生! (ブログ日記編より) ~懐かしいネタです。ホワイトデーで彼女に持って行って、結局半分もらって自分のアパートに持って帰ったんです。帰り道が猛烈な吹雪で、とてもスーパーまで足を延ばせる状況じゃなくて、その日はバウムクーヘンで食いつないだ訳です。


ユーハイムさんの絵本まで出たとは感激


 第一次世界大戦~日本は日英同盟に基づいて ドイツ帝国 に宣戦、中国青島のドイツ軍拠点を攻略しました。このとき、捕虜として日本に連れてこられた中に、 菓子職人カール・ユーハイム がいた訳です。カール・ユーハイムは、大正8年3月4日、廣島県物産陳列館(今の 原爆ドーム )で行われた「ドイツ俘虜製作品展覧会」にバウムクーヘンを出品、大好評を博しました。日本におけるバウムクーヘンの歴史が、あの原爆ドームの建物から始まったとは、歴史の数奇な一面を感じさせます。そしてユーハイムの包装紙が「帝政ドイツ国旗」のデザインであるのも納得です。ユーハイムは、帝政時代のドイツをそのまま保存している訳です。

 我々が普段目にしているユーハイムのお店が全国展開するまでには、それはそれは気の遠くなるような道程がありました。カール・ユーハイム本人が、志半ばで病によりこの世を去ったのは、昭和20年8月14日と伝えられています。戦後の平和な日本を見ることなく亡くなったのですね。残された家族や支援者が今日の姿を築いた訳で、とにかく敬意を表せずにはいられません。

ユーハイム社のバウムクーヘンがDLGの金賞を受賞~ところでDLGって何?

 Deutdche Landwirtschafts Gesellschaft e.V~なんて長いつづりだよ(笑)。日本語に直すとドイツ農業協会だそうで、加工食品の品評会を行う権威ある団体。そもそもバウムクーヘンと名乗るためには、厳格な基準を満たさないと「名乗ることも出来ない」そうです。例えば「マーガリンでは駄目、バターを使うこと」「生地に膨張剤を使ってはいけない」などなど、材料の配合基準まで決められているのです。
 こういうところがドイツらしい。大麦麦芽100%でないとビールを名乗れないし、訓練を修了しないとシェパードを名乗れない、商品名だけでなく品質も現すという考え方は一理あるが、似たようなものしか作れない、融通の利かない一面も否めない。このヘンの頑固さがドイツですよ!



ユーハイムカフェで「アフタヌーン・ティー」を愉しむ・・・

 いつか行ってみたいと思ってたのは、 東京 に一か所だけある 「バウムクーヘンカフェ」 ~場所は二子玉川駅前の高島屋だ。全く違う生活圏ながら、ただそれだけのために行くきっかけとなったのは、「三段重ねのアフタヌーン・ティーのセットが二人で参千円とは安い!」というお得感に釣られてのことだった。


 11月も下旬だったので日が暮れるのも早く、アフタヌーンティーの雰囲気では無かったが、既に冬のライトアップが始まっていて、このとおりムードはなかなかよろしい。さて、店頭で早くもコケそうになったのは、アフタヌーン・ティーのセットが参千円でなく四千円になっていたから。なんでや?と、スマホでユーハイムのホームページを見直して、再びコケそうになった。 「3,000円~」 という微妙な表現。「~」という記号は白紙委任状みたいな意味で、これって時価?よう分からん!確かに二子玉川で一人1,500円はお得感あり過ぎると思ってたが・・・。
 大阪生まれの拙者は肌感覚で、「大阪やったら非難殺到やがな」と苦笑い。ちなみにユーハイムのレストランは神戸にあっても大阪には無かったように記憶している。


 さて、例の「アフタヌーン・ティー」のセットは、1段目と2段目が軽いおかずメニューで最上階がデザート。店員さんがワゴンで丸太みたいなバウムクーヘンを運んで来て、目の前で切り分けて最上階のお皿に盛り付けていく。別に厨房で切っておけばいい話だが、これはある種のパフォーマンスらしくて、他のお客さんの視線が一斉に集まった!中には「あれにすれば良かった」と言う声も。逆に、これを食べなかったら来た意味ないでしょ!ちなみに、本物のバウムクーヘンは材木みたいな状態から垂直ではなく 水平に切り分けて 食べるのが正統。


 縁起物とされるバウムクーヘン、自分の人生とか夫婦生活とか、順調に年輪を重ねられるよう祈願して二子玉川を後にした。で、後で知ったことだが、バウムクーヘンカフェは数年後に閉店してしまったそうだ。現実は何とも厳しいもので、全てのものが順調に年輪を重ねられる訳では無いのだ。


自分で「バウムクーヘンカフェ」を表現してみた


 バウムクーヘンカフェが閉店してしまったのは仕方ないことなので、結局、自分で「勝手にバウムクーヘンカフェ」を表現してみた。 「三月のライオンカフェ」 で食べたソーセージとザワークラウトのホットドッグに、 メリタ のコーヒーミルで挽いてメリタのドリッパーで淹れたコーヒーと共にいただく。 帝政ドイツ ヲタ全開の作品であります!


 さらにさらに、 拙書 の読者様から マンゴー をいただいた。素晴らしい食材をいただき、200%活用せねばならぬと意気込んで「マンゴー&バウムパフェ」を作成。嫁さんから「なんでユーハイムをわざわざ乗っけるの」と突っ込みが入った。とにかく何でも積み上げるのがパフェですよ! →詳しいお話はこちらから!


経済と暮らしのコーナー

・世界一ケチなドイツ人の節約術 ・金に投資する ・池田泉州銀行~華のイメージガール ・レトロ軽自動車萌ぇ~

・魅力ある鉄道といえば? ・阪神ファンと生活経済 ・ユーハイム~究極のバウムクーヘン


阪急阪神のページへ。







© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: